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第4話 街への道
翌朝。 鳥のさえずりと共に目覚めた俺は、最悪の気分だった。 体が痛い。地面が硬すぎた。 やはり野宿などするものではない。一刻も早く、羽毛布団のある宿屋に行かねば。
「おはようございます、師匠! 今日も良い天気ですな!」
横を見ると、ガルドが爽やかに笑っていた。 こいつ、一睡もしていないのではないか? 目がギンギンだ。
「……おはよう。行くぞ、弟子一号」 「ハッ! 朝食はどうされますか?」 「歩きながら食べる。早く街に行きたい」
俺たちは街道を歩き出した。 目指すは、大陸有数の城塞都市『バベル』。 ここから徒歩で半日ほどの距離だ。
道中、何度か魔物に遭遇した。 街道沿いに出るのは、ゴブリンやウルフといった低級モンスターばかりだ。 Sランク冒険者のガルドにとっては、準備運動にもならない雑魚敵である。
「フンッ!」
ガルドが大剣を一振りする。 それだけでゴブリンが三匹まとめて空の彼方へ飛んでいった。
「さすがだな、ガルド」 「いえ! 師匠の指弾に比べれば、俺の剣など棒切れのようなもの……。もっと精進します!」
こいつの基準はどこにあるんだ。 まあ、護衛としては優秀だ。俺は後ろで欠伸をしていればいい。
……と思っていたのだが。
「グルルルゥ……」
森の奥から、少し大きめの影が現れた。 ブラックベアだ。 Cランク相当の魔物で、新米冒険者なら全滅しかねない相手だが、今のガルドなら問題ないはずだ。
「む、熊か。師匠、下がっていてくだせぇ」 「ああ」
ガルドが大剣を構える。 しかし、熊の動きが妙に速かった。 野生の勘か、ガルドの剣筋を読み、バックステップで躱(かわ)したのだ。 そして、ガルドの死角に回り込み、鋭い爪を振り下ろそうとした。
「(……遅い)」
俺の目には、すべてがスローモーションに見えた。 ガルドの体勢は崩れている。このままだと、かすり傷くらいは負うかもしれない。 弟子の怪我を見るのは、寝覚めが悪い。 俺は道端に落ちていた小石を拾った。
親指と中指で弾く。デコピンの要領で。
シュッ。
風切り音すら置き去りにする速度で、小石が飛んだ。 小石は熊の眉間に着弾し、そのまま頭蓋骨を貫通して、後ろの木にめり込んだ。
ドサッ。
熊が糸切れた人形のように倒れる。 ちょうど、ガルドが体勢を立て直し、振り返ったタイミングだった。
「せあッ!!」
ガルドの裏拳が、すでに死んでいる熊の鼻先にヒットした。 ビクンッ、と熊の死体が跳ねる。
「……あれ?」
ガルドが首を傾げた。 手応えが軽すぎたのだろう。 俺はすかさず拍手をした。パチパチパチ。
「すごいすごい。気迫だけで殺したね」 「き、気迫だけで……!? 俺が!?」
ガルドが自分の拳を見つめ、戦慄している。
「まさか……剣を振るうまでもなく、殺気だけで相手の生命活動を停止させたというのか……!? これが、師匠のシチューを食べた効果……!」
違う。物理演算の結果だ。 だが、訂正はしない。 俺がやったとバレたら、「また神業を!」と騒がれるからだ。 手柄はすべて弟子に譲る。これぞ理想の上司(ニート)である。
「そうだ。お前は強くなった。自信を持て」 「はいッ!! ありがとうございます師匠!!」
ガルドは感涙にむせびながら、熊の死体をアイテム袋に回収していた。 毛皮と肉が高く売れるらしい。 よしよし。これで今夜の宿代も安泰だ。
◇
昼過ぎ。 ようやく、巨大な城壁が見えてきた。 城塞都市バベル。 冒険者ギルドの本部があり、多くの冒険者や商人で賑わう、この辺りでは一番の大都市だ。
巨大な門の前には、入街待ちの行列ができていた。 俺たちは最後尾に並ぶ……ことはしなかった。 ガルドがズカズカと先頭へ歩いていくからだ。
「おい、通すぞ」 「げっ、ガルドさん!?」
門番の兵士たちが、ガルドを見るなり直立不動になった。 やはりSランクの顔パス効果は絶大だ。
「お疲れ様です! 今日は早かったですね」 「ああ。……で、こいつは俺の連れだ」
ガルドが俺を親指で指す。 兵士たちの視線が俺に集中した。 十歳の美少女と、傷だらけの巨漢。 どう見ても怪しい組み合わせだ。
「あー……ガルドさん? その子は……?」 「俺の……」
ガルドが言い淀む。 「師匠」と言おうとして、俺の鋭い視線に気づいたらしい。 ここで師匠と言えば、「ガルドの師匠=ヤバい人」と認識されてしまう。 ガルドは冷や汗をかきながら、言葉を修正した。
「……俺の、遠い親戚の子供だ。預かることになった」 「ああ、なるほど! 姪っ子さんですか!」
兵士たちは納得したような顔をした。 無理がある設定だが、Sランク冒険者に逆らいたくないのだろう。
「身分証は?」 「ない。田舎から出てきたばかりでな」 「了解です! ガルドさんの身元保証なら問題ありません。新規発行はギルドでお願いしますね」
あっさりと通った。 権力って素晴らしい。 俺は兵士たちに「ありがとー」とニコニコ手を振りながら、門をくぐった。
街の中は活気に満ちていた。 石造りの建物が並び、屋台からは香ばしい匂いが漂ってくる。 前世の記憶にある景色とあまり変わらないが、平和な空気は心地よい。
「さて、まずはギルドだな」
俺は呟いた。 冒険者ギルドに登録し、身分証を手に入れなければならない。 この世界では、ギルドカードが最強の身分証明書になる。 それがあれば、どこの国でも入れるし、換金もスムーズだ。
ただし、問題が一つある。 登録時の「ステータス測定」だ。 あそこで「レベル999」などと表示されたら、即座に国軍に連行されるだろう。
「(……偽装工作が必要だな)」
俺は歩きながら、こっそりと隠蔽魔法の術式を編み始めた。 目指すは「レベル1の遊び人」。 無害で、か弱く、誰も気に留めないモブキャラ。
そう、俺は今日からモブになるのだ。
「おはようございます、師匠! 今日も良い天気ですな!」
横を見ると、ガルドが爽やかに笑っていた。 こいつ、一睡もしていないのではないか? 目がギンギンだ。
「……おはよう。行くぞ、弟子一号」 「ハッ! 朝食はどうされますか?」 「歩きながら食べる。早く街に行きたい」
俺たちは街道を歩き出した。 目指すは、大陸有数の城塞都市『バベル』。 ここから徒歩で半日ほどの距離だ。
道中、何度か魔物に遭遇した。 街道沿いに出るのは、ゴブリンやウルフといった低級モンスターばかりだ。 Sランク冒険者のガルドにとっては、準備運動にもならない雑魚敵である。
「フンッ!」
ガルドが大剣を一振りする。 それだけでゴブリンが三匹まとめて空の彼方へ飛んでいった。
「さすがだな、ガルド」 「いえ! 師匠の指弾に比べれば、俺の剣など棒切れのようなもの……。もっと精進します!」
こいつの基準はどこにあるんだ。 まあ、護衛としては優秀だ。俺は後ろで欠伸をしていればいい。
……と思っていたのだが。
「グルルルゥ……」
森の奥から、少し大きめの影が現れた。 ブラックベアだ。 Cランク相当の魔物で、新米冒険者なら全滅しかねない相手だが、今のガルドなら問題ないはずだ。
「む、熊か。師匠、下がっていてくだせぇ」 「ああ」
ガルドが大剣を構える。 しかし、熊の動きが妙に速かった。 野生の勘か、ガルドの剣筋を読み、バックステップで躱(かわ)したのだ。 そして、ガルドの死角に回り込み、鋭い爪を振り下ろそうとした。
「(……遅い)」
俺の目には、すべてがスローモーションに見えた。 ガルドの体勢は崩れている。このままだと、かすり傷くらいは負うかもしれない。 弟子の怪我を見るのは、寝覚めが悪い。 俺は道端に落ちていた小石を拾った。
親指と中指で弾く。デコピンの要領で。
シュッ。
風切り音すら置き去りにする速度で、小石が飛んだ。 小石は熊の眉間に着弾し、そのまま頭蓋骨を貫通して、後ろの木にめり込んだ。
ドサッ。
熊が糸切れた人形のように倒れる。 ちょうど、ガルドが体勢を立て直し、振り返ったタイミングだった。
「せあッ!!」
ガルドの裏拳が、すでに死んでいる熊の鼻先にヒットした。 ビクンッ、と熊の死体が跳ねる。
「……あれ?」
ガルドが首を傾げた。 手応えが軽すぎたのだろう。 俺はすかさず拍手をした。パチパチパチ。
「すごいすごい。気迫だけで殺したね」 「き、気迫だけで……!? 俺が!?」
ガルドが自分の拳を見つめ、戦慄している。
「まさか……剣を振るうまでもなく、殺気だけで相手の生命活動を停止させたというのか……!? これが、師匠のシチューを食べた効果……!」
違う。物理演算の結果だ。 だが、訂正はしない。 俺がやったとバレたら、「また神業を!」と騒がれるからだ。 手柄はすべて弟子に譲る。これぞ理想の上司(ニート)である。
「そうだ。お前は強くなった。自信を持て」 「はいッ!! ありがとうございます師匠!!」
ガルドは感涙にむせびながら、熊の死体をアイテム袋に回収していた。 毛皮と肉が高く売れるらしい。 よしよし。これで今夜の宿代も安泰だ。
◇
昼過ぎ。 ようやく、巨大な城壁が見えてきた。 城塞都市バベル。 冒険者ギルドの本部があり、多くの冒険者や商人で賑わう、この辺りでは一番の大都市だ。
巨大な門の前には、入街待ちの行列ができていた。 俺たちは最後尾に並ぶ……ことはしなかった。 ガルドがズカズカと先頭へ歩いていくからだ。
「おい、通すぞ」 「げっ、ガルドさん!?」
門番の兵士たちが、ガルドを見るなり直立不動になった。 やはりSランクの顔パス効果は絶大だ。
「お疲れ様です! 今日は早かったですね」 「ああ。……で、こいつは俺の連れだ」
ガルドが俺を親指で指す。 兵士たちの視線が俺に集中した。 十歳の美少女と、傷だらけの巨漢。 どう見ても怪しい組み合わせだ。
「あー……ガルドさん? その子は……?」 「俺の……」
ガルドが言い淀む。 「師匠」と言おうとして、俺の鋭い視線に気づいたらしい。 ここで師匠と言えば、「ガルドの師匠=ヤバい人」と認識されてしまう。 ガルドは冷や汗をかきながら、言葉を修正した。
「……俺の、遠い親戚の子供だ。預かることになった」 「ああ、なるほど! 姪っ子さんですか!」
兵士たちは納得したような顔をした。 無理がある設定だが、Sランク冒険者に逆らいたくないのだろう。
「身分証は?」 「ない。田舎から出てきたばかりでな」 「了解です! ガルドさんの身元保証なら問題ありません。新規発行はギルドでお願いしますね」
あっさりと通った。 権力って素晴らしい。 俺は兵士たちに「ありがとー」とニコニコ手を振りながら、門をくぐった。
街の中は活気に満ちていた。 石造りの建物が並び、屋台からは香ばしい匂いが漂ってくる。 前世の記憶にある景色とあまり変わらないが、平和な空気は心地よい。
「さて、まずはギルドだな」
俺は呟いた。 冒険者ギルドに登録し、身分証を手に入れなければならない。 この世界では、ギルドカードが最強の身分証明書になる。 それがあれば、どこの国でも入れるし、換金もスムーズだ。
ただし、問題が一つある。 登録時の「ステータス測定」だ。 あそこで「レベル999」などと表示されたら、即座に国軍に連行されるだろう。
「(……偽装工作が必要だな)」
俺は歩きながら、こっそりと隠蔽魔法の術式を編み始めた。 目指すは「レベル1の遊び人」。 無害で、か弱く、誰も気に留めないモブキャラ。
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