24 / 59
3章
誰と踊るの1※サランの場合
「うわっ! ユノ、アンドレア様とイヴァン様と三人で入場してきた!」
サランと同じテーブルに着いていたトミーが驚きの声を上げたが、三人で会場に入ってきたのを見て驚いたのは、スタンダードクラスだけでなく会場中が驚いているようだった。
生徒会のメンバーはパートナーと二人で入場してくるのが慣例なので、三人での入場はとても目立っていた。でもざわめきの理由はそれだけではない。
「うわぁ……でも今日のユノカッコいい……二人と並んでも遜色ない」
スタンダードクラスのテーブルからはそんな声も聞こえた。
「うん。ユノは本当に、かっこいい……」
サランが身支度を手伝ったユノはとっても素敵で、貴族生まれのイヴァンとアンドレアと並んでも見劣りせず、とっても誇らしかった……少しだけ、胸が痛かったのは、一緒に会場まで来たのに、自分だけ遠いところにいるような気がしたから。
――でも、あんな風に目立って入場するのは僕には荷が重いし、一緒に入場したかったかと聞かれれば、それは『否』なんだけどさ。
サランは自分の気持ちがよく分からなくて、溜息を吐いた。
いつの間にか食事は始まっていて、サランは機械的に料理を口に運んだ。
出てくる料理はどれもとびきり美味しかったのに、砂を噛んでいるようだった。
ユノが取られて悲しいのか、自分があの輪の中に入れなくて寂しいのか、自分の気持ちなのに分からない。
食事にも友達との会話にも集中できないまま時は過ぎ、いつの間にかダンスパーティの時間になっていた。
スタンダードクラスのサラン達からは離れた中央のダンスフロアでは恐らくキリヤあたりが踊っているのだろう。盛り上がっている様子が伺えた。
「そういえばサランは今日誰とダンス踊るの? さっき話していたナナちゃん?」
不意に隣に座るジェイコブがサランに尋ねた。
「え? ダンス? えーと……そう、ナナと約束してるよ」
ダンスという言葉を聞き、三人はどうやって踊るのだろうか、という考えに囚われてしまい、サランはすぐに答えられなかった。
「いいなぁ、羨ましい」
――ユノはイヴァンがパートナーと言っていたからイヴァンと踊るのかな……キリヤ会長と踊るのはきっと難しいよね。
一緒にいたスタンダードクラスの生徒たちは口々に羨ましがったけれど、サラン自身の中にある複雑な思いや、ユノ以外と踊るキリヤを近くで見ているであろうユノの気持ちを慮ったりしていたら、そんな声は耳に入ってこなかった。
あの赤い目立つ男はダンスのパートナーがいるのだろうか。
見目は頗るいいし、誰もが嫁ぎたいと思うような家柄でもある。
性格に多少難があっても、まぁ優しいところもあるし引く手は数多だろう。
「……アンドレアのダンスのパートナーは僕が気にすることでもないか」
「サラン!! 探したわよ!! そろそろ一曲目が始まるわよ!」
思わず呟いてしまったが、目の前にナナが現れてサランは我に返った。
去年の交流会で知り合った魔女のナナはベタベタしてこないし、話が合うさっぱりした子。
「あれ? ナナ、去年より背が伸びた?」
ダンスを楽しみながら彼女に尋ねると、ふふと、彼女は嬉しそうに笑った。
「わかる? 五センチも伸びたのよ」
そう言ってクルリとターンを決めると、イエローのドレスがふわっと揺れた。
「いいなぁ。僕なんて一センチも伸びなかったよ。男は二十歳まで伸びるって、あれは嘘だね」
「サランは小さいところがキュートでいいんじゃない。最近は可愛い男の子好きな女の子、多いわよ」
サランとそう目線が変わらないナナは大きな瞳を丸めた。
可愛い。とても魅力的だし、話していても楽しいんだけれど。
他のことを考えていてもさらっと会話出来てしまうこの子とは、なんとなくこの先には進まないことは分かっていた。もちろんナナも分かっているだろうし、二人の暗黙の了解だ。
年に一度の交流会で踊るだけ。
ロマンチックに聞こえなくもないけれど、二人の間にはロマンチックな空気はない。
ユノの好きな曲が生演奏で美しく飾られた学校の大広間に響き渡る。
ユノは少しでも楽しんでいるかなぁ。
そんなことを考えながら踊っていると、一曲が終わってしまった。
「ありがとう。サラン。今年もあなたとダンス踊れて楽しかったわ。お互いパートナーが見つからなかったら来年また一緒に過ごしましょう」
そう微笑んでナナは美しいイエローを翻して行ってしまった。
「あの……サランさん。私とも一曲いいですか?」
薄桃色のドレスを着た女の子に声を掛けられた。
「あ、昼間の交流会で……」
「はい。昼間の交流会でサランさんに治癒学の授業の説明をしていただきました」
ドレスのように頬を桃色に染めた女の子。
ちょっと厄介だな、と思ったけれど、ここで断れば恥をかかせてしまう。
「いいよ。一曲だけなら踊ろうか」
サランがそう言うと、嬉しそうに彼女は頷いた。
一曲だけ踊り、ごめんね。約束があるから。と言ってその子とは離れた。
昼間の交流会の時に名前を教えてもらった気がするけれども、踊り終わるまでに思い出すことはできなかった。
彼女と離れた途端今度はグリーンのドレスを纏った女の子にダンスを誘われて、サランは三曲続けてダンスを踊る羽目になった。
断る理由も見つからず、彼女とも踊った。
「……っ」
「あっごめんなさいっ」
三曲目の彼女はあまりダンスが得意でないらしく、細いピンヒールの踵でサランの足を踏んだのだ。
「だ……大丈夫。気にしないで」
そう言って微笑んだものの、踏まれた足は酷く痛んだ。
三曲目が踊り終わると踏まれた痛みと疲れで、女の子に声を掛けられる前に会場係のスタッフからグラスに入った飲み物を受け取り、急いで人目の付かない壁際に避難した。
ふわふわしていて可愛らしい。
そうみんながサランのことをそう言う。
多分、女の子にはそこそこモテる。
だけど、超一流の男には声を掛けづらい中、サランなら気軽に声を掛けやすいといった程度であるのはサランはよく自覚していた。
「あー疲れた」
そう言って踏まれた足に治癒魔法を掛けようとしたその時だった。
「あの……サランさん。次の曲踊っていただけませんか?」
元気いっぱいのオレンジ色のドレスを着た子。
色とりどりのドレスはサランの目を楽しませてくれたけれど。
最近の女の子はなんて積極的なんだ……!!
今日はもうお腹いっぱいだから帰りたい。
でも女の子に恥をかかせるわけにはいかないよね。
そう思ってサランが口を開いた時だった。
「サランとは俺が次に踊る約束をしているんだ。申し訳ないが他の人を当たってもらえるだろうか?」
そう、腰に響くような低い声が聞こえた。
まさか。
よく知る男の声と似ているが、こんな紳士的な話し方ができるヤツじゃない。
そう思って慌てて振り返ったサランは驚きであんぐりと口を開けてしまった。
この男のいつもと違う様子にものすごく驚いてしまったんだから、無理もない。
サランと同じテーブルに着いていたトミーが驚きの声を上げたが、三人で会場に入ってきたのを見て驚いたのは、スタンダードクラスだけでなく会場中が驚いているようだった。
生徒会のメンバーはパートナーと二人で入場してくるのが慣例なので、三人での入場はとても目立っていた。でもざわめきの理由はそれだけではない。
「うわぁ……でも今日のユノカッコいい……二人と並んでも遜色ない」
スタンダードクラスのテーブルからはそんな声も聞こえた。
「うん。ユノは本当に、かっこいい……」
サランが身支度を手伝ったユノはとっても素敵で、貴族生まれのイヴァンとアンドレアと並んでも見劣りせず、とっても誇らしかった……少しだけ、胸が痛かったのは、一緒に会場まで来たのに、自分だけ遠いところにいるような気がしたから。
――でも、あんな風に目立って入場するのは僕には荷が重いし、一緒に入場したかったかと聞かれれば、それは『否』なんだけどさ。
サランは自分の気持ちがよく分からなくて、溜息を吐いた。
いつの間にか食事は始まっていて、サランは機械的に料理を口に運んだ。
出てくる料理はどれもとびきり美味しかったのに、砂を噛んでいるようだった。
ユノが取られて悲しいのか、自分があの輪の中に入れなくて寂しいのか、自分の気持ちなのに分からない。
食事にも友達との会話にも集中できないまま時は過ぎ、いつの間にかダンスパーティの時間になっていた。
スタンダードクラスのサラン達からは離れた中央のダンスフロアでは恐らくキリヤあたりが踊っているのだろう。盛り上がっている様子が伺えた。
「そういえばサランは今日誰とダンス踊るの? さっき話していたナナちゃん?」
不意に隣に座るジェイコブがサランに尋ねた。
「え? ダンス? えーと……そう、ナナと約束してるよ」
ダンスという言葉を聞き、三人はどうやって踊るのだろうか、という考えに囚われてしまい、サランはすぐに答えられなかった。
「いいなぁ、羨ましい」
――ユノはイヴァンがパートナーと言っていたからイヴァンと踊るのかな……キリヤ会長と踊るのはきっと難しいよね。
一緒にいたスタンダードクラスの生徒たちは口々に羨ましがったけれど、サラン自身の中にある複雑な思いや、ユノ以外と踊るキリヤを近くで見ているであろうユノの気持ちを慮ったりしていたら、そんな声は耳に入ってこなかった。
あの赤い目立つ男はダンスのパートナーがいるのだろうか。
見目は頗るいいし、誰もが嫁ぎたいと思うような家柄でもある。
性格に多少難があっても、まぁ優しいところもあるし引く手は数多だろう。
「……アンドレアのダンスのパートナーは僕が気にすることでもないか」
「サラン!! 探したわよ!! そろそろ一曲目が始まるわよ!」
思わず呟いてしまったが、目の前にナナが現れてサランは我に返った。
去年の交流会で知り合った魔女のナナはベタベタしてこないし、話が合うさっぱりした子。
「あれ? ナナ、去年より背が伸びた?」
ダンスを楽しみながら彼女に尋ねると、ふふと、彼女は嬉しそうに笑った。
「わかる? 五センチも伸びたのよ」
そう言ってクルリとターンを決めると、イエローのドレスがふわっと揺れた。
「いいなぁ。僕なんて一センチも伸びなかったよ。男は二十歳まで伸びるって、あれは嘘だね」
「サランは小さいところがキュートでいいんじゃない。最近は可愛い男の子好きな女の子、多いわよ」
サランとそう目線が変わらないナナは大きな瞳を丸めた。
可愛い。とても魅力的だし、話していても楽しいんだけれど。
他のことを考えていてもさらっと会話出来てしまうこの子とは、なんとなくこの先には進まないことは分かっていた。もちろんナナも分かっているだろうし、二人の暗黙の了解だ。
年に一度の交流会で踊るだけ。
ロマンチックに聞こえなくもないけれど、二人の間にはロマンチックな空気はない。
ユノの好きな曲が生演奏で美しく飾られた学校の大広間に響き渡る。
ユノは少しでも楽しんでいるかなぁ。
そんなことを考えながら踊っていると、一曲が終わってしまった。
「ありがとう。サラン。今年もあなたとダンス踊れて楽しかったわ。お互いパートナーが見つからなかったら来年また一緒に過ごしましょう」
そう微笑んでナナは美しいイエローを翻して行ってしまった。
「あの……サランさん。私とも一曲いいですか?」
薄桃色のドレスを着た女の子に声を掛けられた。
「あ、昼間の交流会で……」
「はい。昼間の交流会でサランさんに治癒学の授業の説明をしていただきました」
ドレスのように頬を桃色に染めた女の子。
ちょっと厄介だな、と思ったけれど、ここで断れば恥をかかせてしまう。
「いいよ。一曲だけなら踊ろうか」
サランがそう言うと、嬉しそうに彼女は頷いた。
一曲だけ踊り、ごめんね。約束があるから。と言ってその子とは離れた。
昼間の交流会の時に名前を教えてもらった気がするけれども、踊り終わるまでに思い出すことはできなかった。
彼女と離れた途端今度はグリーンのドレスを纏った女の子にダンスを誘われて、サランは三曲続けてダンスを踊る羽目になった。
断る理由も見つからず、彼女とも踊った。
「……っ」
「あっごめんなさいっ」
三曲目の彼女はあまりダンスが得意でないらしく、細いピンヒールの踵でサランの足を踏んだのだ。
「だ……大丈夫。気にしないで」
そう言って微笑んだものの、踏まれた足は酷く痛んだ。
三曲目が踊り終わると踏まれた痛みと疲れで、女の子に声を掛けられる前に会場係のスタッフからグラスに入った飲み物を受け取り、急いで人目の付かない壁際に避難した。
ふわふわしていて可愛らしい。
そうみんながサランのことをそう言う。
多分、女の子にはそこそこモテる。
だけど、超一流の男には声を掛けづらい中、サランなら気軽に声を掛けやすいといった程度であるのはサランはよく自覚していた。
「あー疲れた」
そう言って踏まれた足に治癒魔法を掛けようとしたその時だった。
「あの……サランさん。次の曲踊っていただけませんか?」
元気いっぱいのオレンジ色のドレスを着た子。
色とりどりのドレスはサランの目を楽しませてくれたけれど。
最近の女の子はなんて積極的なんだ……!!
今日はもうお腹いっぱいだから帰りたい。
でも女の子に恥をかかせるわけにはいかないよね。
そう思ってサランが口を開いた時だった。
「サランとは俺が次に踊る約束をしているんだ。申し訳ないが他の人を当たってもらえるだろうか?」
そう、腰に響くような低い声が聞こえた。
まさか。
よく知る男の声と似ているが、こんな紳士的な話し方ができるヤツじゃない。
そう思って慌てて振り返ったサランは驚きであんぐりと口を開けてしまった。
この男のいつもと違う様子にものすごく驚いてしまったんだから、無理もない。
あなたにおすすめの小説
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
悪役令息上等です。悪の華は可憐に咲き誇る
竜鳴躍
BL
異性間でも子どもが産まれにくくなった世界。
子どもは魔法の力を借りて同性間でも産めるようになったため、性別に関係なく結婚するようになった世界。
ファーマ王国のアレン=ファーメット公爵令息は、白銀に近い髪に真っ赤な瞳、真っ白な肌を持つ。
神秘的で美しい姿に王子に見初められた彼は公爵家の長男でありながら唯一の王子の婚約者に選ばれてしまった。どこに行くにも欠かせない大きな日傘。日に焼けると爛れてしまいかねない皮膚。
公爵家は両親とも黒髪黒目であるが、彼一人が色が違う。
それは彼が全てアルビノだったからなのに、成長した教養のない王子は、アレンを魔女扱いした上、聖女らしき男爵令嬢に現を抜かして婚約破棄の上スラム街に追放してしまう。
だが、王子は知らない。
アレンにも王位継承権があることを。
従者を一人連れてスラムに行ったアレンは、イケメンでスパダリな従者に溺愛されながらスラムを改革していって……!?
*誤字報告ありがとうございます!
*カエサル=プレート 修正しました。
悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放
大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。
嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。
だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。
嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。
混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。
琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う――
「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」
知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。
耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。
人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます
七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。
歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。
世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。
気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。