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4章
アンドレアの部屋1
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「ひぇ……ハイクラスの寮には平民は絶対入れないんだと思ってた……」
「ちゃんとエントランスで入館許可証もらったんだから、問題ないに決まってる。なんでそんなにビクビクしてるんだよ。俺が入っていいって言ったやつは犯罪者でもなけりゃ誰だって入れる」
アンドレアの広い背に隠れるようにして、豪奢なハイクラスの寮内をサランは歩いた。
「……でも滅多にこの寮に平民は来ないんじゃ……な……なんか視線が痛い……」
スタンダードクラス寮の質素な木造の寮とは違って、大理石の床には上質な絨毯が敷かれているし、あちこちに見るからに高価な調度品や絵画が飾られている。
そんな寮の廊下のあちらこちらから、ハイクラスの生徒や彼らの侍従の視線が飛んでくる。
「なんだ? ハイクラスの中に入ったら自信がないのかよ、サラン?」
アンドレアはちらりとサランを見て含み笑いをすると、サランは隠れていたアンドレアの背中をぐいっと押しやり前に出てきた。
「……っ……んなわけないっつーの!! ほら行くよ! アンドレアの部屋どこっ?」
「くくくっ……三階の南側五番な」
サランはアンドレアが笑うのを他所にずんずんと階段を上り、アンドレアの部屋がある三階南側五番の部屋の前に着いた。
「こ……ここ?」
重厚な金属の扉には金属プレートで三階の南側五番を示す部屋番号が示されていた。
サランの部屋の蹴破れそうな薄い木の扉とは大違いだ。
再び圧倒されたように押し殺した声を漏らしたサランが面白かったのか、またアンドレアは笑った。そして彼が指を回すと、魔法の力で鍵は開いた。
扉が開くと、いきなり室内が見えるようにはなっておらず、木製の扉がもう一つ現れた。もちろんサランとユノの寮の部屋の扉のような薄い木の扉ではなく、職人が丁寧に彫刻を施し、神殿にあるような美しいステンドグラスが嵌まった扉だ。
そこは施錠されておらず、アンドレアがドアノブを捻ると簡単に開いた。
「……わーお……すんごい、豪華ぁ」
その向こうに広がるアンドレアの部屋にサランは思わず声を上げた。
「……俺の部屋は普通のタイプのだぞ。キリヤ様の部屋の方がずっと豪華だ」
「あーそー……意外と赤ベースのインテリアじゃないんだ。真っ赤な絨毯とカーテンで、闘牛思い出すようなインテリアだったら、どうしようかと思った。アクセントに赤を使う感じかぁ」
「……どんな部屋だと思ってんだよ……」
「あはは。下品なくらい真っ赤な部屋? 意外にお洒落でびっくりした!」
「……生意気にも俺のことイジろうとしたな……」
アンドレアはサランのおでこを軽く指で突くので、サランは大口を開けて笑い、部屋の中を見せてもらった。
アンドレアの部屋に入ることに少し緊張していたのに、初めて入るハイクラスの部屋に思わず興奮してキョロキョロしてしまう。
濃紺の絨毯に濃紺のカーテン、カーテンを留めるタッセルだったり絨毯に施された繊細な刺繍の一部だったりに赤が使われているくらいで、とても落ち着いた部屋だった。
部屋の真ん中には、ソファとテーブルが置かれてあり、ベッドやデスクなどプライベートな時間のための家具は恐らく部屋の右側にある扉の向こうの部屋に置かれているのだろう。
「ね! ね! ソファ座っていい?」
「……ソファしか座るところないだろうが。勝手に座れよ」
アンドレアの制服の黒いローブの袖口をクイクイと引っ張って尋ねると、ぶっきらぼうに返された。
「なんだよ。勝手に座ったら、これだから平民はって言いそうじゃん……ま、いっか。おー! ソファふっかふかじゃん!!高貴な感じ!! あ……ガキみたいって呆れた……?」
思わずソファでお尻を跳ねさせると、アンドレアがじっとサランを見ていたので、決まりが悪くなって言った。
「え? いや……何でもない。俺がよく騎士団の訓練で疲れて寮に帰ることが多いから、侍従が特注品にしたからな」
何かを取り繕うように早口でアンドレアは言った。そして。
「え? ここ座んの?」
「……俺の部屋なんだからどこ座ろうが俺の勝手だろうが」
「だってさ、普通こういう向かい合わせにテーブル挟んでソファ置いた配置だと、隣には座らないよね? 向かい合って座るよね?」
隣に座ってきたアンドレアに驚いて思わずサランは言ったが、アンドレアは動かない。
横目でちらりとアンドレアを見上げると、精悍な赤い瞳はサランをじっと見つめていた。
黙って見つめられると、否が応でもあの夜を思い出す。
少し厚めのあの唇が触れたのだと思うと、耳の端からじわじわと熱くなってくる。
冗談やからかいであんなことするなんて、趣味が悪い!といつものように言いたいことを言ってしまえばすっきりするだろうに、喉の奥に奇妙に引っかかって出てこない。
そんなのサランらしくなくてモヤモヤする。あんなアンドレアの冗談に、自分ばかりが動揺しているのも嫌だった。
アンドレアから見たら、ダンスパーティでとっかえひっかえ女の子とサランが踊っていたからあんなことしたのかもしれないが、そんなことをするのはダンスの時くらいで、これまで一度たりとも女の子に不誠実な態度を取ったことはない。
キスだって女の子から戯れのようなものを何度かされたことがあるくらいで、サランの経験は浅いのだ。
「サラン……あの……」
アンドレアが掠れたような声で、サランの名を呼んだ。
「ちゃんとエントランスで入館許可証もらったんだから、問題ないに決まってる。なんでそんなにビクビクしてるんだよ。俺が入っていいって言ったやつは犯罪者でもなけりゃ誰だって入れる」
アンドレアの広い背に隠れるようにして、豪奢なハイクラスの寮内をサランは歩いた。
「……でも滅多にこの寮に平民は来ないんじゃ……な……なんか視線が痛い……」
スタンダードクラス寮の質素な木造の寮とは違って、大理石の床には上質な絨毯が敷かれているし、あちこちに見るからに高価な調度品や絵画が飾られている。
そんな寮の廊下のあちらこちらから、ハイクラスの生徒や彼らの侍従の視線が飛んでくる。
「なんだ? ハイクラスの中に入ったら自信がないのかよ、サラン?」
アンドレアはちらりとサランを見て含み笑いをすると、サランは隠れていたアンドレアの背中をぐいっと押しやり前に出てきた。
「……っ……んなわけないっつーの!! ほら行くよ! アンドレアの部屋どこっ?」
「くくくっ……三階の南側五番な」
サランはアンドレアが笑うのを他所にずんずんと階段を上り、アンドレアの部屋がある三階南側五番の部屋の前に着いた。
「こ……ここ?」
重厚な金属の扉には金属プレートで三階の南側五番を示す部屋番号が示されていた。
サランの部屋の蹴破れそうな薄い木の扉とは大違いだ。
再び圧倒されたように押し殺した声を漏らしたサランが面白かったのか、またアンドレアは笑った。そして彼が指を回すと、魔法の力で鍵は開いた。
扉が開くと、いきなり室内が見えるようにはなっておらず、木製の扉がもう一つ現れた。もちろんサランとユノの寮の部屋の扉のような薄い木の扉ではなく、職人が丁寧に彫刻を施し、神殿にあるような美しいステンドグラスが嵌まった扉だ。
そこは施錠されておらず、アンドレアがドアノブを捻ると簡単に開いた。
「……わーお……すんごい、豪華ぁ」
その向こうに広がるアンドレアの部屋にサランは思わず声を上げた。
「……俺の部屋は普通のタイプのだぞ。キリヤ様の部屋の方がずっと豪華だ」
「あーそー……意外と赤ベースのインテリアじゃないんだ。真っ赤な絨毯とカーテンで、闘牛思い出すようなインテリアだったら、どうしようかと思った。アクセントに赤を使う感じかぁ」
「……どんな部屋だと思ってんだよ……」
「あはは。下品なくらい真っ赤な部屋? 意外にお洒落でびっくりした!」
「……生意気にも俺のことイジろうとしたな……」
アンドレアはサランのおでこを軽く指で突くので、サランは大口を開けて笑い、部屋の中を見せてもらった。
アンドレアの部屋に入ることに少し緊張していたのに、初めて入るハイクラスの部屋に思わず興奮してキョロキョロしてしまう。
濃紺の絨毯に濃紺のカーテン、カーテンを留めるタッセルだったり絨毯に施された繊細な刺繍の一部だったりに赤が使われているくらいで、とても落ち着いた部屋だった。
部屋の真ん中には、ソファとテーブルが置かれてあり、ベッドやデスクなどプライベートな時間のための家具は恐らく部屋の右側にある扉の向こうの部屋に置かれているのだろう。
「ね! ね! ソファ座っていい?」
「……ソファしか座るところないだろうが。勝手に座れよ」
アンドレアの制服の黒いローブの袖口をクイクイと引っ張って尋ねると、ぶっきらぼうに返された。
「なんだよ。勝手に座ったら、これだから平民はって言いそうじゃん……ま、いっか。おー! ソファふっかふかじゃん!!高貴な感じ!! あ……ガキみたいって呆れた……?」
思わずソファでお尻を跳ねさせると、アンドレアがじっとサランを見ていたので、決まりが悪くなって言った。
「え? いや……何でもない。俺がよく騎士団の訓練で疲れて寮に帰ることが多いから、侍従が特注品にしたからな」
何かを取り繕うように早口でアンドレアは言った。そして。
「え? ここ座んの?」
「……俺の部屋なんだからどこ座ろうが俺の勝手だろうが」
「だってさ、普通こういう向かい合わせにテーブル挟んでソファ置いた配置だと、隣には座らないよね? 向かい合って座るよね?」
隣に座ってきたアンドレアに驚いて思わずサランは言ったが、アンドレアは動かない。
横目でちらりとアンドレアを見上げると、精悍な赤い瞳はサランをじっと見つめていた。
黙って見つめられると、否が応でもあの夜を思い出す。
少し厚めのあの唇が触れたのだと思うと、耳の端からじわじわと熱くなってくる。
冗談やからかいであんなことするなんて、趣味が悪い!といつものように言いたいことを言ってしまえばすっきりするだろうに、喉の奥に奇妙に引っかかって出てこない。
そんなのサランらしくなくてモヤモヤする。あんなアンドレアの冗談に、自分ばかりが動揺しているのも嫌だった。
アンドレアから見たら、ダンスパーティでとっかえひっかえ女の子とサランが踊っていたからあんなことしたのかもしれないが、そんなことをするのはダンスの時くらいで、これまで一度たりとも女の子に不誠実な態度を取ったことはない。
キスだって女の子から戯れのようなものを何度かされたことがあるくらいで、サランの経験は浅いのだ。
「サラン……あの……」
アンドレアが掠れたような声で、サランの名を呼んだ。
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