41 / 57
箱入り娘
しおりを挟む
この世界は、ゾンビにまみれてしまった。
ゾンビに噛まれることが、怖い。
隠れゾンビもいるから、怖い。
怖くて怖くて、透明な箱に入った。
それは外気を一切、遮断できる箱だ。
【箱から出そうとしなければ、何をしてもいい】
そう書いた紙を貼って、通行人に全てを委ねた。
早速、デートしたいという男性が来て、デートを楽しんだ。
次に、ダンスの感想が欲しいという女子高生が来て、アドパイスをした。
さらに、ゾンビの盾にしたいお兄さんがやって来て、その人の盾になった。
ずっと、親に大切に育てられてきた。
だから、乱暴に扱われたのは初めてだった。
少しだけ嬉しかった。
ゾンビに噛まれることが、怖い。
隠れゾンビもいるから、怖い。
怖くて怖くて、透明な箱に入った。
それは外気を一切、遮断できる箱だ。
【箱から出そうとしなければ、何をしてもいい】
そう書いた紙を貼って、通行人に全てを委ねた。
早速、デートしたいという男性が来て、デートを楽しんだ。
次に、ダンスの感想が欲しいという女子高生が来て、アドパイスをした。
さらに、ゾンビの盾にしたいお兄さんがやって来て、その人の盾になった。
ずっと、親に大切に育てられてきた。
だから、乱暴に扱われたのは初めてだった。
少しだけ嬉しかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる