28 / 28
25話 私の愛する人(終)
しおりを挟む
前書き
お待たせしました!
今回でラストです。
*****************
(クリス視点)
皆さんこんにちは……
私の名前は先日、クリス・フォルランからクリスティン・F・ロピアーに変わりました。
それというのも、私の本当の両親がロピアー公爵夫妻だと判明したからです。
上司のシオン殿下は、母方の従兄でした。
先日まで公爵家嫡男だったナルキスは、父方の従弟。
私の母親だ名乗っていたマリーは、本当は叔母で、ナルキスの母親でした。
そして、一番の変化…それは…公爵家嫡男になった事で、やっとあの方に愛を語れる事!
6歳で出会ってから12年。
この想いを隠し、使用人としてお仕えしてきたが、これからは堂々と婚約者として、側にいられるのです。
愛しています♡エリー。
******************
(エリー視点)
先日、私の婚約が白紙に戻りました。
長い間、我慢し続けた甲斐がありましたわ。
表向きは、ナルキス様の素行不良による廃嫡と、クリスとの『取り違え』が発覚した事によるもの。
という事になっています。
発覚の理由も『偶々、【鑑定の魔道具】の被験者を探していた時、クリスが見学に来ていたので鑑定してみたところ、今回の事実が発覚した。』という事になっていますわ。
クリスはボルネオール侯爵邸からロピアー公爵邸に移り、もう1月も会えていません。
いろいろと手続きがあって大変なのだとか。
私達は今日、正式に婚約し、来年の春の社交シーズンには『婚約披露パーティー』を開く事になっています。
え?ナルキス様が今、どうしているかですって?
あの方は現在、将来クリスを支えて公爵軍団長になるべく猛特訓中だそうですわ。
去年の【学園武術大会】で特進科で唯一ベスト4まで進み、準決勝であのレオル先輩と、互角に渡り合ってましたもの。
この時ばかりは流石に応援しましたわ。
あの方どうやら、領主や文官より其方の方が向いていたみたいですわね。
所謂、脳筋でしょうか?
ハンソンに聞いた話によると、実のお父様のデューク様はご存命であれば、公爵軍団長になる予定だったとか。
公爵軍団長の家は、デューク様の養子先だったそうですわよ。
デューク様が亡くなった後、他の方が養子に入って後を継がれたそうです。
現在、公爵軍団長の家には丁度、年頃の一人娘さんがいらっしゃるので、婿養子にという話があるのだとか……。
彼女は、中々しっかり者だという話なので、流されやすいナルキス様にはピッタリだと思いますわね。
さて、そろそろクリス…いいえ、クリスティン・F・ロピアー公爵令息様と改めて婚約を結びに向かいましょうか。
あの日、あの時、貴方に会えて良かった。
どうやら私の目に狂いはなかったようですわね!
Fin……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き
エリーの婚約破棄物語。
いかがだったでしょうか?
読者の皆様のおかげで最後まで書ききる事が出来ました。
ありがとうございました!
できれば感想など頂けると嬉しいです。
ては、また次回作でお会いしましょう。
次回作は明日公開します。
国立ユイナーダ学園高等部⑧~どうやら私は攻略対象だったらしい
お待たせしました!
今回でラストです。
*****************
(クリス視点)
皆さんこんにちは……
私の名前は先日、クリス・フォルランからクリスティン・F・ロピアーに変わりました。
それというのも、私の本当の両親がロピアー公爵夫妻だと判明したからです。
上司のシオン殿下は、母方の従兄でした。
先日まで公爵家嫡男だったナルキスは、父方の従弟。
私の母親だ名乗っていたマリーは、本当は叔母で、ナルキスの母親でした。
そして、一番の変化…それは…公爵家嫡男になった事で、やっとあの方に愛を語れる事!
6歳で出会ってから12年。
この想いを隠し、使用人としてお仕えしてきたが、これからは堂々と婚約者として、側にいられるのです。
愛しています♡エリー。
******************
(エリー視点)
先日、私の婚約が白紙に戻りました。
長い間、我慢し続けた甲斐がありましたわ。
表向きは、ナルキス様の素行不良による廃嫡と、クリスとの『取り違え』が発覚した事によるもの。
という事になっています。
発覚の理由も『偶々、【鑑定の魔道具】の被験者を探していた時、クリスが見学に来ていたので鑑定してみたところ、今回の事実が発覚した。』という事になっていますわ。
クリスはボルネオール侯爵邸からロピアー公爵邸に移り、もう1月も会えていません。
いろいろと手続きがあって大変なのだとか。
私達は今日、正式に婚約し、来年の春の社交シーズンには『婚約披露パーティー』を開く事になっています。
え?ナルキス様が今、どうしているかですって?
あの方は現在、将来クリスを支えて公爵軍団長になるべく猛特訓中だそうですわ。
去年の【学園武術大会】で特進科で唯一ベスト4まで進み、準決勝であのレオル先輩と、互角に渡り合ってましたもの。
この時ばかりは流石に応援しましたわ。
あの方どうやら、領主や文官より其方の方が向いていたみたいですわね。
所謂、脳筋でしょうか?
ハンソンに聞いた話によると、実のお父様のデューク様はご存命であれば、公爵軍団長になる予定だったとか。
公爵軍団長の家は、デューク様の養子先だったそうですわよ。
デューク様が亡くなった後、他の方が養子に入って後を継がれたそうです。
現在、公爵軍団長の家には丁度、年頃の一人娘さんがいらっしゃるので、婿養子にという話があるのだとか……。
彼女は、中々しっかり者だという話なので、流されやすいナルキス様にはピッタリだと思いますわね。
さて、そろそろクリス…いいえ、クリスティン・F・ロピアー公爵令息様と改めて婚約を結びに向かいましょうか。
あの日、あの時、貴方に会えて良かった。
どうやら私の目に狂いはなかったようですわね!
Fin……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き
エリーの婚約破棄物語。
いかがだったでしょうか?
読者の皆様のおかげで最後まで書ききる事が出来ました。
ありがとうございました!
できれば感想など頂けると嬉しいです。
ては、また次回作でお会いしましょう。
次回作は明日公開します。
国立ユイナーダ学園高等部⑧~どうやら私は攻略対象だったらしい
34
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
あいみ
恋愛
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
婚約を奪った義妹は王太子妃になりましたが、王子が廃嫡され“廃嫡王子の妻”になりました
鷹 綾
恋愛
「お姉様には、こちらの方がお似合いですわ」
そう言って私の婚約者を奪ったのは、可憐で愛らしい義妹でした。
王子に見初められ、王太子妃となり、誰もが彼女の勝利を疑わなかった――あの日までは。
私は“代わり”の婚約者を押し付けられ、笑いものにされ、社交界の端に追いやられました。
けれど、選ばれなかったことは、終わりではありませんでした。
華やかな王宮。
厳しい王妃許育。
揺らぐ王家の威信。
そして――王子の重大な過ち。
王太子の座は失われ、運命は静かに反転していく。
離縁を望んでも叶わない義妹。
肩書きを失ってなお歩き直す王子。
そして、奪われたはずの私が最後に選び取った人生。
ざまあは、怒鳴り声ではなく、選択の積み重ねで訪れる。
婚約を奪われた姉が、静かに価値を積み上げていく王宮逆転劇。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
うまくやった、つもりだった
ひがん さく
恋愛
四大貴族、バルディストン公爵家の分家に生まれたオスカーは、ここまでうまくやってきた。
本家の一人娘シルヴィアが王太子の婚約者に選ばれ、オスカーは本家の後継ぎとして養子になった。
シルヴィアを姉と慕い、養父に気に入られ、王太子の側近になり、王太子が子爵令嬢と愛を深めるのを人目につかぬよう手助けをし、シルヴィアとの婚約破棄の準備も整えた。
誠実と王家への忠義を重んじるこの国では、シルヴィアの冷徹さは瑕疵であり、不誠実だと示せば十分だった。
かつてシルヴィアはオスカーが養子になることに反対した。
その姉が後妻か商家の平民に落ちる時が来た。
王太子の権威や素晴らしさを示すという一族の教えすら忘れた姉をオスカーは断罪する。
だが、シルヴィアは絶望もせずに呟いた。
「これだから、分家の者を家に入れるのは嫌だったのよ……」
『婚約もしていないのに婚約破棄ですか? 〜岩塩で殴れば目が覚めます?〜』
しおしお
恋愛
「岩を売る田舎娘と婚約?そんなもの破棄だ!」
――そう言い放ったのは、まだ婚約すら成立していないのに“婚約破棄”を宣言した内陸王国の王太子。
塩は海から来るもの。
白く精製された粉こそ本物。
岩塩など不純物の塊に過ぎない。
そう思い込んだ彼は、ハライト公国公爵令嬢ヴィエリチカを侮辱し、交易を軽んじた。
だが――
王都に届くその“白い粉”は、すべてハライト産の岩塩から精製されたものだった。
供給が止まった瞬間、王国は気づく。
塩は保存であり、兵站であり、治療であり、冬越しの生命線であったことを。
謝罪の席で提示された条件はただ一つ。
民への販売価格は据え置き。
だが国家は十倍で買い取ること。
誇りを守るために契約を受け入れた王太子。
守られたのは民。
削られたのは国家。
やがて赤字は膨らみ、担保は差し出され、王国は静かに編入されていく。
処刑はない。
復讐もない。
あるのは――帰結。
「塩は、穢れを流すためのものです」
笑顔で告げるヴィエリチカと、
王宮衛生管理局へ配属された元王太子。
これは、岩塩を侮った物語の、静かな終着点。
---
もしアルファポリス向けにもう少し軽くする版も欲しければ、作ります。
それとも、
・タグもまとめる?
・もっと煽る版にする?
・文学寄りにする?
どの方向で仕上げますか?
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる