34 / 34
第二章
魔の殺人団地-5 vs武装集団
しおりを挟む
容赦の無いマシンガンの集中砲火、雨霰の様に三人に降り注ぐ。
「ぎゃはははっ! 打て打てぇっ! 射ちまくれぇぇ!」
「ぶっ殺せぇ!」
江角と園田の下卑た、歓喜に満ちた声が響く。
それに呼応するように彼の僕達の放つ銃声はエントランスに高らかに音を響かせる。
二人の絶叫と爆音。
埃や砂利が舞い上がる。
「さぁ、死んじまったかなぁ……やり過ぎたかなぁ?」
ニヤニヤしながら江角は銃を下ろし、晴れ行く砂煙に目を凝らす。
「……んんっ?」
薄らぐ砂煙の向こうに何か赤黒い塊がうずくまっている。
江角と園田は最初、血にまみれた三人の死体だと考えた。
しかし一瞬の沈黙の後、その赤黒い塊がボソボソと話し出す。
「大丈夫か……」
「あ……ありがとう……」
「すまねぇ、ジェラルド!」
何かを相談しているようだ。
「ボスは把握したか……」
「ああ」
「左右に一人ずつ、あのガタイの良い奴ら!」
「よしっ!」
その赤黒い塊は勢いよく二つの影、桜と猛を観客席に居る二人に向かって投げ飛ばす!
その影の正体はジェラルド、しかし顔はとかげの化け物の様になり、体格は普段の一・五倍以上!
「なっ! なんだありゃあ!」
混乱する江角の体に影がかかる。
そして間髪入れずに上空から、桜が胴回し回転蹴りをお見舞いする!
「くそっ!」
持っていたマシンガンで江角はなんとかその蹴りをガード、しかし銃身は真っ二つに折れ、蹴りが鼻先を掠める。
パキッと嫌な音をさせ、江角の鼻が吹き飛んだ!
「いてぇぇぇえぇぇ!」
イモリの様に地面に着地した桜はその勢いのまま蹴りを浴びせんと江角に飛びかかる!
「っ!!」
ガチンと金属がかち合う様な音、桜の鋼の脚と江角の真っ黒な腕が激突する。
その真っ黒な腕はミキミキと音を立てて肥大化していく。
「ちっ! 改造人間かっ!」
「いてぇじゃねぇかよおおおおおぉぉお!」
力任せに降り下ろされる拳、桜を周りの客席ごと弾き飛ばす。
だがギリギリで桜は脚でガードをし飛ばされた先で優雅に着地。
その様子を見て江角は怒号を飛ばす。
「おまえらぁぁあ! ボーっとしてねぇで撃たねぇかぁああぁ!!」
七人のマシンガンを構えた男たちはゆらりと銃口を桜に向ける。
だが不意討ちではない、ゆったりとした動きでは桜をとらえることは不可能、桜は稲妻の様なスピードでその七人を蹴り飛ばした。
「てめぇ! 女の分際で調子に乗りやがってぇぇ!」
青筋を立てて怒る江角。
その様子を桜は鼻で笑う。
「あなたはその女に不意討ちしなけりゃ勝てないの? 情けないオッサンね」
心底バカにしたその様子に江角は更に激怒する。
「ぶっ殺して犯してやるぜ!」
「順序逆じゃない? それとも特殊な性癖持ち?」
「うるせぇぇえっ!」
桜の蹴りと江角の右ストレートが轟音をあげながら激突した。
「おまぇえぇ!」
園田は目の前に降り立った猛にマシンガンを浴びせかける。
猛はその弾丸を巨大なナイフでガード、そのまま園田に突進!
「やべぇな……」
そう呟くと園田はマシンガンを捨て、体に力を込める。
するとメキメキと音をたてながら上半身が肥大化、硬質化する。
「ちっ、改造人間だったか」
猛は面倒そうな顔で毒づきながら園田に切りかかる!
園田も懐から取り出した巨大な剣で応戦する。
激しい火花、炸裂する剣撃。
だがしかし、百戦錬磨のハンター猛に園田は徐々に押されていく!
「おらおらおらぁっ! どうしたぁ!」
「ちぃっ!」
しかし園田は猛の攻撃をなんとか受けながらちらりと階下の様子を観察する。
「ははっ!」
高笑いしながら園田は号令をかける。
「まだ生き残ってる奴! 弾を込め直して下に居るアイツを撃ちまくれぇぇ!」
「なにっ!」
猛は慌てて階下を見る。
そこにはうずくまったまま動かないジェラルドの姿!
「くそっ! 俺らを守るために「使い」すぎたのか!?」
今の高らかな号令で桜と猛は動揺する。
その隙をつき、江角と園田の鋭い殴打が二人を襲う。
「くそっ!」
「ああっ!」
吹き飛ばされダウンする両名、その直後マシンガンがジェラルドを再度襲う!
「ジェラルドッ!」
絶対絶命、しかしその時青い影がエントランスに滑り込み、ジェラルドを救出。
その正体は青鬼と化したクザン!
クザンはジェラルドを担ぎ上げたまま奥の団地入り口へ駆け込んだ!
一寸遅れて取り巻き達のマシンガン掃射、しかし標的は既にそこには居ない!
「くそっ! もう一人いたんだった!」
「おしい!」
園田と江角が悔しがる、しかし今度はその隙を突いて桜と猛が怒りの一撃を二人に浴びせかける!
まるで自動車事故のような激突音!
「この野郎っ!」
「舐めた真似しやがってっ!」
二人は先程までジェラルドがうずくまっていた階下のエントランスに叩き落とされる。
「ぐふぁっ!」
「おげぇっ!」
そして桜と猛は一瞬でマシンガンを持った取り巻きを片付け、ひらりと階下に飛び降りる。
「さて……聞きてぇ事が幾つかある……だがその前に……俺の気が済むまでボコボコにぶちのめしてやる!」
「おー怖っ」
激昂した猛はその大きな拳で力強くナイフの柄を握り締めた。
「ぎゃはははっ! 打て打てぇっ! 射ちまくれぇぇ!」
「ぶっ殺せぇ!」
江角と園田の下卑た、歓喜に満ちた声が響く。
それに呼応するように彼の僕達の放つ銃声はエントランスに高らかに音を響かせる。
二人の絶叫と爆音。
埃や砂利が舞い上がる。
「さぁ、死んじまったかなぁ……やり過ぎたかなぁ?」
ニヤニヤしながら江角は銃を下ろし、晴れ行く砂煙に目を凝らす。
「……んんっ?」
薄らぐ砂煙の向こうに何か赤黒い塊がうずくまっている。
江角と園田は最初、血にまみれた三人の死体だと考えた。
しかし一瞬の沈黙の後、その赤黒い塊がボソボソと話し出す。
「大丈夫か……」
「あ……ありがとう……」
「すまねぇ、ジェラルド!」
何かを相談しているようだ。
「ボスは把握したか……」
「ああ」
「左右に一人ずつ、あのガタイの良い奴ら!」
「よしっ!」
その赤黒い塊は勢いよく二つの影、桜と猛を観客席に居る二人に向かって投げ飛ばす!
その影の正体はジェラルド、しかし顔はとかげの化け物の様になり、体格は普段の一・五倍以上!
「なっ! なんだありゃあ!」
混乱する江角の体に影がかかる。
そして間髪入れずに上空から、桜が胴回し回転蹴りをお見舞いする!
「くそっ!」
持っていたマシンガンで江角はなんとかその蹴りをガード、しかし銃身は真っ二つに折れ、蹴りが鼻先を掠める。
パキッと嫌な音をさせ、江角の鼻が吹き飛んだ!
「いてぇぇぇえぇぇ!」
イモリの様に地面に着地した桜はその勢いのまま蹴りを浴びせんと江角に飛びかかる!
「っ!!」
ガチンと金属がかち合う様な音、桜の鋼の脚と江角の真っ黒な腕が激突する。
その真っ黒な腕はミキミキと音を立てて肥大化していく。
「ちっ! 改造人間かっ!」
「いてぇじゃねぇかよおおおおおぉぉお!」
力任せに降り下ろされる拳、桜を周りの客席ごと弾き飛ばす。
だがギリギリで桜は脚でガードをし飛ばされた先で優雅に着地。
その様子を見て江角は怒号を飛ばす。
「おまえらぁぁあ! ボーっとしてねぇで撃たねぇかぁああぁ!!」
七人のマシンガンを構えた男たちはゆらりと銃口を桜に向ける。
だが不意討ちではない、ゆったりとした動きでは桜をとらえることは不可能、桜は稲妻の様なスピードでその七人を蹴り飛ばした。
「てめぇ! 女の分際で調子に乗りやがってぇぇ!」
青筋を立てて怒る江角。
その様子を桜は鼻で笑う。
「あなたはその女に不意討ちしなけりゃ勝てないの? 情けないオッサンね」
心底バカにしたその様子に江角は更に激怒する。
「ぶっ殺して犯してやるぜ!」
「順序逆じゃない? それとも特殊な性癖持ち?」
「うるせぇぇえっ!」
桜の蹴りと江角の右ストレートが轟音をあげながら激突した。
「おまぇえぇ!」
園田は目の前に降り立った猛にマシンガンを浴びせかける。
猛はその弾丸を巨大なナイフでガード、そのまま園田に突進!
「やべぇな……」
そう呟くと園田はマシンガンを捨て、体に力を込める。
するとメキメキと音をたてながら上半身が肥大化、硬質化する。
「ちっ、改造人間だったか」
猛は面倒そうな顔で毒づきながら園田に切りかかる!
園田も懐から取り出した巨大な剣で応戦する。
激しい火花、炸裂する剣撃。
だがしかし、百戦錬磨のハンター猛に園田は徐々に押されていく!
「おらおらおらぁっ! どうしたぁ!」
「ちぃっ!」
しかし園田は猛の攻撃をなんとか受けながらちらりと階下の様子を観察する。
「ははっ!」
高笑いしながら園田は号令をかける。
「まだ生き残ってる奴! 弾を込め直して下に居るアイツを撃ちまくれぇぇ!」
「なにっ!」
猛は慌てて階下を見る。
そこにはうずくまったまま動かないジェラルドの姿!
「くそっ! 俺らを守るために「使い」すぎたのか!?」
今の高らかな号令で桜と猛は動揺する。
その隙をつき、江角と園田の鋭い殴打が二人を襲う。
「くそっ!」
「ああっ!」
吹き飛ばされダウンする両名、その直後マシンガンがジェラルドを再度襲う!
「ジェラルドッ!」
絶対絶命、しかしその時青い影がエントランスに滑り込み、ジェラルドを救出。
その正体は青鬼と化したクザン!
クザンはジェラルドを担ぎ上げたまま奥の団地入り口へ駆け込んだ!
一寸遅れて取り巻き達のマシンガン掃射、しかし標的は既にそこには居ない!
「くそっ! もう一人いたんだった!」
「おしい!」
園田と江角が悔しがる、しかし今度はその隙を突いて桜と猛が怒りの一撃を二人に浴びせかける!
まるで自動車事故のような激突音!
「この野郎っ!」
「舐めた真似しやがってっ!」
二人は先程までジェラルドがうずくまっていた階下のエントランスに叩き落とされる。
「ぐふぁっ!」
「おげぇっ!」
そして桜と猛は一瞬でマシンガンを持った取り巻きを片付け、ひらりと階下に飛び降りる。
「さて……聞きてぇ事が幾つかある……だがその前に……俺の気が済むまでボコボコにぶちのめしてやる!」
「おー怖っ」
激昂した猛はその大きな拳で力強くナイフの柄を握り締めた。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(8件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
他の人もだけど、特に紅一点の桜p(^-^)q頑張って!!
今度は、4人対数百人?想像もつきません!楽しみです。カッコいい青鬼の活躍期待してます。
いつも感想ありがとうございます!
頑張って面白くしていきたいと思います。
今回色々見えて来て納得です。ただ蛇腹の剣?と筒状のマフラー?バイクの部品ですか?そして影絵素敵でした。作ったんですか?すごい👏ですね。
話は飛びますが、バイクの正義のみかたのお姉さんは強いし、実は美人で相棒になったりする人だったりして?
いつも感想ありがとうございます。
描写が解りづらく申し訳ありません(汗)
蛇腹状の剣はソウルキャリバーというゲームのアイヴィーというキャラクターの持つ可変武器の様なものをイメージしてます。
今回はギミックを披露する暇が無く、普通の剣として使っています。
マフラーはおっしゃる通りバイクの部品で間違い無いです。
そこから風を出して飛んだり跳ねたりしています。
お姉さんの正体は最後のアップの挿し絵に注目していただければ何か掴めるかも……。