昔の男〜無知な女

24咲

文字の大きさ
1 / 19

淡い思い出の裏事情

しおりを挟む
90年代、つくしの物語

中学生の頃周りの恋愛事情も知らず、クラスメイトの裏事情も知らずただただ自分の見るものが全てだった

私の中学時代は薄っぺらな何もないちっぽけな世界だった

いや、誰の目にも入らない存在だったのだろう

思えば中1……
3人グループになった
ただ私は2人1組になる時は常に1人だった
なので結局どのグループにも属さない一匹狼のようなものだ
2人1組の時はちょっと大人しめというか苛められてるような子と組む構図が出来上がっていた

みんなの前では相当嫌な顔してたけど本当はそこまで嫌ではなかった
しかし、勝手ながら上から目線で可哀想だと思ってたのだろう
深層心理なんてものは自分自身わからないが、
たぶん自分が苛められるのが嫌だったからだと思う

私には人には言えないいくつもの劣等感が存在したからだ

例えば字が下手だった
それに加え運動音痴
頭も悪い

しかし私は努力する事なく過ぎて行く毎日で満足していた

自分でどうにかしようとかまで思う事はなかった

なぜなら中1の時はそこまで目立って困ることはなかったからである

中学2年仲良しの女の子ができた
2人でいつも一緒にいた!

毎日電話したり遊んだり泊まったりスゴい充実していた
彼女は器用だった
頭の出来はさほど変わらないが可愛くてモテたし生徒会副会長までしていた

緊張しないタイプで全校生徒の前でも堂々としていた

それとは真逆の私はものすごく緊張するから今で言うあがり症とかその類いだろう

産まれてきてこんな不公平な世の中があるのかと思った

ものすごく羨ましい存在だった

私はどんどん自信をなくしていた……

そんな私だが
そこそこ目立つ存在だったようで
男と授業中喋りまくりスカート短いだとか先生に怒られるし気がつけばヤンキーと呼ばれる類いの女子とも普通に話せる感じだった

ヤンキーの子は結構優しい!
それよりやっかいなのはちょっと出来が良くてブサイクな女共だ

その頃、仲のいい生徒会副会長はやっかみにあっていた
それには同じ生徒会会計の子がやたらと友達に金魚のフンのようにまとわりついていたのでなかなか話したりする機会も少なくなっていたので全く助けることができなかった

いや、助けるほど正義感は強くないし、その子はすごく逞しくやっかみなんかに負けたりしなかった

彼女は本当に可愛かった
告白も何度かされたそうでそれもその頃は知る由もなく後に知る事になるんだけど……

だけど親友だと思ってた友達からは恋愛も分からない子供だと思われていたのだろう

私は何も知らなかった

その子は中2の時には他校の男の子と付き合いキスまで済ませていたと中学卒業して高校生になってもらった手紙で知った

その時の衝撃は今でも忘れない
そして羨ましいくらいに綺麗な字だった
中身に関してもすごく驚いた

中3の頃はその子とは別のクラスだが一緒に帰っていた記憶もあった

だが中3は1番楽しく4、5人のグループでつるんでいた

私の親はお母さんが自営で働きお父さんは無職だった

これも後にえらい借金まみれの家庭だと言うことが発覚する

それはまた後ほど語りたいと思う

私の中学で親が来ないといけない体育館で行われる大事な説明会とかがあった
親は来なかった

だがそれが運命の歯車が回りだした私の忘れてはならない恋愛における人生の分岐点だったのだ

そう、隣の男子も親が来なかった

そして同じクラスであまり学校に来ないヤンキーだった

後から聞けば学校で2番目に強かったとか進学した私立のヤンキー多数の高校で隣の中学から来たというヤンキー女子に聞いた話しである

そう中学での私はそんな事も知らないただの普通の中学生だった

説明会の途中休憩で彼はいなくなっていた
私は友達に仲良く話してたね~とかちょっとからかわれたりしていた

ただ男の子が簡単な漢字も読めなくて教えてあげていただけだったがすごく面白くて楽しかったのは今でも覚えている

その彼が説明会の再開と同時に帰ってきた時に仄かにタバコの香りがした

「タバコ吸ったやろ?」

私は聞いた

彼は驚いた様子でなんで分かるん?と聞いてきた

いやいやめっちゃ臭いついてるし!

そう言うとトイレで吸うてきたとすんなり認めた

いや、彼はすでに全てにおいて一通りの事は済ませていたのだ

その頃はそんな事は私には遠い存在だったから好きな人はとりあえずいたな~
くらいな時だった

隣りの席になったヤンキー君はそんなにかっこいい訳ではなく可愛い感じの人だった

学校にはたまにしか来ないからその日以来そんなに会うこともなかった

けど彼は説明会の日を境に私にちょっかいをかけてくるようになった

その友達の中に背の高い男の子もいたし、スポーツ得意だったと思う男の子も話してくるようになっていた

背の高い男の子もこれまた変わっていた
学校にピザの注文をしたのである
衝撃だった

ホントに届いたかもううる覚えだがピザを食べてたのは覚えている

その2人と何かと話す事が増えた

お弁当のおかずをちょうだいとか……
友達の前でちょっかい出されるとさすがに照れる

ある日お弁当を食べる前の昼休みその2人が私を挟んで話しかけてきた

「ねぇ、今から外にご飯食べいこ」

はぁ!?

真面目な私にはほんとに信じられない言葉が発せられたのだ

あくまで冷静にお弁当あるし外とかムリムリ!!

そうやって2人は5時間目サボり学校に戻ることはなかった

これも後から分かったけど……パチンコにでも行っていたようだ

それか他校の女の子と溜まり場でエッチしてたのか……

私は声をかけられるだけで赤くなるほどのウブな女子だと言うのに!

いや、知識は知っていたし1人でならした事もあった

小学6年くらいからそんな行為はしていた

従兄弟が幼かった私にいたずらしていた事に関係しているのだろう

今考えると気持ち悪いことされてたんだけど……

当時何かもわからなかったけど忘れる事は今でも出来ない

まぁそれは暗い闇に入りそうなので置いておこう!

ヤンキー君が好きと思い始めたころ
私は背の高い方の仮にたっくんと呼ぼう

たっくんは私に好意を寄せているかのようにまとわりついてきた

そう実際好かれていたのだ

たぶん笑っ

でもヤンキー君が好きだった私は彼が学校に来ることを待ちわびた

なかなか来ないからものすごく気になった

卒業してから聞いた話だが彼は社会の授業に1度も出ることなく卒業した

義務教育だとアリなの?

さて、三角関係が始まり?
なんかちょっとしたモテ期到来だった

私はマジヤンキー君が好きだった

なので月日が経ち高校生終わり頃にヤンキー君に処女を捧げたことは後悔はしてない……

そう!私の初体験は遅い方だと思う
でも私の高校時代は恋愛どころではなかったのだ……

話しは戻るがたっくんはほんとに積極的な男の子だった!

常に隣に座ったり前に来て見つめてくるしさすがに免疫ないからドキドキした

周りからは明らかに私を好きなのが丸わかりだった

ヤンキー君が学校に来ると隣に座る取り合いをしてきたり

誰が好き?とか男子から手紙まで回ってきた

何よりヤンキー君が学校に来るようになった!

ヤンキー君のお兄ちゃんがスゴい悪かったから入学式の時に校長に呼ばれて投げ飛ばされたそうな……

校長ってそんなことするの?

当時の教育ならあるのか……

学校なんて大嫌いだと言っていた!

けど、なぜかサッカー部だった

部活してたのね?

これまた知らなかったよ

それと同じ頃4、5人のグループで仲良しの女の子がコンちゃんという男の子が好きだった

二人でよくお互いの好きな人について話しをした

この後に二人がやらかす卒業式告白でまたもや私の恋はうごきだすのであった


仲良しの子は乃子と言うぽっちゃりした真面目な女の子だ

私の小学生からの友達である

手紙でコンちゃんが好きと聞いてから毎日飽きることなく自分たちの好きな人の話しをした

私にいたってはヤンキー君があまり学校に来ないから思いを募らせる毎日

仲良くなったのが秋を過ぎてからだったのであっという間に卒業してしまう事に焦り、受験という難関までもが待っていた

私には公立に行くという選択肢はなく入れる高校を探すしかない

目に付いたのが制服の可愛い学校だった

電車で30分歩いて20分くらいのバカ高校に通う決意をした

その高校には副会長の可愛い子と乃子が一緒にその高校を受けると言い出した

なぜ二人がそこを受けたのかハッキリした理由はよく分からない

元々一匹狼な性格な為別に1人でもよかったんだけど……

しかもすんなり入れる程の偏差値の低い高校の為に頭がお花畑しか咲いてない私のせいでお母さんは塾に通わせ家庭教師までつけてくれた

その塾がまたとんでもないヤクザのような先生のいる塾だった

竹刀を持ちバシバシと床を鳴らす先生はこれまたとても面白く優しい先生だった
のだ

見た目は怖かったし周りはなぜかヤンキーと言われる男の子も通っていてその彼女も通うことになって……

また変な話し周りにヤンキーが集まった

いじめられる事はほぼなかった

なぜならヤンキー君と噂があったからのように思う

そういえば私の好きなヤンキー君はどこの高校に行くのかな~ってぼんやり考えたりもした

その都度塾の先生の竹刀がバシっと鳴ったのだ

そんな毎日の中、乃子と二人で密かに卒業式告白計画を立てたのだ

二人で卒業式に告白をしようというものだ

まぁよくある話しです

すっごく真剣にいつ、どこで、どのように呼び出すかとか~

その後、実際に学校で告白が実行されたのは、乃子だけだった

私の愛しのヤンキー君は卒業式の後学校からすぐいなくなっていたのだった






しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

背徳のミラールージュ(母と子 それぞれが年の差恋愛にのめり込んでいく鏡写し)

MisakiNonagase
恋愛
24歳の市役所職員・中村洋平には、自慢の恋人がいた。2歳年上の小学校教師、夏海。誰もが羨む「正解」の幸せの中にいたはずだった。 しかし、50歳になる母・美鈴が21歳の青年・翔吾と恋に落ちたとき、歯車は狂い出す。 ​母の恋路を「不潔だ」と蔑んでいた洋平だったが、気づけば自分もまた、抗えない引力に引き寄せられていた。  その相手は、母の恋人の母親であり、二回りも年上の柳田悦子。 ​純愛か、背徳か。4年付き合った恋人を捨ててまで、なぜ僕は「彼女」を求めてしまうのか。 交差する二組の親子。歪な四角関係の果てに、彼らが見つける愛の形とは――。

処理中です...