昔の男〜無知な女

24咲

文字の大きさ
上 下
17 / 19

一人暮らしで解放感MAXで2つの仕事と夜中のチカンと夜のバイトで知り合う歳下男子……

しおりを挟む
さて、必死に貯めたお金も底をつき何も無い状態からの仕事探し

まずは派遣に登録

夜のバイトから始めた

餃子の店がたくさんあるスタジアムのような所で掃除や片付け、そのうち案内係に回された

エスカレーターでよく居るいらっしゃいませ~のアレだ!

それをしながら履歴書を送る

携帯からも募集があったので携帯でのやり取りもした

宝くじ売り場

コーヒー豆の売店

夜の仕事

ホテル関係

色々探しました

携帯から連絡したコーヒーで有名な会社に務めることになりました

決まってすぐ宝くじ売り場からも採用となったのですが、もう決まっていたのでそちらにした

その店は百貨店の中にあった

デパ地下務めである

制服もキチンとしていて映画館で働いていたようなキチッとしていた

百貨店の後にスタジアムでの仕事

朝から晩まで働いていた

朝は駅近くと安いパン屋

お気に入りだ!

昼は百貨店の購買

夜はコンビニ

チャリで駅まで行っていた

近くの商店街のカラオケボックスの兄ちゃんに停めていいかと聞くといいっすよーと言われて停めさせてもらっていた

ラッキーだった

深夜2時まで開いている百均も食材やら色んな物があって充実していた

目の前が家だったから比較的明るいので一人暮らしの女としては安心した

ある日、何がどうなってか……

全くわからないが

雄也と睦月が結婚をした

その二人が住んでいる所でご飯を食べた帰り道

雨が降っていたので歩きでヒール

百均は明るいもう大丈夫と安心していた

その横は真っ暗なアパートがある

そこからフードを被った男の人が走ってきたと思ったらいきなり抱きついてきた

チカンである

マジか!!

上も下も触られたが百均から出てきたおばちゃんがチラッと見た瞬間

チカンは逃げていった

とりあえず家に帰るのは危ないと思い百均で30分ほど過ごした

その後……警戒しながら家に帰った

帰ると身体が震えていた

一応、近くに交番があったので警察に話しておいた

電車でチカンはたくさんされたが……

道端でそんな事された事は初めてだ

もし、百均もなく暗がりだったらどうなっていたかわからない

本当に怖かった

その後22時まで仕事して15分ほど電車に乗って帰る頃には23時は過ぎる

帰りはチャリをぶっ飛ばして帰った

その頃、ちょっと仲良くなった男の子がいた

あと、ウザいチャラ男

チャラ男は自分に自信があるようで一緒に働いていた女の子が彼女なのに色んな女に手を出していたようだ

彼女が泣いているのを見てみたら腹が立った

そこのチャラ男と彼女の店で一緒に働いていた男の子がいた

名前はさとるとする

ある日ゴミ捨て場の横に休憩スペースがある……

掃除の後、タバコを吸うため休憩していた私の近くの椅子に腰掛けた

私は携帯でメールしながら缶コーヒーを飲んでいた

そんな時に悟が話しかけてきた

「うち、もう27やし悪いけど遊ぶとかそんなんしないよ!」

可愛い男の子だったけど、もう恋愛には疲れてたし本当に朝から晩まで仕事して生活で精一杯だった

「他の子らと違うと思ってた」

そう言っても悟は話しかけてきた

ちょっと仲良くなったけどその頃別れた慧から酔って電話かかってきたり、

懐かしの翔とも別れたと報告していた

雄也は睦月と結婚したが浮気しよったから険悪ムード

最悪なのは百貨店での仕事終わりスタジアムまでの空き時間

お気に入りのパン屋でお茶していた時

ふと俊哉にメールしてしまったこと

離婚して帰ってきて一人暮らししてると連絡した

俊哉はすぐにメールを返してきた

闇堕ちに向かう主人公のように……

その頃支えてくれた男の人がいるがここには出すことはやめておく

悟がよく話しかけてくる事が多くなりちょっとした噂になった

その噂はチャラ男が流した

私が裏で頼まれた作業をしている時に大きな声であの二人は絶対ヤってる!

私に気づいてマズいと思ったのか目を逸らす

お前に言われたくないし、そんな関係でもない!

睨んでやった

女とやる事しか考えてない奴がうちの子と噂にするな!

そう思っていた

だが、悟もたいがいその部類の男だ

私は本当に男の見る目がない

連れと遊びに行きたいと言われた

まぁ、いいかと思って我が家で飲んで2人は帰っていった

だが、その後また悟が遊びにきた

その時、雰囲気的にそんな感じになる

だが、全然気持ちよくなかった

好きでもないし、流れだ

そう、しかも、中に入れたら出し入れしない……

なんだコレ!!

中だけでちょこちょこ動く笑っ

今までで1番ダメな男の子……

残念だ

可愛いかったのにな~

結局やってしまった私も私だ!

その後、百貨店の方がうちでひとつに絞って働いて欲しいと言われた

遅番もすればスタジアムの仕事は出来ない

いいきっかけだった

それにやったらやったで即、田舎に帰るとかウソばっかり……

まぁ、どうでもええから「頑張って」と言って終わった

その頃、会いに来ると言う俊哉

家を教えてしまった、一番教えては行けない男

だけど、どうしても忘れられない

俊哉は会いに来た

薄化粧して待っていた

俊哉が来てドアを開くとボソッと呟く

「やっぱ可愛いな……」

そんな一言で嬉しくなる

お腹空いたと言うからご飯作ってあげた

テレビ観ながら朝から仕事だと言う俊哉と久しぶりにした

悟と比べるのは良くないが段違いだよ

手を繋いで寝た

俊哉が出ていってからこのままじゃきっとズルズルしてしまう

スッピンも見せられない人と上手くいくわけが無い

名前しか知らない男、もう、止めようと思った

俊哉が俺の女になれみたいに言うけど……

なにかと理由をつけて切った

それは支えてくれている人のおかげだと言うこともある……

とりあえず泣いた……

吹っ切ろうと仕事に集中した

百貨店でも研修や試験

会社でも筆記試験にドリップ検定

免許取得以来の必死の勉強だ

まぁ、頑張ってドリップの何級か忘れたけど修了書をもらった

今でももしかしたら其の会社にいけば雇ってもらいやすいかも?

今の仕事場はお金がなかなか稼げないし体力的にもキツイ……

という話しは置いておくとして……

とにかく二年間だけど私は百貨店で働いていた

たくさんの店で溢れる街

私はここで生きていきたいと思った












しおりを挟む

処理中です...