僕とギャングスターの大冒険

アサノっち

文字の大きさ
42 / 58
ギャングスターvsモンスターズ

タイムリミット

しおりを挟む
青山は、モンスターズの存在を詳しく知るため、将人の回復を見て、話を聞いた。
「将人、モンスターズは、どんな組織なんだ?」
「これは、俺が開発したんだ。」
将人の話によれば、モンスターズとは、将人の周りに集まった三人によって結成され、名古屋の街を守る位置付けとして発展させたものだと教えられた。
「でも、このメカは、俺が創った設計が基になっているんだろ?」
青山は、ポリスバードと同じ設計が使われた、モンスターズバードの存在を気にした。
「メカのデザインだけを取り入れたんだ。あとは、俺が開発したシステムで動いていたんだ。」
将人の話では、ポリスバードと全く同じ形のモンスターズバードだが、システムは全く違うことを聞かされた。何故、モンスターズバードの爆発が、ポリスバードの爆発と誤解されたのか。青山は、そのことが気掛かりだった。

将人は、他のメンバーの様態を心配した。そして、一人のメンバーが、ゆっくり目を開けた。
「う、ま、将人?」
「優馬、気がついたか?」
「翼は?」
「いや、まだ意識がないままだ。」
青山は、モンスターズのメンバーを、将人との会話で察知した。
「その人は?」
優馬が、青山の顔を指して話すと、
「俺の兄貴だ。爆発から、俺たちを助けてくれたんだ。」
と、将人が事情を説明した。
「今回の事故は、俺たちの仲間の、ギャングスターとの関わりが強いみてえなんだ。だから、俺たちも、全力でお前たちに協力する。」
こうして、モンスターズの危機に、ギャングスターのバックアップが決まった。医師の話では、気を失う翼の様態も、少しずつ回復していた。

優馬と翼が病院で安静にする間、青山は、回復した将人に連れられ、モンスターズの基地を訪れた。
「そのモンスターズバードは、どうして爆発したんだ?」
青山は、爆発した原因を突き止めた。
「分からない。俺たちが、出動しようとした時に、何か信号をキャッチしたことは、確かなんだけど。」
将人の話によると、モンスターズのメカは、勤務する名古屋交通局と同じシステムを基本としているらしかった。モンスターズバードも、そのシステムをベースとしたカードで作動すると話した。
「その信号のデータは、残ってるか?」
青山は、モンスターズバードが最後に受けた信号を気にかけた。そして、ギャングスターのシステムを使って、信号の発信源を調べ始めた。

その頃、宇宙警察では、ポリスバード爆破の情報を受けて、二機目のポリスバードの制作に、既に動いていた。

青山は、
「12時15分、信号は、赤池駅の自動改札から受けたらしい。」
と、将人に発信源を調べた結果を伝えた。将人が、赤池駅の自動改札機の情報を調べ上げると、
「その時間に受けたデータは、地下鉄の24時間乗車券を利用したデータだけだ。」
と、青山に知らせた。24時間乗車券とは、地下鉄で利用出来るフリー乗車券を指していた。
「俺たちのギャングロボが狙われるのは、明日の12時15分がタイムリミットってことか。どうすれば…。」
青山は、原因が分からないまま、ギャングロボ爆破を予告されている以上、その脅威に苛立ちを隠せないのは確かだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います

ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。 懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

処理中です...