僕とギャングスターの大冒険

アサノっち

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ヨーロッパでの任務

ユーロスターの警備司令

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宇宙警察による、ギャングスターへの指令。野々宮は、届いたメールを見て、
「シンガポール、アメリカと来て、次はヨーロッパか。」
野々宮がボソッと呟くと、
「野々宮さん、どうしたんですか?」
僕は、野々宮に尋ねた。
「また、派遣命令が出ててな。ユーロスターの警備に当たって欲しいみてえだ。」
ユーロスター。僕がこの世界に来る前、海外で乗った唯一の列車だった。
「…ユーロスター。乗ってみたいですね。」
僕もボソッと呟くと、
「そっか。じゃあ、付いてくるか?」
野々宮は、僕を誘った。
「派遣が欲しいのは、俺一人だけらしいし、一人だと心細くてな。英語もカタコトだし。」
僕は、直ぐに顔を縦に振った。野々宮と一緒に過ごすことがあまりなかった上に、ユーロスターにも一緒に乗れると思い、僕ははしゃいでしまった。

羽田空港。僕と野々宮は、ロンドン行きの航空券を片手に、チェックインに並んだ。青山と黄島がいなかったので、ちょっとしたデート気分に溺れ、野々宮の腕にしがみついていた。
「おい、剛史。ちょっと離れろよ。」
その様子を見た野々宮は、流石に抵抗した。
「嫌ですか?」
僕が、野々宮をからかうと、
「え?嫌、恥ずかしいじゃねえか。」
と、素直な心境を話した。

10時間以上のフライトを過ごす飛行機の中では、僕と野々宮は、もちろん隣同士だった。僕が、冗談交じりに野々宮の股間に手を差し伸べると、
「ん?触っていいぞ。」
と、野々宮は、なんの抵抗も無く、僕の手を受け入れた。他人では出来ない行為に、僕は興奮が収まらなかった。

ロンドンのヒースロー空港に着くと、僕は見覚えのある空港内に、懐かしさを感じた。というのも、僕がこの世界に入る前に、二回ほどロンドンを訪れたことがあったからだ。
「市内へ行くのは、よく分かんねえな。」
隣で野々宮が呟くのを聞くと、
「僕、知ってるんで、付いてきてください。」
と、僕は、快く案内役に回った。そして、ヒースローエクスプレスという、特急列車が発着する駅へ向かった。

その後、特急列車や地下鉄などを乗り継ぎ、僕と野々宮が泊まるホテルに着いた。
「宇宙警察からの任務は、明日からだから、今日はゆっくり出来るな。」
野々宮は、そう言いながら部屋に入ると、真っ先に僕をベッドに招いた。
「最近、剛史は、青山や黄島とばっかり仲良かったじゃねえか?」
野々宮から、嫉妬する言葉が出てくると思わなかったので、
「だって、僕の好きな人が、三人も一緒にいると、ムラが出ちゃいますよ。」
と、僕は率直に答えた。
「じゃあ、日本に帰るまでは、独り占めな!」
野々宮の言葉と同時に入ってきた、雄っぽい接吻の味に、僕は酔いしれてしまった。
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