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ダイナソーバトル4
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トップはやつぎばやにティラノサウルスに鉱物の刃攻撃魔法を放っている。だがそのすべてがティラノサウルスの炎によって燃え尽くされていた。
トップはやはり、ティラノサウルスの弱点である左目側に回り込んで攻撃したいようだ。先ほどパキケキャロサウルスが行ったように。
だがパキケキャロサウルスはティラノサウルスの太い尻尾ではねとばされてしまった。トップも二の舞になりかねない。
そもそもティラノサウルスの弱点は、目に見えて明らかだ。ティラノサウルス本人だとて弱点を克服しているはずだ。
きっと対戦相手が視界から消えれば、自身の左側に回ろうと考えているのは歴然だろう。
俺は大声で叫んだ。
「トップ!右だ!」
左側に回ろうとやっきになっていたトップは、ハッとしたように俺に顔を向けた。そして、ニヤリと笑った
トップはティラノサウルスの左側に何かの植物を生えさせた。その植物はとても大きく、可憐な花を咲かせた。花はすぐに枯れ、やがてぷっくりとした実ができ、その実がふくれあがると。
パンッパンッ。と何かが破裂する音がした。あの植物はホウセンカだ。しかも特別巨大な。
ティラノサウルスは突然大きな破裂音がしたため、唯一ある右目で確認しようと身体を左側にひねった。
トップは素早い走りでティラノサウルスの右側に走った。トップの罠に気づいたティラノサウルスは、自身の尻尾を振り回してトップをはねとばそうする。
それを予期していたトップは、身体を小さくかがめて尻尾攻撃をやり過ごす。
トップはティラノサウルスの背後を取ったのだ。俺は思わず叫んだ。
「トップ!突っ込め!」『オッケー!エイジ。おいらの必殺ダイヤモンドホーン!』
トップのひたいにある二本のツノが輝く。ツノが長く伸び、ダイヤモンドのようにキラキラと輝いている。
ティラノサウルスは背後に回ったトップを警戒して、すぐさまふり向こうとするが、すでに左側の腹部がガラ空きだ。
トップのツノは、吸い込まれるようにティラノサウルスの腹部に深く突き刺さった。
直後、まるで地震が起きたように地面が揺れた。巨大なティラノサウルスが地面に倒れたのだ。
やった。トップがティラノサウルスに勝ったのだ。俺は喜び勇んでトップの側に駆け寄った。
観客席がドッと歓声をあげる。皆トップの勝利を喜んでいるのだ。
『おっちゃん、おっちゃん。おいらおっちゃんに勝ったよ?早く治癒魔法して?』
トップはオロオロしながらティラノサウルスに声をかけていた。俺が不審に思ってティラノサウルスの腹部をのぞき込んで息をのんだ。
そこは一面血の海だった。ティラノサウルスの腹部からドクドクと鮮血がほとばしっている。
トップのツノが深く刺さりすぎたのだ。涙声になるトップにティラノサウルスはとても穏やかな声で答えた。
『もう、魔法の使いすぎで、魔力が残って、ねぇんだよ。そんなにいうなら、お前が治癒魔法してくれ、よ』
『ご、ごめんなさい。おいら、治癒魔法苦手』
『そうか、なら仕方ない、な』
『おっちゃん、おっちゃん。ごめんよ?痛いだろ?』
『それが、ちっとも痛くねぇんだ』
これはまずい。ティラノサウルスは死にかけている。このままティラノサウルスが死んでしまえば、トップは深く傷ついてしまうだろう。
俺はティラノサウルスに治癒魔法をしようと、ティラノサウルスの側に駆け寄ろうとした。その時、とんでもないものを目撃してしまった。
燕尾服にシルクハットを被ったヒト族がティラノサウルスに駆け寄ったのだ。おそらくこのダイナソーバトルの興行師だろう。
「ちくしょう!チビに何負けてるんだ!このグズが!お前に金をいくらかけたと思っているんだ!」
あろう事か、燕尾服の男はティラノサウルスの頭を何度もけったのだ。
俺は全身の血液が下がるのを感じた。これは、これまでに感じた事のない怒りの感情だ。
トップはやはり、ティラノサウルスの弱点である左目側に回り込んで攻撃したいようだ。先ほどパキケキャロサウルスが行ったように。
だがパキケキャロサウルスはティラノサウルスの太い尻尾ではねとばされてしまった。トップも二の舞になりかねない。
そもそもティラノサウルスの弱点は、目に見えて明らかだ。ティラノサウルス本人だとて弱点を克服しているはずだ。
きっと対戦相手が視界から消えれば、自身の左側に回ろうと考えているのは歴然だろう。
俺は大声で叫んだ。
「トップ!右だ!」
左側に回ろうとやっきになっていたトップは、ハッとしたように俺に顔を向けた。そして、ニヤリと笑った
トップはティラノサウルスの左側に何かの植物を生えさせた。その植物はとても大きく、可憐な花を咲かせた。花はすぐに枯れ、やがてぷっくりとした実ができ、その実がふくれあがると。
パンッパンッ。と何かが破裂する音がした。あの植物はホウセンカだ。しかも特別巨大な。
ティラノサウルスは突然大きな破裂音がしたため、唯一ある右目で確認しようと身体を左側にひねった。
トップは素早い走りでティラノサウルスの右側に走った。トップの罠に気づいたティラノサウルスは、自身の尻尾を振り回してトップをはねとばそうする。
それを予期していたトップは、身体を小さくかがめて尻尾攻撃をやり過ごす。
トップはティラノサウルスの背後を取ったのだ。俺は思わず叫んだ。
「トップ!突っ込め!」『オッケー!エイジ。おいらの必殺ダイヤモンドホーン!』
トップのひたいにある二本のツノが輝く。ツノが長く伸び、ダイヤモンドのようにキラキラと輝いている。
ティラノサウルスは背後に回ったトップを警戒して、すぐさまふり向こうとするが、すでに左側の腹部がガラ空きだ。
トップのツノは、吸い込まれるようにティラノサウルスの腹部に深く突き刺さった。
直後、まるで地震が起きたように地面が揺れた。巨大なティラノサウルスが地面に倒れたのだ。
やった。トップがティラノサウルスに勝ったのだ。俺は喜び勇んでトップの側に駆け寄った。
観客席がドッと歓声をあげる。皆トップの勝利を喜んでいるのだ。
『おっちゃん、おっちゃん。おいらおっちゃんに勝ったよ?早く治癒魔法して?』
トップはオロオロしながらティラノサウルスに声をかけていた。俺が不審に思ってティラノサウルスの腹部をのぞき込んで息をのんだ。
そこは一面血の海だった。ティラノサウルスの腹部からドクドクと鮮血がほとばしっている。
トップのツノが深く刺さりすぎたのだ。涙声になるトップにティラノサウルスはとても穏やかな声で答えた。
『もう、魔法の使いすぎで、魔力が残って、ねぇんだよ。そんなにいうなら、お前が治癒魔法してくれ、よ』
『ご、ごめんなさい。おいら、治癒魔法苦手』
『そうか、なら仕方ない、な』
『おっちゃん、おっちゃん。ごめんよ?痛いだろ?』
『それが、ちっとも痛くねぇんだ』
これはまずい。ティラノサウルスは死にかけている。このままティラノサウルスが死んでしまえば、トップは深く傷ついてしまうだろう。
俺はティラノサウルスに治癒魔法をしようと、ティラノサウルスの側に駆け寄ろうとした。その時、とんでもないものを目撃してしまった。
燕尾服にシルクハットを被ったヒト族がティラノサウルスに駆け寄ったのだ。おそらくこのダイナソーバトルの興行師だろう。
「ちくしょう!チビに何負けてるんだ!このグズが!お前に金をいくらかけたと思っているんだ!」
あろう事か、燕尾服の男はティラノサウルスの頭を何度もけったのだ。
俺は全身の血液が下がるのを感じた。これは、これまでに感じた事のない怒りの感情だ。
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