究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった

盛平

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パティとアンジェ

 パティは、すべてを話してくれたアンジェに対して申し訳なくなった。

「アンジェさん。私、アンジェさんに嘘をついていました」
「ほう、どんな嘘だ?」

 アンジェは驚きもせず、余裕のある笑みを浮かべた。もしかするとパティの嘘もおおよそ見抜いていたのかもしれない。

「アンジェさん。私の魔法はテイムではありません。私の魔法は《フレンド》。マックスは火魔法を、チャーミーは土魔法を、ピンキーは風魔法を、アクアは水魔法を使う事ができます。私が彼らにお願いすれば、どんな事もしてくれるんです」
「ほう、驚いた。それはすごい魔法だな」

 アンジェは言うほど驚いてはいなさそうに答えた。パティは先ほどのアンジェの提案に対しての答えが決まった。

「アンジェさん。先ほどの申し出ですが、お断りさせていただきます。私は冒険者です。一つの場所にとどまる事はできません。ですが、かげながらパンドール国民を守っているアンジェさんのお手伝いをさせていただきたいです。私の姉、マイラという者が王都の冒険者協会にいます。何か困った事があれば、私はアンジェさんたちのところに飛んで行きます」
「ほほう、それは心強いな。ではさよならは言わんぞ。また会おう」
「はい!」

 アンジェはパティに、姉のマイラにお土産を持っていけと、たくさんのクッキーを持たせてくれた。

 帰りがけ、アンジェとターニャ、メイドのマーサに、一人の中年の男性が見送りに出てくれた。パティは中年男性と会ったのは初めてなので、首をかしげていると、中年男性が自己紹介をしてくれた。

「私はケインと申します。私は幼い頃アンジェさまに助けられました。私は《ソード》の魔法でアンジェさまの護衛をさせていただいております。もし私に何かあった時は、何とぞアンジェさまをお守りください」

 ケインはパティの手をぎゅっと握って、切々とうったえた。

「ケイン。パティが困っているではないか」

 ケインはアンジェの言葉に、ハッと返事をして直立した。まるで忠犬のようだ。パティはクスリと笑って皆にあいさつをした。

 パティとマックスたちは再び商店街に戻る事にした。パティの肩に乗ったピンキーがピピッとパティに質問する。

「うん、ピンキー。お買い物が終わったら王都に帰るわ」
「ピッ?」
「えへへ。マイラとデイジーへの贈り物が決まったの」

 パティは最初に見た、二度と来るなと言われた宝石の露店に足を向けた。
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