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291、殺戮者
「これは……一体、どうなってるんだ?」
エイジは呆然と立ちすくむ。
その視線の先には、三つまたに分かれた通路の一本がある。
彼と共に先頭に立つエリクも、それを見て思わず言葉を失う。
「どうしたの? 二人とも」
「何かあったの?」
オリビアやエリス達は、彼らの様子を見て不審に思い駆け寄った。
「エリク先輩! これは……」
「オリビア、私にも分かりません」
エリスとリアナも驚きの声を上げる。
「どうなってるの? これだけの魔物がどうして……」
「ええ、全部死んでるわ」
そこには、魔物たちの死骸があった。
それは全て何かに襲い掛かって返り討ちに会ったといった様子で死んでいる。
しかも通路の先まで続いており、帯びたたしい数だと言うことが分かった。
アンジェ、そしてライアンとシェリルも目を見開いた。
「間違いないわね、リアナ」
「凄え、これ全部何かに倒されたってことか?」
「嘘にゃ! こんな数の深層の魔物を何が……まさか、それぐらい強力な魔物が近くにいるにゃか!?」
エイジは周囲に警戒しながら、エリクと共にその死骸をいくつか調べていく。
互いに数体の死骸を確認していく。
(あり得ない、まさかこれは)
エリクはそう思ってエイジの顔を見た。
その表情からエリクの意図を察したのだろう、頷くエイジ。
「間違いありません、エリクさん」
「やはり貴方もそう思いますか」
二人の至った結論は同じだ。
エリクは、後ろに控えるパーティメンバーたちに向かって言った。
「これは魔物がやったものではありません」
シェリルがその言葉に反論した。
「なら何がやったにゃ?」
エリクは倒されている魔物の体に刻まれた、鋭い傷を見つめながら答えた。
「人ですよ。それも全ての魔物に刻まれた傷がどれも良く似ている。恐らくここにいる魔物を倒したのは、たった一人の人間でしょう」
それを聞いてライアンが驚愕した。
「あり得ねえぜそんなこと! 通路の先までびっしり魔物の死骸で埋め尽くされてるじゃねえか。これをたった一人でやったってのか?」
「ええ、少なくとも私が調べた個体については同じ相手に殺されている。それも一刀のもとにね。恐ろしいほどの使い手です」
ゴクリと喉を鳴らすパーティメンバーたち。
エイジもエリクの言葉に同意した。
「俺が調べた魔物も、エリクさんと同じ武器でやられている。間違いない、これは剣で出来た傷だ。しかも相当な業物じゃないとこうはならない」
鍛冶職人のスキル【武器の知識】がエイジにそう告げている。
ライアンが訳が分からないと言ったように頭を掻くと──
「でもよぉ、おかしいじゃねえか。ルイーナからの入り口は警備隊が固めてるんだぜ? それに妖精の住処も通らなくちゃならねえ。仮に俺たちが泉で一休みしてる間に通り越したなら、魔物の死骸があるのは俺たちがやってきた通路のはずじゃねえか?」
エリクはライアンの言葉に大きく頷いた。
「貴方の言う通りですライアン。ただし、もう一つだけ可能性がある」
「もう一つの可能性?」
ライアンの問いにエリクは首を縦に振って、その答えを口にした。
エイジは呆然と立ちすくむ。
その視線の先には、三つまたに分かれた通路の一本がある。
彼と共に先頭に立つエリクも、それを見て思わず言葉を失う。
「どうしたの? 二人とも」
「何かあったの?」
オリビアやエリス達は、彼らの様子を見て不審に思い駆け寄った。
「エリク先輩! これは……」
「オリビア、私にも分かりません」
エリスとリアナも驚きの声を上げる。
「どうなってるの? これだけの魔物がどうして……」
「ええ、全部死んでるわ」
そこには、魔物たちの死骸があった。
それは全て何かに襲い掛かって返り討ちに会ったといった様子で死んでいる。
しかも通路の先まで続いており、帯びたたしい数だと言うことが分かった。
アンジェ、そしてライアンとシェリルも目を見開いた。
「間違いないわね、リアナ」
「凄え、これ全部何かに倒されたってことか?」
「嘘にゃ! こんな数の深層の魔物を何が……まさか、それぐらい強力な魔物が近くにいるにゃか!?」
エイジは周囲に警戒しながら、エリクと共にその死骸をいくつか調べていく。
互いに数体の死骸を確認していく。
(あり得ない、まさかこれは)
エリクはそう思ってエイジの顔を見た。
その表情からエリクの意図を察したのだろう、頷くエイジ。
「間違いありません、エリクさん」
「やはり貴方もそう思いますか」
二人の至った結論は同じだ。
エリクは、後ろに控えるパーティメンバーたちに向かって言った。
「これは魔物がやったものではありません」
シェリルがその言葉に反論した。
「なら何がやったにゃ?」
エリクは倒されている魔物の体に刻まれた、鋭い傷を見つめながら答えた。
「人ですよ。それも全ての魔物に刻まれた傷がどれも良く似ている。恐らくここにいる魔物を倒したのは、たった一人の人間でしょう」
それを聞いてライアンが驚愕した。
「あり得ねえぜそんなこと! 通路の先までびっしり魔物の死骸で埋め尽くされてるじゃねえか。これをたった一人でやったってのか?」
「ええ、少なくとも私が調べた個体については同じ相手に殺されている。それも一刀のもとにね。恐ろしいほどの使い手です」
ゴクリと喉を鳴らすパーティメンバーたち。
エイジもエリクの言葉に同意した。
「俺が調べた魔物も、エリクさんと同じ武器でやられている。間違いない、これは剣で出来た傷だ。しかも相当な業物じゃないとこうはならない」
鍛冶職人のスキル【武器の知識】がエイジにそう告げている。
ライアンが訳が分からないと言ったように頭を掻くと──
「でもよぉ、おかしいじゃねえか。ルイーナからの入り口は警備隊が固めてるんだぜ? それに妖精の住処も通らなくちゃならねえ。仮に俺たちが泉で一休みしてる間に通り越したなら、魔物の死骸があるのは俺たちがやってきた通路のはずじゃねえか?」
エリクはライアンの言葉に大きく頷いた。
「貴方の言う通りですライアン。ただし、もう一つだけ可能性がある」
「もう一つの可能性?」
ライアンの問いにエリクは首を縦に振って、その答えを口にした。
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