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54、ステータス
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名前:獅童院玲児
種族:人間
レベル:レベル6152
職業:勇者
力:12173
体力:12976
魔力:7259
速さ:12721
器用さ:8765
集中力:12523
幸運:8621
魔法:なし
物理スキル:格闘技SS
特殊魔法:全身強化
特殊スキル:限界突破
ユニークスキル:【疾風迅雷】【覚醒突破】
称号:召喚されし勇者
水晶に映し出された自分のステータスを見て、玲児は愉快そうに笑った。
「何度見ても凄え! あの血みてえのが何なのかは知らねえが、お蔭で一気にレベルが上がったぜ。それにこのステータス、殆どの数値が一万を超えてやがる。流石勇者だ、もう佐倉木は敵じゃねえ!」
玲児だけではない。
他の二人も同様にレベルが6千を超えている。
ステータスの項目によって各自数値は違うものの、三人とも高い項目では一万を超えていた。
光一と結衣も頷く。
「あいつが高いのはレベルだけだ。この城で俺たちと戦った時に、水晶に映った奴のステータスを見た兵士がいるが、そいつが覚えているステータスの数値は高くとも精々7千程度だったというからな。一万には程遠い。しかもレベルが上限に達しているのならばあいつにはもう伸びしろもない」
「ふふ、それに私たちには限界突破があるわ。それを考えたら、高い項目なら2万近くになるはず。あんな奴相手にもならないわ」
玲児は高笑いしながら頷く。
「確かにな、限界突破を使った時にあの小憎たらしい妖精がステータスを五割増しするって言ってやがったからな」
「あの妖精……気にくわないわ。美しいのは私だけでいいの。今度見つけたらあいつを殺した後、あの女の羽根をもいで泣き叫ぶところを見ながら踏みつぶしてあげる」
自分よりも美しくさえ見えた妖精姿のナナを思い出して、結衣は爪を噛みながら残酷な笑みを浮かべた。
玲児の姿が次第に雷を纏った虎に似た獣人姿になっていく。
「それだけじゃねえ。俺たちのこの新しい力【覚醒突破】があればあんな野郎一撃だ。この力は限界突破なんて目じゃねえ、まるで別の自分になった気分だぜ」
光一は頷くと二人に言った。
「まあ、そう急ぐな。数日後にはアルフェンへと旅立つことになる。そこで二つ目の神具を手に入れれば、より強い力を身につけることが出来ると国王は言っていた。奴を仕留めることなどいつでもできる。捜索は国王の配下どもに任せて、俺たちはアルフェンに向かうぞ」
「ふふ、そうね。二つ目の武器は一体何なのかしら」
玲児は元の姿に戻ると拳を壁に突き立てる。
大きな穴が開いた壁を眺めながら高らかに笑うと言った。
「それは、行ってからの楽しみってことにしとこうぜ。二つ目の神具か。必ず手に入れるぞ、そうすれば魔王だろうが何だろうが俺たちに敵はいねえ!」
「ふふ、そうね。神の使徒として、魔王を倒してこの世界に人々に崇められる。いいえ、私自身が地上に降臨した女神としてこの美しさを称えられるのよ!」
二人の話を聞きながら光一は言う。
「しかし、国王は残りの二つの神具は少しやっかいな場所にあると言っていたな。おかしな話もあるものだ。俺たちが地上を救ってやろうと言うのだから、ひれ伏してこちらに神具を捧げればいいものを」
玲児はそれを聞いて肩をすくめた。
「分からねえが、渡さねえって言うのなら力づくでも奪い取るだけだ。そうだろ? 結衣」
「ええ、そうよ。私たちが世界を救ってあげると言っているのよ。敬うのが当然でしょう?」
傲慢そのものの表情でそう語る恋人の言葉に光一は頷いた。
「そうだな。俺たちに従うのがこの世界の為だ。逆らうならば、それは世界を滅ぼす者たちだ、隣国の王であろうが始末したらいい」
「ふふ、私たちに逆らう者はあのゴミクズと同じだわ。歯向かうのならそれを教えてあげましょう?」
玲児は先ほど食べかけた肉に再び齧りつくと二人に声をかける。
「そうと決めればまずは腹ごしらえだ。あと数日後にはアルフェンとやらに行くんだからな。マジで面白れえぜ! リアルなゲームをしてるみたいでな。伝説のアイテムは俺たちが全て独り占めにする。そして、佐倉木の野郎は見つけ次第殺す。簡単な話じゃねえか」
「そうだな、玲児」
「ふふ、それに隣国の王は女だって聞いたわ。逆らうようなら私が代わりにその国の女王になってあげる。そしたら、その神具も当然私たちのものだもの」
結衣は真っ赤なリンゴを手に取ると、それをかじりながらそう言った。
種族:人間
レベル:レベル6152
職業:勇者
力:12173
体力:12976
魔力:7259
速さ:12721
器用さ:8765
集中力:12523
幸運:8621
魔法:なし
物理スキル:格闘技SS
特殊魔法:全身強化
特殊スキル:限界突破
ユニークスキル:【疾風迅雷】【覚醒突破】
称号:召喚されし勇者
水晶に映し出された自分のステータスを見て、玲児は愉快そうに笑った。
「何度見ても凄え! あの血みてえのが何なのかは知らねえが、お蔭で一気にレベルが上がったぜ。それにこのステータス、殆どの数値が一万を超えてやがる。流石勇者だ、もう佐倉木は敵じゃねえ!」
玲児だけではない。
他の二人も同様にレベルが6千を超えている。
ステータスの項目によって各自数値は違うものの、三人とも高い項目では一万を超えていた。
光一と結衣も頷く。
「あいつが高いのはレベルだけだ。この城で俺たちと戦った時に、水晶に映った奴のステータスを見た兵士がいるが、そいつが覚えているステータスの数値は高くとも精々7千程度だったというからな。一万には程遠い。しかもレベルが上限に達しているのならばあいつにはもう伸びしろもない」
「ふふ、それに私たちには限界突破があるわ。それを考えたら、高い項目なら2万近くになるはず。あんな奴相手にもならないわ」
玲児は高笑いしながら頷く。
「確かにな、限界突破を使った時にあの小憎たらしい妖精がステータスを五割増しするって言ってやがったからな」
「あの妖精……気にくわないわ。美しいのは私だけでいいの。今度見つけたらあいつを殺した後、あの女の羽根をもいで泣き叫ぶところを見ながら踏みつぶしてあげる」
自分よりも美しくさえ見えた妖精姿のナナを思い出して、結衣は爪を噛みながら残酷な笑みを浮かべた。
玲児の姿が次第に雷を纏った虎に似た獣人姿になっていく。
「それだけじゃねえ。俺たちのこの新しい力【覚醒突破】があればあんな野郎一撃だ。この力は限界突破なんて目じゃねえ、まるで別の自分になった気分だぜ」
光一は頷くと二人に言った。
「まあ、そう急ぐな。数日後にはアルフェンへと旅立つことになる。そこで二つ目の神具を手に入れれば、より強い力を身につけることが出来ると国王は言っていた。奴を仕留めることなどいつでもできる。捜索は国王の配下どもに任せて、俺たちはアルフェンに向かうぞ」
「ふふ、そうね。二つ目の武器は一体何なのかしら」
玲児は元の姿に戻ると拳を壁に突き立てる。
大きな穴が開いた壁を眺めながら高らかに笑うと言った。
「それは、行ってからの楽しみってことにしとこうぜ。二つ目の神具か。必ず手に入れるぞ、そうすれば魔王だろうが何だろうが俺たちに敵はいねえ!」
「ふふ、そうね。神の使徒として、魔王を倒してこの世界に人々に崇められる。いいえ、私自身が地上に降臨した女神としてこの美しさを称えられるのよ!」
二人の話を聞きながら光一は言う。
「しかし、国王は残りの二つの神具は少しやっかいな場所にあると言っていたな。おかしな話もあるものだ。俺たちが地上を救ってやろうと言うのだから、ひれ伏してこちらに神具を捧げればいいものを」
玲児はそれを聞いて肩をすくめた。
「分からねえが、渡さねえって言うのなら力づくでも奪い取るだけだ。そうだろ? 結衣」
「ええ、そうよ。私たちが世界を救ってあげると言っているのよ。敬うのが当然でしょう?」
傲慢そのものの表情でそう語る恋人の言葉に光一は頷いた。
「そうだな。俺たちに従うのがこの世界の為だ。逆らうならば、それは世界を滅ぼす者たちだ、隣国の王であろうが始末したらいい」
「ふふ、私たちに逆らう者はあのゴミクズと同じだわ。歯向かうのならそれを教えてあげましょう?」
玲児は先ほど食べかけた肉に再び齧りつくと二人に声をかける。
「そうと決めればまずは腹ごしらえだ。あと数日後にはアルフェンとやらに行くんだからな。マジで面白れえぜ! リアルなゲームをしてるみたいでな。伝説のアイテムは俺たちが全て独り占めにする。そして、佐倉木の野郎は見つけ次第殺す。簡単な話じゃねえか」
「そうだな、玲児」
「ふふ、それに隣国の王は女だって聞いたわ。逆らうようなら私が代わりにその国の女王になってあげる。そしたら、その神具も当然私たちのものだもの」
結衣は真っ赤なリンゴを手に取ると、それをかじりながらそう言った。
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