私の海賊さん。~異世界で海賊を拾ったら私のものになりました~

谷地雪@第三回ひなた短編文学賞【大賞】

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あらすじ

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 オチまで全て把握してから読みたい人用&コンテスト参考用です。(1200字以内)
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 現代社会で生きにくさを感じていた、女子大生の奏澄(かすみ)。
 ある日突然海に突き落とされ、異世界へと転移してしまう。

 転移した先で出会った傷だらけの海賊を、孤独感から助ける奏澄。
 海賊の名はメイズ。彼は助けた礼に用心棒として自分を傍に置いてほしいと頼む。
 「はぐれものの島」と呼ばれる場所が異界に繋がっている、という噂を聞き、元の世界へ帰るため、二人はその島を目指して海へと旅に出る。

 船を手に入れた二人は、船仕事を手伝ってくれる仲間を探すことにする。
 そこで奏澄の努力により、航海士のライアー、商人のマリーが仲間に加わる。

 「はぐれものの島」に関する情報を手に入れるため、一行は世界一の大国であるセントラルを目指すことにする。
 そのセントラルにて、奏澄は不思議な本とコンパスを発見する。それらが「はぐれものの島」に関わるものだと気づいた奏澄は、盗み出してしまう。
 盗人としてセントラルに追われる一行だったが、なんとか逃げ切ることに成功する。
 騒動を切り抜けた祝いとして、一行は船で宴を開き、船団の名前を「たんぽぽ海賊団」と命名する。次第に仲間たちとの距離が縮まる奏澄。メイズとの距離も、縮まっていく。

 本は暗号で書かれていて、コンパスの使い道も分からない。ひとまずコンパスが指しているらしき方角へ向かうことにする一行。
 旅を進め、料理人のアントーニオ、格闘家のラコット、細工職人のレオナルドが仲間に加わる。
 順調かと思われた船旅だったが、玄武海賊団というメイズと因縁のある海賊団に襲われ、たんぽぽ海賊団は危機に陥る。しかし奏澄が命をかけてメイズを守ろうとし、仲間たちも同じように行動したことで、その場は一度収まるのだった。この一件により、二人は互いを大きく意識することになる。

 玄武海賊団との件で疲弊していた奏澄は、病に倒れてしまう。異世界から来た人間は通常の薬が効かない。困ったたんぽぽ海賊団は、近くにいた白虎海賊団に助けを求める。白虎海賊団には優秀な船医が所属しており、病を治療してもらうことに成功する。
 ハリソンと名乗るその船医は、かつてセントラルで「はぐれものの島」の住人「はぐれ者」について研究をしていた。奏澄がセントラルから持ち出した本の暗号を解読し、無の海域の入口がセントラルにあることを突き止める。
 白虎海賊団の協力を得てセントラルに突入し、総督オリヴィアと対峙するたんぽぽ海賊団。何とかその場を切り抜け、コンパスを利用し、奏澄たちは「はぐれものの島」に辿りつく。

 「はぐれものの島」にて、奏澄一人が仲間たちとはぐれてしまう。不思議な空間で、元の世界に帰るか、この世界に留まるかの選択を迫られる奏澄。奏澄は、メイズへの愛情から、この世界に残ることを決断する。
 無事にメイズと再会した奏澄は、気持ちを通じ合わせ、再びメイズと海へ旅に出る。
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