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第2章 繋げよう、俺が
わけわかんない
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「お腹の上に飛び乗ったら、跳ね起きて怒ってくれるんじゃないかな」
「泣けば 泣き虫王介 って言ってくれるんじゃないかな」
人は突然の出来事が起こると、わけがわからないことを考えだす。それを初めて感じた日は今でも忘れられない。
2008年 9月6日
姉ちゃんはこの日、練習試合の為に朝早く家を出た。たまたま俺はその時起きていて姉ちゃんに「いってらっしゃい」と伝えた。姉ちゃんも俺の顔を見て「いってきます」と言った。今思うと家族の中で当たり前の会話だが、姉ちゃんを困らせるぐらいもっと多く喋っておけばよかったと思う。
午後3時過ぎだったと思う。俺はリビングで呑気にアイスを食べながらテレビを観ていた。すると母親が急いだ様子でリビングに入ってきた。振り返って母親の顔を見ると、血が通ってない様な顔色だった。さっきまで電話で何か話していたので、そのことだと俺は思った。
「お母さん、何かあったの?」
「王介…さっき病院から電話があってね、
お父さんとお姉ちゃんが…事故にあったって…」
「え…」
「泣けば 泣き虫王介 って言ってくれるんじゃないかな」
人は突然の出来事が起こると、わけがわからないことを考えだす。それを初めて感じた日は今でも忘れられない。
2008年 9月6日
姉ちゃんはこの日、練習試合の為に朝早く家を出た。たまたま俺はその時起きていて姉ちゃんに「いってらっしゃい」と伝えた。姉ちゃんも俺の顔を見て「いってきます」と言った。今思うと家族の中で当たり前の会話だが、姉ちゃんを困らせるぐらいもっと多く喋っておけばよかったと思う。
午後3時過ぎだったと思う。俺はリビングで呑気にアイスを食べながらテレビを観ていた。すると母親が急いだ様子でリビングに入ってきた。振り返って母親の顔を見ると、血が通ってない様な顔色だった。さっきまで電話で何か話していたので、そのことだと俺は思った。
「お母さん、何かあったの?」
「王介…さっき病院から電話があってね、
お父さんとお姉ちゃんが…事故にあったって…」
「え…」
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