転生先で拾った剣が伝説の剣で勇者に仕立て上げられ魔王軍からお姫様を奪還しに行くことになった件

小林克己

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3話

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 新たにヒーラーのマリンを仲間加え旅を続ける俺達は今、魔王城の途中にある下町曙町の団子屋に立ち寄る。

「マリン、お腹すいたか?」
「はい少しすきました。」
「よーし!お兄さんがなんでも奢ってやる!」
「じゃぁ~♡私もお願いしようかな?♡」
「別に奢られてもいいぞ!」
「お前達は断る!」
「なんか私たちの扱いひどくなぁ~い」

それもそうだ。お前達は戦闘において全く使えない、それに比べてマリンはヒーラーという戦闘には欠かせないのだから。やっぱりもう少し使えそうな奴探してこの2人を首にすべきなのだろうか。


 腹ごしらえをし、今夜泊まる宿を探してるが勇者は泊める事は出来ないとどこに行っても言われてしまう。するとそこに1人の男の子が現れる。

「行くとこないなら泊めてやるぞ」
「おい少年、ちょっと生意気だな!」
「いいじゃん!泊めてもらおうよ!」

はぁ~こんな生意気なガキに誰がお世話になるかよ!そう思っているとマリンが

「折角なんで泊めてもらいましょう」
「マリンが言うなら仕方ないなぁ」

こうして俺たちは少年の家に泊まる事になる。


 少年の名はタクヤと言うらしくこの町は魔王軍の幹部ゼシルに支配されているらしい。タクヤ曰く、ゼシルによってこの町には勇者を泊めてはならないという独自の法律を作ったらしい。

「少年、そのゼシルって奴は何処にいる。」
「えっと、多分この町の外れにある、古びた家に居ると思うよ」
「そうかなら、明日ゼシルを倒しに行こう。」
「えー、やだよー。私たちの目的はステラス姫を助ける事なんだから関係ないじゃん!」
「しかし、この先またこんな町があったら野宿になるぞ!お前嫌だろ?」
「確かに…」

こうして俺たちはゼシルを倒す事にした。


 次の日。早朝。俺達はタクヤの家を出てゼシルのいる町の外れに向かっていた。するとそこにタクヤが現れる。

「お前ついてきたのか?」
「うん!俺は2年に妹を助ける為に山奥で剣の修行仕立てたから!デカい岩割ったし!」

ん?待てよ?その設定どこかで聞いたことあるような。まぁいいか!

「いいだろ!着いてこい。」

こうして俺たちはゼシルの住む家に乗り込んだ。


 ゼシルの家に乗り込むと1番奥の部屋に男の人がいた。

「あーら、イケメンな勇者さん!食べちゃいたいわ~」

こいつオカマなのか?

「お前を倒す!覚悟しろゼシル!」

そう俺がいうと、タクヤが前に出て来て

「俺がやる!行くぞ!全集中水の」
「おっと?ちょっと待てそれは色々ダメだ」

俺は今ので確信した。こいつは某人気鬼退治漫画の主人公と同じ設定である事に。

「邪魔するな!何がダメなんだよ」
「そうよ!かっこいいじゃない!」
「ダメなんだよ、著作権問題とか色々あるんだよ!」
「おい!カズキ何言ってんだ?」

こいつに頼ったら色々まずいから俺がなんとかするしかない。そう思い俺は剣を一振りすると

「あぁ~いたぁ~い!あたくしより強い男嫌いじゃないわ」

そう知って俺の一撃でゼシル倒れたのだった。こうして曙町はゼシルの支配から解放されて自由な町になった。


 「本当にありがとう!お礼にこれを。」

そういうとタクヤは緑と黒の羽織を俺に渡してくる。

「うん!色々まずいから要らない!」

もらった羽織をタクヤに返して俺達は旅立った。
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