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一通目①
前略
突然のお手紙をお許しください。びっくりしましたよね。
私は、今、甲斐さんとお付き合いしている者です。
でも、甲斐さんに愛されているわけではありません。
ユリさん、私は、あなたの代わりです。
彼が愛しているのは、今でもあなただけ。
あなたが去ってしまってから、ひどく落ち込んで荒れた彼のそばで、一生懸命、彼を慰めました。
彼に立ち直ってもらうためなら、何でもしました。
髪型も、化粧も、洋服も、あなたの真似をしました。
私は、彼のことが大好きです。彼を愛しています。
でも、彼は私を愛してはくれません。
当然ですよね。私には、あなたに勝てるところは一つも無いのだから。
こんな手紙を書いたのは、ユリさんにどうしても聞きたいことがあったからです。
ユリさん、教えてください。
あなたはどうして、いつでも愛されて笑っていられるんですか。
どうすれば、あなたのように愛されますか。
甲斐さんは、どうしたらあなたを忘れてくれますか。
お願いです、ユリさん。教えてください。
私も彼も、苦しいんです。
どうしてあなただけが、幸せなんですか?
かしこ
2度読み返して、しばらく呆然としてしまった。
丸い女性らしい文字できちんと書かれた手紙からは、『甲斐さん』への『佐藤 綾乃』の薄気味悪いほどの愛というか…執着を感じた。
しかし。しかしだ。
ユリは戸惑いながら、ダイニングテーブルに置いた手紙をながめた。
身に覚えが、まったく無いのだ。
突然のお手紙をお許しください。びっくりしましたよね。
私は、今、甲斐さんとお付き合いしている者です。
でも、甲斐さんに愛されているわけではありません。
ユリさん、私は、あなたの代わりです。
彼が愛しているのは、今でもあなただけ。
あなたが去ってしまってから、ひどく落ち込んで荒れた彼のそばで、一生懸命、彼を慰めました。
彼に立ち直ってもらうためなら、何でもしました。
髪型も、化粧も、洋服も、あなたの真似をしました。
私は、彼のことが大好きです。彼を愛しています。
でも、彼は私を愛してはくれません。
当然ですよね。私には、あなたに勝てるところは一つも無いのだから。
こんな手紙を書いたのは、ユリさんにどうしても聞きたいことがあったからです。
ユリさん、教えてください。
あなたはどうして、いつでも愛されて笑っていられるんですか。
どうすれば、あなたのように愛されますか。
甲斐さんは、どうしたらあなたを忘れてくれますか。
お願いです、ユリさん。教えてください。
私も彼も、苦しいんです。
どうしてあなただけが、幸せなんですか?
かしこ
2度読み返して、しばらく呆然としてしまった。
丸い女性らしい文字できちんと書かれた手紙からは、『甲斐さん』への『佐藤 綾乃』の薄気味悪いほどの愛というか…執着を感じた。
しかし。しかしだ。
ユリは戸惑いながら、ダイニングテーブルに置いた手紙をながめた。
身に覚えが、まったく無いのだ。
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