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第4章
4-11正体
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「前校長や小菅豊が関係する事案については、ほぼ全てが解明できました」
ルイーナは、もうこれ以上無駄な騒動に振り回されたくない。とばかりに断言した。
大介ですら未だ事案の整理がついていないのに、だ。
「最近の超常的事案は、全て前校長と小菅豊の仕業だというわけか?」
「いいえ違います。YOUが襲われた事件と、前校長にソウルコンバーターを紹介したモノが、アルフに絡んでいると思われます」
「前校長に紹介? それは?」
「前校長はかなり熱心な風水の研究者だったようです。この校舎の基本設計は前校長が行ったそうですね」
「ああ、それについては何度か聞いたことがある。築地川高校の校舎は、#四神相応_しじんそうおう___#に基づいて配置したらしい。俺たちは単に東西南北で読んでいるが、正式には青龍棟(東校舎)、白虎棟(西校舎)、朱雀棟(南校舎)、玄武棟(北校舎)という名前が付けられている」
「そうなんですか? まあそれはどうでもいいのですが、そこに省エネルギーの実験的な意味をもたせて、ソウルコンバーターを推薦したモノがいたようです」
「ああ、そういうことか。確かに公共施設に採用されるには強力なコネクションが必要だからね。前校長の風水研究は有名だったから、そこに付け入ったのかもしれない」
「その時、システムアップによる“人体錬成”の可能性をチラつかせたのでしょう」
ルイーナは不愉快そうにタブレットを操作して、ソウルコンバーターの調査結果を表示した。
「ソウルコンバーターについては、実用化されてからまだ8年しか経っていません。なのにエネルギープラントとしての普及率は、全世界で既に65%以上です。これは大変異常です」
「そういえば、新しい自家発電装置として、日本で販売されたのは6年前くらいだっけ? なのに、今では高層ビルのほとんどが設置してるものなぁ」
「装置なので決して安くはないものの、設置費用や運用コストが安いために、世界中で100万台以上稼働しています」
「え? そんなに?」
湧でさえ、その事実は知らなかった。
2トントラック4台分のスペースがあれば設置できるため、設置に関して特段の補強などは必要ない。ちょっとした駐車場でも一晩で転用が可能なのだ。
「問題は一般に販売されている装置は、正式には発電システムではなく、電力増幅システムとして販売登録されています」
「そうらしいね」
大介が代表して返答する。
「“エーテル”という存在自体が怪しいものを原料として使っていますから、発電プラントとしては製品登録できないのです。そこで、電力を増幅するシステムとしているのです」
「なんだか納得できないけどね…、それで認可は通ってるんだよね?」
「しかも全世界でです。このことだけでも異常です」
ルイーナは不満そうに口を尖らせた。
「明らかに何者かの意志が働いている。 と?」
「ええ、但しアルフが絡んでいる証拠を掴めないのが悔しいです」
ルイーナは本当に悔しそうに呟いた。
「ところで、なぜ如月君が襲われた事件には前校長が絡んでいないと断定できる?」
「それは簡単なことです。まず、襲われたのはこの近所ではなく、YOUが前に住んでいた相模原だということですね? そして、前校長はYOUの現住所しか知らないはずなので、そこに罠を仕掛けることはできないでしょう」
「あ、そうか。俺は本籍も住民票も叔父さんの所になっていたっけ。相模原の家は父親名義だけど住民票は会社の寮だから、俺からは相模原の自宅の住所すら辿れないよな」
「それはともかく。事件のあったYOUの自宅地下には、プロトタイプのソウルコンバーターが設置されている疑いがあります」
「な、なんだって? どうしてそんなことがっ?」
「まあ、ルイーナのことだし…その辺りは後で詳しく聞こうじゃないか…」
また脱線する前に大介は話を続けさせた。
「YOUのお父上はやはりアルフと融合していると思えます。しかも、もう10年以上経っているため、アルフ独特の波動より人間としての波動に近いのです」
「独特の波動? それはどういうものなのかな?」
湧は新しい言葉に戸惑った。
「たぶんアルフは私より高次元の存在なのでしょう。三次元的な物質的身体はなく、いわゆる精神体のみの存在だと思われます」
精神体のアルフは物質特有の固有振動ではなく、空間に多少の揺らぎを伴う波動を発しているらしい。
湧や大介たちにはピンとこないが、要するにモノが振動しているのと、陽炎のように空間が揺らいでいるような違いがあるようだ。
「その精神波の揺らぎが、YOUの自宅を中心に半径30kmほどで検出されました」
「え? 半径30km? 本当にどうしてそんなことが判るんだよ?」
湧は、ある意味アルフより、ルイーナの方が怖いと感じ始めた。
「信じてもらうためにはお話ししなくてはなりませんね。実は当局の観測衛星で、地上の精神波や怪異などの発する特定の波動を絶えず観測しているのです。まあ分かりやすく言えば、人が睡眠時に多く発する“α波”のような波動です」
「“α波”って、脳が発生する信号だよね。確か8~13㎐だったかな?」
「さすがに大介さんは博識ですね」
ルイーナは目を丸くして感心した。
たぶん今まで出会った人の中で、“α波”を知ってる人がほとんどいなかったのだろう。
「怪異にも関係するからね。怪異のほとんどは人の怨念が作り出す。俺はその怨念が霊や自然界のエネルギーを変化させているのだと考えていた」
「素晴らしいです。その考え方は全く正しい。但し、それがこの三次元世界で完結していたら…ですね」
ルイーナは歓喜の声を上げ、すぐに落胆の声音に変わった。
「あ! ということは、怨念によって得られたエネルギー体は、次元を超えて移動することもありうる? ということなのか?」
ルイーナの目が再び驚きの色に染まった。
「なんていうこと? 大介さんのように物事に捉われず理解できる方がこの世界にいるとは、正直に言って思っていませんでした」
今度こそルイーナは歓喜の声とともに、大介に飛びついた。
キャイキャイ騒ぐルイーナを抱きとめながら、大介は話を続ける。
「その特殊な波動を人工衛星で絶えず観測してるんだね? それが如月君の自宅を中心に?」
「はうっ! ごめんなさい。つい嬉しくなって…。…そうです。ソウルコンバーターの設置場所にはどこも強い反応があるので、すぐに見つけることができました」
精神体とまではいかなくとも、ソウルコンバーターのように強い波動が発生し、即座に別次元に移動してしまうと、ポッカリと穴が開いたようになる。
水のように重力に捉われていれば、周りから流れ込むが、精神波は穴が開いたままだという。
逆に別次元から精神波が現れれば、一部だけ強い反応が検出される。
それが頻繁に起これば、その場所には必ず次元の出入り口、ソウルコンバーターがあるというのだ。
「それに築地川高校に設置されたソウルコンバーターは、近隣のものとは出力が異なっていました。しかも波動の周波数が幅広いのです。これは明らかに一般的に販売されたモデルとは異なります」
「特注品ってこと?」
「今までの情報では、ソウルコンバーターは大きく3種類存在します。一般的に販売されているモデル。そして築地川高校に設置されていたもの。最後にYOUの自宅の地下にあるプロトタイプと思われるもの…です」
「その違いは? まさか出力じゃないよね?」
「違います。原料の調達先…高次元の違いです」
「調達先? って、まさかっ!」
「一般型は六次元だと分かっています。築地川高校のはたぶん九次元。そしてYOUの自宅のものは十二次元以上…。先にお話ししたように、私は肉体を持って六次元からやってきましたので、一般型が六次元の精神体(エーテル)を抽出してるのは、この目で確認しています」
「え? 確認してる? と言うより、精神体を抽出? それって…」
大介は背中に氷を入れられたような悪寒を感じた。
「そうです。アルフは高次元の精神体…私たちの命をこの世界の電気エネルギーに変えているのです」
「なんだってっ!?」
ルイーナがソウルコンバーターを目の敵にするのは当然だった。
この世界の人間もエネルギー化されている現状では、ルイーナの怒りがどれほどのものか、湧や大介にも痛いほど解る。
ソウルコンバーター…まさに“命”の“変換器”だったのだ。
<続く>
ルイーナは、もうこれ以上無駄な騒動に振り回されたくない。とばかりに断言した。
大介ですら未だ事案の整理がついていないのに、だ。
「最近の超常的事案は、全て前校長と小菅豊の仕業だというわけか?」
「いいえ違います。YOUが襲われた事件と、前校長にソウルコンバーターを紹介したモノが、アルフに絡んでいると思われます」
「前校長に紹介? それは?」
「前校長はかなり熱心な風水の研究者だったようです。この校舎の基本設計は前校長が行ったそうですね」
「ああ、それについては何度か聞いたことがある。築地川高校の校舎は、#四神相応_しじんそうおう___#に基づいて配置したらしい。俺たちは単に東西南北で読んでいるが、正式には青龍棟(東校舎)、白虎棟(西校舎)、朱雀棟(南校舎)、玄武棟(北校舎)という名前が付けられている」
「そうなんですか? まあそれはどうでもいいのですが、そこに省エネルギーの実験的な意味をもたせて、ソウルコンバーターを推薦したモノがいたようです」
「ああ、そういうことか。確かに公共施設に採用されるには強力なコネクションが必要だからね。前校長の風水研究は有名だったから、そこに付け入ったのかもしれない」
「その時、システムアップによる“人体錬成”の可能性をチラつかせたのでしょう」
ルイーナは不愉快そうにタブレットを操作して、ソウルコンバーターの調査結果を表示した。
「ソウルコンバーターについては、実用化されてからまだ8年しか経っていません。なのにエネルギープラントとしての普及率は、全世界で既に65%以上です。これは大変異常です」
「そういえば、新しい自家発電装置として、日本で販売されたのは6年前くらいだっけ? なのに、今では高層ビルのほとんどが設置してるものなぁ」
「装置なので決して安くはないものの、設置費用や運用コストが安いために、世界中で100万台以上稼働しています」
「え? そんなに?」
湧でさえ、その事実は知らなかった。
2トントラック4台分のスペースがあれば設置できるため、設置に関して特段の補強などは必要ない。ちょっとした駐車場でも一晩で転用が可能なのだ。
「問題は一般に販売されている装置は、正式には発電システムではなく、電力増幅システムとして販売登録されています」
「そうらしいね」
大介が代表して返答する。
「“エーテル”という存在自体が怪しいものを原料として使っていますから、発電プラントとしては製品登録できないのです。そこで、電力を増幅するシステムとしているのです」
「なんだか納得できないけどね…、それで認可は通ってるんだよね?」
「しかも全世界でです。このことだけでも異常です」
ルイーナは不満そうに口を尖らせた。
「明らかに何者かの意志が働いている。 と?」
「ええ、但しアルフが絡んでいる証拠を掴めないのが悔しいです」
ルイーナは本当に悔しそうに呟いた。
「ところで、なぜ如月君が襲われた事件には前校長が絡んでいないと断定できる?」
「それは簡単なことです。まず、襲われたのはこの近所ではなく、YOUが前に住んでいた相模原だということですね? そして、前校長はYOUの現住所しか知らないはずなので、そこに罠を仕掛けることはできないでしょう」
「あ、そうか。俺は本籍も住民票も叔父さんの所になっていたっけ。相模原の家は父親名義だけど住民票は会社の寮だから、俺からは相模原の自宅の住所すら辿れないよな」
「それはともかく。事件のあったYOUの自宅地下には、プロトタイプのソウルコンバーターが設置されている疑いがあります」
「な、なんだって? どうしてそんなことがっ?」
「まあ、ルイーナのことだし…その辺りは後で詳しく聞こうじゃないか…」
また脱線する前に大介は話を続けさせた。
「YOUのお父上はやはりアルフと融合していると思えます。しかも、もう10年以上経っているため、アルフ独特の波動より人間としての波動に近いのです」
「独特の波動? それはどういうものなのかな?」
湧は新しい言葉に戸惑った。
「たぶんアルフは私より高次元の存在なのでしょう。三次元的な物質的身体はなく、いわゆる精神体のみの存在だと思われます」
精神体のアルフは物質特有の固有振動ではなく、空間に多少の揺らぎを伴う波動を発しているらしい。
湧や大介たちにはピンとこないが、要するにモノが振動しているのと、陽炎のように空間が揺らいでいるような違いがあるようだ。
「その精神波の揺らぎが、YOUの自宅を中心に半径30kmほどで検出されました」
「え? 半径30km? 本当にどうしてそんなことが判るんだよ?」
湧は、ある意味アルフより、ルイーナの方が怖いと感じ始めた。
「信じてもらうためにはお話ししなくてはなりませんね。実は当局の観測衛星で、地上の精神波や怪異などの発する特定の波動を絶えず観測しているのです。まあ分かりやすく言えば、人が睡眠時に多く発する“α波”のような波動です」
「“α波”って、脳が発生する信号だよね。確か8~13㎐だったかな?」
「さすがに大介さんは博識ですね」
ルイーナは目を丸くして感心した。
たぶん今まで出会った人の中で、“α波”を知ってる人がほとんどいなかったのだろう。
「怪異にも関係するからね。怪異のほとんどは人の怨念が作り出す。俺はその怨念が霊や自然界のエネルギーを変化させているのだと考えていた」
「素晴らしいです。その考え方は全く正しい。但し、それがこの三次元世界で完結していたら…ですね」
ルイーナは歓喜の声を上げ、すぐに落胆の声音に変わった。
「あ! ということは、怨念によって得られたエネルギー体は、次元を超えて移動することもありうる? ということなのか?」
ルイーナの目が再び驚きの色に染まった。
「なんていうこと? 大介さんのように物事に捉われず理解できる方がこの世界にいるとは、正直に言って思っていませんでした」
今度こそルイーナは歓喜の声とともに、大介に飛びついた。
キャイキャイ騒ぐルイーナを抱きとめながら、大介は話を続ける。
「その特殊な波動を人工衛星で絶えず観測してるんだね? それが如月君の自宅を中心に?」
「はうっ! ごめんなさい。つい嬉しくなって…。…そうです。ソウルコンバーターの設置場所にはどこも強い反応があるので、すぐに見つけることができました」
精神体とまではいかなくとも、ソウルコンバーターのように強い波動が発生し、即座に別次元に移動してしまうと、ポッカリと穴が開いたようになる。
水のように重力に捉われていれば、周りから流れ込むが、精神波は穴が開いたままだという。
逆に別次元から精神波が現れれば、一部だけ強い反応が検出される。
それが頻繁に起これば、その場所には必ず次元の出入り口、ソウルコンバーターがあるというのだ。
「それに築地川高校に設置されたソウルコンバーターは、近隣のものとは出力が異なっていました。しかも波動の周波数が幅広いのです。これは明らかに一般的に販売されたモデルとは異なります」
「特注品ってこと?」
「今までの情報では、ソウルコンバーターは大きく3種類存在します。一般的に販売されているモデル。そして築地川高校に設置されていたもの。最後にYOUの自宅の地下にあるプロトタイプと思われるもの…です」
「その違いは? まさか出力じゃないよね?」
「違います。原料の調達先…高次元の違いです」
「調達先? って、まさかっ!」
「一般型は六次元だと分かっています。築地川高校のはたぶん九次元。そしてYOUの自宅のものは十二次元以上…。先にお話ししたように、私は肉体を持って六次元からやってきましたので、一般型が六次元の精神体(エーテル)を抽出してるのは、この目で確認しています」
「え? 確認してる? と言うより、精神体を抽出? それって…」
大介は背中に氷を入れられたような悪寒を感じた。
「そうです。アルフは高次元の精神体…私たちの命をこの世界の電気エネルギーに変えているのです」
「なんだってっ!?」
ルイーナがソウルコンバーターを目の敵にするのは当然だった。
この世界の人間もエネルギー化されている現状では、ルイーナの怒りがどれほどのものか、湧や大介にも痛いほど解る。
ソウルコンバーター…まさに“命”の“変換器”だったのだ。
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