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第4章
4-10小菅豊
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小菅豊という男は、相当のコンプレックスの持ち主だったらしい。
「やっぱり話さなくちゃいけない…ですよね?」
ルイーナはひどく嫌そうに呟いた。
「ああ、頼む。如月君が怪異に襲われた事案との明解な相違について、彼に認識してもらわなくてはならないからね」
大介が意味ありげな言い方をしたのが、湧には気になった。
「…判りました。ではまず小菅豊についてからお話しします」
湧がいずみに付きっきりだった間に、ルイーナはできる限りの情報を収集してきた。
小菅豊という男は、成績優秀者だった。
問題はそれ以外の全てが最悪だということである。
入学直後から挙動不審な点が多く、やがてそれが疑惑から真実に変わってきた。
「小菅は校内各所に盗聴器や盗撮用のカメラを仕掛け、生徒のプライバシーや不正行為を把握していたのです。そしてそれを脅迫のネタにしてきました」
ルイーナは不潔な物でも見るような口調で語る。
「それは本当なのか? いくら何でもにわかには信じられないよ。単なる一生徒何だよね?」
「そうです。だから好んで彼に近づくものはいませんでした」
そのうち、バスケ部部長大塚慎司の彼女の盗撮画像をネタに恐喝を始めた。
彼女の様子がおかしいことに気づいた大塚は、彼女から聞き出して発覚した。
小菅は大塚に話したことを責め、画像を街中にばらまいた。
やがて彼女はそのショックから自殺し、大塚は全ての元凶が小菅だと校長に進言したそうだ。
校長は事実関係を調査すると言ったまま、結局は何もしなかった。
大塚は怒り、校内中に小菅の悪事を吹聴するが、小菅の報復を恐れて誰も大塚を擁護しなかったのだ。
校長は自殺の原因が小菅だと知ったものの、その時には小菅に“ソウルコンバーター”の秘密を知られて脅迫されていたのだった。
「校長まで…。それにしても用意周到だな。小菅は悪い意味で頭がいいなぁ」
「YOU! そこで感心しないでください。これは序の口ですよ」
ルイーナは本気で怒り出した。それだけ小菅の本性が最悪なのだと、湧は気づいた。
「どうやら前校長が人体錬成を目論んで、アルファブラッドの生成をしていたことを知ったらしいのです」
「でも前校長も事に当たっては細心の注意をしてたんじゃないのか? そんなに簡単に尻尾を掴まれるなんて…」
「それは仕掛けた装置がおかしな挙動を示したため、校内の電圧を調べたんだと思う。校長の依頼を受けた後、実際に俺が調べた時も、装置が安定しなかった」
「そんなに表側に変化が起こるような、杜撰な管理だったんですか?」
大介が調査を始めた後も、放課後誰もいない校舎内で放電現象が起きていたらしい。
その度に検査機器が異常な電圧を感知していた。
「小菅はアルファブラッドが、体力を増幅するような万能薬だと勘違いしたらしく、タブレットサイズの結晶を数粒携帯していたようだ」
そう言って、大介はアルファブラッドの結晶が入ったビニールの小袋を掲げた。
「これは校長室の執務机から見つけたものだ」
「まあ、これなら薬だと思い込んでも仕方ないですね」
問題は効果が現れた時点で、小菅の身体はモンスター化して本人の意識が遠のき、本能の赴くまま人間を襲っていたようだ。
小菅本人は記憶があるものの、まるでゲームをしているように現実感が薄かったのではないかと思われた。
しかもアルファブラッドは“薬”ではないので、細胞に入り込んで蓄積されてゆく。
「アルファブラッドは相性が良ければ細胞強化が出来ますが、悪いと細胞分裂時に暴走する可能性が指摘されています。いわゆる“ガン化”です」
ルイーナが告げた内容で、湧はやっと理解できた。
「そうか! 小菅は細胞が“ガン化”して、モンスターになったってこと?」
「その通りです。娘さんのホムンクルスが小菅に襲われたことで、前校長も精神的に追い込まれたのでしょう。それまでに繰り返してきた誘拐と殺害(エネルギー化)の罪を小菅になすりつけて、自分の無実を立証しようと企んだのではないでしょうか?」
「ひでえ、どっちもどっちだなぁ」
湧も戻しそうな仕草で答えた。
「それだけ小菅に対しては恐怖と嫌悪が強かったと思います」
「とはいえ、“人体錬成”してまで娘さんを生き返らせたかったのかな?」
「如月君、それは今の君なら、いや、ここにいるみんななら切実に願うと思うよ?」
大介は困惑気味な笑顔で応えた。
「? あ! そうか! いずみと同じだ」
「そういうこと」
「ですね…」
前校長を責める気は無かったものの、錬金術でいう“人体錬成”という禁忌と同様のことを、自分たちも行っていたことに気付いた。
「前校長だけを責めるわけにはいかないな。でもどこで“アルファブラッド”の情報を得たのかは解明しないといけないでしょう」
湧は今回の騒動の本当の問題点に到達したのだと知った。
「そういうことです。ただ、私が派遣されることになった原因は、YOUが蘇生したという情報を得たからであって、前校長の件とは直接関係がないのです」
「ということは、来日してから調査案件が追加されたってこと?」
「そうです。どうやらYOUとは別のルートが疑われるとのことでした」
ルイーナの派遣が決まったのは、二代目校長の兼成が就任してからだが、それ以前の湧の一件は宮内庁病院の院長から報告されたとのことだった。
「そういうソースに関わることは極秘情報なので、口外無用にお願いしますね」
ルイーナはチロッと舌を出した。
「あ! そうかっ! アルファブラッドって、ルイーナの組織の方から院長に教えたんだね? どうりで…」
「? そうなんですか? 私たちは古来より使っていたようですよ?」
ルイーナが意外そうな顔で言うところを見ると、院長が命名したわけじゃなかったようだ。
「あの院長ぉ~~、まるで自分が名付けたような口調だったぞ!」
「まあまあ、いいじゃないか。あの院長は冗談好きなんだから…」
大介が宥めるが、湧は今まで院長が名付けたと思い込んでいたので、悔しそうだ。
「人をモルモットみたいにしてたし~~~、考えたら腹が立ってきましたよっ!」
湧は歯ぎしりするほど悔しがる。
みんなはそんな湧に微笑んでいただけだった。
「さて、これからの問題点は…」
ルイーナは再びホワイトボードに幾つかのワードを書き込んだ。
・湧を襲った怪異の正体
・さくらを襲った怪異の正体
・いずみを襲ったモンスター化した小菅豊(処理済み)
・警察から入手したという前校長の娘が襲われた映像
・前校長がどのように“ソウルコンバーター”の裏の性能を知り得たか?
・前校長のアルファブラッド入手経路
・コクーン(前校長が所持していた結晶化したアルファブラッド)の入手もしくは生成方法
・ソウルコンバーターによって、消滅させられた被害者の実態
「考えればキリがありませんが、少なくともこれだけの問題点を解決しなければなりません」
「この中で明らかに異なるのは、如月君が襲われた事案だけなんだ」
大介は一番最初の項目に赤ペンでアンダーライン引いた。
「そしてこれだけが“アルフ”が関係していると断定できます」
ルイーナは力強く断言した。
「なんで? 前校長がアルフと融合していた可能性は?」
「YOU、前校長は科学的知識に明るくなかったのです」
「え? でもソウルコンバーターやアルファブラッドについて詳しく知ってたんじゃないのか?」
ソウルコンバーターやアルファブラッドの知識は、一般市民では知りえないはずなのだ。
その情報どころか運用を行なっていただけで、相当の知識があると思い込んでいた。
「ソウルコンバーターについては、基本的な使用方法はレクチャーされます。その段階で前校長に、隠された機能をリークした者がいたのではないかと思われます」
「じゃあそいつがアルフかもしれないと?」
「いえ、アルフではないでしょう」
ルイーナははっきり否定した。
「その根拠は? アルフ以外にもソウルコンバーターを作ってる奴がいるのか?」
「そうですね。お話ししましょう。ソウルコンバーターが作られた真の目的を…」
そう言って、ルイーナは今までにないほど神妙な表情で語り出した。
<続く>
「やっぱり話さなくちゃいけない…ですよね?」
ルイーナはひどく嫌そうに呟いた。
「ああ、頼む。如月君が怪異に襲われた事案との明解な相違について、彼に認識してもらわなくてはならないからね」
大介が意味ありげな言い方をしたのが、湧には気になった。
「…判りました。ではまず小菅豊についてからお話しします」
湧がいずみに付きっきりだった間に、ルイーナはできる限りの情報を収集してきた。
小菅豊という男は、成績優秀者だった。
問題はそれ以外の全てが最悪だということである。
入学直後から挙動不審な点が多く、やがてそれが疑惑から真実に変わってきた。
「小菅は校内各所に盗聴器や盗撮用のカメラを仕掛け、生徒のプライバシーや不正行為を把握していたのです。そしてそれを脅迫のネタにしてきました」
ルイーナは不潔な物でも見るような口調で語る。
「それは本当なのか? いくら何でもにわかには信じられないよ。単なる一生徒何だよね?」
「そうです。だから好んで彼に近づくものはいませんでした」
そのうち、バスケ部部長大塚慎司の彼女の盗撮画像をネタに恐喝を始めた。
彼女の様子がおかしいことに気づいた大塚は、彼女から聞き出して発覚した。
小菅は大塚に話したことを責め、画像を街中にばらまいた。
やがて彼女はそのショックから自殺し、大塚は全ての元凶が小菅だと校長に進言したそうだ。
校長は事実関係を調査すると言ったまま、結局は何もしなかった。
大塚は怒り、校内中に小菅の悪事を吹聴するが、小菅の報復を恐れて誰も大塚を擁護しなかったのだ。
校長は自殺の原因が小菅だと知ったものの、その時には小菅に“ソウルコンバーター”の秘密を知られて脅迫されていたのだった。
「校長まで…。それにしても用意周到だな。小菅は悪い意味で頭がいいなぁ」
「YOU! そこで感心しないでください。これは序の口ですよ」
ルイーナは本気で怒り出した。それだけ小菅の本性が最悪なのだと、湧は気づいた。
「どうやら前校長が人体錬成を目論んで、アルファブラッドの生成をしていたことを知ったらしいのです」
「でも前校長も事に当たっては細心の注意をしてたんじゃないのか? そんなに簡単に尻尾を掴まれるなんて…」
「それは仕掛けた装置がおかしな挙動を示したため、校内の電圧を調べたんだと思う。校長の依頼を受けた後、実際に俺が調べた時も、装置が安定しなかった」
「そんなに表側に変化が起こるような、杜撰な管理だったんですか?」
大介が調査を始めた後も、放課後誰もいない校舎内で放電現象が起きていたらしい。
その度に検査機器が異常な電圧を感知していた。
「小菅はアルファブラッドが、体力を増幅するような万能薬だと勘違いしたらしく、タブレットサイズの結晶を数粒携帯していたようだ」
そう言って、大介はアルファブラッドの結晶が入ったビニールの小袋を掲げた。
「これは校長室の執務机から見つけたものだ」
「まあ、これなら薬だと思い込んでも仕方ないですね」
問題は効果が現れた時点で、小菅の身体はモンスター化して本人の意識が遠のき、本能の赴くまま人間を襲っていたようだ。
小菅本人は記憶があるものの、まるでゲームをしているように現実感が薄かったのではないかと思われた。
しかもアルファブラッドは“薬”ではないので、細胞に入り込んで蓄積されてゆく。
「アルファブラッドは相性が良ければ細胞強化が出来ますが、悪いと細胞分裂時に暴走する可能性が指摘されています。いわゆる“ガン化”です」
ルイーナが告げた内容で、湧はやっと理解できた。
「そうか! 小菅は細胞が“ガン化”して、モンスターになったってこと?」
「その通りです。娘さんのホムンクルスが小菅に襲われたことで、前校長も精神的に追い込まれたのでしょう。それまでに繰り返してきた誘拐と殺害(エネルギー化)の罪を小菅になすりつけて、自分の無実を立証しようと企んだのではないでしょうか?」
「ひでえ、どっちもどっちだなぁ」
湧も戻しそうな仕草で答えた。
「それだけ小菅に対しては恐怖と嫌悪が強かったと思います」
「とはいえ、“人体錬成”してまで娘さんを生き返らせたかったのかな?」
「如月君、それは今の君なら、いや、ここにいるみんななら切実に願うと思うよ?」
大介は困惑気味な笑顔で応えた。
「? あ! そうか! いずみと同じだ」
「そういうこと」
「ですね…」
前校長を責める気は無かったものの、錬金術でいう“人体錬成”という禁忌と同様のことを、自分たちも行っていたことに気付いた。
「前校長だけを責めるわけにはいかないな。でもどこで“アルファブラッド”の情報を得たのかは解明しないといけないでしょう」
湧は今回の騒動の本当の問題点に到達したのだと知った。
「そういうことです。ただ、私が派遣されることになった原因は、YOUが蘇生したという情報を得たからであって、前校長の件とは直接関係がないのです」
「ということは、来日してから調査案件が追加されたってこと?」
「そうです。どうやらYOUとは別のルートが疑われるとのことでした」
ルイーナの派遣が決まったのは、二代目校長の兼成が就任してからだが、それ以前の湧の一件は宮内庁病院の院長から報告されたとのことだった。
「そういうソースに関わることは極秘情報なので、口外無用にお願いしますね」
ルイーナはチロッと舌を出した。
「あ! そうかっ! アルファブラッドって、ルイーナの組織の方から院長に教えたんだね? どうりで…」
「? そうなんですか? 私たちは古来より使っていたようですよ?」
ルイーナが意外そうな顔で言うところを見ると、院長が命名したわけじゃなかったようだ。
「あの院長ぉ~~、まるで自分が名付けたような口調だったぞ!」
「まあまあ、いいじゃないか。あの院長は冗談好きなんだから…」
大介が宥めるが、湧は今まで院長が名付けたと思い込んでいたので、悔しそうだ。
「人をモルモットみたいにしてたし~~~、考えたら腹が立ってきましたよっ!」
湧は歯ぎしりするほど悔しがる。
みんなはそんな湧に微笑んでいただけだった。
「さて、これからの問題点は…」
ルイーナは再びホワイトボードに幾つかのワードを書き込んだ。
・湧を襲った怪異の正体
・さくらを襲った怪異の正体
・いずみを襲ったモンスター化した小菅豊(処理済み)
・警察から入手したという前校長の娘が襲われた映像
・前校長がどのように“ソウルコンバーター”の裏の性能を知り得たか?
・前校長のアルファブラッド入手経路
・コクーン(前校長が所持していた結晶化したアルファブラッド)の入手もしくは生成方法
・ソウルコンバーターによって、消滅させられた被害者の実態
「考えればキリがありませんが、少なくともこれだけの問題点を解決しなければなりません」
「この中で明らかに異なるのは、如月君が襲われた事案だけなんだ」
大介は一番最初の項目に赤ペンでアンダーライン引いた。
「そしてこれだけが“アルフ”が関係していると断定できます」
ルイーナは力強く断言した。
「なんで? 前校長がアルフと融合していた可能性は?」
「YOU、前校長は科学的知識に明るくなかったのです」
「え? でもソウルコンバーターやアルファブラッドについて詳しく知ってたんじゃないのか?」
ソウルコンバーターやアルファブラッドの知識は、一般市民では知りえないはずなのだ。
その情報どころか運用を行なっていただけで、相当の知識があると思い込んでいた。
「ソウルコンバーターについては、基本的な使用方法はレクチャーされます。その段階で前校長に、隠された機能をリークした者がいたのではないかと思われます」
「じゃあそいつがアルフかもしれないと?」
「いえ、アルフではないでしょう」
ルイーナははっきり否定した。
「その根拠は? アルフ以外にもソウルコンバーターを作ってる奴がいるのか?」
「そうですね。お話ししましょう。ソウルコンバーターが作られた真の目的を…」
そう言って、ルイーナは今までにないほど神妙な表情で語り出した。
<続く>
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