2 / 37
第一章 カナダ・バンフ
第2話 7年ぶりのバンフ
しおりを挟む
列車内は静かであったが前夜の10時間睡眠の所為かバンフ近しの興奮故か寝つきが悪い。朝も早く眼が覚めすっきりしない。しかしながら起きてしまえば車窓からの景色はやはりカナダだ。列車と平行して流れる渓流やアメリカ杉に7年前の記憶が鮮やかに蘇る。
朝食はオーストラリアからの老夫婦と同席となった。こちらの英会話レベルを察してくれたとみえ、ゆっくり話してくれ有難い。
途中駅の停車時間に例の幸せカップルと顔を合わせた。相変わらず楽しそう。勝手にイチャイチャしてなさい! 彼らとはバンフ駅で別れる事になる。Ptarmigan Inn に宿泊するそうだ。
昼過ぎ、バンフ駅に到着した。懐かしい。7年前がずっと昔のような気もするし、比較的最近のような気もする。
初めてこの地を訪れた時、このバンフの小さな無人駅は何だか『赤毛のアン』の冒頭に登場するアンとマシュウが待ち合わせをした駅にイメージが似ている気がしていた。今回もやはり同じように感じてしまう。
さて、OKショップで働いているユキと連絡が取れ、正ちゃん経営の日本レストラン”杉の家”で7年ぶりに、ユキ、マリちゃん、正ちゃんに再会できた。ユキ、正ちゃんは殆ど変わってない。ユキの奥様マリちゃんは若干老けたかな⁉ 苦労してるのかな? だとしたら、ユキが悪い。
2人には男の子、女の子が1人ずつ、正ちゃんには女の子が1人いるそうだ。
後日、3人のお子様たちとお逢いする機会が何度かあった。ユキ夫妻は美男美女なので、お子様たちのルックスには納得できた。とても納得できないのが正ちゃんの娘。まだ2歳ぐらいだけど、白人顔負けのやや青味がかったパッチリお眼眼の超美形少女だった。よほど日本人の奥様が美形なのか! それじゃ美女と野獣ではないか!
月末にヒロ夫妻が帰ってくるまで夫妻の部屋を一人で使用する事になる。前の”タウンハウス”より南に位置しており、バンフAvenueの商店街からは外れていて静かな場所だ。すぐ横に線路が走っている。
驚いた事にマンションの庭も線路内も鹿の糞だらけであった。しょっちゅうエルクが遊びにくるそうだ。実際、滞在中に何度かエルクを町中で見かけたが、町行く誰も知らん顔をしていた。見事に共存している。
一度線路近くに7~8頭が群れているのを見かけた事もあった。
前から自分のお気に入りだったFenlandの森に夕方には毎日のように行ってみた。ほぼ毎回のようにビーバーには出逢えた。大概1~2匹が森に接したボー川で悠々と泳いでいた。一度森に上がって樹を齧っているのを見た事もあった。
久しぶりに出逢った日は、その後会った老夫婦にその旨話したら、”Is that right?" と涼し気に返答された。珍しくも何でもないのであろう。ちょっと拍子抜け。
Sunshine Villageにも春スキーに出かけてみた。三度行ったのであるが、滑ったのは一度だけ。二度目に行ったときは積雪は十分であったが、クローズだった。運悪く臨時休業かと思い、翌日再度訪れたら又もやクローズ。もしや…?。ああ、やはり…。シーズンクローズだった。
最初、Sunshine Village への道は新道が建設されたのかと思ったが、正ちゃんによると旧道の道幅を拡げただけらしい。その正ちゃんもSunshine Village のシーズンクローズの事は知らなかったようで、春スキーには興味はないようだ。
一度だけ滑った7年ぶりのSunshine スキーはコブだらけで午前中は歯が立たなかった。午後からはレンタルスキーにも足が馴染んできて、雪も柔らかくなってきたので何とかカバーはできた。
気の所為か、リフト終点から眺めたアシナボイン山が7年前よりかなり近くに見えた。地殻変動の話は聞いてない。やはり気の所為か。
この時期当然かもだが、リフトもカフェテリアもガラガラ、シーズンクローズも止むを得ずかな⁉
朝食はオーストラリアからの老夫婦と同席となった。こちらの英会話レベルを察してくれたとみえ、ゆっくり話してくれ有難い。
途中駅の停車時間に例の幸せカップルと顔を合わせた。相変わらず楽しそう。勝手にイチャイチャしてなさい! 彼らとはバンフ駅で別れる事になる。Ptarmigan Inn に宿泊するそうだ。
昼過ぎ、バンフ駅に到着した。懐かしい。7年前がずっと昔のような気もするし、比較的最近のような気もする。
初めてこの地を訪れた時、このバンフの小さな無人駅は何だか『赤毛のアン』の冒頭に登場するアンとマシュウが待ち合わせをした駅にイメージが似ている気がしていた。今回もやはり同じように感じてしまう。
さて、OKショップで働いているユキと連絡が取れ、正ちゃん経営の日本レストラン”杉の家”で7年ぶりに、ユキ、マリちゃん、正ちゃんに再会できた。ユキ、正ちゃんは殆ど変わってない。ユキの奥様マリちゃんは若干老けたかな⁉ 苦労してるのかな? だとしたら、ユキが悪い。
2人には男の子、女の子が1人ずつ、正ちゃんには女の子が1人いるそうだ。
後日、3人のお子様たちとお逢いする機会が何度かあった。ユキ夫妻は美男美女なので、お子様たちのルックスには納得できた。とても納得できないのが正ちゃんの娘。まだ2歳ぐらいだけど、白人顔負けのやや青味がかったパッチリお眼眼の超美形少女だった。よほど日本人の奥様が美形なのか! それじゃ美女と野獣ではないか!
月末にヒロ夫妻が帰ってくるまで夫妻の部屋を一人で使用する事になる。前の”タウンハウス”より南に位置しており、バンフAvenueの商店街からは外れていて静かな場所だ。すぐ横に線路が走っている。
驚いた事にマンションの庭も線路内も鹿の糞だらけであった。しょっちゅうエルクが遊びにくるそうだ。実際、滞在中に何度かエルクを町中で見かけたが、町行く誰も知らん顔をしていた。見事に共存している。
一度線路近くに7~8頭が群れているのを見かけた事もあった。
前から自分のお気に入りだったFenlandの森に夕方には毎日のように行ってみた。ほぼ毎回のようにビーバーには出逢えた。大概1~2匹が森に接したボー川で悠々と泳いでいた。一度森に上がって樹を齧っているのを見た事もあった。
久しぶりに出逢った日は、その後会った老夫婦にその旨話したら、”Is that right?" と涼し気に返答された。珍しくも何でもないのであろう。ちょっと拍子抜け。
Sunshine Villageにも春スキーに出かけてみた。三度行ったのであるが、滑ったのは一度だけ。二度目に行ったときは積雪は十分であったが、クローズだった。運悪く臨時休業かと思い、翌日再度訪れたら又もやクローズ。もしや…?。ああ、やはり…。シーズンクローズだった。
最初、Sunshine Village への道は新道が建設されたのかと思ったが、正ちゃんによると旧道の道幅を拡げただけらしい。その正ちゃんもSunshine Village のシーズンクローズの事は知らなかったようで、春スキーには興味はないようだ。
一度だけ滑った7年ぶりのSunshine スキーはコブだらけで午前中は歯が立たなかった。午後からはレンタルスキーにも足が馴染んできて、雪も柔らかくなってきたので何とかカバーはできた。
気の所為か、リフト終点から眺めたアシナボイン山が7年前よりかなり近くに見えた。地殻変動の話は聞いてない。やはり気の所為か。
この時期当然かもだが、リフトもカフェテリアもガラガラ、シーズンクローズも止むを得ずかな⁉
0
あなたにおすすめの小説
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
偽夫婦お家騒動始末記
紫紺
歴史・時代
【第10回歴史時代大賞、奨励賞受賞しました!】
故郷を捨て、江戸で寺子屋の先生を生業として暮らす篠宮隼(しのみやはやて)は、ある夜、茶屋から足抜けしてきた陰間と出会う。
紫音(しおん)という若い男との奇妙な共同生活が始まるのだが。
隼には胸に秘めた決意があり、紫音との生活はそれを遂げるための策の一つだ。だが、紫音の方にも実は裏があって……。
江戸を舞台に様々な陰謀が駆け巡る。敢えて裏街道を走る隼に、念願を叶える日はくるのだろうか。
そして、拾った陰間、紫音の正体は。
活劇と謎解き、そして恋心の長編エンタメ時代小説です。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
島猫たちのエピソード2025
BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。
石垣島は野良猫がとても多い島。
2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。
「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。
でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。
もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。
本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。
スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる