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第20話 爽やかな朝、待つ魔王
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土曜日。今日もオレは探している。風が爽やかでとても気持ちがいい。そんな朝からオレはずっと探している。だが、今探している相手は勇者でなく昨日結局回収出来なかったヤツ、脱衣魔だ。もちろん勇者も忘れず探しているが――。使い道はあまりないかもしれないけれど昨日の件もあり手札は増やしておきたいと思った。
なので朝から犬の散歩に付き合っている。だがいまだ出てこない。まさか、本気で消化吸収された? 魔物を? この世界の犬怖っ。
「家に戻るかぁ」
犬は散歩中の外でしかう○ちをしないのはわかっているので家にさっさと戻り、自由の身で勇者探索をしたい。
といっても今日は学校はないから、探すあてなんてこれっぽっちもないけれど。
……はやく月曜にならないかな。
「あれ? たっくーん!」
犬の尻を見るのをやめ、立ち上がろうとしていたら背中に重さがかかる。この重さ……といか、この呼び方は一人しかいないな。
「おい、夜。人違いだったらどうするつもりだ」
「え、それはないでしょ。ボクがたっくんを見間違えるはずがない」
思った通り幼なじみの夜だった。何か言う前にぱっと離れてくれたので、立ち上がる邪魔にはならなかった。察しは本当にいいんだよな。
「あー、ワンちゃんのおさんぽしてたんだね。おはよう、ケルベロスくん」
あ……、噛まれるとヤバいか? そう思い、とめようとするよりはやく夜は犬に手を伸ばしていた。
ケルベロスを知っているようだし、大丈夫か。
「よーしよーし、人懐っこいよね。ケルベロスくん。あはは、くすぐったい」
真由がここにいなくて良かったかもしれない。犬のあまりの対応の差に愕然としてしまう可能性が大だ。オレでさえ、この違いに怒りを抑えきれそうにないぞ。
「動物の扱い得意なのか?」
「ん? あー、そうだね。昔から動物は好きだったからそのせいかなぁ」
やはり、ミッドナイトと重なって見える。動物に限らず魔物達にも好かれていたアイツはビーストマスターだったからなぁ。優しすぎて魔物を戦闘に行かせるより自分が真っ先に飛び出していくようなヤツだったが……。
本当、皆で一緒に転生出来ればよかったのにな。争いのないこの世界なら皆で幸せになれたのに――。あの場にいたのは勇者とオレ。ミッドナイト達は離れた場所にいただろう。まだ、あの世界では戦い続けてたりするのかな……。
朝の優しい太陽の光が夜のショートに揃えられた髪を照らす。犬と笑顔で戯れている姿はまるで天使のようだ。
「ほんと、なぜだろう」
「ん、なにか言った?」
「いや」
否定したけれど気にはなる。どうして彼女はずっと男の姿でいるのだろう。いや、答えはなんとなくわかっている。昔、女の子たちにいじめられたことがあった。それで女の子というものが怖いのかもしれない。夜の気持ちがそうしたいと思っているなら、オレはそれに合わせるだけだ。夜は男。夜は男!!
女の子として扱うとたぶんコイツは嫌がるだろうから……。
ただ、成長しているのだ。男だというには立派な胸の膨らみが。隠してはいるようだが、毎度のように当てられているからわかってしまう。
「ねー、何だよー」
「だから、何でも……ある……」
「ある!? 何、突然のエセ中国語? いーあーるさんすーある?」
違う。あるんだよ!! 公園の向こう側。真由がいるんだよ!! しかも男と向かい合って。相手は……頭脳君。まさか、告白する相手……。まさか、お前もか!?
「あれ? もしかしてまゆちゃんと凛ちゃんと頭脳君?」
オレの視線の先を追いかけた夜が気がつく。ん? いまなんと? どうやらもう一人そこにいたようだ。しっかりと見れば魔次佳さんも一緒にいた。なんだ、三人か。なら問題はないな!
あばばばばと動揺していたオレを投げ飛ばし、冷静なオレとこんにちわする。
「なんの集まりなのかな。あ、まゆちゃんだけ手を振って離れたよ」
「ホントだ。なんだろうな」
「ん、それはね」
びっくりして心臓が飛び出すかと思った。オレ達の横にいきなり真由がいたのだ。
「ま、ままままま……」
「しーだよ。もうすぐ大事な時間だから」
真由は指で口を押さえシーッとする。
「何が始まるの?」
何事もなかったように冷静な顔の夜が聞く。
「第二回告白前の告白だよ」
「へ?」
意味が分からずオレは首を傾げた。
「へぇ」
夜は興味津々でわくわくしているようだ。口が猫のようになっていた。
「ここからじゃあ聞こえないけどさ、聞いちゃ悪いから離れたいんだけど、二人ともいいかな」
「え、そうなの」
気になる。気になるが、真由が離れようというのでオレはそこを離れ始める。夜は興味津々だったからか、後ろ髪を引かれていた。
「あの二人、告白するしないで悩んでたみたい。素直に告白してればあんな事にならなかったのにね。だから私、背中押してきちゃった。上手くいくといいな」
真由はやりきったーと背伸びする。
「何なに? なんの事? あの二人付き合うの?」
夜は意外と食いついている。
「どうかなぁ。またテストの結果次第とか言いださなければいいけど」
「テストの結果? あの状況ならもうしちゃうでしょ」
「そう、告白してもらうために二人にしたんだから」
ちくちくと告白という言葉がオレに刺さってくる。いや、オレに言ってるわけじゃない。わけじゃないのに刺さってくる気がしてならない。
今、告白するか? いやいや、夜がいるじゃないか。二人きり、二人きりの時に……。次に二人きりはあるのか?
「そっか。いいな、好きな人に好きって言えて」
夜にもいるんだろうか。男の姿をしているがそこは女の子、真由と恋話をしていてとても楽しそうだ。
「勇気がいるよね。本当」
そうだ。すごく勇気がいる。待っててくれ、真由。勇者を見つけ、ごめんなの告白したあと。きっと真由に告白するから。
答えが駄目だろうと逃げずに戦うぞ。今のままじゃ、オレは忠野にすら負けてるからなっ!!
「あ、ごめんね。入りにくかったよね。会話」
「あ、いや。大丈夫」
「たっくん、知ってたの? あんまりびっくりしてないね」
「昨日の夜、ちょっとな」
「え、夜何があったの?」
しまった。これは口外しないほうがいいのか?
続きをどういえばいいかと思案していると真由が代わりに答えた。
「えっと、ほらもうすぐ学校で走るでしょ? だから私達練習してるんだ。その時に頭脳君にたまたま会って話を聞いたから」
「そ、そうそう」
「あ、そうか。体育祭の練習か」
「ねぇ、そうだ!!」
真由がいい事思いついたと言いたげに手を叩く。
「皆で走ろうよ。昔みたいに、永遠ちゃん拓也君夜ちゃんと私。ね、一緒にやろう夜ちゃんも」
「え……。あ、いいよ。一緒に走る」
こうして、オレは真由とのランデブーを続ける事が出来るのを知った。
ただし、妹につづき夜の参戦も決まったようだ。二人きりになれるタイミングよ、さらばだ。
回収も、やりづらくなりそうだな。
なので朝から犬の散歩に付き合っている。だがいまだ出てこない。まさか、本気で消化吸収された? 魔物を? この世界の犬怖っ。
「家に戻るかぁ」
犬は散歩中の外でしかう○ちをしないのはわかっているので家にさっさと戻り、自由の身で勇者探索をしたい。
といっても今日は学校はないから、探すあてなんてこれっぽっちもないけれど。
……はやく月曜にならないかな。
「あれ? たっくーん!」
犬の尻を見るのをやめ、立ち上がろうとしていたら背中に重さがかかる。この重さ……といか、この呼び方は一人しかいないな。
「おい、夜。人違いだったらどうするつもりだ」
「え、それはないでしょ。ボクがたっくんを見間違えるはずがない」
思った通り幼なじみの夜だった。何か言う前にぱっと離れてくれたので、立ち上がる邪魔にはならなかった。察しは本当にいいんだよな。
「あー、ワンちゃんのおさんぽしてたんだね。おはよう、ケルベロスくん」
あ……、噛まれるとヤバいか? そう思い、とめようとするよりはやく夜は犬に手を伸ばしていた。
ケルベロスを知っているようだし、大丈夫か。
「よーしよーし、人懐っこいよね。ケルベロスくん。あはは、くすぐったい」
真由がここにいなくて良かったかもしれない。犬のあまりの対応の差に愕然としてしまう可能性が大だ。オレでさえ、この違いに怒りを抑えきれそうにないぞ。
「動物の扱い得意なのか?」
「ん? あー、そうだね。昔から動物は好きだったからそのせいかなぁ」
やはり、ミッドナイトと重なって見える。動物に限らず魔物達にも好かれていたアイツはビーストマスターだったからなぁ。優しすぎて魔物を戦闘に行かせるより自分が真っ先に飛び出していくようなヤツだったが……。
本当、皆で一緒に転生出来ればよかったのにな。争いのないこの世界なら皆で幸せになれたのに――。あの場にいたのは勇者とオレ。ミッドナイト達は離れた場所にいただろう。まだ、あの世界では戦い続けてたりするのかな……。
朝の優しい太陽の光が夜のショートに揃えられた髪を照らす。犬と笑顔で戯れている姿はまるで天使のようだ。
「ほんと、なぜだろう」
「ん、なにか言った?」
「いや」
否定したけれど気にはなる。どうして彼女はずっと男の姿でいるのだろう。いや、答えはなんとなくわかっている。昔、女の子たちにいじめられたことがあった。それで女の子というものが怖いのかもしれない。夜の気持ちがそうしたいと思っているなら、オレはそれに合わせるだけだ。夜は男。夜は男!!
女の子として扱うとたぶんコイツは嫌がるだろうから……。
ただ、成長しているのだ。男だというには立派な胸の膨らみが。隠してはいるようだが、毎度のように当てられているからわかってしまう。
「ねー、何だよー」
「だから、何でも……ある……」
「ある!? 何、突然のエセ中国語? いーあーるさんすーある?」
違う。あるんだよ!! 公園の向こう側。真由がいるんだよ!! しかも男と向かい合って。相手は……頭脳君。まさか、告白する相手……。まさか、お前もか!?
「あれ? もしかしてまゆちゃんと凛ちゃんと頭脳君?」
オレの視線の先を追いかけた夜が気がつく。ん? いまなんと? どうやらもう一人そこにいたようだ。しっかりと見れば魔次佳さんも一緒にいた。なんだ、三人か。なら問題はないな!
あばばばばと動揺していたオレを投げ飛ばし、冷静なオレとこんにちわする。
「なんの集まりなのかな。あ、まゆちゃんだけ手を振って離れたよ」
「ホントだ。なんだろうな」
「ん、それはね」
びっくりして心臓が飛び出すかと思った。オレ達の横にいきなり真由がいたのだ。
「ま、ままままま……」
「しーだよ。もうすぐ大事な時間だから」
真由は指で口を押さえシーッとする。
「何が始まるの?」
何事もなかったように冷静な顔の夜が聞く。
「第二回告白前の告白だよ」
「へ?」
意味が分からずオレは首を傾げた。
「へぇ」
夜は興味津々でわくわくしているようだ。口が猫のようになっていた。
「ここからじゃあ聞こえないけどさ、聞いちゃ悪いから離れたいんだけど、二人ともいいかな」
「え、そうなの」
気になる。気になるが、真由が離れようというのでオレはそこを離れ始める。夜は興味津々だったからか、後ろ髪を引かれていた。
「あの二人、告白するしないで悩んでたみたい。素直に告白してればあんな事にならなかったのにね。だから私、背中押してきちゃった。上手くいくといいな」
真由はやりきったーと背伸びする。
「何なに? なんの事? あの二人付き合うの?」
夜は意外と食いついている。
「どうかなぁ。またテストの結果次第とか言いださなければいいけど」
「テストの結果? あの状況ならもうしちゃうでしょ」
「そう、告白してもらうために二人にしたんだから」
ちくちくと告白という言葉がオレに刺さってくる。いや、オレに言ってるわけじゃない。わけじゃないのに刺さってくる気がしてならない。
今、告白するか? いやいや、夜がいるじゃないか。二人きり、二人きりの時に……。次に二人きりはあるのか?
「そっか。いいな、好きな人に好きって言えて」
夜にもいるんだろうか。男の姿をしているがそこは女の子、真由と恋話をしていてとても楽しそうだ。
「勇気がいるよね。本当」
そうだ。すごく勇気がいる。待っててくれ、真由。勇者を見つけ、ごめんなの告白したあと。きっと真由に告白するから。
答えが駄目だろうと逃げずに戦うぞ。今のままじゃ、オレは忠野にすら負けてるからなっ!!
「あ、ごめんね。入りにくかったよね。会話」
「あ、いや。大丈夫」
「たっくん、知ってたの? あんまりびっくりしてないね」
「昨日の夜、ちょっとな」
「え、夜何があったの?」
しまった。これは口外しないほうがいいのか?
続きをどういえばいいかと思案していると真由が代わりに答えた。
「えっと、ほらもうすぐ学校で走るでしょ? だから私達練習してるんだ。その時に頭脳君にたまたま会って話を聞いたから」
「そ、そうそう」
「あ、そうか。体育祭の練習か」
「ねぇ、そうだ!!」
真由がいい事思いついたと言いたげに手を叩く。
「皆で走ろうよ。昔みたいに、永遠ちゃん拓也君夜ちゃんと私。ね、一緒にやろう夜ちゃんも」
「え……。あ、いいよ。一緒に走る」
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