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第2話
しおりを挟むドロシーとピーターは実家に離れを作って暮らすそうですわ。
なので、まず私はドロシーと距離をとる決意をし、修道女になることにいたしました。
流石のドロシーでも結婚した身で修道院までは追ってこれないでしょう。
そこでふと我に返りました。
私はドロシーが結婚さえしていなければ私を追って修道院まで来ることを予感していたということに。
ドロシーは昔から私のものを何でも欲しがりましたの。
両親が姉妹2人に同じものを与えても、自分の分には興味を持たず、必ず私が持っているものに執着した。
そして私のものがドロシーのものになった後、彼女は決まって興味をなくし、また新しく私のものに執着を見せるようになるのでした。
そう、今までずっとそうでした。
子供のころも勿論そんなドロシーが苦手でしたが、妹というものはそういうものなのかと無理やり自分を納得させているところもありました。
しかし、今回のピーターの件はドロシーの異常さを痛感するには十分な体験でした。
姉の婚約者だからといって、人を物と同じように執着し、手に入れたら興味を失う。こんなことが普通の人間の所業でしょうか!?
私は最小限の荷物のみ持ち、おぞましい実家から修道院へ向かう馬車に乗り込みました。
次にここに帰ってくるときはドロシー、貴女と永遠の決別をする日になりますわ。
無事修道女になった私は、規則正しくも静かな生活に心が癒されていきました。
ドロシーがいないというだけで、こんなにも心が晴れやかになるとは、実家にいたままでは気が付けなかったことですわ。
それと同時に異常なドロシーへの復讐の気持ちも心にしかと持ち続けました。
私はこの修道院でドロシーへの復讐計画を完成させるつもりです。
必ずあの恐ろしいドロシーを打ち破り、私は私の人生を取り戻すのです。
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