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人種差別撤廃条約が国際連盟規約に持ち込まれる。
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第1次世界大戦の被害は大きかったが、
遅れて参戦したアメリカの被害は途轍もなく大きな被害に膨れ上がった。
アメリカの戦死者数と戦病死、インフルエンザなどによる病死は500万人を超えたと言われている。
戦時中にニューヨークで発生した大火災などの被害も含めてだが、、、
確かにアメリカにも連合国から大量注文が舞い込んで来て、史上でも稀な好景気になったのだが、あまりの被害の大きさにはアメリカ国民も失望して声も出なかった。
いかにアメリカが大国であっても500万人の損失は小さなものではない。
日本なんかは逆に、
『欧州の戦争になんでそんなに派兵するの?』と思ってしまうのだが。
日本は2個航空師団を派兵して、イギリスの燃料と機体で訓練を重ねて大勢のパイロットの育成に成功して得をしている。
まぁ、これもインフルエンザの被害で訓練しかやる事が無かった為だが。
そして、失われはしなかったものの、
日本にとって自慢の戦艦8隻が退役する事になってしまった。
だが、日本の国民総生産は大幅に増大して好景気だったから日本には第1次世界大戦は良い思い出ばかりだと言える。
国際連盟において、人種差別撤廃条約も
規約に入れる事ができたし。
日本にとっては念願だと言ってもいい。
1916年頃からイギリス海軍は『ロイヤル・サブリン』(リヴェンジ)が1番早く竣工したのでリヴェンジ級というのが正しいか、、、
を竣工し始めた。
日本でも遅ればせながらリヴェンジ級と同等以上の戦艦の建造を開始する。
リヴェンジ級は全長190m全幅27m
(のちに改装されて31.1m)
基準排水量は28000トン、満載排水量は31200トンで、
42口径38.1cm砲を8門搭載している。
他に、15.2cm(45口径)単装速射砲を14基。
7.6cm(45口径)単装高角砲を2基。
10.2cm50口径連装高角砲4基。
4.7cm(43口径)単装機砲2基。
53.3cm水中魚雷発射管4基を持っていた。
装甲は舷側:330mm(水線部主装甲)であり、152mm(最上甲板部)、51~152mm(艦首尾部)、25mm(水線下隔壁)
主甲板:51mm。
主砲塔: 330mm(前盾)、279mm(側盾)、279mm(後盾)、114mm(天蓋)
であり、装甲は厚い。
最高速力は23ノットだ。
リヴェンジ級はイギリス戦艦の集大成の
1つとも言われている。
そのリヴェンジ級のような戦艦を日本が建造するかもしれないと知り、アメリカ大統領は日本を何とかしなくてはならないと決意する。
アメリカは日本の事を軽視していた。
所詮は三流国家だと思っていた。
だが、ユトランド沖海戦で日本は大活躍する。
戦艦も装甲巡洋艦も沈まなかったのは
運だったのだが、堅牢で知られるドイツ戦艦と互角以上に戦い、8隻ものドイツ戦艦を撃沈するとは侮り難い大戦果だ。
しかも、日本が次に建造する戦艦の全長はリヴェンジ級よりも長い200m級の全長になるらしい。
いくら日本製の動力機関でもリヴェンジ級と同等くらいの速力を出せてしまうかもしれない。
日本はすでに金剛級戦艦を4隻も持っていた。
イギリスで建造された金剛は損傷によって退役する事になったが、榛名、比叡、霧島の3隻は参戦したが無事に日本に帰国でき、健在である。
その金剛を拡大させた戦艦の建造など
許せないと大統領やアメリカ海軍は思うようになりつつあった。
国際連盟規約に人種差別撤廃条約が盛り込まれて世界は揺れ動こうとしていた。
遅れて参戦したアメリカの被害は途轍もなく大きな被害に膨れ上がった。
アメリカの戦死者数と戦病死、インフルエンザなどによる病死は500万人を超えたと言われている。
戦時中にニューヨークで発生した大火災などの被害も含めてだが、、、
確かにアメリカにも連合国から大量注文が舞い込んで来て、史上でも稀な好景気になったのだが、あまりの被害の大きさにはアメリカ国民も失望して声も出なかった。
いかにアメリカが大国であっても500万人の損失は小さなものではない。
日本なんかは逆に、
『欧州の戦争になんでそんなに派兵するの?』と思ってしまうのだが。
日本は2個航空師団を派兵して、イギリスの燃料と機体で訓練を重ねて大勢のパイロットの育成に成功して得をしている。
まぁ、これもインフルエンザの被害で訓練しかやる事が無かった為だが。
そして、失われはしなかったものの、
日本にとって自慢の戦艦8隻が退役する事になってしまった。
だが、日本の国民総生産は大幅に増大して好景気だったから日本には第1次世界大戦は良い思い出ばかりだと言える。
国際連盟において、人種差別撤廃条約も
規約に入れる事ができたし。
日本にとっては念願だと言ってもいい。
1916年頃からイギリス海軍は『ロイヤル・サブリン』(リヴェンジ)が1番早く竣工したのでリヴェンジ級というのが正しいか、、、
を竣工し始めた。
日本でも遅ればせながらリヴェンジ級と同等以上の戦艦の建造を開始する。
リヴェンジ級は全長190m全幅27m
(のちに改装されて31.1m)
基準排水量は28000トン、満載排水量は31200トンで、
42口径38.1cm砲を8門搭載している。
他に、15.2cm(45口径)単装速射砲を14基。
7.6cm(45口径)単装高角砲を2基。
10.2cm50口径連装高角砲4基。
4.7cm(43口径)単装機砲2基。
53.3cm水中魚雷発射管4基を持っていた。
装甲は舷側:330mm(水線部主装甲)であり、152mm(最上甲板部)、51~152mm(艦首尾部)、25mm(水線下隔壁)
主甲板:51mm。
主砲塔: 330mm(前盾)、279mm(側盾)、279mm(後盾)、114mm(天蓋)
であり、装甲は厚い。
最高速力は23ノットだ。
リヴェンジ級はイギリス戦艦の集大成の
1つとも言われている。
そのリヴェンジ級のような戦艦を日本が建造するかもしれないと知り、アメリカ大統領は日本を何とかしなくてはならないと決意する。
アメリカは日本の事を軽視していた。
所詮は三流国家だと思っていた。
だが、ユトランド沖海戦で日本は大活躍する。
戦艦も装甲巡洋艦も沈まなかったのは
運だったのだが、堅牢で知られるドイツ戦艦と互角以上に戦い、8隻ものドイツ戦艦を撃沈するとは侮り難い大戦果だ。
しかも、日本が次に建造する戦艦の全長はリヴェンジ級よりも長い200m級の全長になるらしい。
いくら日本製の動力機関でもリヴェンジ級と同等くらいの速力を出せてしまうかもしれない。
日本はすでに金剛級戦艦を4隻も持っていた。
イギリスで建造された金剛は損傷によって退役する事になったが、榛名、比叡、霧島の3隻は参戦したが無事に日本に帰国でき、健在である。
その金剛を拡大させた戦艦の建造など
許せないと大統領やアメリカ海軍は思うようになりつつあった。
国際連盟規約に人種差別撤廃条約が盛り込まれて世界は揺れ動こうとしていた。
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