大日本帝国勇躍す！もし日本にお金があったら。

そしての世界大恐慌。日本はケインズ流の経済政策で大復活

世界大恐慌は予測できた人間達にとってすれば大儲けのビッグチャンスであり、
ビッグウェーブでした。

祖父は思いっきり暗躍して楽しんだようです。
何やら不思議な言葉を叫んでしまうくらいの大儲けができたとか、、、

もう、ここが底だろうと買い支えようとするアメリカの財閥達の行動を嘲笑うかのように売り浴びせ、株価が反発して上昇するたびに儲けを拾って思い通りに
大儲けできたそうです。

アメリカの大財閥はとんでもない資産をうしなったとか、、、

このような行動はかけている金額で難易度が違ってきます。

祖父達は日本の国家予算の50年分以上とも言われる金額を稼いで個人資産は更に増えました。

このお金をふんだんに使って大恐慌に
揉まれて大変な日本国に派手にインフラ投資しました。

あの青森から博多までに高速鉄道を開通させようとしたし、日本の各地の港を大整備して大型船舶が使用できるようにしたり、飛行場を増やしたりダムを建設したり火力発電所を建設したり、高速道路を建設したり、、、
凄い勢いでお金を使った結果、失業者はいなくなり日本はいち早く大恐慌から立ち直ってしまいました。

道路の舗装率が凄く高くなったのもこの時からですね。

どうやら祖父は世界大恐慌が起きるのを予測して入念に準備をしていた様子です。
ミゼットやマーク１をよく見るようになったのも、この経済成長時代だそうですね。
祖父は釣られてどん底に下がった優良企業の株を買い漁って大株主になりつつ
大儲けして資産を増やしました。

日本政府が経済対策をする前に祖父が経済対策をしちゃって、日本はV字回復して世界を驚かせました。

祖父に言わせれば、日本の経済規模が少なくて、作らなければいけないインフラがたくさんあったからこそ、こんな事が
できたのだとか、、、

凄いものです。

そして古臭かった日本の港湾の荷揚げ能力を大幅に上げました。

宇垣グループが支配している港は24時間体制で荷揚げと荷下ろしを行いますし、埠頭に直接大型船を横付けして、大型クレーンで大きな重量の荷物を船から陸に下ろします。

水深が浅くて離れた場所に停泊せざるを得なかった船から艀（はしけ）に荷物を人力で運んで、艀を埠頭に移動させて艀から港に荷揚げしてと人力頼りの旧来のシステムとは大違いです。

この艀を使って荷下ろしや荷揚げをしていた人達を沖仲仕（おきおきし）と言います。
力は強いが喧嘩っ早くヤクザのような連中です。
こいつらを動かす為に力で支配させるための組織としてマフィアやヤクザの組織が誕生しました。

祖父は沖仲仕やヤクザを傘下に収めて支配していたからこそ港を支配する事ができたのでしょう。

日本の主要な港湾は宇垣が支配してしまいました。