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最弱の職業 生活魔術師参上!!
2話 最弱の職業 生活魔術師
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『完全にテンプレだよ。勇者召喚されて魔王討伐とか。』俺は心の中でそう思った。
「“ステータス解放”と言ってみなさい。」
そう老人は言った。
「ステータス解放!!」
俺は遠慮なく言ってみた。
何故ならこんなにゲーマーの俺にときめくものは無かったからだ。
すると“ビッ”という音が出てデジタルガラスの様なものが現れた。
それに続いて、生徒達や平川先生も同様に行った。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
如月 神羅 性別 男 年齢 17
種族 ヒューマン
職業 生活魔術師
HP 175 / 175 攻撃力 17
MP 347 / 347 防御力 11
魔法
・飲料水生成 ・洗濯、食器用洗剤生成 ・発火 ・部屋浄化 ・殺虫魔法 ・付加家事能力アップ
・生活魔法生成 ・荷物収納
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
「職業が勇者の方」
あの老人が尋ねた。
「あ!俺ー勇者です!!」
そう言ったのは、成績優秀、スポーツ万能、兎に角イケメンな黒崎 零治だ。
彼女が13人という噂もある。
「秀斗!!お前なんだった?」
俺は秀斗に尋ねた。
「えーっと…罠師だな。」
「へぇ~、凄そうだな!」
「お前のは?シンラ!」
秀斗が尋ねて来た。
「俺の職業は……ん?生活魔術師?」
「なんじゃそりゃ?」
“!!!”
「今……生活魔術師と言ったか?」
老人が尋ねて来た。
「はい。俺の職業は生活魔術師です。」
「ああぁ……なんて事だ…………」
老人は額に手を当てながら言った。
「えーっと。何か?」
「黙れ!!この出来損ない!!」
「は?」
老人が急に怒鳴りだした。
「嗚呼、神よ……一体何故この様な出来損ないを…………」
「出来損ない出来損ないって何だよ!!」
「当たり前であろう!!生活魔術師などはっきり言えばゴミ!!
いくつもある職業の中で最弱だ!!戦闘など只の足手纏いだ!」
「う…嘘だろ……」
俺は絶望した。あれほど憧れた異世界でその職業が最弱。
「さて、話の続きだ。」
老人が話を再開した。
「お主達には、魔王討伐という使命がかけられておる。
まず、それを達成しなければ元の世界に戻れないだろう。」
その後も話は続いた。
そして、生徒と先生は王宮の1部屋ずつを与えられた。
どうやらここは王宮の中の教会だったらしい。
◇
「はあぁぁ……どうして………」
俺は部屋の中で悲しみに明け暮れていた。
俺の隣の部屋は書庫だった為、生活魔術師について調べてみると、
あの老人が言うことが納得出来るような事が書かれていた。
「“ステータス解放”と言ってみなさい。」
そう老人は言った。
「ステータス解放!!」
俺は遠慮なく言ってみた。
何故ならこんなにゲーマーの俺にときめくものは無かったからだ。
すると“ビッ”という音が出てデジタルガラスの様なものが現れた。
それに続いて、生徒達や平川先生も同様に行った。
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如月 神羅 性別 男 年齢 17
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職業 生活魔術師
HP 175 / 175 攻撃力 17
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魔法
・飲料水生成 ・洗濯、食器用洗剤生成 ・発火 ・部屋浄化 ・殺虫魔法 ・付加家事能力アップ
・生活魔法生成 ・荷物収納
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「職業が勇者の方」
あの老人が尋ねた。
「あ!俺ー勇者です!!」
そう言ったのは、成績優秀、スポーツ万能、兎に角イケメンな黒崎 零治だ。
彼女が13人という噂もある。
「秀斗!!お前なんだった?」
俺は秀斗に尋ねた。
「えーっと…罠師だな。」
「へぇ~、凄そうだな!」
「お前のは?シンラ!」
秀斗が尋ねて来た。
「俺の職業は……ん?生活魔術師?」
「なんじゃそりゃ?」
“!!!”
「今……生活魔術師と言ったか?」
老人が尋ねて来た。
「はい。俺の職業は生活魔術師です。」
「ああぁ……なんて事だ…………」
老人は額に手を当てながら言った。
「えーっと。何か?」
「黙れ!!この出来損ない!!」
「は?」
老人が急に怒鳴りだした。
「嗚呼、神よ……一体何故この様な出来損ないを…………」
「出来損ない出来損ないって何だよ!!」
「当たり前であろう!!生活魔術師などはっきり言えばゴミ!!
いくつもある職業の中で最弱だ!!戦闘など只の足手纏いだ!」
「う…嘘だろ……」
俺は絶望した。あれほど憧れた異世界でその職業が最弱。
「さて、話の続きだ。」
老人が話を再開した。
「お主達には、魔王討伐という使命がかけられておる。
まず、それを達成しなければ元の世界に戻れないだろう。」
その後も話は続いた。
そして、生徒と先生は王宮の1部屋ずつを与えられた。
どうやらここは王宮の中の教会だったらしい。
◇
「はあぁぁ……どうして………」
俺は部屋の中で悲しみに明け暮れていた。
俺の隣の部屋は書庫だった為、生活魔術師について調べてみると、
あの老人が言うことが納得出来るような事が書かれていた。
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