8 / 131
戦国時代へ
尼子再興軍のメンバー
しおりを挟む
そして部屋に戻り、しばらくするとさっきの女が来た。
「すみません。そろそろ時間なので呼びに来ましたよ。」
そう言われ、小次郎は部屋から出た。
そして向かう先は大広間である。
女は部屋に入り言う。
「言われた通り、お連れしました。」
そこには昨日居た山中鹿之助と立原久綱と他3人である。
小次郎は女の隣に座る。
重臣達と聞いていたが良く見ると女が多い。
まず、鹿之助と隣にいる女。
それから昨日は居なかった3人のうち二人が女だ。
鹿之助もそうだが、史実とは違って女でも重臣に取り立てられる事があるのだろう。
「小次郎よ。昨日はみんなが出払っていて紹介が出来なかったが、私を含めここにいる6人が尼子再興軍の重臣だ。」
「(6人?あ、隣にいる娘も重臣なのか。)」
鹿之助は続けて話す。
「まず、昨日居たこの人が私の叔父であり、尼子家再興の話を私に持ち掛けてきた人、立原久綱だ。」
そして次は昨日居なかった3人の紹介をする。
「まず、この立派な髭をしている方が熊谷新右衛門さんだ。尼子三傑と言われるほどの武勇の持ち主だ。」
熊谷新右衛門と言われた男は立派な髭、そしてガタイが良い。
戦国時代の男性の平均身長は157センチぐらいと言われているが熊谷は170センチはある。
この時代では大男は言い過ぎだが間違いなくこの時代の男の憧れる身長だろう。
熊谷は笑顔で小次郎に言う。
「熊谷だ。分からないことがあったら遠慮無く聞いてくれ。」
「(熊谷新右衛門、武勇の高い武将と聞いていたが意外と優しい人なんだな。)」
正直、小次郎はもっと荒々しい人だとイメージしていた。
なるほど、こういう人が、どんなに劣勢でも主家に忠義を尽くすんだろうな。
何となく顔を見て納得する小次郎。
「そしてこの眼鏡のお姉さんが川副久盛だ。」
川副久盛と言う名は聞いたことがある。
確か、尼子の家老で美作方面の軍司令だったはず。
しかし、こんな綺麗で知的なお姉さんとは思わなかった。
川副久盛については資料が少ないから生年が分からなかったんだよな。
だから予想では50代のオッサンと思っていた。
「宜しく、ボウヤ。」
川副は小次郎に優しく言う。
「(ヤベェ、美人過ぎだろ。てか顔がエロいな。)」
「そしてムスッとしている女が横道秀綱だ。」
横道と言われた女は小次郎を睨んで言う。
「貴様、勝久様に無礼をしたら承知しないぞ。」
とても怖い声で言われ、小次郎は少し「ビクッ」となった。
顔を綺麗だし、色白だし可愛いんだが、どこか怖い雰囲気がある。
小次郎は怖がっているのを察して鹿之助が横道のフォローをする。
「すまないな。秀綱は勝久様の親衛隊なんだ。異様な雰囲気を纏う小次郎を警戒しているだけで悪気は無いんだ。許してやってくれ。」
小次郎は必死でフォローをする鹿之助を見て、横道は普段から、こういう態度のせいでトラブル起こしているんだろうなと察した。
「それでお前の隣にいるのが秋上(あきあげ)宗信だ。」
秋上宗信、何かの資料で名前は聞いたことある。
この人も生没年がはっきりと分かっていない人だったはず。
宗信は笑顔で言う。
「宜しくね。」
良い笑顔である。
小次郎は顔が少しニヤける。
こんな可憐な女の子に笑顔で言われたらデレデレしても仕方がない。
「すみません。そろそろ時間なので呼びに来ましたよ。」
そう言われ、小次郎は部屋から出た。
そして向かう先は大広間である。
女は部屋に入り言う。
「言われた通り、お連れしました。」
そこには昨日居た山中鹿之助と立原久綱と他3人である。
小次郎は女の隣に座る。
重臣達と聞いていたが良く見ると女が多い。
まず、鹿之助と隣にいる女。
それから昨日は居なかった3人のうち二人が女だ。
鹿之助もそうだが、史実とは違って女でも重臣に取り立てられる事があるのだろう。
「小次郎よ。昨日はみんなが出払っていて紹介が出来なかったが、私を含めここにいる6人が尼子再興軍の重臣だ。」
「(6人?あ、隣にいる娘も重臣なのか。)」
鹿之助は続けて話す。
「まず、昨日居たこの人が私の叔父であり、尼子家再興の話を私に持ち掛けてきた人、立原久綱だ。」
そして次は昨日居なかった3人の紹介をする。
「まず、この立派な髭をしている方が熊谷新右衛門さんだ。尼子三傑と言われるほどの武勇の持ち主だ。」
熊谷新右衛門と言われた男は立派な髭、そしてガタイが良い。
戦国時代の男性の平均身長は157センチぐらいと言われているが熊谷は170センチはある。
この時代では大男は言い過ぎだが間違いなくこの時代の男の憧れる身長だろう。
熊谷は笑顔で小次郎に言う。
「熊谷だ。分からないことがあったら遠慮無く聞いてくれ。」
「(熊谷新右衛門、武勇の高い武将と聞いていたが意外と優しい人なんだな。)」
正直、小次郎はもっと荒々しい人だとイメージしていた。
なるほど、こういう人が、どんなに劣勢でも主家に忠義を尽くすんだろうな。
何となく顔を見て納得する小次郎。
「そしてこの眼鏡のお姉さんが川副久盛だ。」
川副久盛と言う名は聞いたことがある。
確か、尼子の家老で美作方面の軍司令だったはず。
しかし、こんな綺麗で知的なお姉さんとは思わなかった。
川副久盛については資料が少ないから生年が分からなかったんだよな。
だから予想では50代のオッサンと思っていた。
「宜しく、ボウヤ。」
川副は小次郎に優しく言う。
「(ヤベェ、美人過ぎだろ。てか顔がエロいな。)」
「そしてムスッとしている女が横道秀綱だ。」
横道と言われた女は小次郎を睨んで言う。
「貴様、勝久様に無礼をしたら承知しないぞ。」
とても怖い声で言われ、小次郎は少し「ビクッ」となった。
顔を綺麗だし、色白だし可愛いんだが、どこか怖い雰囲気がある。
小次郎は怖がっているのを察して鹿之助が横道のフォローをする。
「すまないな。秀綱は勝久様の親衛隊なんだ。異様な雰囲気を纏う小次郎を警戒しているだけで悪気は無いんだ。許してやってくれ。」
小次郎は必死でフォローをする鹿之助を見て、横道は普段から、こういう態度のせいでトラブル起こしているんだろうなと察した。
「それでお前の隣にいるのが秋上(あきあげ)宗信だ。」
秋上宗信、何かの資料で名前は聞いたことある。
この人も生没年がはっきりと分かっていない人だったはず。
宗信は笑顔で言う。
「宜しくね。」
良い笑顔である。
小次郎は顔が少しニヤける。
こんな可憐な女の子に笑顔で言われたらデレデレしても仕方がない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
33
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる