シカノスケ

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戦国時代へ

可愛い女の子との出会い

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「天井が違う…。」

次の日、小次郎は目を覚ました。

昨日はみんなが酔い潰れたから鹿之助が適当に寝床を用意してくれた。

それにしても、朝起きて、いつもと違う天井とは落ち着かないものだ。


今は一体何時なのだろう。

小次郎は携帯で時間を見てみた。

「今は6時か…。戦国時代にいても時計機能は使えるんだな。しかし、当然ネットは使えないし、携帯も充電が切れたらおしまいだな。」


当然である。戦国時代に電気なんて有るわけがない。

それもこれも、あの意味のわからない鏡のせいだ。

あの鏡をいじったから戦国時代に行ってしまったのだ。

そこで小次郎は気付く。

「あれっ?俺の荷物はどこだ?」

小次郎の荷物は、小次郎が風呂に行っている間に立原が調べてどこかに持って行った。


「やっぱこの時代にリュックサックなんて無いから取り上げられたか…。」


そして顔を洗う為に外に出る。

しかし、どこに水があるのか分からないので近くにいる巫女の格好をした女の子に聞いてみた。

「あ、ちょっと良いかな?顔洗いたいんだけど、どこに水が有るのかな?」

女は振り向いて言った。


「水でしたらあちらですよ。」

女は指を指して言った。

「ありがとう。」

小次郎は少し女の顔に見とれながらもお礼を言った。

「あら?もしかして…」

女は小次郎の雰囲気が気になり言う。

「あなた、もしかして昨日鹿之助さんが招待した変わり者さん?」

どうやらこの女、小次郎のことを聞いていたようだ。

「あぁ、確かにそうだけど…。てか俺って変わり者かな?」


女は「クスッ」と笑い言う。

「はい。とっても変です。別の世界の人間に見えます。」


そう言いながら女は小次郎を水のある場所まで案内する。






ここが、みんなが使っている水場です。そして厠がこの道を右に曲がった所です。」

女は丁寧にトイレの場所まで教えてくれた。

「ありがとう。ところで君の名前教えてくれないか?」

小次郎は普段の大学生活で女の子に相手されない可愛そうな男の子である。

だが、この戦国世界に来たらいきなり可愛い娘と会話ができたのである。

当然、仲良くなりたいものである。


しかし、笑顔で女は言う。

「私の名前でしたら後で分かりますよ。」

ニコニコした表情の女。


「(あぁ、現実世界にもこんな笑顔で可愛い娘が入れば良いんだがな…。)」



そして顔を洗い終えた後、元に居た部屋に戻る。

その時、女は言う。

「後で私が部屋に呼びに行くので大人しく待っていてくださいね。」


「もしかして何かあるの?」

小次郎はまた面倒な事を聞かれる気がして言った。

「はい。数名の重臣達との顔合わせです。それと同時に色々とあなたに聞きたいことがあるとか。」


どうやら本当に面倒な事を聞かれるらしい。

しかし、女は言う。

「本当の事を言ってくださいね。誰も不審に思って斬る人なんていないですから。」



そう言い女は持ち場に戻り、小次郎は部屋に戻っていった。
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