34 / 138
第1章.嘘つき預言者の目覚め
34 ピュロスと呼んで ② ★
しおりを挟む
(...嘘でしょう?)
左目に付けていた面布を外したままなんて。
暗闇にようやく目が慣れてきたわたしにもニキアスの青混じりの濃いグレーの美しい瞳がきちんと両眼見えた。
(小説内では外している記載は無かった筈だわ)
例えそれが入浴中や入眠中、閨であってもだ。
外す事があっても、それはやむを得ない場合だけの筈なのに。
(それが…なぜ?)
わたしは思わずニキアスの左頬に自分の右手を伸ばしていた。
彼の左の頬にわたしの指先が触れた瞬間、ニキアスは人に慣れていない動物のようにビクリと身体を震わせた。
そこには爛れなど無い滑らかな皮膚の感触のみがあった。
ニキアスはそっと左頬を触るわたしの手の上に自分自身の手を重ねた。
「マヤ…怖いか?」
ニキアスがそっと尋ねた。
その質問の意味が彼の左目の痣の事なのか、これから彼がしようとする事なのか分からない。
「こ…怖くはないですニキアス様…でも…」
「...でも?」
ニキアスはそのまま滑らかな動作でわたしの右手から腕へと唇を滑らせ、時折音を立てて小さくキスを落としていく。
動作が妙に――手慣れている。
(え?すごいスマートでびっくりする...。
小説には書いてないからニキアスの恋愛経験が分からないんだけど...)
わたしは以前の世界で一応経験はあるから処女ではない。
ただ多少経験はあってもそんなに多くも無い。
(むしろ年の割に少ない方だったかもしれないけれど)
少しずつだけど確実に昂ぶって行く気持ちを抑えながら、わたしは彼に尋ねた。
「ニキアス様…あの、確か戦の間は…」
(『女を抱かない』って言ってた筈...)
ニキアスはふっと小さく忍び笑いをした様だった。
「安心しろ。その通り…君の破瓜まではしない。少なくとも帝国に戻るまでは...」
「...あの、ニキアス様?…それってどういう…」
(待って…。『破瓜はしないって』その前まではするって事?)
彼はわたしの質問には答えず、そのまま寝台にゆっくりとわたしの身体を横たえた。
*******
「マヤ…俺はただ君の体温を感じたい。苦痛は与えないと約束する。でも嫌なら以前の時の様に俺を拒絶して欲しい」
そう言いながらニキアスはわたしの寝間着をゆっくりと少しずつはぎ取っていった。
ニキアスの言葉にはたとわたしは思い当たる。
(以前の時の様にって神殿でマヤがニキアスへと放った『ヴェガ神の呪いよ』の件の事?)
もうあんな酷い拒否なんて出来ない。
それにニキアスは冷静であっても、冷酷な人間ではない。
それはほんの少しニキアスと一緒にいただけでも彼が小説の中とは違う優しさや気遣いを持つ人間だと分かった。
旅中の振る舞いから乱れた性生活をしていない男性なんだろうなとも予測はつく。
そんな事を考えているとニキアスは唇を重ねながら軽く微笑んだ様だった。
「ぼうっとするなんて...随分と余裕があるな、マヤ」
「そ、そんな…」
『...余裕なんてありませんわ』
そう言おうとした瞬間、今度は少し角度をずらして唇を重ねたニキアスはその舌先でわたしの唇をつついた。
「…口を開けて」
優しい口調の言葉に誘われる様に唇を薄く開くと、ニキアスの濡れた舌がぬるりと入ってきた。
歯列の前をなぞりそのまま奥へと舌が入り込む。
そのままニキアスの舌は歯列の裏を掠めわたしの口蓋の上をぞりぞりと舐めた。
その瞬間わたしは未知のそのぞわっとした感覚に皮膚が粟立つ。
思わずニキアスの逞しい胸板に添えていた手に力が入る。
(何?こんなディ―プなの前の時だってした事無い…)
「んん…っ…ぅんっ…」
「…ふ、マヤには刺激が強いか?ほら舌を出して…」
少し笑ったニキアスはそのままわたしの縮こまった舌を簡単に捕らえると、長くぬるりとした舌でわたしの舌の前をれーっと舐め上げると絡みつけて吸った。
唇の端から自分の唾液が流れるのが分かる。
ただひたすらニキアスの長い舌にわたしの口内の粘膜は蹂躙されていくけれど...気持ちがいい。
そしてニキアスに舌裏とその脇も器用に舐めて吸われると、わたしはだんだんと頭がぼうっとしてきてしまった。
薄暗い部屋の中で深いキスが鳴らす水音とニキアスの吐息とその身体からする僅かな薄荷の香りにわたしの感覚は支配されていく。
ニキアスは一度キスを止めてわたしの顔を見た。
「マヤ…大丈夫か?」
「…は、はい…だ、大…じょう…ぶです…」
息をひたすら切らしながら答えるわたしを見て、ニキアスは考えたらしい。
「...少し手加減しよう」
ニキアスはディープキスをやめると今度はわたしの頬と瞼に小さくキスを落とした。
そのまま首筋に唇を這わせると時折じゅっと音を立てて吸っていく。
ぴりっとした痛みと同時に起こる感覚に思わず声を漏らしてしまった。
「…あ...ぁんっ…」
「可愛い…マヤ…」
(――え?)
『可愛い?』
ニキアスがそんな事をわたしに云ってしまうの?
『マヤ王女』なのに?
ニキアスの唇はわたしの疑問とは別に徐々に下へと降りていく。
鎖骨を優しく啄ばみ軽く吸う唇の愛撫はそういう事にとても慣れた男性のそれだ。
ニキアスの唇の心地良さと自分の中から湧き上がる熱に浮かされる頭の片隅でわたしは考えていた。
(小説の中ではニキアスはいつも皇帝に排斥される可能性の高いギリギリの場所を歩んでいる男だった)
『破瓜まではしない』
それが皇帝陛下に献上するつもりなのか、わたしへの思いやりなのか分からない。
それは今のニキアスに訊いても応えてはくれないだろうから。
ニキアスははだけた夜着からこぼれるわたしの乳房を優しく大きな手で覆った。
「マヤ…何を考えている?」
既に立ち上がり始めたわたしの乳首の回りを焦らす様にニキアスは指先で優しくなぞった。
そしてその先端も指の腹で小さく擦っていく。
ニキアスはわたしを見下ろしながら尋ねた。
「――ずっと…君は何かを考えている」
付かず離れずのその刺激にもっと強いモノが欲しくなりそうでわたしは首を振った。
「…な、何も...あぁ…考えていません…っ…」
「...教えてくれ。君が今何を考えているのか」
「…あ…いや…そこ、ばかリ…ニキアス様っ…」
「…指では足りないか?」
ニキアスはわたしへとうっすら微笑んだ様に見えた。
わたしの両方の乳房を両手でやわやわと揉むと、ニキアスはそのまま片方の乳首の回りをザラリとした舌先でなぞった。
そのままなぞって乳首の先を押す――が口の中には含んでくれない。
もう片方の乳輪もニキアスは微かに指先でなぞっては擦るだけを繰り返している。
ひたすら焦らされ『もっと触って欲しい』という欲求でわたしは頭がおかしくなりそうだった。
「乳首が完全に立ち上がってしまったな…敏感で可愛い、マヤ」
「…は…あっ…ニキアス様…あ…お願い…」
そんなわたしを見てニキアスはまた少し笑ってから言った。
「…俺が欲しいか?マヤ」
********
「マヤ、どうして欲しい?俺にもっとして欲しいか?」
それで――その時の言葉で分かってしまった。
こんなに愛撫に慣れてスマートに見えるニキアスなのに。
ニキアスの指先が震えている事を。
ニキアスが与える快楽とは別に生まれた疑問が頭の中をグルグルと回った。
(ニキアス…どうして震えているの?)
だからわたしは愚かにも――何も考えずにその疑問を声に出してニキアスへ尋ねてしまった。
「…どうして…?」
「『どうして』...?」
質問の意味が分からなかったのだろう、ニキアスはそのままの言葉で返してきた。
「…ニキアス様…何故?何を…恐がっていらっしゃるのですか?」
その言葉を聞いた瞬間、わたしの身体に優しく愛撫をしていたニキアスの指がピタリと止まった。
左目に付けていた面布を外したままなんて。
暗闇にようやく目が慣れてきたわたしにもニキアスの青混じりの濃いグレーの美しい瞳がきちんと両眼見えた。
(小説内では外している記載は無かった筈だわ)
例えそれが入浴中や入眠中、閨であってもだ。
外す事があっても、それはやむを得ない場合だけの筈なのに。
(それが…なぜ?)
わたしは思わずニキアスの左頬に自分の右手を伸ばしていた。
彼の左の頬にわたしの指先が触れた瞬間、ニキアスは人に慣れていない動物のようにビクリと身体を震わせた。
そこには爛れなど無い滑らかな皮膚の感触のみがあった。
ニキアスはそっと左頬を触るわたしの手の上に自分自身の手を重ねた。
「マヤ…怖いか?」
ニキアスがそっと尋ねた。
その質問の意味が彼の左目の痣の事なのか、これから彼がしようとする事なのか分からない。
「こ…怖くはないですニキアス様…でも…」
「...でも?」
ニキアスはそのまま滑らかな動作でわたしの右手から腕へと唇を滑らせ、時折音を立てて小さくキスを落としていく。
動作が妙に――手慣れている。
(え?すごいスマートでびっくりする...。
小説には書いてないからニキアスの恋愛経験が分からないんだけど...)
わたしは以前の世界で一応経験はあるから処女ではない。
ただ多少経験はあってもそんなに多くも無い。
(むしろ年の割に少ない方だったかもしれないけれど)
少しずつだけど確実に昂ぶって行く気持ちを抑えながら、わたしは彼に尋ねた。
「ニキアス様…あの、確か戦の間は…」
(『女を抱かない』って言ってた筈...)
ニキアスはふっと小さく忍び笑いをした様だった。
「安心しろ。その通り…君の破瓜まではしない。少なくとも帝国に戻るまでは...」
「...あの、ニキアス様?…それってどういう…」
(待って…。『破瓜はしないって』その前まではするって事?)
彼はわたしの質問には答えず、そのまま寝台にゆっくりとわたしの身体を横たえた。
*******
「マヤ…俺はただ君の体温を感じたい。苦痛は与えないと約束する。でも嫌なら以前の時の様に俺を拒絶して欲しい」
そう言いながらニキアスはわたしの寝間着をゆっくりと少しずつはぎ取っていった。
ニキアスの言葉にはたとわたしは思い当たる。
(以前の時の様にって神殿でマヤがニキアスへと放った『ヴェガ神の呪いよ』の件の事?)
もうあんな酷い拒否なんて出来ない。
それにニキアスは冷静であっても、冷酷な人間ではない。
それはほんの少しニキアスと一緒にいただけでも彼が小説の中とは違う優しさや気遣いを持つ人間だと分かった。
旅中の振る舞いから乱れた性生活をしていない男性なんだろうなとも予測はつく。
そんな事を考えているとニキアスは唇を重ねながら軽く微笑んだ様だった。
「ぼうっとするなんて...随分と余裕があるな、マヤ」
「そ、そんな…」
『...余裕なんてありませんわ』
そう言おうとした瞬間、今度は少し角度をずらして唇を重ねたニキアスはその舌先でわたしの唇をつついた。
「…口を開けて」
優しい口調の言葉に誘われる様に唇を薄く開くと、ニキアスの濡れた舌がぬるりと入ってきた。
歯列の前をなぞりそのまま奥へと舌が入り込む。
そのままニキアスの舌は歯列の裏を掠めわたしの口蓋の上をぞりぞりと舐めた。
その瞬間わたしは未知のそのぞわっとした感覚に皮膚が粟立つ。
思わずニキアスの逞しい胸板に添えていた手に力が入る。
(何?こんなディ―プなの前の時だってした事無い…)
「んん…っ…ぅんっ…」
「…ふ、マヤには刺激が強いか?ほら舌を出して…」
少し笑ったニキアスはそのままわたしの縮こまった舌を簡単に捕らえると、長くぬるりとした舌でわたしの舌の前をれーっと舐め上げると絡みつけて吸った。
唇の端から自分の唾液が流れるのが分かる。
ただひたすらニキアスの長い舌にわたしの口内の粘膜は蹂躙されていくけれど...気持ちがいい。
そしてニキアスに舌裏とその脇も器用に舐めて吸われると、わたしはだんだんと頭がぼうっとしてきてしまった。
薄暗い部屋の中で深いキスが鳴らす水音とニキアスの吐息とその身体からする僅かな薄荷の香りにわたしの感覚は支配されていく。
ニキアスは一度キスを止めてわたしの顔を見た。
「マヤ…大丈夫か?」
「…は、はい…だ、大…じょう…ぶです…」
息をひたすら切らしながら答えるわたしを見て、ニキアスは考えたらしい。
「...少し手加減しよう」
ニキアスはディープキスをやめると今度はわたしの頬と瞼に小さくキスを落とした。
そのまま首筋に唇を這わせると時折じゅっと音を立てて吸っていく。
ぴりっとした痛みと同時に起こる感覚に思わず声を漏らしてしまった。
「…あ...ぁんっ…」
「可愛い…マヤ…」
(――え?)
『可愛い?』
ニキアスがそんな事をわたしに云ってしまうの?
『マヤ王女』なのに?
ニキアスの唇はわたしの疑問とは別に徐々に下へと降りていく。
鎖骨を優しく啄ばみ軽く吸う唇の愛撫はそういう事にとても慣れた男性のそれだ。
ニキアスの唇の心地良さと自分の中から湧き上がる熱に浮かされる頭の片隅でわたしは考えていた。
(小説の中ではニキアスはいつも皇帝に排斥される可能性の高いギリギリの場所を歩んでいる男だった)
『破瓜まではしない』
それが皇帝陛下に献上するつもりなのか、わたしへの思いやりなのか分からない。
それは今のニキアスに訊いても応えてはくれないだろうから。
ニキアスははだけた夜着からこぼれるわたしの乳房を優しく大きな手で覆った。
「マヤ…何を考えている?」
既に立ち上がり始めたわたしの乳首の回りを焦らす様にニキアスは指先で優しくなぞった。
そしてその先端も指の腹で小さく擦っていく。
ニキアスはわたしを見下ろしながら尋ねた。
「――ずっと…君は何かを考えている」
付かず離れずのその刺激にもっと強いモノが欲しくなりそうでわたしは首を振った。
「…な、何も...あぁ…考えていません…っ…」
「...教えてくれ。君が今何を考えているのか」
「…あ…いや…そこ、ばかリ…ニキアス様っ…」
「…指では足りないか?」
ニキアスはわたしへとうっすら微笑んだ様に見えた。
わたしの両方の乳房を両手でやわやわと揉むと、ニキアスはそのまま片方の乳首の回りをザラリとした舌先でなぞった。
そのままなぞって乳首の先を押す――が口の中には含んでくれない。
もう片方の乳輪もニキアスは微かに指先でなぞっては擦るだけを繰り返している。
ひたすら焦らされ『もっと触って欲しい』という欲求でわたしは頭がおかしくなりそうだった。
「乳首が完全に立ち上がってしまったな…敏感で可愛い、マヤ」
「…は…あっ…ニキアス様…あ…お願い…」
そんなわたしを見てニキアスはまた少し笑ってから言った。
「…俺が欲しいか?マヤ」
********
「マヤ、どうして欲しい?俺にもっとして欲しいか?」
それで――その時の言葉で分かってしまった。
こんなに愛撫に慣れてスマートに見えるニキアスなのに。
ニキアスの指先が震えている事を。
ニキアスが与える快楽とは別に生まれた疑問が頭の中をグルグルと回った。
(ニキアス…どうして震えているの?)
だからわたしは愚かにも――何も考えずにその疑問を声に出してニキアスへ尋ねてしまった。
「…どうして…?」
「『どうして』...?」
質問の意味が分からなかったのだろう、ニキアスはそのままの言葉で返してきた。
「…ニキアス様…何故?何を…恐がっていらっしゃるのですか?」
その言葉を聞いた瞬間、わたしの身体に優しく愛撫をしていたニキアスの指がピタリと止まった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる