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第三章
駒井源之輔の独白 壱
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大井川を渡る前夜、私は久しぶりに如何ともし難い己の宿命を思い知らされた。
何も知らない妻はさぞや私の振舞に不審を抱いたことであろう。だが知っていたとしても妻には何もできない。それどころか苦悩の種を増やしてしまうことになる。ただでさえ慣れない江戸の地に赴く不安で心はいっぱいのはずである。その上私のことで苦しませるのは酷というものである。
それに旅でのことなどどうせすぐ忘れてしまう。この先の暮らしは慌ただしいものになるだろうから。
夫婦は一心同体、互いに隠し立てをするものではない。世間の人はそう言うだろう。実際そういう夫婦は大勢いることだろう。それを私は否定しない。そういう夫婦はそれでいいのだと思う。それで幸せなのだろうから。
何も私達が幸せではないというつもりはない。むしろ私達は世間一般の夫婦に比べたら恵まれている。互いを愛しく思い合っていることは疑いもない。
妻を初めて見た時私は己の宿命を忘れた。この人のことを知りたい、一言でも言葉を交わしたいと思った。同時に己の望みの幼さに呆れたものだ。けれど目の前で暑さにあたり蹲った妻を放ってはおけなかった。見た目より少々重い身体を負うた時、愛おしさが胸の中に溢れた。この人と共に生きていけたならどれだけこの世は美しいものになろうか。
そんな思いも村田家を出た時に消えた。私には到底許されぬことだった。私は私の宿命を一人で背負って死ぬまで生きなければならぬのだ。
それなのに何の因果か私は駒井家の養子になり、妻を娶ることになった。そのような幸いが私に与えられてよいのであろうか。何より私の宿命に駒井家を巻き込むことになりはせぬか。
迷う私の背を押したのは山中の父藤兵衛の言葉だった。
『この縁組がそなたの定めを変えるかもしれぬ。駒井甚太夫にならそなたを任せられる』
父が信頼している駒井様ならば。私の迷いは晴れた。
だが妻は私を受け入れてくれるだろうか。いいなずけを失った悲しみはたやすく消えるものではあるまい。
祝言の夜、妻は江戸まで参勤に船で行けぬことをおかしいと言った。私、いや多くの者の常識を超える言葉だった。そんなことを平然と話せるのは恐らく前のいいなずけがそれを許していたからなのかもしれぬと思った。妻の心の中でいいなずけは形を変えて生きているのかもしれぬ。だが、私はそれを不快に感じなかった。むしろ彼が妻を大切にしていた証のように思えた。
ほとんど会ったこともない男に対して私は礼を述べたかった。
こうして私達は夫婦になった。これ以上の幸いはないと思った。愛しい妻を得たことに勝る幸いなどあろうか。
だからこそ妻には何も知られたくない。私の宿命を知ればきっと今の幸せが壊れてしまうから。私自身も己の宿命を知った時、心が壊れそうになったのだから。壊れなかったのは父の深い慈愛や師の尊い導きがあったからだ。その点で私は恵まれていた。
だが妻は違う。これから先暮らす江戸に親しい知り合いはいない。それに私の宿命を知れば妻は身内との訣別を覚悟することになる。妻は己の苦しみを私にしか吐き出せない。その苦しみをすべて受け止める覚悟は今の私にはない。妻を愛しく思っているが、私の器は小さいのだ。
妻はこれまで幾度か辛酸を舐めている。だからといって新たな苦しみに耐える力があるかどうか。旅の間、私は妻が時折幼子を背負ったり手を引いたりしている母親とすれ違った時にわずかに悲しみを感じていることに気付いた。私に気付かれぬように目を伏せたり、急に足を速めたり。
いまだ傷は癒えぬのだ。私もまた兄の暴挙がもたらしたものを思うと胸の奥から如何ともしがたい悲しみと苦しみがこみ上げそうになる。あの件は私も責めを負うべきことなのではないかと。
けれどそれを妻に気付かせてはならなかった。気付けば妻は己の悲しみよりも私のことを気遣うだろう。そして己の悲しみを私に気付かせぬように振る舞うだろう。妻はそんな女だ。
だから妻には決して知られてはならない。妻の心の平安を守り、幸せを守るために。
大井川を渡る前夜、金谷宿でのことに戻る。
私の心をかき乱したあの母子のことである。
妻はまったく気付かなかった。いや彼らは気付かせなかった。だが、私にはわずかに娘の放つ殺気が感じられた。母親だという女のほうはまったく感じさせなかった。恐らく長い間そういう仕事をしてきた手練れの者なのだろう。
夜の間に何が起きるか全く予想できなかった。私は両刀を床に持ち込んだ。妻は何事かという顔になった。用心だとだけ言ったが、果たして妻は納得しただろうか。
先に床に入った妻はすぐに寝息を立てた。これまでの旅の疲れは川止め三日目となってもなかなか取れるものではないようだった。無理もない。毎日足のまめが破れるほどの距離を歩き続けていたのだから。
私はといえば袴を着けたまま床の中でずっと屏風の向こうの女と娘の気配を探っていた。少しでも動きがあれば即座に鯉口を切らねば間に合わぬ。
一時ほどたった頃であろうか。
「ここじゃなんだから表に出ようかえ」
女の低い声が耳元で聞こえ、私はぎょっとした。抜かった。この女は只者ではない。気配を消したまま屏風のこちら側へやって来るとは。
私は床から出た。両刀を持った私を見た女のせせら笑いが聞こえたような気がした。
「よく寝てるねえ」
娘の声が聞こえた。いつの間にか娘は妻の枕元に立っていた。恐怖と怒りが私を支配しようとしていた。
妻の健やかな寝息が聞こえた刹那、安堵に変わったものの、決して油断はできなかった。
二つの黒い影に導かれ私は廊下に出た。明日は川止めが終わるらしいという噂のせいか、どの部屋も静かだった。雨の夜は遅くまで酒盛りの声が聞こえたものだが。
宿の裏の木戸を開けて路地に出た。狭く暗い道だった。二人の五間(約9m)ほど後ろについた。土地の者ではない私にはどこに向かっているのか皆目わからなかった。川の流れる音が大きくなってきたので川沿いに向かっているようだった。
次第に目が暗闇に慣れてきた。ぼんやりとした月の光が雲間から差してきた。
「この辺でよかろうね。あたしはコソコソやるのが嫌いでね」
女がそう言ったのは葦原の真ん中だった。大雨の後のせいか足元がひどくぬかるんでいた。葦の丈は胸の高さほどあった。彼女とは三間(約5.4m)ほど離れていた。
鯉口を切った刀を八双に構えた。
「おっかさん、あたしに任せてよ」
娘の声が斜め右後方から聞こえた。
「百年早いよ。おまえは見ておき」
そう言うと、女は小太刀を構えた。
「駒井源之輔だね。恨みはないが死んでもらうよ」
そう言うが早いか、女の姿が前方からすっと消えた。夜目が利くだけでないところを見ると忍びの者らしい。
私は気配を探った。忍びは気配を隠すのがうまい。だがあたりには葦が生い茂っている。動けば必ずや気が動き葦をそよがせる。
背後で葦がわずかに揺れた。そこだと感じると同時に身体が動いていた。振り向きざまに女の右腕に刀を振り下ろす。骨まで断つつもりはない。
うおっという呻きが聞こえた。
「おっかさん」
娘の投げた苦無が私の右肩をかすめた。
「おまえは引っ込んでな」
月の光に照らされた女の顔の凄惨さに息を呑んだ。乱れた髪、痛みに耐えるために歯を食いしばり目を大きく見開いた顔は子どもの頃に見た寺の地獄絵図の亡者を思わせた。
「諦めろ。その傷は金に見合わぬぞ」
腕の筋を切られたら諦めてくれようと思っていた。だがそれは甘い考えだった。
「情をかけたつもりか」
私の懐に入らんとする女の声は力強かった。
何故諦めぬのか。わずかな金で雇われただけではないか。無性に腹が立った。女にではない。彼女を雇った者に対してだ。はした金で雇われた者達の末路をわかっているはずなのに。
女は小太刀を左手に持ち替えた。それを刀で跳ね飛ばした。葦の根元に落ちた小太刀を女は拾うこともせず懐から新たな刀を取り出そうとした。
許せと心の中で唱え刀を振り下ろした。
何も知らない妻はさぞや私の振舞に不審を抱いたことであろう。だが知っていたとしても妻には何もできない。それどころか苦悩の種を増やしてしまうことになる。ただでさえ慣れない江戸の地に赴く不安で心はいっぱいのはずである。その上私のことで苦しませるのは酷というものである。
それに旅でのことなどどうせすぐ忘れてしまう。この先の暮らしは慌ただしいものになるだろうから。
夫婦は一心同体、互いに隠し立てをするものではない。世間の人はそう言うだろう。実際そういう夫婦は大勢いることだろう。それを私は否定しない。そういう夫婦はそれでいいのだと思う。それで幸せなのだろうから。
何も私達が幸せではないというつもりはない。むしろ私達は世間一般の夫婦に比べたら恵まれている。互いを愛しく思い合っていることは疑いもない。
妻を初めて見た時私は己の宿命を忘れた。この人のことを知りたい、一言でも言葉を交わしたいと思った。同時に己の望みの幼さに呆れたものだ。けれど目の前で暑さにあたり蹲った妻を放ってはおけなかった。見た目より少々重い身体を負うた時、愛おしさが胸の中に溢れた。この人と共に生きていけたならどれだけこの世は美しいものになろうか。
そんな思いも村田家を出た時に消えた。私には到底許されぬことだった。私は私の宿命を一人で背負って死ぬまで生きなければならぬのだ。
それなのに何の因果か私は駒井家の養子になり、妻を娶ることになった。そのような幸いが私に与えられてよいのであろうか。何より私の宿命に駒井家を巻き込むことになりはせぬか。
迷う私の背を押したのは山中の父藤兵衛の言葉だった。
『この縁組がそなたの定めを変えるかもしれぬ。駒井甚太夫にならそなたを任せられる』
父が信頼している駒井様ならば。私の迷いは晴れた。
だが妻は私を受け入れてくれるだろうか。いいなずけを失った悲しみはたやすく消えるものではあるまい。
祝言の夜、妻は江戸まで参勤に船で行けぬことをおかしいと言った。私、いや多くの者の常識を超える言葉だった。そんなことを平然と話せるのは恐らく前のいいなずけがそれを許していたからなのかもしれぬと思った。妻の心の中でいいなずけは形を変えて生きているのかもしれぬ。だが、私はそれを不快に感じなかった。むしろ彼が妻を大切にしていた証のように思えた。
ほとんど会ったこともない男に対して私は礼を述べたかった。
こうして私達は夫婦になった。これ以上の幸いはないと思った。愛しい妻を得たことに勝る幸いなどあろうか。
だからこそ妻には何も知られたくない。私の宿命を知ればきっと今の幸せが壊れてしまうから。私自身も己の宿命を知った時、心が壊れそうになったのだから。壊れなかったのは父の深い慈愛や師の尊い導きがあったからだ。その点で私は恵まれていた。
だが妻は違う。これから先暮らす江戸に親しい知り合いはいない。それに私の宿命を知れば妻は身内との訣別を覚悟することになる。妻は己の苦しみを私にしか吐き出せない。その苦しみをすべて受け止める覚悟は今の私にはない。妻を愛しく思っているが、私の器は小さいのだ。
妻はこれまで幾度か辛酸を舐めている。だからといって新たな苦しみに耐える力があるかどうか。旅の間、私は妻が時折幼子を背負ったり手を引いたりしている母親とすれ違った時にわずかに悲しみを感じていることに気付いた。私に気付かれぬように目を伏せたり、急に足を速めたり。
いまだ傷は癒えぬのだ。私もまた兄の暴挙がもたらしたものを思うと胸の奥から如何ともしがたい悲しみと苦しみがこみ上げそうになる。あの件は私も責めを負うべきことなのではないかと。
けれどそれを妻に気付かせてはならなかった。気付けば妻は己の悲しみよりも私のことを気遣うだろう。そして己の悲しみを私に気付かせぬように振る舞うだろう。妻はそんな女だ。
だから妻には決して知られてはならない。妻の心の平安を守り、幸せを守るために。
大井川を渡る前夜、金谷宿でのことに戻る。
私の心をかき乱したあの母子のことである。
妻はまったく気付かなかった。いや彼らは気付かせなかった。だが、私にはわずかに娘の放つ殺気が感じられた。母親だという女のほうはまったく感じさせなかった。恐らく長い間そういう仕事をしてきた手練れの者なのだろう。
夜の間に何が起きるか全く予想できなかった。私は両刀を床に持ち込んだ。妻は何事かという顔になった。用心だとだけ言ったが、果たして妻は納得しただろうか。
先に床に入った妻はすぐに寝息を立てた。これまでの旅の疲れは川止め三日目となってもなかなか取れるものではないようだった。無理もない。毎日足のまめが破れるほどの距離を歩き続けていたのだから。
私はといえば袴を着けたまま床の中でずっと屏風の向こうの女と娘の気配を探っていた。少しでも動きがあれば即座に鯉口を切らねば間に合わぬ。
一時ほどたった頃であろうか。
「ここじゃなんだから表に出ようかえ」
女の低い声が耳元で聞こえ、私はぎょっとした。抜かった。この女は只者ではない。気配を消したまま屏風のこちら側へやって来るとは。
私は床から出た。両刀を持った私を見た女のせせら笑いが聞こえたような気がした。
「よく寝てるねえ」
娘の声が聞こえた。いつの間にか娘は妻の枕元に立っていた。恐怖と怒りが私を支配しようとしていた。
妻の健やかな寝息が聞こえた刹那、安堵に変わったものの、決して油断はできなかった。
二つの黒い影に導かれ私は廊下に出た。明日は川止めが終わるらしいという噂のせいか、どの部屋も静かだった。雨の夜は遅くまで酒盛りの声が聞こえたものだが。
宿の裏の木戸を開けて路地に出た。狭く暗い道だった。二人の五間(約9m)ほど後ろについた。土地の者ではない私にはどこに向かっているのか皆目わからなかった。川の流れる音が大きくなってきたので川沿いに向かっているようだった。
次第に目が暗闇に慣れてきた。ぼんやりとした月の光が雲間から差してきた。
「この辺でよかろうね。あたしはコソコソやるのが嫌いでね」
女がそう言ったのは葦原の真ん中だった。大雨の後のせいか足元がひどくぬかるんでいた。葦の丈は胸の高さほどあった。彼女とは三間(約5.4m)ほど離れていた。
鯉口を切った刀を八双に構えた。
「おっかさん、あたしに任せてよ」
娘の声が斜め右後方から聞こえた。
「百年早いよ。おまえは見ておき」
そう言うと、女は小太刀を構えた。
「駒井源之輔だね。恨みはないが死んでもらうよ」
そう言うが早いか、女の姿が前方からすっと消えた。夜目が利くだけでないところを見ると忍びの者らしい。
私は気配を探った。忍びは気配を隠すのがうまい。だがあたりには葦が生い茂っている。動けば必ずや気が動き葦をそよがせる。
背後で葦がわずかに揺れた。そこだと感じると同時に身体が動いていた。振り向きざまに女の右腕に刀を振り下ろす。骨まで断つつもりはない。
うおっという呻きが聞こえた。
「おっかさん」
娘の投げた苦無が私の右肩をかすめた。
「おまえは引っ込んでな」
月の光に照らされた女の顔の凄惨さに息を呑んだ。乱れた髪、痛みに耐えるために歯を食いしばり目を大きく見開いた顔は子どもの頃に見た寺の地獄絵図の亡者を思わせた。
「諦めろ。その傷は金に見合わぬぞ」
腕の筋を切られたら諦めてくれようと思っていた。だがそれは甘い考えだった。
「情をかけたつもりか」
私の懐に入らんとする女の声は力強かった。
何故諦めぬのか。わずかな金で雇われただけではないか。無性に腹が立った。女にではない。彼女を雇った者に対してだ。はした金で雇われた者達の末路をわかっているはずなのに。
女は小太刀を左手に持ち替えた。それを刀で跳ね飛ばした。葦の根元に落ちた小太刀を女は拾うこともせず懐から新たな刀を取り出そうとした。
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