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第二部 自由国ダグラス
第百九話 プリシラとの出会い
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魂の融合を繰り返す日々を送っていたロード達三人は、ついにディーンとロイドの心が折れてロードを虚無の世界へ呼び出すことはなくなっていた。
当然、リードはその結果に満足するわけもなく二人に成功するまでやるように言明を下したが、精神的に疲れて彼らの魂があまりにも貧弱になっている姿を見てから、それ以上何も言うことはしなかった。
一方で、三人の遺子に競り勝ったエルフリーデは、今日もロードと甘い時間を二人で過ごしていた。
「ねえママぁ、ネロはやっつけたけど次は誰を倒すんだっけ?」
「後はメリウスとウォレスの二人だけよ。今はその二人がいると呼ばれるカルケッタへと向かっている途中よ」
「じゃあその二人を倒したら、ママを傷つける嫌な奴がいなくなるんだよね? よし! 頑張るぞー!!」
「なんて親孝行な子なの! こっちに来てギュツギュツ!してあげるから」
「わーい!」
二人がいちゃついていると、ギャバンが呆れながら「おい町中で何やってんだアホども。恥ずかしいから家でやれ!」と言ったが、二人はなかなか離れようとはしない。
「ちッ! おいアレス、この頭お花畑の二人になんか言ってやれ」
「た、助けて……」
アレスに頼んで二人に何とか言ってもらおうとしたが、当のアレスはメリナの手中にありその手は見えない鎖で握られていた。
「あらアレス、何で助けを求めるの? 私といるのだから楽しいはずよ。さあ笑って」
メリナが笑顔でそう話しかけるが、アレスは顔を引きつりながら目でギャバンとリードに助けを求めている。
しかし、助けをギャバンが無視していると、目線を自分に向けていないアレスに気づいたメリナがどすを聞かせた声で「笑え」と一言呟いた。
「はい! あはははは……」
「うんうん! やっぱり私たちは最高の夫婦ね!」
アレスに抱きついて、笑顔でそうのたまうメリナの姿を見て、関わらない方が賢明だと知ったギャバンはそっぽを向いて友を見捨てることにした。
「はあ~、いつからこのチームはシュガーチームになったんだ……」
(それだと、俺の相手は残りのリードか……)
そう思ってリードの方を振り向くが、すぐにありえないと遠くの道路を見ていた。
すると、前からプリシラとザラが話しながらこちらへ歩いてくるのが見えた。
それに気がつくとすぐに、「おいお前ら、今からこの国の最強の兵士の一人と会うから失礼のないようにしろ」と命令してイチャイチャをすぐに止めさせた。
「ママ、あれがこの国で一番強い兵士なの?」
「そう、あの紫の髪の人が国家大隊長の一人プリシラよ。でも、隣にいるもう一人の兵士は知らないわ」
「へえ~、やっぱり大人の人ってみんな強そうだね」
「あのプリシラさんは本当に強いのよ。性格はヤバいってもっぱらの噂だけど」
そうこう話していると、二人はロード達に気づいたのか向こうの方からやって来ては、彼らに話しかけてきた。
「何だこの純血どもは? 犯罪者か?」
「違いますよプリシラ、この者たちはエレイスからやって来た応援です」
「ふーん、お前らエレイスの兵士か」
「だったら何だよ、文句あるのか? 俺たちは応援で来てやってんだぞ」
まじまじと品定めするようにエレイスから来たロード達を見つめるプリシラの態度が気に食わなかったのか、アレスが突っかかっていった。
「知らねぇよそんなの。あ、知っているかお前ら? この国の犯罪組織のメンバーの大半はエレイス国民なんだぞ」
「それこそ知ったこっちゃねえよ。お前らの国が犯罪し放題の方が悪いんじゃねえの?」
「ああ?」
アレスの言葉が気に入らなかったプリシラは、重力魔法を使ってアレスを地面へと叩き潰した。
「かはッ! かはッ!」と血反吐を吐いているアレスを見てもプリシラは力を弱めたりしない、それよりも逆に重力を大きくしていった。
「てめえらの国民性が悪いんだろうが国民性がよ! 産業廃棄物どもが俺の国にやって来る…… ああダメだ! それはダメだ!」
アレスの体からは鈍い音が鳴り響いてもうプリシラの重力に押しつぶされる寸前だったが、メリナが彼の頬を殴って魔法を止めた。
「やめてよ! この男は私の婚約者なの! 勝手に殺そうとしないで!」
「わーったよ、ガキに怒られんのかよ俺は……」
重力が解かれたアレスに駆け寄るメリナは、すぐにリードを呼んで彼の傷を治させた。
プリシラたちが騒ぎを起こしている間、ザラはギャバンと少し身を隠した場所で話していた。
「ブルータス、あのカオスの遺子の力を手に入れたガキの様子はどうだ? 何か不穏な動きはないか?」
「未だ不穏な動きはありません」
「……そうか、なら監視は怠るな。もし、あのガキが内にいる遺子に乗っ取られるような事態が起こるのなら、事前に殺せ! これ以上国内に混乱を持ち込ませるな!」
「了解しました」
「それじゃあ行け、ガキどもを連れてどこかの町へ行け」
ザラの命令に従いギャバンはロード達の元へと帰っていった。
帰っていくギャバンの背中を姿が見えなくなるまで見続けた後に、ザラは上を向いてため息をついた。
(ったく、スヲウがあんな行動しなければカオスの遺子にも対抗できただろうに…… それにしても、エレイスの奴らは俺らにとんでもない火種をよこしやがった、クソッ!)
ザラはクーデターの処理のみならず、カオスの遺子を倒すという一国ではどうにもできない敵をも相手にすることになったことに憤りを感じた。
以前にはカオスの遺子が現れれば、その混乱に乗じて元老院の面々を一掃することも可能だっただろうが、今はクーデターの真っ只中、あまりの混乱に彼らを殺す暇などない。
多くの兵士がスヲウ捜索に携わっており、元老院を殺した後に市民の反発を抑えるための兵力は今のダグラスにはない。
エレイスの王ゼインフォースがロード達をよこしたことに危機感を覚えた執政官たちは、ザラに相談し外見上は歓迎する意向を示して、裏ではギャバンによる監視体制を確立させた。
国内に二つの大きな問題を抱えたダグラスの命運は、ロード達の加入により予想もしない結末へと向かおうとしていた。
「そこのちっこいガキ、お前は何だ? お前の子供か?」
プリシラはロードの前に立ってエルフリーデとを交互に見比べながら聞いた。
「ちっこくないよ! それに、ママはママじゃないけどママなんだ!」
「言ってることが分かんねえよチビ。お前は兵士かって聞いてんだよ」
「プリシラさん、この子は赤子の時に捨てられた孤児なんです。今は私を母だと思って慕ってくれて私も我が子のように可愛がっています。それん、この子の中にはカオスの遺子が二人も中に入っていてすごく強いんです! ねえ、ロード?」
「うん! えへへへ」
エルフリーデに頭を撫でられて照れているロードだったが、プリシラはその言葉を聞いて生まれて一番の衝撃を受けた。
「はああああ!? カオスの遺子だって!? 俺が言うのもなんだが薬でもやってんのか?」
「ホントだよ! 今の僕はロイドとディーンの力を持っているんだ! ホラ、この目を見て」
ロードはそう言いながら、プリシラに右目で光輝く太陽の瞳を見せつけた。
「太陽…… てことはお前もカオスの遺子ということだな、強大にならないうちに殺しておくか」
「待って待って! 僕カオスの遺子じゃないよ!」
「待たない」
「子供を殺そうとするなんて頭大丈夫ですか!?」
怯えて抱きついてくるロードをかばってエルフリーデがプリシラの前に立ちふさがった。
「俺は国の危機を招く不穏分子は誰であろうとも始末する。たとえそれが一番の友だとしてもな」
プリシラはロードを押しつぶそうと狙いを定めた時に、リードに肩を後ろから掴まれた。
「ロードに手を出したらタダではすまさんぞ」
「……わかったよ。じゃあ俺はここらでおいとまするか。お前の名は?」
「リードだ」
「リード、リードとロードか……」
そうブツブツ言いながらプリシラはロード達の前から去っていった。
プリシラと入れ違うように帰ってきたギャバンは、プリシラがいなくなっているのを見てどこに行ったのかリードに聞き、大きな騒ぎがなかったと安心した。
そうして、プリシラとの強烈な出会いをすませたロード達は再びカルケッタへと歩みだした。
当然、リードはその結果に満足するわけもなく二人に成功するまでやるように言明を下したが、精神的に疲れて彼らの魂があまりにも貧弱になっている姿を見てから、それ以上何も言うことはしなかった。
一方で、三人の遺子に競り勝ったエルフリーデは、今日もロードと甘い時間を二人で過ごしていた。
「ねえママぁ、ネロはやっつけたけど次は誰を倒すんだっけ?」
「後はメリウスとウォレスの二人だけよ。今はその二人がいると呼ばれるカルケッタへと向かっている途中よ」
「じゃあその二人を倒したら、ママを傷つける嫌な奴がいなくなるんだよね? よし! 頑張るぞー!!」
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「わーい!」
二人がいちゃついていると、ギャバンが呆れながら「おい町中で何やってんだアホども。恥ずかしいから家でやれ!」と言ったが、二人はなかなか離れようとはしない。
「ちッ! おいアレス、この頭お花畑の二人になんか言ってやれ」
「た、助けて……」
アレスに頼んで二人に何とか言ってもらおうとしたが、当のアレスはメリナの手中にありその手は見えない鎖で握られていた。
「あらアレス、何で助けを求めるの? 私といるのだから楽しいはずよ。さあ笑って」
メリナが笑顔でそう話しかけるが、アレスは顔を引きつりながら目でギャバンとリードに助けを求めている。
しかし、助けをギャバンが無視していると、目線を自分に向けていないアレスに気づいたメリナがどすを聞かせた声で「笑え」と一言呟いた。
「はい! あはははは……」
「うんうん! やっぱり私たちは最高の夫婦ね!」
アレスに抱きついて、笑顔でそうのたまうメリナの姿を見て、関わらない方が賢明だと知ったギャバンはそっぽを向いて友を見捨てることにした。
「はあ~、いつからこのチームはシュガーチームになったんだ……」
(それだと、俺の相手は残りのリードか……)
そう思ってリードの方を振り向くが、すぐにありえないと遠くの道路を見ていた。
すると、前からプリシラとザラが話しながらこちらへ歩いてくるのが見えた。
それに気がつくとすぐに、「おいお前ら、今からこの国の最強の兵士の一人と会うから失礼のないようにしろ」と命令してイチャイチャをすぐに止めさせた。
「ママ、あれがこの国で一番強い兵士なの?」
「そう、あの紫の髪の人が国家大隊長の一人プリシラよ。でも、隣にいるもう一人の兵士は知らないわ」
「へえ~、やっぱり大人の人ってみんな強そうだね」
「あのプリシラさんは本当に強いのよ。性格はヤバいってもっぱらの噂だけど」
そうこう話していると、二人はロード達に気づいたのか向こうの方からやって来ては、彼らに話しかけてきた。
「何だこの純血どもは? 犯罪者か?」
「違いますよプリシラ、この者たちはエレイスからやって来た応援です」
「ふーん、お前らエレイスの兵士か」
「だったら何だよ、文句あるのか? 俺たちは応援で来てやってんだぞ」
まじまじと品定めするようにエレイスから来たロード達を見つめるプリシラの態度が気に食わなかったのか、アレスが突っかかっていった。
「知らねぇよそんなの。あ、知っているかお前ら? この国の犯罪組織のメンバーの大半はエレイス国民なんだぞ」
「それこそ知ったこっちゃねえよ。お前らの国が犯罪し放題の方が悪いんじゃねえの?」
「ああ?」
アレスの言葉が気に入らなかったプリシラは、重力魔法を使ってアレスを地面へと叩き潰した。
「かはッ! かはッ!」と血反吐を吐いているアレスを見てもプリシラは力を弱めたりしない、それよりも逆に重力を大きくしていった。
「てめえらの国民性が悪いんだろうが国民性がよ! 産業廃棄物どもが俺の国にやって来る…… ああダメだ! それはダメだ!」
アレスの体からは鈍い音が鳴り響いてもうプリシラの重力に押しつぶされる寸前だったが、メリナが彼の頬を殴って魔法を止めた。
「やめてよ! この男は私の婚約者なの! 勝手に殺そうとしないで!」
「わーったよ、ガキに怒られんのかよ俺は……」
重力が解かれたアレスに駆け寄るメリナは、すぐにリードを呼んで彼の傷を治させた。
プリシラたちが騒ぎを起こしている間、ザラはギャバンと少し身を隠した場所で話していた。
「ブルータス、あのカオスの遺子の力を手に入れたガキの様子はどうだ? 何か不穏な動きはないか?」
「未だ不穏な動きはありません」
「……そうか、なら監視は怠るな。もし、あのガキが内にいる遺子に乗っ取られるような事態が起こるのなら、事前に殺せ! これ以上国内に混乱を持ち込ませるな!」
「了解しました」
「それじゃあ行け、ガキどもを連れてどこかの町へ行け」
ザラの命令に従いギャバンはロード達の元へと帰っていった。
帰っていくギャバンの背中を姿が見えなくなるまで見続けた後に、ザラは上を向いてため息をついた。
(ったく、スヲウがあんな行動しなければカオスの遺子にも対抗できただろうに…… それにしても、エレイスの奴らは俺らにとんでもない火種をよこしやがった、クソッ!)
ザラはクーデターの処理のみならず、カオスの遺子を倒すという一国ではどうにもできない敵をも相手にすることになったことに憤りを感じた。
以前にはカオスの遺子が現れれば、その混乱に乗じて元老院の面々を一掃することも可能だっただろうが、今はクーデターの真っ只中、あまりの混乱に彼らを殺す暇などない。
多くの兵士がスヲウ捜索に携わっており、元老院を殺した後に市民の反発を抑えるための兵力は今のダグラスにはない。
エレイスの王ゼインフォースがロード達をよこしたことに危機感を覚えた執政官たちは、ザラに相談し外見上は歓迎する意向を示して、裏ではギャバンによる監視体制を確立させた。
国内に二つの大きな問題を抱えたダグラスの命運は、ロード達の加入により予想もしない結末へと向かおうとしていた。
「そこのちっこいガキ、お前は何だ? お前の子供か?」
プリシラはロードの前に立ってエルフリーデとを交互に見比べながら聞いた。
「ちっこくないよ! それに、ママはママじゃないけどママなんだ!」
「言ってることが分かんねえよチビ。お前は兵士かって聞いてんだよ」
「プリシラさん、この子は赤子の時に捨てられた孤児なんです。今は私を母だと思って慕ってくれて私も我が子のように可愛がっています。それん、この子の中にはカオスの遺子が二人も中に入っていてすごく強いんです! ねえ、ロード?」
「うん! えへへへ」
エルフリーデに頭を撫でられて照れているロードだったが、プリシラはその言葉を聞いて生まれて一番の衝撃を受けた。
「はああああ!? カオスの遺子だって!? 俺が言うのもなんだが薬でもやってんのか?」
「ホントだよ! 今の僕はロイドとディーンの力を持っているんだ! ホラ、この目を見て」
ロードはそう言いながら、プリシラに右目で光輝く太陽の瞳を見せつけた。
「太陽…… てことはお前もカオスの遺子ということだな、強大にならないうちに殺しておくか」
「待って待って! 僕カオスの遺子じゃないよ!」
「待たない」
「子供を殺そうとするなんて頭大丈夫ですか!?」
怯えて抱きついてくるロードをかばってエルフリーデがプリシラの前に立ちふさがった。
「俺は国の危機を招く不穏分子は誰であろうとも始末する。たとえそれが一番の友だとしてもな」
プリシラはロードを押しつぶそうと狙いを定めた時に、リードに肩を後ろから掴まれた。
「ロードに手を出したらタダではすまさんぞ」
「……わかったよ。じゃあ俺はここらでおいとまするか。お前の名は?」
「リードだ」
「リード、リードとロードか……」
そうブツブツ言いながらプリシラはロード達の前から去っていった。
プリシラと入れ違うように帰ってきたギャバンは、プリシラがいなくなっているのを見てどこに行ったのかリードに聞き、大きな騒ぎがなかったと安心した。
そうして、プリシラとの強烈な出会いをすませたロード達は再びカルケッタへと歩みだした。
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