16 / 17
マモルのプレゼン
しおりを挟む
冬休み明けの最初の土曜日。アイデアコンテストの本選会が行われた。場所は田瀬谷区の大きな公園の一角にある美術館。本選に進出したのは、ぼくを含め5名。控室には、女子高校生から初老の男性まで、世代は幅広く、ぼくは最年少のようだ。
プレゼン会場は美術館の吹き抜けのギャラリーに設けられ、区長をはじめ、審査員の方々が最前部に座っていて、プレッシャーを感じる。
本選のプレゼンは誰でも自由に聴くことができ、会場いっぱいに百席ほどの一般席が用意されている。これからプレゼンする予選通過者がステージに上がるよう案内され、スクリーンを背に一列に座る。
少しドキドキしながら、客席を見渡す。
ぼくに手を振る教頭先生。その横に担任の渋川先生。さらにその横に保健室の高野先生。
「マモル、ガンバレー!」と場違いなエールが飛んできた。レイをリーダーとした、買い食い戦士達である。同じクラスの男子の姿も見える。
なんとなくホームゲームのような雰囲気を感じさせてくれる。緊張感が解けた。みんな、ありがとう。
さらに会場を見渡すと、最後部の席で小さく手を振るマミちゃん。隣には叔母さんの姿が見えた。
「皆さま、お待たせいたしました。それでは、『区民が考える、野々川側緑地活用コンテススト』、本選プレゼンテーションを開始します。トップバッターは、町村 守君、中学二年生。では町村君、演台にお進みください。」
ぼくは、この日のために姉から借りた性能のいいパソコンを抱え、演台の前に立った。係の人がパソコンをプロジェクターについないでくれ、ぼくはスライドの表紙を投影する。
タイトルは、
“共生・協生への実験と挑戦”
ぼくは会場を見渡し、軽く深呼吸し、口を開く。
「皆さまの前で私の考えをお話しできる機会をいただき、大変嬉しく思っています。
結論からお伝えします。
私は野々川側緑地の遊休地をあらゆる生き物が共生するだけでなく、それぞれが助け合って豊かに生きていける世界をつくるための、実験と挑戦の場にしたいと考えています。
この挑戦を通して、田瀬谷区は『自然と助け合って生きる』街のあり方を日本国内に、いや世界に問いかけ、リードする街になります。
最近では、熊をはじめ、様々な動物たちが食べ物を求め、山里だけでなく、市街地までやってきて被害をもたらしています。
人々は自分の暮らしと命を守るために、動物たちを駆除します。これは仕方の無いことだと思います。
でも、開発が進み、地球の気候変動も進むと、ますます動物たちの居場所がなくなっていきます。もはや、駆除が最良の解決策とは言えないのではないでしょうか。
私は、この問題の解決策として、二つの具体策を提案します。
一つ目は、人間と動物たちが友に自然の恵みを育て、その恩恵を受けることができる『恵みの協生ゾーン』づくりです。
人と動物の棲む場所を分け、その緩衝地帯を設ける取り組みが各地で行われています。
一方で、『協生農法』という新たな農業の取り組みが始まっています。これは、肥料や農薬などを使わず、虫や鳥などの力で、いろいろな植物をなるべく自然に近いかたちで育てようというものです。
私の提案は、人と動物の緩衝地帯をこのような農法で豊かな場所にし、人里まで降りてこなくても、動物たちは食べ物を得ることができ、人間もその恩恵を受けることができるようにします。もちろん、このゾーンに入れる人間は制限する必要がありますが。
田瀬谷区には、農業の専門大学があり、私の通う中学の先生を通じて、このお話の打診もしており、農法を研究しているゼミや研究者の方にも関心を寄せていただいております。研究開発にご協力いただくことも考えられます。
さて、もう一つのご提案は、『共生する動物との学びあい』です。」
会場からざわめきが起きた。審査員席からは「動物と学び会う、なんて、どういうことだ? 無理じゃないか?」という声も聞こえる。
ぼくはやっぱり来たなと思い、用意していたカードを切る。
「はい、もちろん獰猛な動物に何かを教え、何かを教わるなんてことは怖くて怖くて、そんなことやりたくないですよね。(笑)」
ぼくはパソコンの画面上の動画再生ボタンを押す。
「ちょっと、これを見てください。」
動画がスクリーンいっぱいに再生される。
そこに映し出されたのは、一人の女の子。マミちゃんだ。よく見ると、彼女の足もとには五匹の小動物がお行儀良く並んでいる。野々川側沿いに棲む子ダヌキたち。
「みんな聞いてね。」
子ダヌキたちがマミちゃんの方に顔を上げる。
トートバッグからリンゴのピースを取り出し、マミちゃんは子ダヌキたち鼻先に差し出す。
「これ、食べていいのかな?」
子ダヌキたちは少し後ずさりし、拒否の意思表示をする。
「みんないい子だね。頭ナデナデしてあげようか?」
マミちゃんは一匹の子ダヌキを撫でようと手を伸ばすが、その子は再び後ろに下がりイヤイヤと首を振る。
会場から小さなどよめきが聞こえる中、ぼくは説明する。
「ご覧いただけましたか? ボクたち人間は『タヌキに餌を与えないでください』、『タヌキには手を出さずにそっとしておきましょう』と指導を受けますが、タヌキたちだって、そのルールを教わり実行することができます。動画に登場した、この女子中学生は、長い間タヌキを見守り、すこしずつタヌキに働きかけることによって、タヌキも学べることを知りました。あ、このことは、区役所の方に知られると怒られるので内緒ですけどね(笑)。
しかもこれは、この中学生の特殊な才能ではなく、彼女が先生になって教えてくれると、誰でもできるようになります。それから、タヌキに関して問題となる糞の害ですが、これもしていい場所を教えてあげると、きちんと守ってくれます。」
ぼくは一旦停めた動画を再生し、ぎこちなくもぼく自身が子ダヌキと同様なやりとりをしているシーンを見せた。
「この街は、長年タヌキと共存してきました。昔から住んでいる方は、タヌキとのつきあい方をよく知っています。これは、日本中に自慢できる財産だと思います。そして、何よりも大切なことは、タヌキの身になって考えてあげよう、愛してあげようという気持ちがこの街の人々にあることです。私は、日本のみなさん、世界のみなさんにも共存する方法と、気持ちを伝えていきたい。」
会場の人々はうなずきながら聞いてくれる。それを見て、ぼくは自信を持ってこう切り出した。
「みなさんもご存じの通り、少し前、アライグマが親子の手を噛む、と言う事件が起きました。さっきも言ったように、どの動物とも学び会うことができるわけではありません。でも、ここのタヌキたちはそれができます。ぼくはそのことを大切にしたい。田瀬谷区の宝にしたい。住む人みんなの自慢にしたい。」
会場の後方にいるマミちゃんの姿を見ると、手で顔を押さえ、叔母さんに背中をさすられている。
一連の騒動を通してぼくは、「マモル君は、将来やりたいこととかあるの?」というマミちゃんの問いに答えを見つけたような気がする。
最後に一言つけ加えてプレゼンを終える。
「ぼくは、この宝をずっと守り、育てていきます。この宝を大切に思って一緒に育ててくれる人をずっと愛し、大切にしていきます。ご静聴ありがとうございました。」
ぼくがお辞儀をして顔を上げた瞬間、「買い食い戦士達」が座っているあたりから、きゃー、マモルー、かっこいいぞー! などのヤジ? 歓声? が湧き起こる。
さらにレイたちは席を立つと、後ろに座っていたマミちゃんを引っ張り出し、ステージの前まで連れ出す。最初は嫌がっていたマミちゃんは、ぼくの正面に立つと、
「ほんとうにありがとう。」
と小声で言い、涙をいっぱい溜め、ぼくに突進し、抱きついてきた。
会場全体に大きな歓声と拍手が響く。
ぼくは、マミちゃんを抱き止めながらも、まだトップバッターなのに、審査員の心証を悪くしないかとヒヤヒヤしていた。
審査員席からは、
「そうしますと、緑地帯の名前は『タヌキ公園』ですかな?」
「いやいやそれだと、この美術館がある公園と紛らわしいんじゃないの?」
というやりとりが聞こえた。
プレゼン会場は美術館の吹き抜けのギャラリーに設けられ、区長をはじめ、審査員の方々が最前部に座っていて、プレッシャーを感じる。
本選のプレゼンは誰でも自由に聴くことができ、会場いっぱいに百席ほどの一般席が用意されている。これからプレゼンする予選通過者がステージに上がるよう案内され、スクリーンを背に一列に座る。
少しドキドキしながら、客席を見渡す。
ぼくに手を振る教頭先生。その横に担任の渋川先生。さらにその横に保健室の高野先生。
「マモル、ガンバレー!」と場違いなエールが飛んできた。レイをリーダーとした、買い食い戦士達である。同じクラスの男子の姿も見える。
なんとなくホームゲームのような雰囲気を感じさせてくれる。緊張感が解けた。みんな、ありがとう。
さらに会場を見渡すと、最後部の席で小さく手を振るマミちゃん。隣には叔母さんの姿が見えた。
「皆さま、お待たせいたしました。それでは、『区民が考える、野々川側緑地活用コンテススト』、本選プレゼンテーションを開始します。トップバッターは、町村 守君、中学二年生。では町村君、演台にお進みください。」
ぼくは、この日のために姉から借りた性能のいいパソコンを抱え、演台の前に立った。係の人がパソコンをプロジェクターについないでくれ、ぼくはスライドの表紙を投影する。
タイトルは、
“共生・協生への実験と挑戦”
ぼくは会場を見渡し、軽く深呼吸し、口を開く。
「皆さまの前で私の考えをお話しできる機会をいただき、大変嬉しく思っています。
結論からお伝えします。
私は野々川側緑地の遊休地をあらゆる生き物が共生するだけでなく、それぞれが助け合って豊かに生きていける世界をつくるための、実験と挑戦の場にしたいと考えています。
この挑戦を通して、田瀬谷区は『自然と助け合って生きる』街のあり方を日本国内に、いや世界に問いかけ、リードする街になります。
最近では、熊をはじめ、様々な動物たちが食べ物を求め、山里だけでなく、市街地までやってきて被害をもたらしています。
人々は自分の暮らしと命を守るために、動物たちを駆除します。これは仕方の無いことだと思います。
でも、開発が進み、地球の気候変動も進むと、ますます動物たちの居場所がなくなっていきます。もはや、駆除が最良の解決策とは言えないのではないでしょうか。
私は、この問題の解決策として、二つの具体策を提案します。
一つ目は、人間と動物たちが友に自然の恵みを育て、その恩恵を受けることができる『恵みの協生ゾーン』づくりです。
人と動物の棲む場所を分け、その緩衝地帯を設ける取り組みが各地で行われています。
一方で、『協生農法』という新たな農業の取り組みが始まっています。これは、肥料や農薬などを使わず、虫や鳥などの力で、いろいろな植物をなるべく自然に近いかたちで育てようというものです。
私の提案は、人と動物の緩衝地帯をこのような農法で豊かな場所にし、人里まで降りてこなくても、動物たちは食べ物を得ることができ、人間もその恩恵を受けることができるようにします。もちろん、このゾーンに入れる人間は制限する必要がありますが。
田瀬谷区には、農業の専門大学があり、私の通う中学の先生を通じて、このお話の打診もしており、農法を研究しているゼミや研究者の方にも関心を寄せていただいております。研究開発にご協力いただくことも考えられます。
さて、もう一つのご提案は、『共生する動物との学びあい』です。」
会場からざわめきが起きた。審査員席からは「動物と学び会う、なんて、どういうことだ? 無理じゃないか?」という声も聞こえる。
ぼくはやっぱり来たなと思い、用意していたカードを切る。
「はい、もちろん獰猛な動物に何かを教え、何かを教わるなんてことは怖くて怖くて、そんなことやりたくないですよね。(笑)」
ぼくはパソコンの画面上の動画再生ボタンを押す。
「ちょっと、これを見てください。」
動画がスクリーンいっぱいに再生される。
そこに映し出されたのは、一人の女の子。マミちゃんだ。よく見ると、彼女の足もとには五匹の小動物がお行儀良く並んでいる。野々川側沿いに棲む子ダヌキたち。
「みんな聞いてね。」
子ダヌキたちがマミちゃんの方に顔を上げる。
トートバッグからリンゴのピースを取り出し、マミちゃんは子ダヌキたち鼻先に差し出す。
「これ、食べていいのかな?」
子ダヌキたちは少し後ずさりし、拒否の意思表示をする。
「みんないい子だね。頭ナデナデしてあげようか?」
マミちゃんは一匹の子ダヌキを撫でようと手を伸ばすが、その子は再び後ろに下がりイヤイヤと首を振る。
会場から小さなどよめきが聞こえる中、ぼくは説明する。
「ご覧いただけましたか? ボクたち人間は『タヌキに餌を与えないでください』、『タヌキには手を出さずにそっとしておきましょう』と指導を受けますが、タヌキたちだって、そのルールを教わり実行することができます。動画に登場した、この女子中学生は、長い間タヌキを見守り、すこしずつタヌキに働きかけることによって、タヌキも学べることを知りました。あ、このことは、区役所の方に知られると怒られるので内緒ですけどね(笑)。
しかもこれは、この中学生の特殊な才能ではなく、彼女が先生になって教えてくれると、誰でもできるようになります。それから、タヌキに関して問題となる糞の害ですが、これもしていい場所を教えてあげると、きちんと守ってくれます。」
ぼくは一旦停めた動画を再生し、ぎこちなくもぼく自身が子ダヌキと同様なやりとりをしているシーンを見せた。
「この街は、長年タヌキと共存してきました。昔から住んでいる方は、タヌキとのつきあい方をよく知っています。これは、日本中に自慢できる財産だと思います。そして、何よりも大切なことは、タヌキの身になって考えてあげよう、愛してあげようという気持ちがこの街の人々にあることです。私は、日本のみなさん、世界のみなさんにも共存する方法と、気持ちを伝えていきたい。」
会場の人々はうなずきながら聞いてくれる。それを見て、ぼくは自信を持ってこう切り出した。
「みなさんもご存じの通り、少し前、アライグマが親子の手を噛む、と言う事件が起きました。さっきも言ったように、どの動物とも学び会うことができるわけではありません。でも、ここのタヌキたちはそれができます。ぼくはそのことを大切にしたい。田瀬谷区の宝にしたい。住む人みんなの自慢にしたい。」
会場の後方にいるマミちゃんの姿を見ると、手で顔を押さえ、叔母さんに背中をさすられている。
一連の騒動を通してぼくは、「マモル君は、将来やりたいこととかあるの?」というマミちゃんの問いに答えを見つけたような気がする。
最後に一言つけ加えてプレゼンを終える。
「ぼくは、この宝をずっと守り、育てていきます。この宝を大切に思って一緒に育ててくれる人をずっと愛し、大切にしていきます。ご静聴ありがとうございました。」
ぼくがお辞儀をして顔を上げた瞬間、「買い食い戦士達」が座っているあたりから、きゃー、マモルー、かっこいいぞー! などのヤジ? 歓声? が湧き起こる。
さらにレイたちは席を立つと、後ろに座っていたマミちゃんを引っ張り出し、ステージの前まで連れ出す。最初は嫌がっていたマミちゃんは、ぼくの正面に立つと、
「ほんとうにありがとう。」
と小声で言い、涙をいっぱい溜め、ぼくに突進し、抱きついてきた。
会場全体に大きな歓声と拍手が響く。
ぼくは、マミちゃんを抱き止めながらも、まだトップバッターなのに、審査員の心証を悪くしないかとヒヤヒヤしていた。
審査員席からは、
「そうしますと、緑地帯の名前は『タヌキ公園』ですかな?」
「いやいやそれだと、この美術館がある公園と紛らわしいんじゃないの?」
というやりとりが聞こえた。
0
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン副社長のターゲットは私!?~彼と秘密のルームシェア~
美和優希
恋愛
木下紗和は、務めていた会社を解雇されてから、再就職先が見つからずにいる。
貯蓄も底をつく中、兄の社宅に転がり込んでいたものの、頼りにしていた兄が突然転勤になり住む場所も失ってしまう。
そんな時、大手お菓子メーカーの副社長に救いの手を差しのべられた。
紗和は、副社長の秘書として働けることになったのだ。
そして不安一杯の中、提供された新しい住まいはなんと、副社長の自宅で……!?
突然始まった秘密のルームシェア。
日頃は優しくて紳士的なのに、時々意地悪にからかってくる副社長に気づいたときには惹かれていて──。
初回公開・完結*2017.12.21(他サイト)
アルファポリスでの公開日*2020.02.16
*表紙画像は写真AC(かずなり777様)のフリー素材を使わせていただいてます。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
親愛なる後輩くん
さとう涼
恋愛
「神崎部長は、僕と結城さんがつき合っているのを知りながら彼女に手を出したんですよ」
雨宮一紗(33歳)。離婚して3年。
同じ会社に勤める元夫・神崎敦朗と復縁したくて、ある日食事に誘ったら、神崎から恋人がいると知らされる。相手は20代の部下・結城史奈だという。
さらに神崎のもうひとりの部下である蓮見閑《しずか》から、彼女(結城)を神崎に略奪されたと聞かされてしまい、大きなショックを受ける……。
友達婚~5年もあいつに片想い~
日下奈緒
恋愛
求人サイトの作成の仕事をしている梨衣は
同僚の大樹に5年も片想いしている
5年前にした
「お互い30歳になっても独身だったら結婚するか」
梨衣は今30歳
その約束を大樹は覚えているのか
〜仕事も恋愛もハードモード!?〜 ON/OFF♡オフィスワーカー
i.q
恋愛
切り替えギャップ鬼上司に翻弄されちゃうオフィスラブ☆
最悪な失恋をした主人公とONとOFFの切り替えが激しい鬼上司のオフィスラブストーリー♡
バリバリのキャリアウーマン街道一直線の爽やか属性女子【川瀬 陸】。そんな陸は突然彼氏から呼び出される。出向いた先には……彼氏と見知らぬ女が!? 酷い失恋をした陸。しかし、同じ職場の鬼課長の【榊】は失恋なんてお構いなし。傷が乾かぬうちに仕事はスーパーハードモード。その上、この鬼課長は————。
数年前に執筆して他サイトに投稿してあったお話(別タイトル。本文軽い修正あり)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる