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ep.6 校長先生が制服を脱ぐ理由
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「あーあ、もう制服なんかやめようかなあ」
だんだんわかってきた。校長先生がこういう言い方をする時は、実のところ、まったくその気はないのだ。
「先生、お言葉を返すようですが、今、現にウチの高校の制服着てますよね?」
「そうよ、だって榊原君と一緒に帰る時、見た目そのまま校長先生だとまずいでしょ?」
いや、いろいろ前提が間違っている。
なぜ僕と二人で帰る必要があるのか? 先生はどこに帰ろうとしているのか?
だいたい制服じゃなくてスーツ姿でも、この人は校長先生には見えないんじゃないか?
「そもそも、さっきまで職員会議だったんですよね。普通の格好してたんじゃないですか?……まさか制服姿で会議を?」
「やーねー、職員会議に制服で出るわけないじゃん。先生方の視線もあるし」
僕が知る限り、先生方の視線を気にする様子は微塵も見受けられないのだが。
「ひょっとして、わざわざ会議が終わって制服に着替えたんですか?」
「オフコース! そうに決まってるでしょ」
発言が完璧に矛盾している。
「あの、先生さっき制服なんか、やめようかなっておっしゃいましたよね? でもそれなのに今、なぜ制服姿なのか、意味不明です」
「それさっき言ったわよ。榊原君と一緒に帰りたいからって。これなら普通のカップルみたいで目立たないでしょ?」
「……ご自身のことを過小評価してると思います。たとえ制服を着てても、先生はいろんな意味で有名だからすぐ顔バレします。それに、美人だからなおさら目立ちます」
「え! なんか今、嬉しいこと言った? もう一度言って! アンコールプリーズ!」
「……先生は有名だから……」
「そっちじゃなくて!」
失言だった。
「一度しか言いません」
「もう! この子ったら、ほんとイケズね」
そう言って、校長先生は頬を膨らませてプイッと横を向いた。
僕は何とかその反応をスルーする。甘やかしちゃ、ダメだ。
「話戻るけどね」
「はい?」
「何で制服やめようと思ったかって話」
本当に戻った。
「聞きたい?」
「……ええ、まあ」
「じゃあ、教えてあげる」
「どうぞ」
「あのね、こないだね、ナンパされたの」
「こ、こないだって、そんなちょくちょく制服姿で帰ってるんですか⁉」
「そこじゃなくって……ナ・ン・パよ!」
「いったい誰に?」
「よその高校の男の子」
「……恐いもの知らずですね」
「なにを!」
もちろんウチの学校の男子なら、そんな向う見ずなことはしないだろう。
「先生、それって自慢ですか?」
「まあ、そうとってもらってもいいわ……ねえ、嫉妬した?」
そう言って上目遣いで邪悪な笑みを浮かべる。
「な、何で僕が嫉妬するんですか?」
そうか、こうやって僕をからかうのが狙いだったのか。
「先生、本当は制服やめる気なんて全然ないですよね?」
「あら、そんなことないわよ……でも、榊原君に、どうかやめないでって懇願されたら、まあしょうがないわね」
「いや、懇願なんてしないです。ご自分の立場を……」
考えてください、と言いかけたところで先生が急に立ち止まった。そして、眉をひそめる。
「あいつらよ、私をナンパしたのは」
視線の先を追う。
繁華街の大きな交差点の手前で二人の女子高生が、また彼女らの行く手を塞ぐように二人の男子高校生がいた。
女の子はうちの学校の制服を着ている。それは新し目なので一年生だろうか。男子の制服は、確か隣町の高校のものだ。
「ねえねえ、いいでしょ、そこのカラオケ屋行こうよ、カラオケ」
「コイツ、むちゃくちゃ歌うまいんだぜ、こないだ町にやってきたテレビのノド自慢で全鐘クリアしたレジェンドだし」
女の子たちは明らかに嫌そうな顔をしている。
僕が四人に近寄ろうとすると、先生は僕の肩に手を置いて制した。
「待って」
振り替えると、すごく怖い顔をしている。
「アイツら……制服着てりゃあ、誰でもよかったのかよ!」
怒り所はソコですか⁉
「ヘンシン!」
そう叫ぶと先生は太い街路樹の陰に隠れた。
かと思うと、五秒もかからずにそこから飛び出てきた!
制服ではなく、派手なピンク色のスーツ姿で!
ズカズカと二人の男子高生に接近する。
「ねえ、そこの兄さんたちさー、その子ら、嫌がってんでしょ?」
大きな声で呼び止められ、二人が振り向く。一瞬、校長先生の顔を見て怪訝そうな顔をしたが、それは薄笑いに変わった。
「俺たち若者の問題なんだからさー、オバ◯ンは口を挟まないでくれるかなー」
ヤバい、これ一番言っちゃいけないやつだ。例え冗談のつもりでも……
ゴゴゴと何かが燃えている音が僕らを包み込む。
「君たち、このオバ◯ンが誰だか覚えてる?」
「さ、さあ?」
必死に思い出そうとする二人の男子。
「こないだアンタらがナンパしたJKだよ!」
そう叫び、先生は両手を突き出した。
その手に握られていたのは、『御用』と書かれた提灯⁉……しかも二丁⁉……それが二人の鼻先一センチのところでビシッと寸止めされている。
その場にへたり込む二人。
女子高生コンビに目で合図する先生。
女の子たちは、軽くお辞儀をして、その場を離れていった。
男子高校生が一応無事であるのを確認して、僕らもその場を離れた。
いつの間にか校長先生は制服姿に戻っている……
歩きながら僕は疑問を口にする。
「あの、いろいろと聞きたいことがあるんですが?」
「どうぞ?」
「どうやって着替えたんですか?」
「ああ、あれ?」
「……はい。」
「ヒロインもののアニメ見たことある?」
「なんとなく」
「亜空間でセリフ決めながら変身するやつ」
「亜空間!?」
「そう、あんな感じよ」
「あんな感じって、信じられませんが」
「信じるも信じないも自由……でもね、君が信じてくれたら今度、一緒に亜空間に連れてってあげるわよ。そしたら私のナマ着替え変身シーンがバッチリ見れるかも」
「い、いえ、遠慮しときます……それともう一つ。あの提灯は何ですか?」
「ああ、これね」
そう言って、二丁の御用提灯の一つを僕にビシッと向けた。
「叔父……理事長ん家の床の間に飾ってるの、前にもらったの」
きっと勝手に持ち出したに違いない。
「なんでそんなものを?」
「護身用よ。最近世の中、物騒でしょ」
先生がそれを『御用だ御用だ!』と言って振り回す方が物騒だ。
「実戦で使うことがないよう、お祈りします」
だといいねと教育者は笑った。
歩きながら彼女は伸びをする。
「あーあ、やっぱもう制服なんかやめようかなあ」
「どうしてですか?」
「オバ◯ンて言われちゃったしね、無理があるかもね」
僕は必死でフォローする。
「あいつら、大人をみんなひっくるめて、そう言いたがってるだけですよ」
「榊原君もそう?」
「い、いえ……先生の制服、まだまだイケてると思います」
「あっ、『まだまだ』って言ったな!」
バシンンバシンと十手でカバンでぶたれる僕。
「言葉のアヤですよ!」
結局のところ、校長先生はしばらく制服コスをやめないだろう。
だんだんわかってきた。校長先生がこういう言い方をする時は、実のところ、まったくその気はないのだ。
「先生、お言葉を返すようですが、今、現にウチの高校の制服着てますよね?」
「そうよ、だって榊原君と一緒に帰る時、見た目そのまま校長先生だとまずいでしょ?」
いや、いろいろ前提が間違っている。
なぜ僕と二人で帰る必要があるのか? 先生はどこに帰ろうとしているのか?
だいたい制服じゃなくてスーツ姿でも、この人は校長先生には見えないんじゃないか?
「そもそも、さっきまで職員会議だったんですよね。普通の格好してたんじゃないですか?……まさか制服姿で会議を?」
「やーねー、職員会議に制服で出るわけないじゃん。先生方の視線もあるし」
僕が知る限り、先生方の視線を気にする様子は微塵も見受けられないのだが。
「ひょっとして、わざわざ会議が終わって制服に着替えたんですか?」
「オフコース! そうに決まってるでしょ」
発言が完璧に矛盾している。
「あの、先生さっき制服なんか、やめようかなっておっしゃいましたよね? でもそれなのに今、なぜ制服姿なのか、意味不明です」
「それさっき言ったわよ。榊原君と一緒に帰りたいからって。これなら普通のカップルみたいで目立たないでしょ?」
「……ご自身のことを過小評価してると思います。たとえ制服を着てても、先生はいろんな意味で有名だからすぐ顔バレします。それに、美人だからなおさら目立ちます」
「え! なんか今、嬉しいこと言った? もう一度言って! アンコールプリーズ!」
「……先生は有名だから……」
「そっちじゃなくて!」
失言だった。
「一度しか言いません」
「もう! この子ったら、ほんとイケズね」
そう言って、校長先生は頬を膨らませてプイッと横を向いた。
僕は何とかその反応をスルーする。甘やかしちゃ、ダメだ。
「話戻るけどね」
「はい?」
「何で制服やめようと思ったかって話」
本当に戻った。
「聞きたい?」
「……ええ、まあ」
「じゃあ、教えてあげる」
「どうぞ」
「あのね、こないだね、ナンパされたの」
「こ、こないだって、そんなちょくちょく制服姿で帰ってるんですか⁉」
「そこじゃなくって……ナ・ン・パよ!」
「いったい誰に?」
「よその高校の男の子」
「……恐いもの知らずですね」
「なにを!」
もちろんウチの学校の男子なら、そんな向う見ずなことはしないだろう。
「先生、それって自慢ですか?」
「まあ、そうとってもらってもいいわ……ねえ、嫉妬した?」
そう言って上目遣いで邪悪な笑みを浮かべる。
「な、何で僕が嫉妬するんですか?」
そうか、こうやって僕をからかうのが狙いだったのか。
「先生、本当は制服やめる気なんて全然ないですよね?」
「あら、そんなことないわよ……でも、榊原君に、どうかやめないでって懇願されたら、まあしょうがないわね」
「いや、懇願なんてしないです。ご自分の立場を……」
考えてください、と言いかけたところで先生が急に立ち止まった。そして、眉をひそめる。
「あいつらよ、私をナンパしたのは」
視線の先を追う。
繁華街の大きな交差点の手前で二人の女子高生が、また彼女らの行く手を塞ぐように二人の男子高校生がいた。
女の子はうちの学校の制服を着ている。それは新し目なので一年生だろうか。男子の制服は、確か隣町の高校のものだ。
「ねえねえ、いいでしょ、そこのカラオケ屋行こうよ、カラオケ」
「コイツ、むちゃくちゃ歌うまいんだぜ、こないだ町にやってきたテレビのノド自慢で全鐘クリアしたレジェンドだし」
女の子たちは明らかに嫌そうな顔をしている。
僕が四人に近寄ろうとすると、先生は僕の肩に手を置いて制した。
「待って」
振り替えると、すごく怖い顔をしている。
「アイツら……制服着てりゃあ、誰でもよかったのかよ!」
怒り所はソコですか⁉
「ヘンシン!」
そう叫ぶと先生は太い街路樹の陰に隠れた。
かと思うと、五秒もかからずにそこから飛び出てきた!
制服ではなく、派手なピンク色のスーツ姿で!
ズカズカと二人の男子高生に接近する。
「ねえ、そこの兄さんたちさー、その子ら、嫌がってんでしょ?」
大きな声で呼び止められ、二人が振り向く。一瞬、校長先生の顔を見て怪訝そうな顔をしたが、それは薄笑いに変わった。
「俺たち若者の問題なんだからさー、オバ◯ンは口を挟まないでくれるかなー」
ヤバい、これ一番言っちゃいけないやつだ。例え冗談のつもりでも……
ゴゴゴと何かが燃えている音が僕らを包み込む。
「君たち、このオバ◯ンが誰だか覚えてる?」
「さ、さあ?」
必死に思い出そうとする二人の男子。
「こないだアンタらがナンパしたJKだよ!」
そう叫び、先生は両手を突き出した。
その手に握られていたのは、『御用』と書かれた提灯⁉……しかも二丁⁉……それが二人の鼻先一センチのところでビシッと寸止めされている。
その場にへたり込む二人。
女子高生コンビに目で合図する先生。
女の子たちは、軽くお辞儀をして、その場を離れていった。
男子高校生が一応無事であるのを確認して、僕らもその場を離れた。
いつの間にか校長先生は制服姿に戻っている……
歩きながら僕は疑問を口にする。
「あの、いろいろと聞きたいことがあるんですが?」
「どうぞ?」
「どうやって着替えたんですか?」
「ああ、あれ?」
「……はい。」
「ヒロインもののアニメ見たことある?」
「なんとなく」
「亜空間でセリフ決めながら変身するやつ」
「亜空間!?」
「そう、あんな感じよ」
「あんな感じって、信じられませんが」
「信じるも信じないも自由……でもね、君が信じてくれたら今度、一緒に亜空間に連れてってあげるわよ。そしたら私のナマ着替え変身シーンがバッチリ見れるかも」
「い、いえ、遠慮しときます……それともう一つ。あの提灯は何ですか?」
「ああ、これね」
そう言って、二丁の御用提灯の一つを僕にビシッと向けた。
「叔父……理事長ん家の床の間に飾ってるの、前にもらったの」
きっと勝手に持ち出したに違いない。
「なんでそんなものを?」
「護身用よ。最近世の中、物騒でしょ」
先生がそれを『御用だ御用だ!』と言って振り回す方が物騒だ。
「実戦で使うことがないよう、お祈りします」
だといいねと教育者は笑った。
歩きながら彼女は伸びをする。
「あーあ、やっぱもう制服なんかやめようかなあ」
「どうしてですか?」
「オバ◯ンて言われちゃったしね、無理があるかもね」
僕は必死でフォローする。
「あいつら、大人をみんなひっくるめて、そう言いたがってるだけですよ」
「榊原君もそう?」
「い、いえ……先生の制服、まだまだイケてると思います」
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