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第1章 出会い
把握すべきこと #4
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いつでも来ていい。
そういうルシノの言葉にリミルは嬉しくなった。
「じゃあホームポイントを…」
そう言ってからリミルは考え込んだ。
森の中心にある現在のホームポイントが使い勝手が良いため、ここでホームポイントをルシノの家に切り替えると1度イレアに戻った時に転移ポイントとして登録し直すことになる。
ならばルシノの家を転移ポイントとして記憶するほうが楽なのでは、と。
ただ、何となくルシノの家をホームポイントにしたいという気持ちが勝ったため面倒を承知でホームポイントの登録をし直した。
ルシノ家本邸の玄関に。
その後3人は客用家屋へ移動し2人を呼ぶとルシノが料理を作り、美味しい料理を食べながら話す。
話題は自然とリミルの新しい職業と新たな魔法《チャット》について。
『魔力は使うがそれほど消費しないし魔力が高いやつには便利だな。受け取るだけなら消費もない。通信の魔道具の普及率が低いから助かる』
通信の魔道具は親和性の高い魔石同士を使って作る物でその数は非常に少なく希少だ。
だからこそ管理者もしくはギルドマスター、実力のある冒険者チームのリーダーにしか渡されない。
それが《チャット》が出回ることで魔力さえあれば連絡を送ることができるようになり緊急時などにも役立つはずだ。
リミルは誰でも使えるようにと生活魔法に分類して作成した。
これは《清潔》や《温風》などの生活に使う、職業関係なく誰しもが使える魔法だ。
ダメージを与えることが出来ない、等の制約がある。
これは誰かが決めたのではなくこの世界の理で制約を侵すことは不可能である。
寝る前、リミル達の部屋に来たルシノが会合と呼ばれるギルドマスター及び管理者の話し合いが行われることについて話した。
恐らくギルドから《チャット》については広められることになるだろうが職業については伏せることになるだろうから念の為言わないようにと。
リミルは元々話すのが得意ではないためキッカケになったクロトとたまたまそこにいたニーナ、信頼しているギルレイとルシノ、ほとんどいつも一緒にいるクライ以外には話していない。
ルシノも懸念しているのはニーナとクロトだ。
『2人が心配だな』
<最悪、俺の特殊技能を使うから大丈夫だ>
クライは自分のステータスについて話すのを嫌う。
そのため特殊技能名だけ言った。
ルシノもそれを聞いて探るでもなく納得して『もしもの時は頼む』と言って、そのまま話しているうちに3人で寝てしまった。
翌朝
早速2人に口止めするが二人とも不安そうだった。
『もし聞かれてるの気付かずにその話をしたらって思うと怖いかも』
『俺は隠し事が苦手なタイプで…』
『そうか…クライ、頼む』
不思議そうに首を傾げている2人を見ながら、クライはどれを使うか考えたあと2人に向かって特殊技能を使う。
<《操作:催眠》リミルの所有職業、呪文探求者について、及び《チャット》の制作経緯などについて思い出せない。また、それらのことについて詳しく聞いてくる者がいた場合は、この場にいる、リミルかルシノ、もしくはクライに報告する。理解したか?>
『思い出せない。報告する。承知』
『分からない。知らない。言うね』
<よし、確認した。普通にしろ>
2人は先程までと同じように首を傾げている。
リミルが確認のために質問する。
「なあ、《チャット》について何か知ってるか?」
『俺の世界ではよく使ってた通信方法だけどこの世界にもあんの?』
『えー、あたし知らない!どんなの?』
2人が普通に会話し始めたのでルシノは驚くがクライに目線で賞賛を送る。
「そっか、ありがと。ちょっと俺トイレ言ってくる」
『はーい』
『いってらー』
そう言ってリミルは席を立つが隠蔽系の特殊技能を使いながら様子を伺う。
その間もずっと2人は今日やる試験について話していたが実際にリミルが離れるとそれを察知したかのようにクライとルシノに小声で報告する。
『『リミルに《チャット》について聞かれたー。プラチナの髪に赤と薄紅色のオッドアイの人』』
それを言うと直ぐに元の話に戻った。
暫くしてリミルが戻って来てそれぞれが同じ手順で質問して離れてを繰り返したが結果は全て一緒で本人に聞かれないように3人の誰かには報告した。
名前と外見的特徴、何について聞かれたのか、を簡潔に且つ周りに怪しまれないように会話の間の一瞬で伝える。
普段の2人ならありえないが違和感なく会話が続いている。
『クライよくやった。これで懸念事項はないし、怪しい奴がいたら知ることができる』
2人のステータスに乗らない催眠状態以外は通常どおりに過ごした。
この催眠はルシノたちギルドマスターが使える鑑定士の鑑定を受けるとバレる。
が、今は問題ない。
2人の試験のために朝食を食べてすぐギルドに来ていた。
午後にはイレアに帰るため午前のうちに試験を受けるためだ。
ギルドに着くと早速受け付けに行き申請用紙に記入していくがクロトは躊躇していた。
『俺この世界の字、知らない…』
「言葉と一緒で訳されるんじゃないか?」
ルシノが白紙の紙を出してくれたのでクロトはそこに名前を書いてみる。
それは確かに訳されたが皆微妙な顔をしているので不安になった。
『ダメ?』
「古代語と現代語が綯い交ぜだ。それにこれは本名だったか?こちらの名前で書き直してみろ」
『あ、つい癖で…』
クロトは黒澤大翔と書いていたのでクロトと書いてみると皆に頷かれた。
ついでにひらがなでも書いてみるとこちらも大丈夫だった。
漢字だと古代語が混じるらしい。
そういうルシノの言葉にリミルは嬉しくなった。
「じゃあホームポイントを…」
そう言ってからリミルは考え込んだ。
森の中心にある現在のホームポイントが使い勝手が良いため、ここでホームポイントをルシノの家に切り替えると1度イレアに戻った時に転移ポイントとして登録し直すことになる。
ならばルシノの家を転移ポイントとして記憶するほうが楽なのでは、と。
ただ、何となくルシノの家をホームポイントにしたいという気持ちが勝ったため面倒を承知でホームポイントの登録をし直した。
ルシノ家本邸の玄関に。
その後3人は客用家屋へ移動し2人を呼ぶとルシノが料理を作り、美味しい料理を食べながら話す。
話題は自然とリミルの新しい職業と新たな魔法《チャット》について。
『魔力は使うがそれほど消費しないし魔力が高いやつには便利だな。受け取るだけなら消費もない。通信の魔道具の普及率が低いから助かる』
通信の魔道具は親和性の高い魔石同士を使って作る物でその数は非常に少なく希少だ。
だからこそ管理者もしくはギルドマスター、実力のある冒険者チームのリーダーにしか渡されない。
それが《チャット》が出回ることで魔力さえあれば連絡を送ることができるようになり緊急時などにも役立つはずだ。
リミルは誰でも使えるようにと生活魔法に分類して作成した。
これは《清潔》や《温風》などの生活に使う、職業関係なく誰しもが使える魔法だ。
ダメージを与えることが出来ない、等の制約がある。
これは誰かが決めたのではなくこの世界の理で制約を侵すことは不可能である。
寝る前、リミル達の部屋に来たルシノが会合と呼ばれるギルドマスター及び管理者の話し合いが行われることについて話した。
恐らくギルドから《チャット》については広められることになるだろうが職業については伏せることになるだろうから念の為言わないようにと。
リミルは元々話すのが得意ではないためキッカケになったクロトとたまたまそこにいたニーナ、信頼しているギルレイとルシノ、ほとんどいつも一緒にいるクライ以外には話していない。
ルシノも懸念しているのはニーナとクロトだ。
『2人が心配だな』
<最悪、俺の特殊技能を使うから大丈夫だ>
クライは自分のステータスについて話すのを嫌う。
そのため特殊技能名だけ言った。
ルシノもそれを聞いて探るでもなく納得して『もしもの時は頼む』と言って、そのまま話しているうちに3人で寝てしまった。
翌朝
早速2人に口止めするが二人とも不安そうだった。
『もし聞かれてるの気付かずにその話をしたらって思うと怖いかも』
『俺は隠し事が苦手なタイプで…』
『そうか…クライ、頼む』
不思議そうに首を傾げている2人を見ながら、クライはどれを使うか考えたあと2人に向かって特殊技能を使う。
<《操作:催眠》リミルの所有職業、呪文探求者について、及び《チャット》の制作経緯などについて思い出せない。また、それらのことについて詳しく聞いてくる者がいた場合は、この場にいる、リミルかルシノ、もしくはクライに報告する。理解したか?>
『思い出せない。報告する。承知』
『分からない。知らない。言うね』
<よし、確認した。普通にしろ>
2人は先程までと同じように首を傾げている。
リミルが確認のために質問する。
「なあ、《チャット》について何か知ってるか?」
『俺の世界ではよく使ってた通信方法だけどこの世界にもあんの?』
『えー、あたし知らない!どんなの?』
2人が普通に会話し始めたのでルシノは驚くがクライに目線で賞賛を送る。
「そっか、ありがと。ちょっと俺トイレ言ってくる」
『はーい』
『いってらー』
そう言ってリミルは席を立つが隠蔽系の特殊技能を使いながら様子を伺う。
その間もずっと2人は今日やる試験について話していたが実際にリミルが離れるとそれを察知したかのようにクライとルシノに小声で報告する。
『『リミルに《チャット》について聞かれたー。プラチナの髪に赤と薄紅色のオッドアイの人』』
それを言うと直ぐに元の話に戻った。
暫くしてリミルが戻って来てそれぞれが同じ手順で質問して離れてを繰り返したが結果は全て一緒で本人に聞かれないように3人の誰かには報告した。
名前と外見的特徴、何について聞かれたのか、を簡潔に且つ周りに怪しまれないように会話の間の一瞬で伝える。
普段の2人ならありえないが違和感なく会話が続いている。
『クライよくやった。これで懸念事項はないし、怪しい奴がいたら知ることができる』
2人のステータスに乗らない催眠状態以外は通常どおりに過ごした。
この催眠はルシノたちギルドマスターが使える鑑定士の鑑定を受けるとバレる。
が、今は問題ない。
2人の試験のために朝食を食べてすぐギルドに来ていた。
午後にはイレアに帰るため午前のうちに試験を受けるためだ。
ギルドに着くと早速受け付けに行き申請用紙に記入していくがクロトは躊躇していた。
『俺この世界の字、知らない…』
「言葉と一緒で訳されるんじゃないか?」
ルシノが白紙の紙を出してくれたのでクロトはそこに名前を書いてみる。
それは確かに訳されたが皆微妙な顔をしているので不安になった。
『ダメ?』
「古代語と現代語が綯い交ぜだ。それにこれは本名だったか?こちらの名前で書き直してみろ」
『あ、つい癖で…』
クロトは黒澤大翔と書いていたのでクロトと書いてみると皆に頷かれた。
ついでにひらがなでも書いてみるとこちらも大丈夫だった。
漢字だと古代語が混じるらしい。
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