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If_初めての…
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母に相談してから丸1週間が経った。あれから1度もあの駐車場に男の車が止まっているのを見ていない。早く伝えたい、会いたいと思うのに上手くはいかない。
土曜日なのに両親は2人とも休日出勤で、1人で家にいてもと、朝から出かけることにした。ふらふらと宛もなく歩いていると、いつの間にか駐車場の方向に向かっていて途中にある例の公園で年配の刑事を見つけた。
会釈だけで通り過ぎようと思ったがもしかしたら居場所を知っているかもと思った。でもこれまでの事を考えると聞にくい。悩んで少し立ち止まっているとあちらから声をかけられた。
「様子がおかしい気がしたけど大丈夫か?」
「あ、はい。」
そこではたと気づく。男の名前も職業もなにも知らない。知っているのは顔と身体と…。もしかして自分は男との行為が好きなのかと考えて、記憶を前に前にと辿っていった。そして初めて出会った時の事を思い出した。ぶつかった時に感じたこと、それから街中で見かけるようになって見つめ合った時のこと。
ドキドキして恥ずかしくて、でも目が合うのが嬉しくて。
襲われた瞬間は本当に怖かったのに、抱かれてみると何だかフワフワとした高揚感と快楽とで何も考えられなかった。写真を撮られる音に反応して男を見ると、いつもボクを見るあの目で見つめられて、どうしようもなく身体が震えたんだ。
あれは本当は怖くて震えてたんじゃないって今なら分かる。男の視線に高揚し、ゾクゾクと感じていたものは寒気や恐怖ではなく快感なのだと今更理解した。あの目に見られる度に腰がピクリとしていたのに。
「会いたいな。」
「ん?」
「あ、すみません。これから行くところがあるので。」
急いであのビルに向かった。見覚えのある道を辿って何とか閉まったシャッターの前に着くと、とりあえず待てるだけ待つことにした。
音楽を聞きながらこれまでの事を振り返っているとシャッターが動いた。
半分くらい開いた所で中に入り込むと男が車に乗っていた。フロントガラス越しに男と目が合う。男が直ぐに車から降りてきた。
「なんでいるんだ。」
僅かに掠れた声で責めるような言い方で言いながらツカツカと足早に歩いてきて、男はボクを抱きしめた。
何故か涙が出そうになった。止められなきゃ会いに来ると言っていたくせにもう会う気がなかったように感じたからかもしれない。
ボクはこの時初めて男を抱き締め返した。寝ている時に首に回すのとは違って抱き締めている感じがとても強い。男は言った。
「良いのか?」
ボクは無言で頷いた。何が良いのかなんて別にどうでも良かった。
この人にもっと虐められたい、甘く抱かれたい。ボクを襲って脅すような人にこんな気持ち抱くなんて。なんて馬鹿なんだろう。でももう好きなのを自覚してしまった。ボクを襲った理由がどうしても知りたい。
縦抱きで部屋に連れていかれ、ベッドに降ろされた時、男の目はもうギラついていたが、どうしても聞いておきたかった。今しかないと思って男の言葉を遮った。
「いいか?」
「その前に一つだけ…なんでボクにあんなことしたんですか。」
彼はビクリと強張ってしばらく固まった。叱られて黙りこくる子どものような、そんな反応をしたのは初めてのことでボクは驚いた。彼は何やら口の中で呟き、聞き取れずに首を傾げたボクに戸惑うように口を開いては言葉を紡げずに閉じてを繰り返してようやく言った。
「お前の事が好きだ。一目惚れだった。信じて貰えないとは思うが。今まで散々やらかしている自覚はある。正直自分でも抑えられなかったことに引くくらいには好きで仕方がない。」
「ボクも…ボクもつい最近気づいたんだけど、ボクも貴方に恋をしていたみたい。ずっと分からなかったけど、やっと自覚できたんだ。ボクもたぶん初めて会った時から。」
出会い頭にぶつかったとき、よろけるどころか抱きとめてくれたことや仕草や服から香った香水の匂いも声も、全部含めて、『大人だな』『カッコイイな』って思ってた。その日から見かけない日が無かったのはボク自身、街中で無意識に探していたから。目がよくあったのはボクも目で追っていたから。
大人だったらこの時点で両想いだってわかったのかも知れない。でもボクは初恋がまだで初心だった。分からないまま相手をその気にさせて、ボクだけがまだ自覚できずに事件を起こさせてしまった。
「勘違いじゃなかったんだな…よかった。」
「気づくのが遅くなってごめんなさい。」
「いや、お前は何も悪くない。我慢できず段階を踏まなかった俺が悪い。済まなかった。これからは段階を踏んで…。」
「嫌だ。キスも抱きしめられるのも触られるのも挿入れられるのも気持ちいいって知った。貴方と触れ合うのが無くなるのは寂しい。ボクらは変態なんでしょ?」
「グッ…。お前が良いのなら俺は嬉しい。正直ずっと腕の中にいて欲しい。」
「…好き。」
男の言葉にゾクゾクと肌を粟立て、照れながら抱きついたボクを軽々と抱きとめた男は、嬉しそうに微笑んでキスをしてくれた。
もう一度ゆっくりとベッドに降ろされそのまま押し倒された。
「まだ夢みたいだ。」
そう呟いた男の瞳に、熱に浮かされたような顔をした自分が写っていた。しばらく見つめあって、どちらからともなく唇を重ね合う。ただひたすらに互いの頭を抱き寄せ、貪るように溶け合うように舌を絡ませる。
唇が離れ互いに近い距離のまま荒く息をする。おでこを合わせ目を閉じて息を整えると、男に聞いた。
「な、まえ、知りたい。」
「我妻 瑛理。俺も名前で呼ばせて欲しい。」
「ボクは早瀬 伊知。えいり…さん。」
「ぃち…伊知。」
2人は何度も互いを呼び合いキスを重ねた。離れた唇がてらてらと光り、その間を銀糸が繋いだ。直ぐに糸は消えたが視線は絡んだまま。それなのに中々次に進めない。ならせっかくだからと男に質問攻めをした。
答え合わせをするようにこれまでの溝を埋めるように、あの時はどう思っていたのか何を考えていたのかと、互いの勘違いなども話し合って距離を縮めていった。
そして趣味や好きな事などのパーソナルな話になり、やがてボクが知りたいと職業を聞けば男は言い淀んだ。
男は息を吐くと意を決したように起き上がってボクに向き直った。
「言わなきゃいけないよな。俺の仕事は警察官だ。年配のは先輩で、若い方は後輩で。でも皆があんな感じだったのは俺のそれまでの行いが関係していて。」
ボクも起き上がって向かい合うように座ると男は真剣な顔付きで話し始めた。男の過去を聞きながら、話の途中でも不満や疑問を零してしまう。
「ボクには確認もなかったし同意もしてないけど。」
「伊知の場合は歯止めが効かなくて完全にレイプで…。」
「警察官なのに?」
「伊知が許せないのなら辞めて別の仕事を探す。」
「そうじゃなくて。もうボクにだけなら心配は要らないのかな…。」
「俺が理性を保てないのは伊知の前だけだ。」
「ならいい…のかな?」
警察官と聞いてあの時の対応を不満に思うも、男にこれまでの相手が居るという事実に嫉妬し正直そちらの方が気になった。そして、警察官としてもう少し理性を保って欲しいとも思う。自分に対してだけだと言われると許してしまいそうになるけれど。
「それで、その、それまでの人達とは相性が良くなかったのは分かったけど、ボクとの相性は?」
「この上ない。顔も身体も、あっちの具合も、表情も反応も仕草も、全て好きだ。」
先程から真っ直ぐ目を見て話していて、でもこういう事を熱っぽい目で頭や頬を撫でられながら言われるのは恥ずかしい。めちゃくちゃ嬉しいけれど。
「ここに来る前にその先輩の人に会ったけど。」
「何か話したか?」
「いや…特には?瑛理さんに会いたいなって思っててよく覚えてない。」
ニヤリと笑う顔を見て、ああ、これはニヤけてるんだとようやく理解出来始めた。元々が強面なので、余計に悪い顔や怖い顔に見えていたのかもしれない。
「ちょっと待って、後輩の人にはボクの気持ちが気づかれてたかもしれないってこと?そう思うと恥ずかしい。」
「たぶん違うと思うがそうだとしたら俺も悔しい。」
男が言うには後輩の人はいつものパターンだと思っただけでボクの気持ちに気づいて言っていた訳では無いらしいが、それでも結局は好きだったのだから恥ずかしいことに変わりはなかった。
「前の人達が襲われてないのに襲われたって言うから!」
前のパターンについて聞いたとき、思わず叫んでしまった。叫ぶというか、思わず大きい声が出てしまったというか。
「それは俺も思うが気があるように見えたなら俺のせいだな。」
「ボクも気づかなかったら今頃…。」
思わせぶりな態度を取ったつもりはなかったとはいえそう見せてしまったことを後悔する男を見て、自分も男にそういう態度を知らずにしていたことを思い出した。
そして、もしも自身の恋心に気づいていなかったらと思うとゾッとした。
恋を恐怖と勘違いしたまま、恋を知らずに生きていたかも知れない。
好きな人に好意を示すどころかずっと拒否し続け、知らずに傷つけていたかも知れない。
好きな人とだから気持ちいいはずなのに、ただ気持ちいい事が好きな人になってしまっていたかも知れない。
恋だと気づくのが遅かったせいで知らずに思わせぶりな態度を取ってしまった。そのせいで…。
「どうした?」
「ううん。ボクのせいでごめんね。」
「?…いいや、言ったろ?俺が浅慮だったんだ。ちゃんと段階を踏めば良かったのに焦った俺が悪い。怖い思いもさせてしまったし初めてなのに外なんかで。もうお前が嫌がることは絶対にしない。」
「うん…。ボクも、ボクもちゃんと好きだから。」
「あ…ああ。」
好きだから、両思いだったから、レイプだったけど、男を犯罪者にはしたくなかった。好きだとちゃんと伝えなきゃと目を見つめてしっかりと伝えると男は照れたように笑った。
照れた男を押し倒すように抱きつき、下敷きにしてギュッと抱きしめると馬乗りになった。言いたかった事も言えたし聞きたかった事も聞けた。そろそろ触れ合いたい。
「さっき瑛理さんを待つ間に思い出してたんだけど、貴方に触られるのが嬉しかったのに拒否したり、キスももっとして欲しかったのに素直に強請れなかったり、気持ち良すぎて凄かったのに泣いたり気絶したり。好きな人との行為なのに勿体ないことをしちゃったなって。だから…」
「それ以上は…待て。酷くしちまいそうだから。」
「良いよ。抱いて欲しい。酷くても良い。貴方が欲しい。」
「っ…大事にしたいのに。」
「でも酷くするのも好きなんでしょ?ボクはどっちでも良いよ。瑛理さんになら。」
「今回は…折角気持ちが通じた日だから。」
そう言うとボクの腰を掴んで、ゆっくりと上体を起こした。ボクは男のお腹の上から太腿の上に移動させられ、向かい合う形で男の膝上に座る状態になった。
引き寄せられ抱き合う体勢になり、ボクは男の首に腕を回して必死にキスに応じた。男は背が高く、膝上に抱えられてもまだ少し見上げる体勢になる。口に溢れる2人分の唾液を嚥下し、鼻から甘く喘ぐ声と息が零れる。
「んっんんっふぅっんっぅ。」
持ち上げられた腰から寛げられたチノパンがずり落ち、パンツがずらされ素肌が晒された。
膝立ちになったボクの後孔にローションを纏った男の指がぬるっと這わされクリクリと刺激を始めた。焦れったくて腰がピクピクと跳ねるほどの執拗な後孔への愛撫に、早くナカを埋めて欲しくてもどかしく感じるのにそれすらも良いと思ってしまう。
膝立ちになったことで僅かに自分の方が上に位置するのをいい事に撓垂れ掛かるように男の頭を抱えて混ざった唾液を送り込んだ。男はそれを難なく飲み込みながら舌でボクの口内を支配するかのように犯した。
腸内も口内と同じように犯して欲しい、そんな考えが脳を支配して期待に腰がカクカクと揺れる。
唇が離れると同時に、ローションをお尻に垂らされ男の指がニュプリと後孔に挿入された。ナカをスリスリと触られる感覚に身体がガクガクと震え始めた。
見慣れた熱く鋭い視線を受け、背筋にゾクゾクとした快感が駆け抜ける。もう怖いとは思わない。大好きな人の大好きな視線。真っ黒にも見える焦げ茶色のこの瞳に見つめられるのが好きだ。
既に余裕はなくキスを求めて自分から唇を重ねて舌を突き出す。男は甘やかな笑顔を見せ、ボクの舌を絡め取り啜った。
「伊知っ。」
キスの合間に吐息を零すように名前が呼ばれ、耳から熱と快感が漣のように全身に広がっていく。グリグリとナカを捏ねる指はいつの間にか増えていてもう蕩けきっている。
「瑛理さん、もうきてっ。」
♦─♦─♦─♦─♦─♦─♦─♦
愛しい少年が自分の名前を呼んで懇願する。未だ熟れきっていない細い腰が淫らに揺れる。夢にまでみた光景に自然と頬が緩み、甘く優しいキスをしながらゆっくりと腰を降ろさせていき自身の陰茎を少年の小さな蕾へと埋めていく。
刺激が強いだろうと思ってまだ暴いていない結腸に届かないよう、少年の腰を支えながら下から突くようにゆさゆさと動く。
「あっあぁんっ。瑛理さ、瑛理さんっ。んぅっ気持ちいいっ。」
「伊知っ。可愛い、俺の伊知。」
"俺の"と耳元で囁くとナカが締まり、名前を呼ぶ度にナカがうねり、俺の言葉に一々嬉しそうな顔をして、それら全てが言葉で言い尽くせないほどの幸福を与えてくれる。
「愛してる。伊知。」
「ボクもっ。はっああっあっぁっ、愛し、てるぅ。」
幸せな気持ちに包まれたまま、少年は男の腹に、男は少年の中に、気持ちをぶつけるような勢いで射精した。
ポヤッとした顔にキスを降らせてゆっくりと自身を引き抜き少年を横たわらせる。
男にとって今は心の繋がりが重要で、少年の身体に負担もかけたくなかった。横に転がって抱え込むように腕枕をして頭や頬、胸から腹を優しく撫でる。
「気持ちいぃ。けど先にナカ洗わないと。」
「立てるか?」
「してくれないの?」
「良いのか?前恥ずかしがったから嫌なのかと。」
「あの時はまだ…でも今はずっと触られてたい。」
勃ちそうになったのを何とか堪えて男は少年を横抱きで浴室へ向かった。2人の身体を洗い終えて少年を抱えるように湯船に浸かる。
「この前みたいに腕をボクの前に回して。」
「この前…起きてたのか。」
「一瞬気がついたんだけどその時に湯船でこうしてて。」
そう言いながら俺の腕を前で交差させて満足そうに息を吐いた。可愛くて腕に少し力を入れて身体を密着させた。
「気持ちいいね。包まれてる感じが最高。」
「俺も腕の中に伊知が収まってるの最高。」
2人で笑ってキスをして、軽く舌を絡めて勃つ前にやめて頬を擦り寄せた。ふーっと長めの息を吐いて気を紛らわせ逆上せ無い程度に長湯して上がった。
2人それぞれでバスタオルで水気をとり、バスローブを羽織ると男は少年に飲み物を取りに行かせ、男はベッドのシーツを取り替えた。
男がセットの部屋から出て洗濯機や乾燥機のある部屋に移動しシーツとバスタオルを洗濯機にかけて戻ると、少年はベッドに座ってココアを飲んでいた。
男も少年からコーヒーを受け取って隣に座って飲むと少年が口を開いた。
「ボク、さっきみたいに甘々も好きだけど、今までにされたの全部好きだから。意地悪なのも、激しいのも、焦らされるのも。瑛理さんにされると何でも気持ち良くて。ただ抱きしめられるだけでも心地いいし。でもこれから色々してくれると嬉しいなって。」
「今日、恋人になったばかりだ。これからゆっくり俺を刻んでやるつもりだからあまり煽らないでくれ。飽きられたくないんだ。」
「ボクは行為自体を好きなんじゃなくて瑛理さんとの行為が好きなんだ。人と人の関係に飽きるとかボクは今まで無かったし無いと思ってるから。大丈夫だよ。」
「俺だって伊知が好きだから触れたいし繋がりたいって思う。けど、今まで身体だけの関係ばかりだったからこんなに不安になるんだろうな。伊知の方が頼もしい。」
任せてと胸を張って俺を押し倒す成長期真っ只中の小さな恋人が、とてつもなく大きく見えた。そんな彼を腕の中に閉じ込めておでこにキスを落とすと2人静かに眠った。
目が覚めたとき、男は腕の中で眠る愛しい恋人に、前と同じように頬を擦り寄せた。すると少年の頭が男の胸に擦り寄るどころか、密着しようと男の背中に回されたまだ細い腕が引き寄せるように動いた。前は痛みを感じて目尻を濡らしたが今は心が満たされていく。
動画の中だけではない、男が少年と本当の恋人になったと実感した瞬間だった。
☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆
名前無しを気に入っていた方ごめんなさい。
今まで付けてこなかった名前を必要と思って付けました。
2人にピッタリの名前を思いついたので良しと思っています。
本編での名前の登場は未定です。
名前はしっかり考えて付けました。
苗字は語呂です。
こちらの話はここで一旦締めさせて頂きます。
番外編なのに本編より長くなっちゃいそうで。
需要があれば別の話として独立させ2人のその後を書こうと思います。
そうなってもこちらのIfは残しますのでご安心ください(?)
お読みいただきありがとうございました。
また本編の日記を思いつき次第順次更新致しますので今後も楽しんで頂けると幸いです。
土曜日なのに両親は2人とも休日出勤で、1人で家にいてもと、朝から出かけることにした。ふらふらと宛もなく歩いていると、いつの間にか駐車場の方向に向かっていて途中にある例の公園で年配の刑事を見つけた。
会釈だけで通り過ぎようと思ったがもしかしたら居場所を知っているかもと思った。でもこれまでの事を考えると聞にくい。悩んで少し立ち止まっているとあちらから声をかけられた。
「様子がおかしい気がしたけど大丈夫か?」
「あ、はい。」
そこではたと気づく。男の名前も職業もなにも知らない。知っているのは顔と身体と…。もしかして自分は男との行為が好きなのかと考えて、記憶を前に前にと辿っていった。そして初めて出会った時の事を思い出した。ぶつかった時に感じたこと、それから街中で見かけるようになって見つめ合った時のこと。
ドキドキして恥ずかしくて、でも目が合うのが嬉しくて。
襲われた瞬間は本当に怖かったのに、抱かれてみると何だかフワフワとした高揚感と快楽とで何も考えられなかった。写真を撮られる音に反応して男を見ると、いつもボクを見るあの目で見つめられて、どうしようもなく身体が震えたんだ。
あれは本当は怖くて震えてたんじゃないって今なら分かる。男の視線に高揚し、ゾクゾクと感じていたものは寒気や恐怖ではなく快感なのだと今更理解した。あの目に見られる度に腰がピクリとしていたのに。
「会いたいな。」
「ん?」
「あ、すみません。これから行くところがあるので。」
急いであのビルに向かった。見覚えのある道を辿って何とか閉まったシャッターの前に着くと、とりあえず待てるだけ待つことにした。
音楽を聞きながらこれまでの事を振り返っているとシャッターが動いた。
半分くらい開いた所で中に入り込むと男が車に乗っていた。フロントガラス越しに男と目が合う。男が直ぐに車から降りてきた。
「なんでいるんだ。」
僅かに掠れた声で責めるような言い方で言いながらツカツカと足早に歩いてきて、男はボクを抱きしめた。
何故か涙が出そうになった。止められなきゃ会いに来ると言っていたくせにもう会う気がなかったように感じたからかもしれない。
ボクはこの時初めて男を抱き締め返した。寝ている時に首に回すのとは違って抱き締めている感じがとても強い。男は言った。
「良いのか?」
ボクは無言で頷いた。何が良いのかなんて別にどうでも良かった。
この人にもっと虐められたい、甘く抱かれたい。ボクを襲って脅すような人にこんな気持ち抱くなんて。なんて馬鹿なんだろう。でももう好きなのを自覚してしまった。ボクを襲った理由がどうしても知りたい。
縦抱きで部屋に連れていかれ、ベッドに降ろされた時、男の目はもうギラついていたが、どうしても聞いておきたかった。今しかないと思って男の言葉を遮った。
「いいか?」
「その前に一つだけ…なんでボクにあんなことしたんですか。」
彼はビクリと強張ってしばらく固まった。叱られて黙りこくる子どものような、そんな反応をしたのは初めてのことでボクは驚いた。彼は何やら口の中で呟き、聞き取れずに首を傾げたボクに戸惑うように口を開いては言葉を紡げずに閉じてを繰り返してようやく言った。
「お前の事が好きだ。一目惚れだった。信じて貰えないとは思うが。今まで散々やらかしている自覚はある。正直自分でも抑えられなかったことに引くくらいには好きで仕方がない。」
「ボクも…ボクもつい最近気づいたんだけど、ボクも貴方に恋をしていたみたい。ずっと分からなかったけど、やっと自覚できたんだ。ボクもたぶん初めて会った時から。」
出会い頭にぶつかったとき、よろけるどころか抱きとめてくれたことや仕草や服から香った香水の匂いも声も、全部含めて、『大人だな』『カッコイイな』って思ってた。その日から見かけない日が無かったのはボク自身、街中で無意識に探していたから。目がよくあったのはボクも目で追っていたから。
大人だったらこの時点で両想いだってわかったのかも知れない。でもボクは初恋がまだで初心だった。分からないまま相手をその気にさせて、ボクだけがまだ自覚できずに事件を起こさせてしまった。
「勘違いじゃなかったんだな…よかった。」
「気づくのが遅くなってごめんなさい。」
「いや、お前は何も悪くない。我慢できず段階を踏まなかった俺が悪い。済まなかった。これからは段階を踏んで…。」
「嫌だ。キスも抱きしめられるのも触られるのも挿入れられるのも気持ちいいって知った。貴方と触れ合うのが無くなるのは寂しい。ボクらは変態なんでしょ?」
「グッ…。お前が良いのなら俺は嬉しい。正直ずっと腕の中にいて欲しい。」
「…好き。」
男の言葉にゾクゾクと肌を粟立て、照れながら抱きついたボクを軽々と抱きとめた男は、嬉しそうに微笑んでキスをしてくれた。
もう一度ゆっくりとベッドに降ろされそのまま押し倒された。
「まだ夢みたいだ。」
そう呟いた男の瞳に、熱に浮かされたような顔をした自分が写っていた。しばらく見つめあって、どちらからともなく唇を重ね合う。ただひたすらに互いの頭を抱き寄せ、貪るように溶け合うように舌を絡ませる。
唇が離れ互いに近い距離のまま荒く息をする。おでこを合わせ目を閉じて息を整えると、男に聞いた。
「な、まえ、知りたい。」
「我妻 瑛理。俺も名前で呼ばせて欲しい。」
「ボクは早瀬 伊知。えいり…さん。」
「ぃち…伊知。」
2人は何度も互いを呼び合いキスを重ねた。離れた唇がてらてらと光り、その間を銀糸が繋いだ。直ぐに糸は消えたが視線は絡んだまま。それなのに中々次に進めない。ならせっかくだからと男に質問攻めをした。
答え合わせをするようにこれまでの溝を埋めるように、あの時はどう思っていたのか何を考えていたのかと、互いの勘違いなども話し合って距離を縮めていった。
そして趣味や好きな事などのパーソナルな話になり、やがてボクが知りたいと職業を聞けば男は言い淀んだ。
男は息を吐くと意を決したように起き上がってボクに向き直った。
「言わなきゃいけないよな。俺の仕事は警察官だ。年配のは先輩で、若い方は後輩で。でも皆があんな感じだったのは俺のそれまでの行いが関係していて。」
ボクも起き上がって向かい合うように座ると男は真剣な顔付きで話し始めた。男の過去を聞きながら、話の途中でも不満や疑問を零してしまう。
「ボクには確認もなかったし同意もしてないけど。」
「伊知の場合は歯止めが効かなくて完全にレイプで…。」
「警察官なのに?」
「伊知が許せないのなら辞めて別の仕事を探す。」
「そうじゃなくて。もうボクにだけなら心配は要らないのかな…。」
「俺が理性を保てないのは伊知の前だけだ。」
「ならいい…のかな?」
警察官と聞いてあの時の対応を不満に思うも、男にこれまでの相手が居るという事実に嫉妬し正直そちらの方が気になった。そして、警察官としてもう少し理性を保って欲しいとも思う。自分に対してだけだと言われると許してしまいそうになるけれど。
「それで、その、それまでの人達とは相性が良くなかったのは分かったけど、ボクとの相性は?」
「この上ない。顔も身体も、あっちの具合も、表情も反応も仕草も、全て好きだ。」
先程から真っ直ぐ目を見て話していて、でもこういう事を熱っぽい目で頭や頬を撫でられながら言われるのは恥ずかしい。めちゃくちゃ嬉しいけれど。
「ここに来る前にその先輩の人に会ったけど。」
「何か話したか?」
「いや…特には?瑛理さんに会いたいなって思っててよく覚えてない。」
ニヤリと笑う顔を見て、ああ、これはニヤけてるんだとようやく理解出来始めた。元々が強面なので、余計に悪い顔や怖い顔に見えていたのかもしれない。
「ちょっと待って、後輩の人にはボクの気持ちが気づかれてたかもしれないってこと?そう思うと恥ずかしい。」
「たぶん違うと思うがそうだとしたら俺も悔しい。」
男が言うには後輩の人はいつものパターンだと思っただけでボクの気持ちに気づいて言っていた訳では無いらしいが、それでも結局は好きだったのだから恥ずかしいことに変わりはなかった。
「前の人達が襲われてないのに襲われたって言うから!」
前のパターンについて聞いたとき、思わず叫んでしまった。叫ぶというか、思わず大きい声が出てしまったというか。
「それは俺も思うが気があるように見えたなら俺のせいだな。」
「ボクも気づかなかったら今頃…。」
思わせぶりな態度を取ったつもりはなかったとはいえそう見せてしまったことを後悔する男を見て、自分も男にそういう態度を知らずにしていたことを思い出した。
そして、もしも自身の恋心に気づいていなかったらと思うとゾッとした。
恋を恐怖と勘違いしたまま、恋を知らずに生きていたかも知れない。
好きな人に好意を示すどころかずっと拒否し続け、知らずに傷つけていたかも知れない。
好きな人とだから気持ちいいはずなのに、ただ気持ちいい事が好きな人になってしまっていたかも知れない。
恋だと気づくのが遅かったせいで知らずに思わせぶりな態度を取ってしまった。そのせいで…。
「どうした?」
「ううん。ボクのせいでごめんね。」
「?…いいや、言ったろ?俺が浅慮だったんだ。ちゃんと段階を踏めば良かったのに焦った俺が悪い。怖い思いもさせてしまったし初めてなのに外なんかで。もうお前が嫌がることは絶対にしない。」
「うん…。ボクも、ボクもちゃんと好きだから。」
「あ…ああ。」
好きだから、両思いだったから、レイプだったけど、男を犯罪者にはしたくなかった。好きだとちゃんと伝えなきゃと目を見つめてしっかりと伝えると男は照れたように笑った。
照れた男を押し倒すように抱きつき、下敷きにしてギュッと抱きしめると馬乗りになった。言いたかった事も言えたし聞きたかった事も聞けた。そろそろ触れ合いたい。
「さっき瑛理さんを待つ間に思い出してたんだけど、貴方に触られるのが嬉しかったのに拒否したり、キスももっとして欲しかったのに素直に強請れなかったり、気持ち良すぎて凄かったのに泣いたり気絶したり。好きな人との行為なのに勿体ないことをしちゃったなって。だから…」
「それ以上は…待て。酷くしちまいそうだから。」
「良いよ。抱いて欲しい。酷くても良い。貴方が欲しい。」
「っ…大事にしたいのに。」
「でも酷くするのも好きなんでしょ?ボクはどっちでも良いよ。瑛理さんになら。」
「今回は…折角気持ちが通じた日だから。」
そう言うとボクの腰を掴んで、ゆっくりと上体を起こした。ボクは男のお腹の上から太腿の上に移動させられ、向かい合う形で男の膝上に座る状態になった。
引き寄せられ抱き合う体勢になり、ボクは男の首に腕を回して必死にキスに応じた。男は背が高く、膝上に抱えられてもまだ少し見上げる体勢になる。口に溢れる2人分の唾液を嚥下し、鼻から甘く喘ぐ声と息が零れる。
「んっんんっふぅっんっぅ。」
持ち上げられた腰から寛げられたチノパンがずり落ち、パンツがずらされ素肌が晒された。
膝立ちになったボクの後孔にローションを纏った男の指がぬるっと這わされクリクリと刺激を始めた。焦れったくて腰がピクピクと跳ねるほどの執拗な後孔への愛撫に、早くナカを埋めて欲しくてもどかしく感じるのにそれすらも良いと思ってしまう。
膝立ちになったことで僅かに自分の方が上に位置するのをいい事に撓垂れ掛かるように男の頭を抱えて混ざった唾液を送り込んだ。男はそれを難なく飲み込みながら舌でボクの口内を支配するかのように犯した。
腸内も口内と同じように犯して欲しい、そんな考えが脳を支配して期待に腰がカクカクと揺れる。
唇が離れると同時に、ローションをお尻に垂らされ男の指がニュプリと後孔に挿入された。ナカをスリスリと触られる感覚に身体がガクガクと震え始めた。
見慣れた熱く鋭い視線を受け、背筋にゾクゾクとした快感が駆け抜ける。もう怖いとは思わない。大好きな人の大好きな視線。真っ黒にも見える焦げ茶色のこの瞳に見つめられるのが好きだ。
既に余裕はなくキスを求めて自分から唇を重ねて舌を突き出す。男は甘やかな笑顔を見せ、ボクの舌を絡め取り啜った。
「伊知っ。」
キスの合間に吐息を零すように名前が呼ばれ、耳から熱と快感が漣のように全身に広がっていく。グリグリとナカを捏ねる指はいつの間にか増えていてもう蕩けきっている。
「瑛理さん、もうきてっ。」
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愛しい少年が自分の名前を呼んで懇願する。未だ熟れきっていない細い腰が淫らに揺れる。夢にまでみた光景に自然と頬が緩み、甘く優しいキスをしながらゆっくりと腰を降ろさせていき自身の陰茎を少年の小さな蕾へと埋めていく。
刺激が強いだろうと思ってまだ暴いていない結腸に届かないよう、少年の腰を支えながら下から突くようにゆさゆさと動く。
「あっあぁんっ。瑛理さ、瑛理さんっ。んぅっ気持ちいいっ。」
「伊知っ。可愛い、俺の伊知。」
"俺の"と耳元で囁くとナカが締まり、名前を呼ぶ度にナカがうねり、俺の言葉に一々嬉しそうな顔をして、それら全てが言葉で言い尽くせないほどの幸福を与えてくれる。
「愛してる。伊知。」
「ボクもっ。はっああっあっぁっ、愛し、てるぅ。」
幸せな気持ちに包まれたまま、少年は男の腹に、男は少年の中に、気持ちをぶつけるような勢いで射精した。
ポヤッとした顔にキスを降らせてゆっくりと自身を引き抜き少年を横たわらせる。
男にとって今は心の繋がりが重要で、少年の身体に負担もかけたくなかった。横に転がって抱え込むように腕枕をして頭や頬、胸から腹を優しく撫でる。
「気持ちいぃ。けど先にナカ洗わないと。」
「立てるか?」
「してくれないの?」
「良いのか?前恥ずかしがったから嫌なのかと。」
「あの時はまだ…でも今はずっと触られてたい。」
勃ちそうになったのを何とか堪えて男は少年を横抱きで浴室へ向かった。2人の身体を洗い終えて少年を抱えるように湯船に浸かる。
「この前みたいに腕をボクの前に回して。」
「この前…起きてたのか。」
「一瞬気がついたんだけどその時に湯船でこうしてて。」
そう言いながら俺の腕を前で交差させて満足そうに息を吐いた。可愛くて腕に少し力を入れて身体を密着させた。
「気持ちいいね。包まれてる感じが最高。」
「俺も腕の中に伊知が収まってるの最高。」
2人で笑ってキスをして、軽く舌を絡めて勃つ前にやめて頬を擦り寄せた。ふーっと長めの息を吐いて気を紛らわせ逆上せ無い程度に長湯して上がった。
2人それぞれでバスタオルで水気をとり、バスローブを羽織ると男は少年に飲み物を取りに行かせ、男はベッドのシーツを取り替えた。
男がセットの部屋から出て洗濯機や乾燥機のある部屋に移動しシーツとバスタオルを洗濯機にかけて戻ると、少年はベッドに座ってココアを飲んでいた。
男も少年からコーヒーを受け取って隣に座って飲むと少年が口を開いた。
「ボク、さっきみたいに甘々も好きだけど、今までにされたの全部好きだから。意地悪なのも、激しいのも、焦らされるのも。瑛理さんにされると何でも気持ち良くて。ただ抱きしめられるだけでも心地いいし。でもこれから色々してくれると嬉しいなって。」
「今日、恋人になったばかりだ。これからゆっくり俺を刻んでやるつもりだからあまり煽らないでくれ。飽きられたくないんだ。」
「ボクは行為自体を好きなんじゃなくて瑛理さんとの行為が好きなんだ。人と人の関係に飽きるとかボクは今まで無かったし無いと思ってるから。大丈夫だよ。」
「俺だって伊知が好きだから触れたいし繋がりたいって思う。けど、今まで身体だけの関係ばかりだったからこんなに不安になるんだろうな。伊知の方が頼もしい。」
任せてと胸を張って俺を押し倒す成長期真っ只中の小さな恋人が、とてつもなく大きく見えた。そんな彼を腕の中に閉じ込めておでこにキスを落とすと2人静かに眠った。
目が覚めたとき、男は腕の中で眠る愛しい恋人に、前と同じように頬を擦り寄せた。すると少年の頭が男の胸に擦り寄るどころか、密着しようと男の背中に回されたまだ細い腕が引き寄せるように動いた。前は痛みを感じて目尻を濡らしたが今は心が満たされていく。
動画の中だけではない、男が少年と本当の恋人になったと実感した瞬間だった。
☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆
名前無しを気に入っていた方ごめんなさい。
今まで付けてこなかった名前を必要と思って付けました。
2人にピッタリの名前を思いついたので良しと思っています。
本編での名前の登場は未定です。
名前はしっかり考えて付けました。
苗字は語呂です。
こちらの話はここで一旦締めさせて頂きます。
番外編なのに本編より長くなっちゃいそうで。
需要があれば別の話として独立させ2人のその後を書こうと思います。
そうなってもこちらのIfは残しますのでご安心ください(?)
お読みいただきありがとうございました。
また本編の日記を思いつき次第順次更新致しますので今後も楽しんで頂けると幸いです。
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本当…この感動をどう表現すべきか
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一言!!
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目一杯楽しんで下さって嬉しいです!
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枯渇期を乗り越えての執筆お疲れ様です!
手のひらで転がされるビッチ君…
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余裕の無い姿を見せてくれるのが
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次の話での乱れっぷりをご堪能ぐださい(*´艸`)
余裕ない感じが伝わると良いな(*´﹃`*)
感想いつもありがとうございますヾ(๑⃙⃘´ꇴ`๑⃙⃘)ノ
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めちゃくちゃ嬉しいです(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ᴗ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)
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そう言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです(*´˘`*)♡
大事な事なので()
毎回感想ありがとうございます!ヾ(๑⃙⃘´ꇴ`๑⃙⃘)ノ
おにぎりさんの感想待ちなところが
正直あります←
ファン!第1号です!!(/*´ `)/♡
これからも楽しんでいただけるよう頑張ります(❁´ω`❁)