みんなそれぞれ変わった好みはあるけれど、僕の恋人にはおかしな嗜好は全くないと思う

このえりと

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「ダレル……?」

 キスの合間に問いかけるように名前を呼ぶと、ふ、と微笑まれた。

「ぴったりとくっついていたいんだけど……いいかな、フェリ」
「んぁ……♡」
「ああ、そうだ……認識阻害魔法を使って馬車から降りるときも抱っこしてハメたままで行こうか」
「……! で、でも……そんなことしたら……♡」

 魅力的すぎる誘いに、身体がどんどん熱くなっていく。だけど今からえっちしてそのまま家に着いてしまったら、勉強どころではなくなってしまいそうで。
 僕の考えを見透かすように、ダレルは妖艶に笑う。

「大丈夫。ハメたままでもちゃんと勉強は教えるから。フェリがちゃんと集中すれば……の、話だけど」
「む、無理……っ♡」

 一度でもダレルのおちんぽが挿入ってしまえば、それ以外のことなんて考えられるわけがないのに。だってもうすでに、おまんこがおちんぽを迎え入れたくてくぱくぱしているのだ。

「ははっ。じゃあしょうがない。再テストになったら一緒に受けよう? それまでにはちゃんと覚えられるように教えるから。今日は……ね?」

 太ももを撫でられ、僕が腰を浮かせるとダレルが僕の下穿きを脱がせていく。防御魔法を解除すると、ナカに留まっていた精液があふれ出しそうになる。彼の指がおまんこに入っていき、くちゅくちゅと淫らな水音が狭い空間に響き渡っていく。

「……えっち終わったら、ちゃんと勉強する、から♡ 夜とか、明日の朝起きてから、とか……♡」
「ああ、そうしよう。……おいで、フェリ」
「ん……♡ ん、ぉ゛……♡」

 ずぷずぷとおちんぽがナカに収まっていき、満たされた感覚が身体を支配する。すぐに思考がとろけて、ダレルのことしか考えられなくなっていく。

「……フェリ、愛してるよ。なにも心配はいらない。俺が全部してあげるから、卒業したら2人でずっと……誰にも邪魔されずに一緒に楽しく暮らそう、ね……♡」

 耳に流し込まれる心地よい言葉に、さらに頭がとろけていく。僕はこくんと頷いて、快楽に身を委ねる。ダレルを見つめると、吸い込まれそうなほどの美しい瞳が優しく僕を見つめ返してくれていた。

 *

 ――結局その日は夜中までえっちしちゃって勉強なんてできなかった。でも次の日テスト前にダレルが出題されそうな問題をまとめた紙をくれて読み込んだため赤点は無事回避。やっぱり再テストで彼とのいちゃいちゃする時間が減るのは嫌だったから、ほっと一安心だ。

「がんばったね、フェリ。えらいよ」
「えへへ。ダレルのおかげだよ」
「帰ったらご褒美をあげよう。なにがいいか考えておいて」

 テストの結果にざわめく教室内で、隣の席に座っているダレルがこっそりと耳打ちしてくる。僕は思わずニヤけてしまい、慌てて答案用紙で口元を隠す。

「どんな変なことでも、フェリの望みなら叶えてあげるから……ね」

 今日もかっこよくて、一度習ったからかテストも満点で――やっぱりおかしいところなどなに1つないダレルが、甘く優しい声で囁いて微笑んだ。



(了)
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