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第1章 シンデレラはガラスの靴をk点に向かって全力で投げた

very✕Berry✕heavy<60>

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時刻は9時、ちょっと遅めの朝食を摂る事になって、冬野さんのパン食にする事になった。



私は、朝はがっつりなので、おかず作りを申し出た。




卵3つに和洋中、お好みの粉末出汁で塩気のあるとろとろの炒り卵を使って皿に避けて、熱したフライパンにたっぷりのオリーブ油とニンニクチューブを熱して、くし切りにしたトマトを炒めたら、皿に取っておいた炒りたまごを戻して出来あがり。



重いのは嫌だけど、しっかり食べたい朝ごはんメニュー。



ご飯にも、パンにも合う、私の珠玉の朝食メニュー。



味付けは卵にしておく事で全体に味が回るのがみそだ。



「これ、美味しいね」

「ありがとうございます。冬野さんの家にある厚切り食パンも美味しいですよ。焼くと外はサクサク。中はふんわりしてて」

「いや、でも、菱形に切り目を入れて、バターとハチミツでこんな食べ方思い付かなかったよ」

「居酒屋のハニートーストと一緒ですよ。さすがにバニラアイスは遠慮ですけど、バターに砂糖をまぶしてシュガートーストもきっと美味しいですよね」




何か普通に朝食を摂る流れになったけど。

一緒に調理して、 和気あいあい。





( ̄▽ ̄;)!これってさ、私これからどうなる流れよ?




何、まさか、えっと、あれ、でも。




どっち。



例えば、紆余曲折の事情の末、昨日の事は水に流され、私達は元の関係をkeep。



又は、紆余曲折の事情の末、奇跡が起こって私と冬野さんは、付き合うことになるのかも知れない。




「そう言えば、携帯が鳴ってない?」




私の携帯。



アラームだろうか?



そんな事を考えていたら、私の部の課長からだった。



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