329 / 507
第4章 裏切りと脅迫と忘却
プロローグ<329>
しおりを挟む新しい日々が始まるはずだった。
私は晴れて、営業二課の主任になる事になり、役職手当が少し上がった。
仕事は相変わらず、色んな意味で大変だけど、仕事にやりがいを持って取り組んで行こうと思っている矢先。
冬野さんと同棲を前向きに考えて、1週間ぶりに戻って来た私に、三つの災いが待ち受けていた。
裏切りと脅迫と忘却の災いに打ち勝たなければ、そこにあるのは、別れしかない。
そんな事、知りもせず、私はのこのこ街に帰って来た。
親、過去、宿敵。
私はそれらを無視しては、先に進めない事を、まだよく分かっていなかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
119
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる