330 / 507
第4章 裏切りと脅迫と忘却
snitch on ブルータス(告げ口をしたのは、身近で意外な人物) 前編<330>
しおりを挟む冬野さんと街に車で帰り付いたのは、お昼の1時を過ぎた頃だった。
湯布院の出来事を話していたら、あっという間だった。
幼少から学生時代まで、毎年お盆とお正月は、ソウの実家で過ごした事。
ソウとカズヤと三人で遊んだこと。
5年前に亡くなったお祖父さんから、バラを愛する事と、バラの育て方を教わった話。
今まで話した事無かったが、お店のビルには屋上があって、そこに小さな温室を作ってバラを育てている話をしてくれた。
見てみたい。
そう言うと、冬野さんは今の時間は暑いから、夜にしようと言われたが、夜は暗くて見えないのでは?と、内心首を傾げていた。
途中でテンから湯布院近辺の物件の画像が沢山送られてきた。
湯布院で一人暮らしを始める為の物件を早速探しているんだと、土日はカビリアンのマスターは観光をして、テンはめぼしい物件を見に行くのだと言う。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
119
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる