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第4章 裏切りと脅迫と忘却

snitch on ブルータス(告げ口をしたのは、身近で意外な人物) 前編<330>

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冬野さんと街に車で帰り付いたのは、お昼の1時を過ぎた頃だった。





湯布院の出来事を話していたら、あっという間だった。




幼少から学生時代まで、毎年お盆とお正月は、ソウの実家で過ごした事。



ソウとカズヤと三人で遊んだこと。



5年前に亡くなったお祖父さんから、バラを愛する事と、バラの育て方を教わった話。



今まで話した事無かったが、お店のビルには屋上があって、そこに小さな温室を作ってバラを育てている話をしてくれた。





見てみたい。





そう言うと、冬野さんは今の時間は暑いから、夜にしようと言われたが、夜は暗くて見えないのでは?と、内心首を傾げていた。




途中でテンから湯布院近辺の物件の画像が沢山送られてきた。



湯布院で一人暮らしを始める為の物件を早速探しているんだと、土日はカビリアンのマスターは観光をして、テンはめぼしい物件を見に行くのだと言う。


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