過去の私は君

タケノコ八

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人生のピークは幼稚園

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 幼稚園時代から私は内気だった。
年長になり年下とペアにされ、本来なら世話する立場の私が年下に世話されていた位…
そんな冴えない私の人生のピークが幼稚園時代だった。
周囲からおままごとの赤ん坊役の需要があり、引っ張りだこだった。なにも喋らなかったから。
「私この人がいい。」
年下とペアになって何かの行事をしていた時、とても美人な子が、他の人とペアなのに私とペアを組みたがった。
これは私の人生で最初で最後のモテ期だった。そして一番冴えていた。何故なら、

 幼いながら、自分のブスな顔も性格も魅力ゼロと悟っていたからだ。

だから美少女の行動が、何か裏があると思い、とても怖かった。だから美少女から逃げた。
クラスメイトも、「なんであんな子がいいんだろね~。何も喋らないのに。」
と不思議がられた。当然だ。多分モテ運をそこで全部使い果たしたんだろう。
そう、私の人生はなんと 幼稚園で終わったのだ。
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