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1章
7.Sクラス
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Sクラスに昇進が決まり、さらに騎士団に所属することになった。金の装飾が施された新しい上位クラスの制服に騎士団の紋章が入ったタックピンとチェーン、腕章をつけた。
今日からSクラスに通うのだが、今まで通り平穏で目立たない生活はできない。本当にやめてほしいと思うばかりだ。
前世は勇者。かつて前線で戦った俺は平穏で落ち着いた生活を求めている。なのになぜかそううまくはいかなかった。
そろそろ入学してから一月がたつ。その間にいろんなことがあり、宮殿にまで名前が知り渡った。
俺はいつも通り大きな通りを歩いていく。周りの生徒からの視線が気になる。ひそひそ話が気になる。
だから足早に学校へと入っていった。
そしてSクラスの教官に挨拶をするため教官の待機室に向かった。
扉をノック、開けて名乗る。
「1年次Sクラスに今日から昇進しました。ルーナです!」
「あっ!は~い、こっちに来てください!」
女性の声が聞こえる。俺はそちらへ向かった。
そこにはきれいな女性がいた。
「あなたがルーナ・スルス君ね、これからSクラスに通うことになるししばらく大変かもしれないけどよろしくね!私は担任のアメリア・アーレンスよ!」
「よろしくお願いします」
「それじゃあ、行こうか」
俺は教室に案内される。
そして教室に入り自己紹介をする。
「Fクラスから昇進したルーナ・スルスです。皆さんについていけるように頑張ります!よろしくお願いします!」
そういうと教室内がざわめいた。
「お前がついてこれないわけないだろ!最強!」
「そーだ、そーだ」
「これからよろしくな!」などなど。
Sクラスには意外に歓迎されているみたいだ。
「みんな静かにして!ルーナ君の席は……あそこ!セラさんの隣にしましょう!というわけで次は実技なので荷物を置いて準備してね!じゃあこれで朝礼は終わりね!」
とアーレンス先生は教室から出ていった。
俺が席に行くとアルトリアさんが話しかけてきた。
「あなたと同じ教室に通えてうれしいです!これからよろしくお願いします!スルスさん!」
「こちらこそよろしくお願いします!アルトリアさん」
とあいさつをして実技の準備をした。
◇◆◇
授業を一通り終わらせた。Fクラスは超楽勝だったのに比べSクラスは楽ってレベルだった。俺がおかしいのかどうかは知らないがクラスの半分以上の人間が放課後にはへとへとになっていた。
俺が帰る準備をしていると隣からアルトリアさんが話しかけてくる。
「……スルスさん、今週の週末あいていますか?」
「ん、空いてますよ?」
「よければ一緒に街へお出かけしませんか?」
「いいですよ?」
「都合があれば別にいいのですが……本当ですか!?」
「はい、週末はいつもあいていますし」
「わかりました!ではまた予定を話し合いましょう!!」
そんな話をして寮に帰っていった。
今日からSクラスに通うのだが、今まで通り平穏で目立たない生活はできない。本当にやめてほしいと思うばかりだ。
前世は勇者。かつて前線で戦った俺は平穏で落ち着いた生活を求めている。なのになぜかそううまくはいかなかった。
そろそろ入学してから一月がたつ。その間にいろんなことがあり、宮殿にまで名前が知り渡った。
俺はいつも通り大きな通りを歩いていく。周りの生徒からの視線が気になる。ひそひそ話が気になる。
だから足早に学校へと入っていった。
そしてSクラスの教官に挨拶をするため教官の待機室に向かった。
扉をノック、開けて名乗る。
「1年次Sクラスに今日から昇進しました。ルーナです!」
「あっ!は~い、こっちに来てください!」
女性の声が聞こえる。俺はそちらへ向かった。
そこにはきれいな女性がいた。
「あなたがルーナ・スルス君ね、これからSクラスに通うことになるししばらく大変かもしれないけどよろしくね!私は担任のアメリア・アーレンスよ!」
「よろしくお願いします」
「それじゃあ、行こうか」
俺は教室に案内される。
そして教室に入り自己紹介をする。
「Fクラスから昇進したルーナ・スルスです。皆さんについていけるように頑張ります!よろしくお願いします!」
そういうと教室内がざわめいた。
「お前がついてこれないわけないだろ!最強!」
「そーだ、そーだ」
「これからよろしくな!」などなど。
Sクラスには意外に歓迎されているみたいだ。
「みんな静かにして!ルーナ君の席は……あそこ!セラさんの隣にしましょう!というわけで次は実技なので荷物を置いて準備してね!じゃあこれで朝礼は終わりね!」
とアーレンス先生は教室から出ていった。
俺が席に行くとアルトリアさんが話しかけてきた。
「あなたと同じ教室に通えてうれしいです!これからよろしくお願いします!スルスさん!」
「こちらこそよろしくお願いします!アルトリアさん」
とあいさつをして実技の準備をした。
◇◆◇
授業を一通り終わらせた。Fクラスは超楽勝だったのに比べSクラスは楽ってレベルだった。俺がおかしいのかどうかは知らないがクラスの半分以上の人間が放課後にはへとへとになっていた。
俺が帰る準備をしていると隣からアルトリアさんが話しかけてくる。
「……スルスさん、今週の週末あいていますか?」
「ん、空いてますよ?」
「よければ一緒に街へお出かけしませんか?」
「いいですよ?」
「都合があれば別にいいのですが……本当ですか!?」
「はい、週末はいつもあいていますし」
「わかりました!ではまた予定を話し合いましょう!!」
そんな話をして寮に帰っていった。
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