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14 戻れぬ後悔
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光莉と琴音は夜の公園のベンチで並んで座っていた。谷崎の死を知った二人の間には、重い沈黙が落ちていた。ベンチ脇の街灯だけが淡く光り、厚い雲に覆われた夜空には、月も星も見えなかった。まるで二人の世界では、夜空の月や星がすべて地上に落ちてしまい、道しるべとなる光を失ってしまったかのようだった。
暫く二人は無言のままの時が過ぎていたが、琴音が静粛を破った。
「光莉は谷崎さんに憧れていたんだよね」
光莉は力の無い言葉で答える。
「うん。憧れていた。わたしを救った英雄だから、ずっと見守ってくれている思っていた。これからの未来も。」
「谷崎さんは、光莉の未来を見届けたいと言ってたけど、途中で光莉の前から姿を消したんだよね。詳しく話を私にしてくれない?」
光莉は黙り込んでいた。そして口を開き、小学生時の事故の時から、スーパーでの出来事までを話した。琴音は話をききながら何度も小さくうなずく。
「二人とも苦しんでいたんだね。」
琴音は光莉に向き直り話を続ける。
「光莉は谷崎さんを尊敬していた。命を助けて、その後の人生も変えてくれた。確かに英雄だね。谷崎さんの役に立つため色々と提案するけど、すべて断られていた。でも光莉はその後も会う度に嬉しそうに話しかけていた。私はその様子を何度も見ているからわかるよ。光莉嬉しそうだった」
光莉は小さくうなずいた。
「うん、お話しするだけでも楽しかった」
琴音はさらに語る。
「光莉は大学生活で勉強や恋愛も充実していた。谷崎さんも光莉の大学生活の様子を知っていたと思う。ところで光莉って初恋いつ?」
突然の関係ない質問に困惑した。
「初恋って・・・。大学の時に付き合った元彼かな」
琴音は軽くうなずき、次の質問をした。
「今度は、谷崎さんのこと教えて。光莉が大学時代に谷崎さん出会った後も、谷崎さんは光莉の事を常に考えて心配し、将来の夢を応援してくれたよね」
「うん、いつも励ましてくれてた」
「谷崎さんの生活は不自由なかった?」
「不自由でなかったと思う、実際見ていないけど谷崎さんは大丈夫って言ってた」
琴音はさらに尋ねる。
「谷崎さんは、仕事も大丈夫だったの?」
「仕事は何度か退職したみたい。やはり他の人と比べると仕事をこなすのが遅くなるので難しいみたい」
琴音は光莉を見つめて答えた。
「確かに後遺症があれば、他の人と比べても不利になるかもしれないけど、それは努力や工夫で乗り越えようとしてたみたいだよね」
「うん、工夫すれはやれると、いつも言ってた。」
「光莉は、谷崎さんの事見ていて何か気づいた事とかない?どんな小さなことでもいいから。」
「気づいた事か・・・。時々悩んでいたかな。あと谷崎さんの瞳・・・。」
「瞳?」
光莉は、言葉を選んでいた。一呼吸して伝えた。
「いつも笑顔をわたしに向けていたけど、瞳に光がなかった」
「それは最初から?」
「うーん、光が無いように思えたのは途中から、だんだんと。実際に瞳が光るわけでないから、わたしの感情もあるのかもしれない。ごめん、わからないよ」
琴音は思い当たるような表情をして次の質問をした。
「あと、ここからが重要なんだけど。谷崎さん、いつから光莉の事好きだったの?」
光莉は過去の谷崎との会話を思い出すが答えが出ない。
「わからない。スーパーの出来事の時、初めてわたしは気持ちを知った。わたしの事好きだと思いもよらなかった」
「そうか」と琴音は空を見ながら考えている。そして何度も頷きながら光莉に話す。
「やはり、二人とも不器用だね」
琴音の答えに光莉は理解できていない。
「それはどういう事? 意味がわからない。」
琴音が笑顔で二人の不器用さを話し始めた。
「公園で再開した時には、光莉はすでに谷崎さんの事好きだったんだよ」
光莉は驚き直ぐに反論した。
「それは違う。その時にはわたしには彼氏がいたから」
琴音は続ける。
「光莉の初恋は、谷崎さんだとおもう。光莉の中で谷崎さんは好きを超え、尊敬、その上の英雄まで行ってしまっているから、最初からあった「好き」という気持ちが当たり前すぎて見えていなかったんだよ」
その言葉を聞いた瞬間、光莉の事故後の人生が次々と頭の中に流れた。
確かに、わたしの行動は全て谷崎さんが好きだという事に繋がっているのかもしれない。谷崎さんを憧れて、好きになって、追いかけ続けていたのかもしれない。
琴音は話をつづけた。
「谷崎さんへの気持ちが単なる恩返しならば、光莉の支援を何度か断られたら、そこで止めるよ。だけど光莉はその後もずっと谷崎さんの事心配し支援を考えていた。谷崎さんの事ばかり考えていた。谷崎さんに支援すれば、側に立てらえる。そして一緒に未来を歩める。」
確かにそうだ。わたし自身、言われるまで気づかなかった。わたしはただ支援したいだけではなく、側にいたかったのかもしれない。だから谷崎さんのことを心配し続けていたのだ。そして、彼を支えながら、未来を共に歩んでいきたかったのかもしれない。
琴音は谷崎さんについても話し始めた。
「本人から直接聞いていないけれど、私の考えでは、谷崎さんも光莉と共に一緒にいたかったと思う。でなければ、あんなにしつこい光莉からの申し出、最初の頃で強くさらに断ると思う。しかも一緒に温泉イベントも行ってくれているし。あの時の谷崎さんとても嬉しそうだったよ。」
琴音は悲しそうに話を続けた。
「でもね、谷崎さんが一番苦しんでいたかもしれない。側にいてほしい女性は、好きな人と学生生活を満喫している。年齢も近く、将来も有望だ。それに比べて、谷崎さんは未来を見失っていた。どんなに努力しても乗り越える自信が無い。自分を卑下してしまう。明るい未来を目指す光莉のそばにいると、かえって邪魔になると思ったんだろう。
だから、自ら距離を置いたんだ。もし、光莉の援助を受け楽しい人生を歩んだとしても、いつかは谷崎さんから光莉は離れて行く。楽しかった日々から急に独りぼっちの人生は寂しすぎる。だったら最初から距離を取った方がいいと思ったのかも。どちらにしても、もっと素直に伝えられなかったのかな。谷崎さんの瞳から光が消えていたのはその為だと思う」
光莉はうつむいたまましゃべらない。
琴音は更に続けた。
「でもね、谷崎さんは、スーパーで光莉に酷いことを言ったけど、本心でないと思うよよ。彼、誰よりも周りの人が笑顔になる事を望んでいるから」
光莉は琴音の方へ振り向き尋ねた。
「なぜ、わかるの?」
「そういう人だから、見ていてわかるよ」
琴音のその答えには納得していないようだ。続けて琴音は尋ねる。
「光莉、スーパーで谷崎さんの告白を受けた時、なぜ直ぐに答えなかったの?」
「わたしに彼がいたし、わたしも谷崎さんが好きだと思っていなかったから、どうしていいか分からなかったの。でも今思えば元彼とも何度か喧嘩をしたけど、ほとんどが谷崎さんに関することだった。琴音の言う通り、わたしは昔から谷崎さんを追い続けていたんだ」
そして琴音に向き合い、真剣なまなざしで話した。
「今、琴音の話を聞いて、気持ちが整理できた。谷崎さんは、わたしにとって大切な人だと思う。いや、大切な人だ!」
琴音は笑顔になり、光莉の瞳の中に小さい光が生れそうになっている事を感じていた。
「そうだよね、やっと光莉の本心が出てきた」
しかし光莉は琴音の表情とは逆に暗い表情をした。
「その気持ちに気づいてしまっても、手遅れなの。その気持ちは届ける事が出来ないの。わたしはどうすれば・・・」
光莉の瞳から涙があふれていた。しかし曇った夜空の中で、ぽつんと一筋の光が輝いた。
琴音はそっと肩に手を置き、優しく声をかけた。
「大丈夫。光莉の気持ちは、必ず届くよ。あなたが心から届けたいと思えば、ちゃんと届くから」
光莉は声を詰まらせながらも、力強く答えた。
「うん…届けたい。わたしの気持ちを、ちゃんと届けたい」
光莉の涙が頬を伝うたび、曇り空の奥から一つ、また一つと星が光莉の決意を応援するように顔を出した。そして、どれだけの涙を流しただろうか、光莉は顔上げ琴音を見つめた。
「届けたい・・・、わたしの気持ちを谷崎さんに」
琴音はハッと息をのんだ。
光莉の瞳に宿る決意の光が、背後の夜空に広がる無数の星と重なり合い、ひとつの鮮やかな輝きとなっていた。
「大丈夫届けられるよ、自分を信じて。今はしっかり涙を流す時だよ。」
と光莉の頭を抱き寄せ胸で泣かせていた。
光莉は頭を抱かれて号泣した。
そしてだんだん頭の中がぼんやりして目の前が暗くなっていく。
絶対に谷崎さんへわたしの気持ちを伝えたい。
その思いが強くなるにつれて目の前がしだいに真っ暗になってきた。
暫く二人は無言のままの時が過ぎていたが、琴音が静粛を破った。
「光莉は谷崎さんに憧れていたんだよね」
光莉は力の無い言葉で答える。
「うん。憧れていた。わたしを救った英雄だから、ずっと見守ってくれている思っていた。これからの未来も。」
「谷崎さんは、光莉の未来を見届けたいと言ってたけど、途中で光莉の前から姿を消したんだよね。詳しく話を私にしてくれない?」
光莉は黙り込んでいた。そして口を開き、小学生時の事故の時から、スーパーでの出来事までを話した。琴音は話をききながら何度も小さくうなずく。
「二人とも苦しんでいたんだね。」
琴音は光莉に向き直り話を続ける。
「光莉は谷崎さんを尊敬していた。命を助けて、その後の人生も変えてくれた。確かに英雄だね。谷崎さんの役に立つため色々と提案するけど、すべて断られていた。でも光莉はその後も会う度に嬉しそうに話しかけていた。私はその様子を何度も見ているからわかるよ。光莉嬉しそうだった」
光莉は小さくうなずいた。
「うん、お話しするだけでも楽しかった」
琴音はさらに語る。
「光莉は大学生活で勉強や恋愛も充実していた。谷崎さんも光莉の大学生活の様子を知っていたと思う。ところで光莉って初恋いつ?」
突然の関係ない質問に困惑した。
「初恋って・・・。大学の時に付き合った元彼かな」
琴音は軽くうなずき、次の質問をした。
「今度は、谷崎さんのこと教えて。光莉が大学時代に谷崎さん出会った後も、谷崎さんは光莉の事を常に考えて心配し、将来の夢を応援してくれたよね」
「うん、いつも励ましてくれてた」
「谷崎さんの生活は不自由なかった?」
「不自由でなかったと思う、実際見ていないけど谷崎さんは大丈夫って言ってた」
琴音はさらに尋ねる。
「谷崎さんは、仕事も大丈夫だったの?」
「仕事は何度か退職したみたい。やはり他の人と比べると仕事をこなすのが遅くなるので難しいみたい」
琴音は光莉を見つめて答えた。
「確かに後遺症があれば、他の人と比べても不利になるかもしれないけど、それは努力や工夫で乗り越えようとしてたみたいだよね」
「うん、工夫すれはやれると、いつも言ってた。」
「光莉は、谷崎さんの事見ていて何か気づいた事とかない?どんな小さなことでもいいから。」
「気づいた事か・・・。時々悩んでいたかな。あと谷崎さんの瞳・・・。」
「瞳?」
光莉は、言葉を選んでいた。一呼吸して伝えた。
「いつも笑顔をわたしに向けていたけど、瞳に光がなかった」
「それは最初から?」
「うーん、光が無いように思えたのは途中から、だんだんと。実際に瞳が光るわけでないから、わたしの感情もあるのかもしれない。ごめん、わからないよ」
琴音は思い当たるような表情をして次の質問をした。
「あと、ここからが重要なんだけど。谷崎さん、いつから光莉の事好きだったの?」
光莉は過去の谷崎との会話を思い出すが答えが出ない。
「わからない。スーパーの出来事の時、初めてわたしは気持ちを知った。わたしの事好きだと思いもよらなかった」
「そうか」と琴音は空を見ながら考えている。そして何度も頷きながら光莉に話す。
「やはり、二人とも不器用だね」
琴音の答えに光莉は理解できていない。
「それはどういう事? 意味がわからない。」
琴音が笑顔で二人の不器用さを話し始めた。
「公園で再開した時には、光莉はすでに谷崎さんの事好きだったんだよ」
光莉は驚き直ぐに反論した。
「それは違う。その時にはわたしには彼氏がいたから」
琴音は続ける。
「光莉の初恋は、谷崎さんだとおもう。光莉の中で谷崎さんは好きを超え、尊敬、その上の英雄まで行ってしまっているから、最初からあった「好き」という気持ちが当たり前すぎて見えていなかったんだよ」
その言葉を聞いた瞬間、光莉の事故後の人生が次々と頭の中に流れた。
確かに、わたしの行動は全て谷崎さんが好きだという事に繋がっているのかもしれない。谷崎さんを憧れて、好きになって、追いかけ続けていたのかもしれない。
琴音は話をつづけた。
「谷崎さんへの気持ちが単なる恩返しならば、光莉の支援を何度か断られたら、そこで止めるよ。だけど光莉はその後もずっと谷崎さんの事心配し支援を考えていた。谷崎さんの事ばかり考えていた。谷崎さんに支援すれば、側に立てらえる。そして一緒に未来を歩める。」
確かにそうだ。わたし自身、言われるまで気づかなかった。わたしはただ支援したいだけではなく、側にいたかったのかもしれない。だから谷崎さんのことを心配し続けていたのだ。そして、彼を支えながら、未来を共に歩んでいきたかったのかもしれない。
琴音は谷崎さんについても話し始めた。
「本人から直接聞いていないけれど、私の考えでは、谷崎さんも光莉と共に一緒にいたかったと思う。でなければ、あんなにしつこい光莉からの申し出、最初の頃で強くさらに断ると思う。しかも一緒に温泉イベントも行ってくれているし。あの時の谷崎さんとても嬉しそうだったよ。」
琴音は悲しそうに話を続けた。
「でもね、谷崎さんが一番苦しんでいたかもしれない。側にいてほしい女性は、好きな人と学生生活を満喫している。年齢も近く、将来も有望だ。それに比べて、谷崎さんは未来を見失っていた。どんなに努力しても乗り越える自信が無い。自分を卑下してしまう。明るい未来を目指す光莉のそばにいると、かえって邪魔になると思ったんだろう。
だから、自ら距離を置いたんだ。もし、光莉の援助を受け楽しい人生を歩んだとしても、いつかは谷崎さんから光莉は離れて行く。楽しかった日々から急に独りぼっちの人生は寂しすぎる。だったら最初から距離を取った方がいいと思ったのかも。どちらにしても、もっと素直に伝えられなかったのかな。谷崎さんの瞳から光が消えていたのはその為だと思う」
光莉はうつむいたまましゃべらない。
琴音は更に続けた。
「でもね、谷崎さんは、スーパーで光莉に酷いことを言ったけど、本心でないと思うよよ。彼、誰よりも周りの人が笑顔になる事を望んでいるから」
光莉は琴音の方へ振り向き尋ねた。
「なぜ、わかるの?」
「そういう人だから、見ていてわかるよ」
琴音のその答えには納得していないようだ。続けて琴音は尋ねる。
「光莉、スーパーで谷崎さんの告白を受けた時、なぜ直ぐに答えなかったの?」
「わたしに彼がいたし、わたしも谷崎さんが好きだと思っていなかったから、どうしていいか分からなかったの。でも今思えば元彼とも何度か喧嘩をしたけど、ほとんどが谷崎さんに関することだった。琴音の言う通り、わたしは昔から谷崎さんを追い続けていたんだ」
そして琴音に向き合い、真剣なまなざしで話した。
「今、琴音の話を聞いて、気持ちが整理できた。谷崎さんは、わたしにとって大切な人だと思う。いや、大切な人だ!」
琴音は笑顔になり、光莉の瞳の中に小さい光が生れそうになっている事を感じていた。
「そうだよね、やっと光莉の本心が出てきた」
しかし光莉は琴音の表情とは逆に暗い表情をした。
「その気持ちに気づいてしまっても、手遅れなの。その気持ちは届ける事が出来ないの。わたしはどうすれば・・・」
光莉の瞳から涙があふれていた。しかし曇った夜空の中で、ぽつんと一筋の光が輝いた。
琴音はそっと肩に手を置き、優しく声をかけた。
「大丈夫。光莉の気持ちは、必ず届くよ。あなたが心から届けたいと思えば、ちゃんと届くから」
光莉は声を詰まらせながらも、力強く答えた。
「うん…届けたい。わたしの気持ちを、ちゃんと届けたい」
光莉の涙が頬を伝うたび、曇り空の奥から一つ、また一つと星が光莉の決意を応援するように顔を出した。そして、どれだけの涙を流しただろうか、光莉は顔上げ琴音を見つめた。
「届けたい・・・、わたしの気持ちを谷崎さんに」
琴音はハッと息をのんだ。
光莉の瞳に宿る決意の光が、背後の夜空に広がる無数の星と重なり合い、ひとつの鮮やかな輝きとなっていた。
「大丈夫届けられるよ、自分を信じて。今はしっかり涙を流す時だよ。」
と光莉の頭を抱き寄せ胸で泣かせていた。
光莉は頭を抱かれて号泣した。
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