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シーワーズ帝国復讐編
第36話 どーも、ドラゴンゾンビです
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前書き
前回のあらすじ
主人公 またアンデットと戯れる
本文
どーも、アンデットを退治に勤しんでいるオッサンです。
MPの回復の為にスキルを使用せずにハルバードを振り回してアンデットを葬っているんだけど、ユリさんたちは大丈夫だろうか。これは、戦争だ。生き残れるか分からない。ましてや、相手は格上だ。今ごろ、何人かは死んでいるだろう...現実は、甘くない。俺が好きな小説みたく、ハッピーエンドみたいな展開は最初から期待していない。
ガァぁガァアァ
「ハア?ドラゴンだと...おいおい、死霊使いが用意していたのはアイツを召喚するためだったのか?」
鑑定結果: 冥砂竜LV85
アンデットを駆逐しながら、片手でスマホを操作し鑑定した。
「ヤベェ、LV85のドラゴンとか。今の姫たちでは勝てない!!どけぇーーっ、腐れ野郎共!!」
俺は、寄ってくるアンデットを蹴散らしながら前に進むが中々進まない。
くそっ、邪魔だ!どけよっ、ユリさんだけでも回収しなければ...
ドォンッ
「この音と振動は、ユリさん?」
『身体能力向上』
スキルを使用し、前に進む速度を早める。MP回復とかぬるいこと考えている暇はない。
「どけぇーーっ、邪魔だっ!!」
しくじった、ミスをした。初めから死霊使いだけに焦点を合わせて攻撃すれば良かった。戦場では何が起きるか分からない、やはり情報収集をもっとするべきだった。
うん?
「今度は、なんだ!!ドラゴンの様子が...腐っていきやがる。死霊使いめ、何かしたな」
鑑定結果:冥砂屍鬼竜LV90
レベルが上がっただと?そんなことあるのか?いや、あるんだろうな。
「チッ。厄介ではあるが、アンデットたちが動きを止めているこの瞬間に魔人族の本陣へ行かないと!」
何故だか知らないが、動きを止めているアンデットの横を通り抜けドラゴンゾンビ周辺にいると思われるユリさんたちのところへ全力で駆け進む。
居た!
「ユリさん!!」
「ケンさん!!」
ユリさんと合流し、今回復讐の協力をしている味方の状況を確認する。ユリさんの近くにはモイラさん、ハルさんは無事魔人を倒したみたいだ。もう一体の魔人も倒れ伏せているようで、ライアさんとカーラさんの姿が確認出来た。あとは姫さまとメイドたちだが...
「ユリさん、あのドラゴンゾンビの近くにあるメイド服の死体はなんだ?」
「シャロちゃんです、姉二人を死霊使いに殺され、激情したシャロちゃんが冥砂竜の近くにいた死霊使いに接近する過程でドラゴンの尾で攻撃され死亡しました」
「その死霊使いは今どこ?」
「シャロちゃんが引きつけてくれたおかげで、死霊使いの胸を貫通させたのですが...それを食べたドラゴンが今の現状です」
「おい!!オメェら突っ立てないでドラゴンゾンビから離れろっ!!」
俺の声に反応して、全員がドラゴンゾンビから距離を取る。まだ動き出さない...
「全員、姫さまのところに集まれ!!」
なぜ、動かない?ドラゴンゾンビ、どうした?
姫さまのところに集まった俺たち。これからどうする?考えろ、俺!!ここでは、ミノスに使った作戦は使えない。ならどうする?
「帝国側に逃げるぞ...今の俺たちには勝てねぇ。なぜ動かないかは知らないが今のうちにここから離れて帝国に押し付ける!」
姫さまは、憔悴した顔で俺を見る。
「マリアとメアリとシャロが殺されました。奴をコロシタイ…」
そんなこと言ってる暇はねーんだよ。
「アルテさん、姫さまを引っ張ってでも連れて行け!俺とユリさんはここでドラゴンゾンビの足止めをする!」
アルテさんが姫さまの頬を叩く。
「しっかりしてください!姫さま!貴女がいるから皆はまだ立っていられるのです」
「ごめんなさい...これは戦争、絶対に帝国ユルサナイ!」
「アルテさん、兵士に変装して帝国に侵入して、身を隠すこと。この赤い布を渡すしておくよ。その場所に俺とユリさんも行くから」
マジックバックと赤い布を渡して、早く行くように背中を押す。
「今のお前らがいると邪魔だ!早くいけ!」
ご武運を。
誰かは知らないが、その言葉が発しられてすぐ姫さまたちは帝国側だと思われる方角に向かって逃げていく。
「ケンさん、私だけ残したのは彼女たちを見捨てるためですか?」
確かに、囮として帝国側に逃げてもらったという事に見えるだろう。
「違うよ、生き残るためには俺とユリさんで姫さまたちの逃げる時間を稼がなくてはいけない。あのドラゴンゾンビは空を飛べるような体型ではないし、ユリさんの矢なら奴の目に当てることは出来るだろ?あんなデカい目をしているんだから」
「ケンさんはどうするのですか?私との約束はちゃんと覚えていますか?」
「もちろん覚えているよ。ユリさんが矢を放つまでの時間稼ぎをする。そのあと、もう片方の目にコッケンをぶち込んでやる」
アンデットたちは、まだ動き出さない...本当に奇妙な光景だな。命令を待っているとか?
「ユリさん、なんでドラゴンゾンビやアンデットたちは動かないと思う?」
「攻撃されるまで動かないとか、命令を待っているのか、罠があるとかですかね」
「俺もそう思う。作戦中止にしよう、こんな化け物相手にしてたら命が幾つあっても足りない」
「そうですね。このまま大人しく距離をとりましょう」
俺たちはジリジリと帝国側の方向に警戒しながら距離をとる。念のため、攻撃されても対応できるように武器を握り締めている。
バタ、バタッ、バタッ
今度は何?なんの音!?
周囲に居たアンデットが崩れ倒れていく。猛烈に嫌な予感がし、脱兎の如く逃げる。
「おいおいおいおいおいおい!あのドラゴンゾンビ、周囲のアンデットから何か吸い取ってないか?」
「死霊使いが、死ぬ最後に僕の力がこのドラゴンに備わるみたいなこと言ってました!」
「はあ?なにそれ。死霊使いのスキルを行使出来るってことじゃないの?」
「た、たぶん…そうなのですかね」
マジかよ、ドラゴンのスペックに死霊使いの力が備わるって…冗談抜きで笑えない状況だよ。
隠密スキルに身体能力向上スキルを併用させて、全力で逃げる。くそっ、さっき姫たちと一緒に逃げていればよかった。
あー、今日は何回ミスってんの俺!
後書き
次回 直感
前回のあらすじ
主人公 またアンデットと戯れる
本文
どーも、アンデットを退治に勤しんでいるオッサンです。
MPの回復の為にスキルを使用せずにハルバードを振り回してアンデットを葬っているんだけど、ユリさんたちは大丈夫だろうか。これは、戦争だ。生き残れるか分からない。ましてや、相手は格上だ。今ごろ、何人かは死んでいるだろう...現実は、甘くない。俺が好きな小説みたく、ハッピーエンドみたいな展開は最初から期待していない。
ガァぁガァアァ
「ハア?ドラゴンだと...おいおい、死霊使いが用意していたのはアイツを召喚するためだったのか?」
鑑定結果: 冥砂竜LV85
アンデットを駆逐しながら、片手でスマホを操作し鑑定した。
「ヤベェ、LV85のドラゴンとか。今の姫たちでは勝てない!!どけぇーーっ、腐れ野郎共!!」
俺は、寄ってくるアンデットを蹴散らしながら前に進むが中々進まない。
くそっ、邪魔だ!どけよっ、ユリさんだけでも回収しなければ...
ドォンッ
「この音と振動は、ユリさん?」
『身体能力向上』
スキルを使用し、前に進む速度を早める。MP回復とかぬるいこと考えている暇はない。
「どけぇーーっ、邪魔だっ!!」
しくじった、ミスをした。初めから死霊使いだけに焦点を合わせて攻撃すれば良かった。戦場では何が起きるか分からない、やはり情報収集をもっとするべきだった。
うん?
「今度は、なんだ!!ドラゴンの様子が...腐っていきやがる。死霊使いめ、何かしたな」
鑑定結果:冥砂屍鬼竜LV90
レベルが上がっただと?そんなことあるのか?いや、あるんだろうな。
「チッ。厄介ではあるが、アンデットたちが動きを止めているこの瞬間に魔人族の本陣へ行かないと!」
何故だか知らないが、動きを止めているアンデットの横を通り抜けドラゴンゾンビ周辺にいると思われるユリさんたちのところへ全力で駆け進む。
居た!
「ユリさん!!」
「ケンさん!!」
ユリさんと合流し、今回復讐の協力をしている味方の状況を確認する。ユリさんの近くにはモイラさん、ハルさんは無事魔人を倒したみたいだ。もう一体の魔人も倒れ伏せているようで、ライアさんとカーラさんの姿が確認出来た。あとは姫さまとメイドたちだが...
「ユリさん、あのドラゴンゾンビの近くにあるメイド服の死体はなんだ?」
「シャロちゃんです、姉二人を死霊使いに殺され、激情したシャロちゃんが冥砂竜の近くにいた死霊使いに接近する過程でドラゴンの尾で攻撃され死亡しました」
「その死霊使いは今どこ?」
「シャロちゃんが引きつけてくれたおかげで、死霊使いの胸を貫通させたのですが...それを食べたドラゴンが今の現状です」
「おい!!オメェら突っ立てないでドラゴンゾンビから離れろっ!!」
俺の声に反応して、全員がドラゴンゾンビから距離を取る。まだ動き出さない...
「全員、姫さまのところに集まれ!!」
なぜ、動かない?ドラゴンゾンビ、どうした?
姫さまのところに集まった俺たち。これからどうする?考えろ、俺!!ここでは、ミノスに使った作戦は使えない。ならどうする?
「帝国側に逃げるぞ...今の俺たちには勝てねぇ。なぜ動かないかは知らないが今のうちにここから離れて帝国に押し付ける!」
姫さまは、憔悴した顔で俺を見る。
「マリアとメアリとシャロが殺されました。奴をコロシタイ…」
そんなこと言ってる暇はねーんだよ。
「アルテさん、姫さまを引っ張ってでも連れて行け!俺とユリさんはここでドラゴンゾンビの足止めをする!」
アルテさんが姫さまの頬を叩く。
「しっかりしてください!姫さま!貴女がいるから皆はまだ立っていられるのです」
「ごめんなさい...これは戦争、絶対に帝国ユルサナイ!」
「アルテさん、兵士に変装して帝国に侵入して、身を隠すこと。この赤い布を渡すしておくよ。その場所に俺とユリさんも行くから」
マジックバックと赤い布を渡して、早く行くように背中を押す。
「今のお前らがいると邪魔だ!早くいけ!」
ご武運を。
誰かは知らないが、その言葉が発しられてすぐ姫さまたちは帝国側だと思われる方角に向かって逃げていく。
「ケンさん、私だけ残したのは彼女たちを見捨てるためですか?」
確かに、囮として帝国側に逃げてもらったという事に見えるだろう。
「違うよ、生き残るためには俺とユリさんで姫さまたちの逃げる時間を稼がなくてはいけない。あのドラゴンゾンビは空を飛べるような体型ではないし、ユリさんの矢なら奴の目に当てることは出来るだろ?あんなデカい目をしているんだから」
「ケンさんはどうするのですか?私との約束はちゃんと覚えていますか?」
「もちろん覚えているよ。ユリさんが矢を放つまでの時間稼ぎをする。そのあと、もう片方の目にコッケンをぶち込んでやる」
アンデットたちは、まだ動き出さない...本当に奇妙な光景だな。命令を待っているとか?
「ユリさん、なんでドラゴンゾンビやアンデットたちは動かないと思う?」
「攻撃されるまで動かないとか、命令を待っているのか、罠があるとかですかね」
「俺もそう思う。作戦中止にしよう、こんな化け物相手にしてたら命が幾つあっても足りない」
「そうですね。このまま大人しく距離をとりましょう」
俺たちはジリジリと帝国側の方向に警戒しながら距離をとる。念のため、攻撃されても対応できるように武器を握り締めている。
バタ、バタッ、バタッ
今度は何?なんの音!?
周囲に居たアンデットが崩れ倒れていく。猛烈に嫌な予感がし、脱兎の如く逃げる。
「おいおいおいおいおいおい!あのドラゴンゾンビ、周囲のアンデットから何か吸い取ってないか?」
「死霊使いが、死ぬ最後に僕の力がこのドラゴンに備わるみたいなこと言ってました!」
「はあ?なにそれ。死霊使いのスキルを行使出来るってことじゃないの?」
「た、たぶん…そうなのですかね」
マジかよ、ドラゴンのスペックに死霊使いの力が備わるって…冗談抜きで笑えない状況だよ。
隠密スキルに身体能力向上スキルを併用させて、全力で逃げる。くそっ、さっき姫たちと一緒に逃げていればよかった。
あー、今日は何回ミスってんの俺!
後書き
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