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サツキ公国編
第71話 どーも、救出です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 スカイダイビングする
本文
どーも、スカイダイビングをしたオッサンです。
空を駆ける事は何度かしたけど、スカイダイビング自体は初体験かな。似たような事はしたけど、あの高さからダイビングは中々出来ないよ。目を開けるのが大変だけど、いい景色だった。ただ、森の中は最悪。魔蟲だらけ。どんだけいるんだよ、気持ち悪いなー。
鑑定結果:人面樹LV20
「うわー、顔キモい。うじゃうじゃ動くなよ」
『蒼炎、吹き上げろ!』
青い炎が吹き荒れ、数十体の人面樹を焼き尽くす。ギョエええええって鳴くの辞めてもらっていいですか?本当に気持ちも気味も悪い。こんなに森が嫌いになりそうになったのは初めてだよ。
「ケンさん、そろそろ平野地帯に出るけど...何やら騒がしいわ」
「またかよ。関わりたくないから無視して進もう。絶対ロクなことがない」
隠密スキルを発動させ、気配を殺し平野に出る。本当は馬車を使って進みたいのに、なんで行く先に戦闘が起きるんだ!ふざけるな。
「ケンさん、あの馬車に紋章が入っているわ。ドラゴンみたいな紋章ね」
「海の龍じゃないの?そして、その馬車が襲われているということか...」
「よく分かったわね。ちゃんと見てないのに、なんで分かったの?」
「典型的展開だよ。何となく思ったことを口にしただけだから気にしないで。それはそうと、このまま真っ直ぐ進むとその襲われている馬車と鉢合わせするのかな?」
「ええ、間違いなく。私も海を楽しみたいから、あまり騒ぎを起こしたくないの。無視して進むのに賛成だわ」
「海が俺たちを待っている。漁業が禁止されていても俺は必ず遂行する!空から見た海は綺麗だったから、よっぽど大丈夫だと思うけどね」
「海の幸...楽しみ!ケンさん、海の水はどんな味がするのかしら?」
「この世界の海は初めてだから知らないけど、前の世界では塩辛いよ。目に入ると染みる」
「目に入る?水の中に入ったの?」
「海で泳ぐんだ。こうやって...」
ユリさんに平泳ぎの真似を見せて笑わせる。
「ふふふふっ。面白そう、私も泳ぎたいわ」
「なら水着を買わないとね。この世界にもあると思うし」
「水着?」
「水に濡れても大丈夫、海などに着用する服のことだよ。ユリさんが身につけているような下着みたいなやつだね」
「えっ!?そんなに肌を出すの?ううぅ、他の人に肌を晒したくない。どうしたらいい?ケンさん」
「うーん、現地行ってみないと分かんない。全部前の世界の知識に過ぎないから」
「そうよね。半袖とハーフパンツくらいなら着ても良いかしら。うーん、悩むわ」
「まだ実際に見ていないし、観光気分で楽しもう」
「ええ、期待しているわ。サツキ公国」
あー、これは、期待ハズレだったら怒るパターンじゃない?頼むよ、平和のためにユリさんの期待に応えてくれ、サツキ公国!
「ねぇ、ケンさん...馬車から降りた人、ティアラ付けているのだけど。しかも高価そうなドレス」
「マジかよ!絶対関わりたくないんだけど...」
「無理よ、あの人、こちらを向いているわ」
「はあ?隠密スキル使っているのに?」
「たぶん、見えているのだと思う。巻き込まれるわね、これは」
「嘘だろおおお。世の中、俺たちに厳しくない?」
「はぁ、仕方ないわ。助けを求められるまで傍観しましょう」
傍観を決め込む俺たち。木に寄りかかり座る。こちらに気づいているならスマホは出さないほうがいいな。
「ユリさん、戦局はどう?」
「馬車に乗っていた女性側が不利ね。襲っている人数が倍近くいるわ」
「へぇー、それは良いことだ。そのまま...」
うん?この感じ、魔力解放か?
パリパリパリパリンッ
「女性が敵陣営に氷結魔法を展開したわね。殺してはいないみたい。こっちに1人だけでくるわよ」
「何の用だろう。このまま、俺たちを通り過ぎて逃げてくれないかな」
「敵も来るけど...あの紋章、キサラ法国だわ。後ろ姿で分からなかったけど、間違いない」
「よりによってキサラ法国かよ!」
傍観してる場合じゃない。俺たちも逃げないと...
「キサラ法国ならいずれ倒すのだから、助けてあげても良いのでは?」
「ユリさん、そんなに現実甘くないよ?うわ、俺でも視認できる距離まで来てるじゃん。足早くね?」
「ふふっ、あの女性スカートを破って、靴も脱ぎ捨てて走っている。中々根性あるわね」
感心している場合じゃねーよ!もしかして、ユリさんは戦いたいのか?
「えーと、ユリさん。助けるつもり?」
「初めに言ったでしょ。助けを求められるまでは無視よ」
「えー、じゃあなんで動かないの?こっちに...ああ!完全に俺たちに向かって来ているじゃん!」
進行先に魔法を放て!!
火球
弓を使って仕留めろ、女王は足が早い。何としても当てろ!
「ねぇ、俺の耳にも聞こえたんだけどさ...女王だって。嘘だろおお!」
「ケンさん、落ち着きなさい。間もなく、私たちのところに来るわよ」
ドォォオン
火球が何発も俺たちと女王の間に爆ぜる。仮面だけでもつけておくか。ユリさんもいつの間にか仮面つけているし。
「お助け下さい!!仮面の方!報酬は、望まれるものをご用意致します!」
「ケンさん、行くわよ。私が女王を、ケンさんが雑魚の相手をお願いね」
「いや、ちょっ。あー、もう!」
先行してユリさんが、女王の元まで行き魔力障壁を展開して助け出す。俺は、ハルバートを取り出し魔力解放を行いドス黒い魔力を纏わせ、地面に戦斧を叩きつけ魔力を放出させる。
ド、ドッ、ドゴォオオォオン
大地が裂け、裂けた隙間からドス黒い魔力が放出される。ユリさんは、龍眼化で察知して咄嗟に空中に飛び空歩スキルで俺の元に戻ってくる。
「ケンさん、そんな技持っていたの?」
「今試してみた。俺の魔力解放で、ユリさんたちがダメージを負ったことと室内で使用した際に生じた痕跡を見た時に思いついた」
「本当、何でも応用しちゃうんだから。頭良いわよね」
「あの...まだキサラ法国の者が。えっ?全員死んでいる?」
「魔力操作で放出した魔力を形状変化させて、全ての敵の首を刎ねておいた」
これからどうなることやら...
後書き
次回 女王
前回のあらすじ
主人公 スカイダイビングする
本文
どーも、スカイダイビングをしたオッサンです。
空を駆ける事は何度かしたけど、スカイダイビング自体は初体験かな。似たような事はしたけど、あの高さからダイビングは中々出来ないよ。目を開けるのが大変だけど、いい景色だった。ただ、森の中は最悪。魔蟲だらけ。どんだけいるんだよ、気持ち悪いなー。
鑑定結果:人面樹LV20
「うわー、顔キモい。うじゃうじゃ動くなよ」
『蒼炎、吹き上げろ!』
青い炎が吹き荒れ、数十体の人面樹を焼き尽くす。ギョエええええって鳴くの辞めてもらっていいですか?本当に気持ちも気味も悪い。こんなに森が嫌いになりそうになったのは初めてだよ。
「ケンさん、そろそろ平野地帯に出るけど...何やら騒がしいわ」
「またかよ。関わりたくないから無視して進もう。絶対ロクなことがない」
隠密スキルを発動させ、気配を殺し平野に出る。本当は馬車を使って進みたいのに、なんで行く先に戦闘が起きるんだ!ふざけるな。
「ケンさん、あの馬車に紋章が入っているわ。ドラゴンみたいな紋章ね」
「海の龍じゃないの?そして、その馬車が襲われているということか...」
「よく分かったわね。ちゃんと見てないのに、なんで分かったの?」
「典型的展開だよ。何となく思ったことを口にしただけだから気にしないで。それはそうと、このまま真っ直ぐ進むとその襲われている馬車と鉢合わせするのかな?」
「ええ、間違いなく。私も海を楽しみたいから、あまり騒ぎを起こしたくないの。無視して進むのに賛成だわ」
「海が俺たちを待っている。漁業が禁止されていても俺は必ず遂行する!空から見た海は綺麗だったから、よっぽど大丈夫だと思うけどね」
「海の幸...楽しみ!ケンさん、海の水はどんな味がするのかしら?」
「この世界の海は初めてだから知らないけど、前の世界では塩辛いよ。目に入ると染みる」
「目に入る?水の中に入ったの?」
「海で泳ぐんだ。こうやって...」
ユリさんに平泳ぎの真似を見せて笑わせる。
「ふふふふっ。面白そう、私も泳ぎたいわ」
「なら水着を買わないとね。この世界にもあると思うし」
「水着?」
「水に濡れても大丈夫、海などに着用する服のことだよ。ユリさんが身につけているような下着みたいなやつだね」
「えっ!?そんなに肌を出すの?ううぅ、他の人に肌を晒したくない。どうしたらいい?ケンさん」
「うーん、現地行ってみないと分かんない。全部前の世界の知識に過ぎないから」
「そうよね。半袖とハーフパンツくらいなら着ても良いかしら。うーん、悩むわ」
「まだ実際に見ていないし、観光気分で楽しもう」
「ええ、期待しているわ。サツキ公国」
あー、これは、期待ハズレだったら怒るパターンじゃない?頼むよ、平和のためにユリさんの期待に応えてくれ、サツキ公国!
「ねぇ、ケンさん...馬車から降りた人、ティアラ付けているのだけど。しかも高価そうなドレス」
「マジかよ!絶対関わりたくないんだけど...」
「無理よ、あの人、こちらを向いているわ」
「はあ?隠密スキル使っているのに?」
「たぶん、見えているのだと思う。巻き込まれるわね、これは」
「嘘だろおおお。世の中、俺たちに厳しくない?」
「はぁ、仕方ないわ。助けを求められるまで傍観しましょう」
傍観を決め込む俺たち。木に寄りかかり座る。こちらに気づいているならスマホは出さないほうがいいな。
「ユリさん、戦局はどう?」
「馬車に乗っていた女性側が不利ね。襲っている人数が倍近くいるわ」
「へぇー、それは良いことだ。そのまま...」
うん?この感じ、魔力解放か?
パリパリパリパリンッ
「女性が敵陣営に氷結魔法を展開したわね。殺してはいないみたい。こっちに1人だけでくるわよ」
「何の用だろう。このまま、俺たちを通り過ぎて逃げてくれないかな」
「敵も来るけど...あの紋章、キサラ法国だわ。後ろ姿で分からなかったけど、間違いない」
「よりによってキサラ法国かよ!」
傍観してる場合じゃない。俺たちも逃げないと...
「キサラ法国ならいずれ倒すのだから、助けてあげても良いのでは?」
「ユリさん、そんなに現実甘くないよ?うわ、俺でも視認できる距離まで来てるじゃん。足早くね?」
「ふふっ、あの女性スカートを破って、靴も脱ぎ捨てて走っている。中々根性あるわね」
感心している場合じゃねーよ!もしかして、ユリさんは戦いたいのか?
「えーと、ユリさん。助けるつもり?」
「初めに言ったでしょ。助けを求められるまでは無視よ」
「えー、じゃあなんで動かないの?こっちに...ああ!完全に俺たちに向かって来ているじゃん!」
進行先に魔法を放て!!
火球
弓を使って仕留めろ、女王は足が早い。何としても当てろ!
「ねぇ、俺の耳にも聞こえたんだけどさ...女王だって。嘘だろおお!」
「ケンさん、落ち着きなさい。間もなく、私たちのところに来るわよ」
ドォォオン
火球が何発も俺たちと女王の間に爆ぜる。仮面だけでもつけておくか。ユリさんもいつの間にか仮面つけているし。
「お助け下さい!!仮面の方!報酬は、望まれるものをご用意致します!」
「ケンさん、行くわよ。私が女王を、ケンさんが雑魚の相手をお願いね」
「いや、ちょっ。あー、もう!」
先行してユリさんが、女王の元まで行き魔力障壁を展開して助け出す。俺は、ハルバートを取り出し魔力解放を行いドス黒い魔力を纏わせ、地面に戦斧を叩きつけ魔力を放出させる。
ド、ドッ、ドゴォオオォオン
大地が裂け、裂けた隙間からドス黒い魔力が放出される。ユリさんは、龍眼化で察知して咄嗟に空中に飛び空歩スキルで俺の元に戻ってくる。
「ケンさん、そんな技持っていたの?」
「今試してみた。俺の魔力解放で、ユリさんたちがダメージを負ったことと室内で使用した際に生じた痕跡を見た時に思いついた」
「本当、何でも応用しちゃうんだから。頭良いわよね」
「あの...まだキサラ法国の者が。えっ?全員死んでいる?」
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後書き
次回 女王
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