どーも、反逆のオッサンです

わか

文字の大きさ
99 / 145
サツキ公国編

第99話 どーも、時間稼ぎです

しおりを挟む
前書き

前回のあらすじ

主人公 海龍と戦う


本文


どーも、ネイレスさんに乗り移った海龍と戦ったオッサンです。
ネイレスさん抱きかかえて逃げる指示を出した俺。その俺がレストの号令で突撃してくる兵、その後ろに騎士と魔法使い。正直、MPがすっからかんな状況で対応しきれないぞ。

「ケンさん!」

ユリさんから投げ渡された指輪を受け取る。などほど、いい考えだユリさん。

「ハハっ、海龍!お前の溜め込んだ魔力を使わせてもらうぜ」

雨が降り続いている中、水系統の魔法に威力が増す。その法則が継続しているのであればチャンスはある。


氷弾アイスバレット


ドドドドドドド


兵士に向かって弾が無差別に繰り出される。まだ魔力に余裕がありそうだな。一体この魔力をどうするつもりだったのか。後で聞いておかないとな。今からは乱戦になる。俺はゴウケツとコッケンを鞘に戻し、マジックバックからハルバードを取り出し構える。

「言ったはずだ、俺の邪魔をするなら殺されるだけだとしれ!!」


氷爆風アイスハリケーン


兵や騎士を巻き込み、凍傷や当たりどころが悪く瓦礫に埋もれて死んでいく。ハルバードに氷の魔力付与を行い、鋭利さ増させる。

「ラァァアア!」

確実に魔法使いを標的に殺していく。俺の作戦に気づいた騎士たちは魔法使いの前にたち俺のハルバードを受け止める。しかし、それは悪手だ。誰も、ハルバードだけで戦うとは言っていない。ハルバードを手から離し、敵騎士との間合いを詰め、冷気の魔力を込めた拳を敵騎士の顔に突き出す。その威力は絶大で顔が吹き飛ぶ。その隙に、俺の横を通りユリさんたちの方へ向かう兵士がいるが...


『魔力解放!吹き荒れろ!氷針アイスニードル


魔法によって、兵の首や背中や腹に突き刺さり倒れていく。ユリさんには当たっていないようだが、ネイレスさんを背負って逃げるの...


パァァンッ


「はぁ?なんで...」

俺の腹に弾が。なんで一般兵が拳銃を持っているんだよ。

「今だ!!そこの仮面の男に一斉攻撃!!」

レストの声が異様に大きく聞こえる...
血が止まらない...
ヤバい、ヤバい、ヤバい。

俺は地面に落としたハルバードを拾い、斬りかかってくる騎士の剣を受け止める。

「くっ、力が入んねぇ」

血が、血が、血、血、ち、ち、プチ

ああ、もういいや。

「誰が、誰が!!その武器を渡したああ!!」

俺は、受け止めていた剣を払い後方に跳ぶ。仮面が邪魔だが、器用に左目に被さっている布をとり神龍眼を開眼させる。

「ガハハハハ。帝王から直々に頂いたのだよ。鎧を着ていないお前には効果的のようだな。ガハハハハ」

「そうか、帝王が。死んでも、俺の邪魔をするだな...」

ハルバードをマジックバックに仕舞い、ポーションを取り出し弾が貫通した腹にかける。

「確かにお前は強い。だが、飛び道具には弱いようだな。ガハハハハ」


パァンッ


また拳銃が発砲されたが、俺は最小限の動きで避ける。さっきは近くで発砲されたから避けれなかったが、今は距離が離れている。直線上にしか弾は飛ばない。見えれば、避けるのは造作もない。


『氷弾、発射』


海龍が貯めていた魔力を全て放出させ、魔力操作の形状変化で氷弾を数千個作り出し敵を撃ち抜く。

「俺は、やられたら何百倍にして返すだわ。ざまぁ」

氷弾により鎧を貫通して撃ち抜かれた兵が倒れ込む姿を見てほくそ笑む。神龍眼でレストを見るが、騎士を盾にして生き残ってやがる。まあ、いい。レストが聞こえているかは分からないが忠告の意味を込めて言っておく。

「運が良かったなレスト。お前の未来は破滅が待っている。覚えておけよ」

俺はこの場から離脱するため猛ダッシュする。MPが残っていないため隠密スキルが使えない。何処に逃げればいいのやら。



後書き

次回 風前の灯火
しおりを挟む
感想 31

あなたにおすすめの小説

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜

月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。 ※この作品は、カクヨムでも掲載しています。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?

サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。 *この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。 **週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~

ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆ ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。 ※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。

処理中です...