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第一章 聖剣に転生?
罪と罰と
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「打て! 打て! 打て~い!」
領主の声が響くと雨のように矢が降り注いだ。グレイファスに加え、ミフォンヌ、ノイエが撃ち落としてはいるが、ときどき打ちこぼしがあった。対処しきれないほどの量なのだ。
「お、おい、ノイエ。俺はいつまで剣のままなんだ? レアライズとかいうのはどうやるんだ?」
自分が役に立つのかは分からないが、このまま鞘の中に隠れ、傍観者でいるというわけにもいかない、そう思った。
「あーそうか。そうだな。自分ではまだ出れないのか?」
「あ、ああ……出よう出ようとは思っているんだが……どうにも無理だ」
「ふむ。リルル! コイツを大きくしてやれ」
ノイエはグレイファスから、俺=小剣を受け取るとリルルに向かって投げた。
「お、おっきく?」
「うむ。やり方は任せる」
「え~、丸投げな感じなの?」
「うむ。ワシも参戦せねば危うかろう」
「あ、うん。そだねえ」
リルルは俺を地面に突き刺すと、占い師が水晶を撫でるようなポーズをはじめた。
「おっきくなぁ~れ~、おっきくなぁ~れ~い」
う、うん……リルル、ダメっぽいぞ、それは。響くものが……ない。
「リルル、リルル、そいつはたぶんエロじゃなきゃダメだ」
「エ……ロ?」
おいおいおいおいノイエ~なーに言ってんだよ~、こんなときに~、お、俺は、そんなゲスじゃあないよー
「うむ。なでたり擦ったりすればよかろう」
「ほへ~……ラジャ!」
――さわさわ~ なでなで~ スリスリ~
え? は? いやいやいやリルルも少しは悩めよ! 迷えよ! 恥じらえよ~
リルルは速攻で、俺を持つと、なでたり、さすったりし始めた。
う、うおぉぉぉおお、わ、我ながら、な、情けないが、なにか湧き上がるような気がしてきた……が……あ、あとひと押し足りない!
「リルル。オヌシのたわわな胸に挟んでみろ」
「了解!」
え?
――プニュんっ
俺はリルルの胸に挟まった。
「うわぁぁあああああああああああああああ」
――シュパンッ
俺は……俺は……レアライズした。
「ふん、やはりエロではないか、ハルト」
「し、仕方がないだろう! 男の子だもん!」
「フンッ、開き直ってないで領域展開しろ。モフモフで対抗じゃ」
「う、うん……」
顔が赤くなっている気がして、慌てて剣を地面に突き刺した。
――領域展開!
――シュバラパダパダバッ
またしても少し気持ちが悪いような音を立てながら領域が展開、というよりも浸食していった。続いて剣を引き抜くとヤツが現れた……ナマケモノだ。瞬間、ナマケモノ領域内に侵入した矢は失速、空中に停止した。
「うんうんうんうん! やるじゃないかエロボーイ!」
「ミ、ミホリン隊長! 俺はハルトと申しまして、エロボーイとかではないです」
「うんうんうんうん! いいよ、いいよ、いいよ~エロトくん! モフモフしてるねえ~モフモフ! ミホリンあれ、ほっしいなぁ~」
「あ、ちょっとま……」
ミフォンヌは言うやいなやナマケモノに飛びついた。
――ジュザザザザザゾゾゾゾゾゾ
そして、もちろん苔ムシた。
「なにやってんのミホリン……」
「ウワッチョーーーイィ!」
仕方なく俺が苔をはがそうかと手を伸ばした時、ミフォンヌは苔団子を弾き飛ばして飛び出てきた。
「ヌヌヌヌゥ~ やるな! やりおるな~モフモフの~! かくなる上はウチも行くよ!」
――領域展開! 幻蝶乱舞!
ミホリンは叫びながら聖剣を空へ投げた。すると空に円がいくつも重なった曼荼羅のような魔法陣が出現した。そのさらに上に飛んで行った聖剣が落下しながら魔法陣を突き破り落ちてくると、無数の七色の蝶が現れた。
「んー、邪魔な矢ね……還りなさい!」
――シュババババババ
制止した矢に蝶が触れると、それらの矢は反転し、衛兵たちの方へ戻っていった。そして衛兵にぶつかり、地面に突き刺さると根が生え、枝が生え、衛兵を大地に拘束してしまった。
「ぐわぁあああああ」
「うふふふふふぅ~さーあ、邪魔ものは消えたわよん。モフモフの~覚悟なさい!」
ミホリンは聖剣をくるくるくるくると回し始めた。瞳が赤く怪しく輝きだす。ま、まずい、まずい気がする! 逆にまずい予感しかしない! と、頭を抱えたとき
――パシンッ
「ミフォンヌ。オヌシなにをしておるのじゃ!」
ノイエにミフォンヌは叩かれた。
「はにゃ? なにって……敵を……あ……はぅ~ふはははははは! ど、どーだ恐れ入ったかぁ~我がバタフライエフェクトにかかれば、無数の矢などこの通りだ!」
「ぜ、ぜってー違うし。ぜってーナマケモノを殺ろうとしてたし」
「エロトくん? なにか?」
「い、いいえ何でもないっす隊長!」
「うむ、よろしい。じゃーモフモフの~を下げてねん!」
「了解!」
剣を鞘に収めると俺のアメーバーな魔法陣は消え、ナマケモノも消えた。
「んで、領主さん? 協皇の命によりアンタを拘束するよん」
「きょ、協皇? う……嘘だ、嘘だ、嘘だ! 協皇がこんな辺境に興味を持つはずがない!」
「そおね。アンタはやりすぎた。死廻彊団と取引なんかしなければね」
「い、いや、そ、それは!」
「もう遅い!」
ミフォンヌが聖剣を領主に向かって投げると、それを追うように蝶が領主に群がった。聖剣は領主の頭上ギリギリのところに刺さった。遅れて蝶が領主の体に触れると、服は糸にほどけ、縄となり、壁に領主を縫い付けていった。
「よく聞きなさい!」
ミフォンヌはこれまでのフザケたような佇まいを直すと、凛とした声で叫んだ。
「北のノーザンランドが領主ゲルロ・ダーシュウィン。そなたは私利私欲のため領民を苦しめ、あまつさえ私刑を実行しようとした。また、あろうことか死廻彊団と取引をした。これは我が聖剣協会への明確な反逆とみなす。ついてはノーザンランド統治局のリーダー代行のミフォンヌ・リンドバーグが協会に代わって沙汰を下す。領主ゲルロ・ダーシュウィンとその一族は極刑とする。以上!」
静まり返った広場にやがて、ひとつ、またひとつと拍手が起こり、やがて広場中に鳴り響いた。
そうか、そうだな。領民はみなこの領主に苦しめられてきたということか……しかし……極刑って……死刑……だよな?
「あ、あの……」
口を開いたのはロイだった。
「ん? なんだい? キミは」
「え、えと聖剣士サマ、ど、どうか、せめて家族は、領主さまの子供だけは……許してください。し、死刑にはしないでください」
「ん? そんなのダメだよん。だってぇ~罪人は遺恨のないようにぃ~一族もろともに処罰するってのが習わしなんだもん。キミもこの世界にいるのなら知ってるよね?」
「で、でも……あ、あれでも、アルベルトは……と、友達なんだ……どうしようもないやつだけど……」
「ふ~ん~領主の息子も相当に悪鬼と聞いてたけどねえ~おーいエロト、キミはどー思う?」
「え? 俺? てかハルトだけどね!」
「そんな話はどーでもいいじゃん。キミはどーしたほうがいいと思うんだってば」
「いや、俺には関係ないし。いろいろと」
「だからじゃないの。だから聞いてるんだってば。ここにいる領民達はなにがしかこの地のしがらみに縛られている。その点、キミは自由だよね? だからさ、キミの意見を聞かせなさいっての」
「……そ、そういうことなら……死刑はやりすぎだと思う。親は親、子は子だから」
「……そ。じゃ、そーいうことでオッケーイ!」
毅然とした態度からまたもとのミホリンに戻ったミフォンヌは、なんだかすこしホッとしたようにも見えた。
これにて一件落着! と、言いたいところだが、ミフォンヌとグレイファスがやってきた真の目的はグレゴリオだった。グレゴリオとは、ミフォンヌ達が所属する聖剣協会と敵対する魔剣の組織死廻彊団のメンバーであり、ノーザンランドを陰から支配しようと目論んでいたらしい。その証拠をノイエがつかみかけていたと。しかし、領主を捉えたあといくら探してもグレゴリオの姿はなかった。
「チキショウ! やっぱ遅かったじゃないか! 逃げられたじゃないか!」
「そうだな……すまんミフォンヌ」
「追うよ、グレイファス」
「ああ」
早々にミフォンヌらはその地を去ることになった。そして……出立の前にこの地の神官や貴族たちとこの地を治める次の領主について話し合いの場が持たれた。
「そうか……それではこの地に聖剣を所持する貴族は居ないと言うことだね?」
「はい……」
領主の資格のひとつに聖剣を所有する者、というものがあるらしい。
「いや、いるじゃないか」
「え?」
そうだ。俺だ。俺という聖剣を持つ貴族がいる。ロバート・オルシュタイン、リルルの父親だ。そうして彼が暫定領主となった。こうして没落貴族だったオルシュタイン家が、暫定ではあるが領主となったのだった。
領主の声が響くと雨のように矢が降り注いだ。グレイファスに加え、ミフォンヌ、ノイエが撃ち落としてはいるが、ときどき打ちこぼしがあった。対処しきれないほどの量なのだ。
「お、おい、ノイエ。俺はいつまで剣のままなんだ? レアライズとかいうのはどうやるんだ?」
自分が役に立つのかは分からないが、このまま鞘の中に隠れ、傍観者でいるというわけにもいかない、そう思った。
「あーそうか。そうだな。自分ではまだ出れないのか?」
「あ、ああ……出よう出ようとは思っているんだが……どうにも無理だ」
「ふむ。リルル! コイツを大きくしてやれ」
ノイエはグレイファスから、俺=小剣を受け取るとリルルに向かって投げた。
「お、おっきく?」
「うむ。やり方は任せる」
「え~、丸投げな感じなの?」
「うむ。ワシも参戦せねば危うかろう」
「あ、うん。そだねえ」
リルルは俺を地面に突き刺すと、占い師が水晶を撫でるようなポーズをはじめた。
「おっきくなぁ~れ~、おっきくなぁ~れ~い」
う、うん……リルル、ダメっぽいぞ、それは。響くものが……ない。
「リルル、リルル、そいつはたぶんエロじゃなきゃダメだ」
「エ……ロ?」
おいおいおいおいノイエ~なーに言ってんだよ~、こんなときに~、お、俺は、そんなゲスじゃあないよー
「うむ。なでたり擦ったりすればよかろう」
「ほへ~……ラジャ!」
――さわさわ~ なでなで~ スリスリ~
え? は? いやいやいやリルルも少しは悩めよ! 迷えよ! 恥じらえよ~
リルルは速攻で、俺を持つと、なでたり、さすったりし始めた。
う、うおぉぉぉおお、わ、我ながら、な、情けないが、なにか湧き上がるような気がしてきた……が……あ、あとひと押し足りない!
「リルル。オヌシのたわわな胸に挟んでみろ」
「了解!」
え?
――プニュんっ
俺はリルルの胸に挟まった。
「うわぁぁあああああああああああああああ」
――シュパンッ
俺は……俺は……レアライズした。
「ふん、やはりエロではないか、ハルト」
「し、仕方がないだろう! 男の子だもん!」
「フンッ、開き直ってないで領域展開しろ。モフモフで対抗じゃ」
「う、うん……」
顔が赤くなっている気がして、慌てて剣を地面に突き刺した。
――領域展開!
――シュバラパダパダバッ
またしても少し気持ちが悪いような音を立てながら領域が展開、というよりも浸食していった。続いて剣を引き抜くとヤツが現れた……ナマケモノだ。瞬間、ナマケモノ領域内に侵入した矢は失速、空中に停止した。
「うんうんうんうん! やるじゃないかエロボーイ!」
「ミ、ミホリン隊長! 俺はハルトと申しまして、エロボーイとかではないです」
「うんうんうんうん! いいよ、いいよ、いいよ~エロトくん! モフモフしてるねえ~モフモフ! ミホリンあれ、ほっしいなぁ~」
「あ、ちょっとま……」
ミフォンヌは言うやいなやナマケモノに飛びついた。
――ジュザザザザザゾゾゾゾゾゾ
そして、もちろん苔ムシた。
「なにやってんのミホリン……」
「ウワッチョーーーイィ!」
仕方なく俺が苔をはがそうかと手を伸ばした時、ミフォンヌは苔団子を弾き飛ばして飛び出てきた。
「ヌヌヌヌゥ~ やるな! やりおるな~モフモフの~! かくなる上はウチも行くよ!」
――領域展開! 幻蝶乱舞!
ミホリンは叫びながら聖剣を空へ投げた。すると空に円がいくつも重なった曼荼羅のような魔法陣が出現した。そのさらに上に飛んで行った聖剣が落下しながら魔法陣を突き破り落ちてくると、無数の七色の蝶が現れた。
「んー、邪魔な矢ね……還りなさい!」
――シュババババババ
制止した矢に蝶が触れると、それらの矢は反転し、衛兵たちの方へ戻っていった。そして衛兵にぶつかり、地面に突き刺さると根が生え、枝が生え、衛兵を大地に拘束してしまった。
「ぐわぁあああああ」
「うふふふふふぅ~さーあ、邪魔ものは消えたわよん。モフモフの~覚悟なさい!」
ミホリンは聖剣をくるくるくるくると回し始めた。瞳が赤く怪しく輝きだす。ま、まずい、まずい気がする! 逆にまずい予感しかしない! と、頭を抱えたとき
――パシンッ
「ミフォンヌ。オヌシなにをしておるのじゃ!」
ノイエにミフォンヌは叩かれた。
「はにゃ? なにって……敵を……あ……はぅ~ふはははははは! ど、どーだ恐れ入ったかぁ~我がバタフライエフェクトにかかれば、無数の矢などこの通りだ!」
「ぜ、ぜってー違うし。ぜってーナマケモノを殺ろうとしてたし」
「エロトくん? なにか?」
「い、いいえ何でもないっす隊長!」
「うむ、よろしい。じゃーモフモフの~を下げてねん!」
「了解!」
剣を鞘に収めると俺のアメーバーな魔法陣は消え、ナマケモノも消えた。
「んで、領主さん? 協皇の命によりアンタを拘束するよん」
「きょ、協皇? う……嘘だ、嘘だ、嘘だ! 協皇がこんな辺境に興味を持つはずがない!」
「そおね。アンタはやりすぎた。死廻彊団と取引なんかしなければね」
「い、いや、そ、それは!」
「もう遅い!」
ミフォンヌが聖剣を領主に向かって投げると、それを追うように蝶が領主に群がった。聖剣は領主の頭上ギリギリのところに刺さった。遅れて蝶が領主の体に触れると、服は糸にほどけ、縄となり、壁に領主を縫い付けていった。
「よく聞きなさい!」
ミフォンヌはこれまでのフザケたような佇まいを直すと、凛とした声で叫んだ。
「北のノーザンランドが領主ゲルロ・ダーシュウィン。そなたは私利私欲のため領民を苦しめ、あまつさえ私刑を実行しようとした。また、あろうことか死廻彊団と取引をした。これは我が聖剣協会への明確な反逆とみなす。ついてはノーザンランド統治局のリーダー代行のミフォンヌ・リンドバーグが協会に代わって沙汰を下す。領主ゲルロ・ダーシュウィンとその一族は極刑とする。以上!」
静まり返った広場にやがて、ひとつ、またひとつと拍手が起こり、やがて広場中に鳴り響いた。
そうか、そうだな。領民はみなこの領主に苦しめられてきたということか……しかし……極刑って……死刑……だよな?
「あ、あの……」
口を開いたのはロイだった。
「ん? なんだい? キミは」
「え、えと聖剣士サマ、ど、どうか、せめて家族は、領主さまの子供だけは……許してください。し、死刑にはしないでください」
「ん? そんなのダメだよん。だってぇ~罪人は遺恨のないようにぃ~一族もろともに処罰するってのが習わしなんだもん。キミもこの世界にいるのなら知ってるよね?」
「で、でも……あ、あれでも、アルベルトは……と、友達なんだ……どうしようもないやつだけど……」
「ふ~ん~領主の息子も相当に悪鬼と聞いてたけどねえ~おーいエロト、キミはどー思う?」
「え? 俺? てかハルトだけどね!」
「そんな話はどーでもいいじゃん。キミはどーしたほうがいいと思うんだってば」
「いや、俺には関係ないし。いろいろと」
「だからじゃないの。だから聞いてるんだってば。ここにいる領民達はなにがしかこの地のしがらみに縛られている。その点、キミは自由だよね? だからさ、キミの意見を聞かせなさいっての」
「……そ、そういうことなら……死刑はやりすぎだと思う。親は親、子は子だから」
「……そ。じゃ、そーいうことでオッケーイ!」
毅然とした態度からまたもとのミホリンに戻ったミフォンヌは、なんだかすこしホッとしたようにも見えた。
これにて一件落着! と、言いたいところだが、ミフォンヌとグレイファスがやってきた真の目的はグレゴリオだった。グレゴリオとは、ミフォンヌ達が所属する聖剣協会と敵対する魔剣の組織死廻彊団のメンバーであり、ノーザンランドを陰から支配しようと目論んでいたらしい。その証拠をノイエがつかみかけていたと。しかし、領主を捉えたあといくら探してもグレゴリオの姿はなかった。
「チキショウ! やっぱ遅かったじゃないか! 逃げられたじゃないか!」
「そうだな……すまんミフォンヌ」
「追うよ、グレイファス」
「ああ」
早々にミフォンヌらはその地を去ることになった。そして……出立の前にこの地の神官や貴族たちとこの地を治める次の領主について話し合いの場が持たれた。
「そうか……それではこの地に聖剣を所持する貴族は居ないと言うことだね?」
「はい……」
領主の資格のひとつに聖剣を所有する者、というものがあるらしい。
「いや、いるじゃないか」
「え?」
そうだ。俺だ。俺という聖剣を持つ貴族がいる。ロバート・オルシュタイン、リルルの父親だ。そうして彼が暫定領主となった。こうして没落貴族だったオルシュタイン家が、暫定ではあるが領主となったのだった。
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