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第二章 キャラバン
王都への旅立ち
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――ガタガタガタ……
先の事件から数カ月後、俺は荒野を行く馬車の上に居た。
「俺は……納得できない。できるはずがない!」
「まあまあ~でもでも~ハルハルがついてきてくれて、よかったよ~」
俺はリルルとともに幌馬車に乗って王都を目指していた。荒れ地を進む馬車は大きく揺れ、体中が痛くなる。なぜ領主家となり、約束された悠々自適の生活を離れこんなことになったのか……それはやはり貴族階級連中の妬みだった…………
――それは春の日差しが暖かい昼下がりのことだった。リルルの父であるロバート・オルシュタインは領主となっても、慎ましやかな生活を続けており、その日も家族で質素な食事をとっていた。
「領主さま! 領主さま~ 吉報ですぞ!」
普段はかつて下級貴族だったオルシュタインを侮蔑し、無視していた中流貴族の一人コンラッツ卿が満面の笑みでやってきた。
「コンラッツ卿、なにごとですかな?」
「吉報です! オルシュタインさまにあらせられますれば、少し前まで下級貴族として蔑まれ苦汁をなめられてきたことと思います」
「い、いや……それは」
「今でも影で殿下を誹謗、中傷する声が溢れているとのこと。わたくしコンラッツはかねがね心苦しく思っておりました!」
「さ、さようですか……」
――な、何を言ってやがる。誹謗、中傷する中心がコンラッツ、オマエだろーが!
俺ならそう怒鳴りつけてやるところだが、リルルの父親はできた人物だったから聞き流していた。まあ、それが陰謀渦巻く貴族社会を生き抜くために必要なスキルなのかもしれないが。
「それで? コンラッツ卿、今日はどのような?」
「あー失礼失礼。あまりの嬉しさに舞い上がっておりました。リルルお嬢様のことです」
「リルルの件ですと?」
「ええ~ええ~王家の側室に輿入れできることと相成りました!」
――側室? 輿入れ?
「側室ですと? い、いやいや。まだアレは子供ですゆえ……」
「なーにをおっしゃいますか! 先日16歳の祝いを行ったではありませんか! ま、まさかこの縁談を断るということではありますまいな! 殿下のためにと骨を折ったこのコンラッツの顔に泥を塗ると! いやいやいや、すでに話を通してありますので、王家に逆らうと……そういうおつもりですか?」
「そ、そんなことは……いやしかし……」
これが狙いだったのだ。コンラッツの野郎は意地悪い笑いを堪えるのに精一杯に見えた。
「ふざけるな! そんなことは許さねえよ!」
その場に居た俺はたまらず叫んでいた。
「おやおや小聖剣士サマ。これは貴族の、王家の問題。小聖剣士サマといえども不可侵が掟。それを破るおつもりで?」
「ちっ、ロバートのオヤジ! こんなの受ける筋合いはねーぜ!」
「い、いや……それは、しかし……」
「ほほう。王家に逆らうと……叛逆の意志ありと……そういうことですかな?」
コンラッツの野郎は、はなからこれが目的だったのだ。難癖をつけてオルシュタイン家を追い落とす。貴族連中はこういうことばかりを考えていやがる。しかし、それに逆らうことはこの世界ではできない。しかしリルルが側室だなんて……
「私、喜んでうかがいます!」
――リルルは、内容がわかっているのかいないのか、いつもどおりの笑顔でその申し出を受け止めた。
「お、おいリルル。オマエ本当にわかってるのか?」
「ん? 何が?」
「側室ってやつだよ。その……無理して……行かなくてもいいんじゃないか?」
「なーにいってるんだよー。王都だよ? 王家だよ? 花の輿だよ!」
「玉の輿な」
「そーそーそれそれ! そしたらさあ~スイーツ食べ放題じゃない! 私ねケーキが食べたいんだよー。生クリームがたっぷり塗られてイチゴが乗っかってるケーキがたらふく食べたいんだよ~」
「そ、そうか……」
確かに、冬ともなれば領地の大半が雪に覆われるノーザンランドの地は貧しく、ケーキのようなものは一年に一度食べられるかどうかだった。それは領主となっても変わらない。それでも他の貴族連中はそうでもないようだったが。
もし裕福な生活ができるなら、側室として王都に入ることも幸せなのか? この世界では、そうなのかもしれない。俺もそう思うことにした。しかし、ノイエの忠告もあり、俺もついていくことにしたのだ。
「それならノイエがついていけばいいじゃないか!」
俺はそう言ったのだが
「我らの職業、つまりは魔法師は表向きはともかく、裏では嫌われておる。しかも女となれば魔女として忌み嫌われておるのじゃ。ワシがいるだけで災いの種となりかねんからの。ハルト、おヌシに頼みたいのじゃ」
「わ、わかったよ」
そんなことを言われれば引き受けるしかなかった。それにノイエはあのときのミフォンヌが所属する七聖剣会のひとつ、ブラックロワとやらの宗主のもとに報告がある、とのことで別行動することになっていた。
「しっかしさあ~、王家への輿入れって割には、この馬車隊しょぼくない? 護衛も二人だし」
そうだ。イメージから言えば、荘厳な隊列で王都に向かいそうなものなのに、薄汚い幌馬車と護衛の騎兵が二人のみでの移動だった。
しかし、それも含めてコンラッツの策略だったんだ……
先の事件から数カ月後、俺は荒野を行く馬車の上に居た。
「俺は……納得できない。できるはずがない!」
「まあまあ~でもでも~ハルハルがついてきてくれて、よかったよ~」
俺はリルルとともに幌馬車に乗って王都を目指していた。荒れ地を進む馬車は大きく揺れ、体中が痛くなる。なぜ領主家となり、約束された悠々自適の生活を離れこんなことになったのか……それはやはり貴族階級連中の妬みだった…………
――それは春の日差しが暖かい昼下がりのことだった。リルルの父であるロバート・オルシュタインは領主となっても、慎ましやかな生活を続けており、その日も家族で質素な食事をとっていた。
「領主さま! 領主さま~ 吉報ですぞ!」
普段はかつて下級貴族だったオルシュタインを侮蔑し、無視していた中流貴族の一人コンラッツ卿が満面の笑みでやってきた。
「コンラッツ卿、なにごとですかな?」
「吉報です! オルシュタインさまにあらせられますれば、少し前まで下級貴族として蔑まれ苦汁をなめられてきたことと思います」
「い、いや……それは」
「今でも影で殿下を誹謗、中傷する声が溢れているとのこと。わたくしコンラッツはかねがね心苦しく思っておりました!」
「さ、さようですか……」
――な、何を言ってやがる。誹謗、中傷する中心がコンラッツ、オマエだろーが!
俺ならそう怒鳴りつけてやるところだが、リルルの父親はできた人物だったから聞き流していた。まあ、それが陰謀渦巻く貴族社会を生き抜くために必要なスキルなのかもしれないが。
「それで? コンラッツ卿、今日はどのような?」
「あー失礼失礼。あまりの嬉しさに舞い上がっておりました。リルルお嬢様のことです」
「リルルの件ですと?」
「ええ~ええ~王家の側室に輿入れできることと相成りました!」
――側室? 輿入れ?
「側室ですと? い、いやいや。まだアレは子供ですゆえ……」
「なーにをおっしゃいますか! 先日16歳の祝いを行ったではありませんか! ま、まさかこの縁談を断るということではありますまいな! 殿下のためにと骨を折ったこのコンラッツの顔に泥を塗ると! いやいやいや、すでに話を通してありますので、王家に逆らうと……そういうおつもりですか?」
「そ、そんなことは……いやしかし……」
これが狙いだったのだ。コンラッツの野郎は意地悪い笑いを堪えるのに精一杯に見えた。
「ふざけるな! そんなことは許さねえよ!」
その場に居た俺はたまらず叫んでいた。
「おやおや小聖剣士サマ。これは貴族の、王家の問題。小聖剣士サマといえども不可侵が掟。それを破るおつもりで?」
「ちっ、ロバートのオヤジ! こんなの受ける筋合いはねーぜ!」
「い、いや……それは、しかし……」
「ほほう。王家に逆らうと……叛逆の意志ありと……そういうことですかな?」
コンラッツの野郎は、はなからこれが目的だったのだ。難癖をつけてオルシュタイン家を追い落とす。貴族連中はこういうことばかりを考えていやがる。しかし、それに逆らうことはこの世界ではできない。しかしリルルが側室だなんて……
「私、喜んでうかがいます!」
――リルルは、内容がわかっているのかいないのか、いつもどおりの笑顔でその申し出を受け止めた。
「お、おいリルル。オマエ本当にわかってるのか?」
「ん? 何が?」
「側室ってやつだよ。その……無理して……行かなくてもいいんじゃないか?」
「なーにいってるんだよー。王都だよ? 王家だよ? 花の輿だよ!」
「玉の輿な」
「そーそーそれそれ! そしたらさあ~スイーツ食べ放題じゃない! 私ねケーキが食べたいんだよー。生クリームがたっぷり塗られてイチゴが乗っかってるケーキがたらふく食べたいんだよ~」
「そ、そうか……」
確かに、冬ともなれば領地の大半が雪に覆われるノーザンランドの地は貧しく、ケーキのようなものは一年に一度食べられるかどうかだった。それは領主となっても変わらない。それでも他の貴族連中はそうでもないようだったが。
もし裕福な生活ができるなら、側室として王都に入ることも幸せなのか? この世界では、そうなのかもしれない。俺もそう思うことにした。しかし、ノイエの忠告もあり、俺もついていくことにしたのだ。
「それならノイエがついていけばいいじゃないか!」
俺はそう言ったのだが
「我らの職業、つまりは魔法師は表向きはともかく、裏では嫌われておる。しかも女となれば魔女として忌み嫌われておるのじゃ。ワシがいるだけで災いの種となりかねんからの。ハルト、おヌシに頼みたいのじゃ」
「わ、わかったよ」
そんなことを言われれば引き受けるしかなかった。それにノイエはあのときのミフォンヌが所属する七聖剣会のひとつ、ブラックロワとやらの宗主のもとに報告がある、とのことで別行動することになっていた。
「しっかしさあ~、王家への輿入れって割には、この馬車隊しょぼくない? 護衛も二人だし」
そうだ。イメージから言えば、荘厳な隊列で王都に向かいそうなものなのに、薄汚い幌馬車と護衛の騎兵が二人のみでの移動だった。
しかし、それも含めてコンラッツの策略だったんだ……
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