ダンジョン・エクスプローラー

或日

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013:地下2階4

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「おい、何か来るぞ」
 エディから警告が入る。先ほどの気配の主がこちらに向かって移動を開始したのだ。
 通路に戻るとすぐに、その先、曲がり角の向こう側から、ずる、ずりと音がする。そして姿を現したものはキノコの形をしていた。
「何だ? ここにもマイコニドか?」
「いや、何か、違っていないか? 向こうのやつは手足があったよな。色も違うような」
 土のエリアにいたマイコニドは茶色のかさに白い柄だった。目の前のキノコは赤茶色のかさに白い柄、ランタンの明かりの下では微妙なところではあったが、言われてみれば確かに色が違っているように見えた。
 そしてこちらは手足に当たる部分がない。白い柄の下部分がヒダのように広がっていて、それを動かして移動しているようだった。ここは明らかな違いだった。
「もしかしてシュリーカーなんじゃ‥‥」
 カリーナが言おうとした途中で、キノコのかさの部分からキャーーーーーーッという激しい音、声のようなものが辺り一帯に響き渡った。
 先頭にいたエディとクリストが思わず手で耳をふさぐ。
 危険と見たフェリクスが後方からファイア・ボルトを発動、さらにフリアのナイフがシュリーカーへと飛ぶ。
 さらに体勢を立て直したクリストが左手で剣を払うように振り抜き、シュリーカーはその場に崩れ落ちた。
「ち、マイコニドに引っ張られすぎたな。通常のエリア向けのキノコは別にいるってことだ」
「そしてさっきの悲鳴で何かこっちに来る。でも大きくない」
 フリアの警告のすぐ後、何かがバタバタと飛ぶような音が聞こえてくる。
「バットか、バットだな。なるほど、ここは通常の2階の難易度ってことで良さそうだ」
 ラットと並ぶ脅威度の低い魔物だった。空を飛んでいて動きが不安定なために慣れていないと戦いにくいが、単体で見れば弱い魔物だ。
 エディが振り上げた盾の広さを避けられるような速度もなく、たたかれたバットがボトッという感じで地面に落下する。そこを壁に向かって蹴りつけられ動かなくなった。
「他に気配は? ないか、よし。悪い、マイコニドならスルーでいいかと思ったせいだな」
「俺もそう思ったからな、仕方がない。ただ、嫌な配置ではあるな。ここで先にシュリーカーを見ていれば、マイコニドとは戦っていたかもしれん」
「ああ、そういうことも考えられたのか‥‥面倒な」
 マイコニドは率先して攻撃してくるような魔物ではないが、一度戦闘になれば、その周辺にいる見えていないはずのマイコニドも全て敵対してしまう。そしてシュリーカーよりもマイコニドの方が明らかに強力な魔物だった。
「キノコ型って結構種類があるよね、覚えておいた方がいいのかな」
「マイコニド以外は基本全部が敵だからな。マイコニドだけしっかり覚えておけばいいんだろうが」
 シュリーカーからはかさの一部を証明として、そして柄を割ってかさとの境目辺りから魔石を取る。バットは翼と首の付け根辺りに魔石だ。
 回収している間に先行していたフリアが戻ってくる。
「この先は部屋。右に通路だよ」
 危険はないということだったので、そのまま移動を再開する。通路を右に曲がるとすぐに部屋になっていて、右の壁に通路が見えていた。
「どうした?」
 部屋に入ってすぐ、左の壁を気にしたようでフリアが調べている。
「うーん、何だろう、違和感があるんだけど、調べても何もない。罠とかじゃないし、隠し扉にしても仕掛けがよく分からない」
「ひとまずどうしようもなさそうだな。先に通路を確かめるか」
 右の壁にある通路へと移動する。フリアも名残惜しそうに左の壁からは離れてそちらに向かった。と、慌てたようにフリアが駆け出し通路の手前でしゃがみ込んだ。
「ごめん、見落とすところだった。これ、罠だね」
 通路の床に踏むタイプの罠。その先には部屋が見えていて見落としやすい位置だった。
「左の壁に穴がある。これ、何か出てくるよね」
 フリアが床の手を当てていた部分をぐっと押すと、壁の穴から槍が飛び出してきた。槍の先端には当然刃が付いている。これは危険な罠だった。
「ここで直接ダメージを与える罠を出してきたか。そこまで勢いを付けていないことは救いだが、エディ、盾で防げる程度か?」
「そうだな、この程度なら大丈夫だろう。クリストも避けられるだろう?」
「ああ、問題ない。槍も1本だしな。これが何本もあったら話は変わってくるんだが」
「そうなったら俺でも無理だぞ」
 壁一面から槍が飛び出してくる、もっと激しい勢いで飛び出してくる、そうなると話は変わってくる。ダメージがあるどころの話では済まない。
「これはもっと慎重になれって言ってんのかもな」
 シュリーカー、気になる壁、そして罠。そう言われているかのようだった。

 通路を慎重に抜けて部屋に出る。
 左手に扉があったが、その扉の上部は切り取られたようになっていた。
「鍵あり、罠なし、気配あり。何だかバットな予感」
「バットだと上の部分を通り抜けられるよな。さっきのシュリーカーといい、バットが移動するためと考えた方がいいんだろうな。開けてくれ」
「分かった、開けるよ」
 フリアが鍵を外し、そして扉を開けるとそこは通路になっていた。ランタンの明かりに照らされて通路の先が左に曲がっていることが見て取れる。そちらから複数の羽音が聞こえてきた。
「来たな。これは何体いるんだ?」
「3かな、3だね」
「よし、魔法はいいぞ。さっさと片付けよう」
 エディ、クリスト、フリアが待ち受けるところへ、羽音が近づいてくる。そして曲がり角からちらりと姿を見せたところへフリアのナイフが飛んだ。エディとクリストが踏み込み、エディは盾を、クリストは剣をそれぞれ振るい、バットを次々とたたき落としていった。地面に落とされてしまったバットにできることなどない。たとえ息がまだあったとしても続けて蹴りを入れられた時点で終わりだった。
 曲がり角の先には右への分かれ道があり、正面も右もまだ先がありそうだった。それぞれの道へフリアが少しずつ侵入して先を確かめる。
「正面、その先と右への分岐。右、正面と左への分岐。これ分岐の方はぐるっと回るだけの通路になる予感。それと吉報。右の通路の先が行き止まりでそこに宝箱だよ」
「お、ようやく普通の形で宝箱が登場か。待っていたぞ」
 バットの処理が終わったところで宝箱を目指し右の通路へと入る。その先では左への分岐があったが、これは通り過ぎてその先へ。そして行き止まりになっている場所で、宝箱が静かに待っていた。2階に下り立ってからは初めて、通常の形で置かれているだけの宝箱だった。すぐさまフリアが箱を調べ始める。
「鍵なし、罠、あ、あ、罠あり。ごめん、引っかけた。何か飛び出すタイプだと思う。えー、鍵と一緒に動くタイプとかやめてほしい」
「宝箱に罠は初めてじゃないか。よし脇にどいてくれ、エディ、盾を。カリーナ、念のため回復を準備してくれ」
 フリアが鍵穴に器具を突っ込んだまま箱の横へ移動する。エディが箱の正面に盾を置き、飛び出したものを受け止める体勢に。そしてカリーナは液体やガスだった場合も想定して回復を準備する。
「いいかな? 開けるね」
 横から箱の蓋に手をかけたフリアがそっと開けると、キンッという澄んだ音をさせて何かが盾に弾かれた。
「お? 何だ? 針か?」
「羽がある。ダーツっぽい」
 床に転がったそれを拾い上げてしげしげと見ていたフリアが渡してきたものは、確かにダーツのような形をしていた。要するに手で投げるタイプの矢だ。
「正面から開けていたら顔面に飛んでくるわけか。とんでもないな」
「怖いよね。引っかけたのが分かったからいいんだけど、鍵を開けるつもりでガチャガチャやっていたら気がつかないかも」
「そもそも罠があるのが初だろう。宝箱にも罠、それを周知しておくしかないってことだな」
 やはり通路だけでなく、扉にも宝箱にも、どこにでも罠があり得る。そういうことなのだろう。探索は慎重でなければならなかった。
「それで、箱の中は何?」
 回復が不要になったカリーナが目の前の盾ごしにのぞき込むようにして問う。
「あ、待ってね。中身中身、えーと、瓶だね、薬瓶なのかな。赤い液体が入っているよ。これ、きれいな瓶だね」
「どれ、ああ、薬瓶だな。あれだ、ギルドで見せてもらっただろう。最初に見つかったとかいう。あれと同じ形じゃないか」
「そうかも。そうするとこの形で統一するのかな。中は違うね。あれは紫だった」
「毒が紫なら赤は何だろうな。回復薬が赤だったか。色は濃いのか薄いのかここじゃ分からんな。これで紫の薬瓶が出て毒で確定すると面白いんだが」
「色で判別するんだね。それで濃さが違ったりして」
「ありそうな話だ。このダンジョンはそういう仕込みが好きそうだからな。それで同じ赤でも瓶が違うと効果が違ったりしてな」
「蓋がドクロの形していたりしてね。それで赤だったら何なのかなって、なるよね」
「妄想はいいから、まだ先があるわよ」
 クリストとフリアがダンジョンのしてきそうなことを想像しているとカリーナから突っ込みが入る。そう、まだ埋めていない通路があるのだ。
 慌てて通路に引き返すと、ぐるっと回って戻れそうな分岐へ入る。少し先で左へ曲がり、予想通りに最初の通路へと戻れた。これで残りはこの通路の先ということになる。そこは少し進んだところで右への分かれ道と正面とに別れ、そして右は扉に、正面は行き止まりになっていた。扉の上は先ほどと同じように切り落としたように欠けていて、そこを通じてか扉の先の音が漏れてきている
「鍵なし、罠なし、気配複数。さっきからしているのって羽音だよね。バットかな。でもバットにしてはちょっと大きいのがいるね」
 エディとクリストが構え、フェリクスとカリーナも魔法を準備する。それを確認したフリアがそっと扉を開けた。
「サイレンス!」
 扉が開いた瞬間にカリーナの魔法が飛ぶ。バットは聴覚に頼って行動する魔物だ。部屋の中の音を奪ってしまえば脅威度は大きく下がる。そして部屋の外から撃つ魔法には影響しない。
「お、ジャイアント・バットか。ラットと同じパターンだったな」
「ジャイアント1、ノーマル2だよ」
 部屋の中には巨大なコウモリと、多少は大きいと言えるコウモリがいたが、音を失ってしまったせいなのかこちらに向いてすらいない。
「ファイア・ボルト!」
 そこへフェリクスの魔法が飛び、ジャイアント・バットの胴体に命中、激しい炎を上げた。さらに踏み込んだクリストとエディの剣がたたきつけられ、これで地面へと落下してしまう。魔法1発に剣2発、巨大とはいえしょせんはバットなので耐久力は低い。
 ジャイアントがいなくなればあとはノーマルのバットだけだ。続けざまに振るわれる剣の前にあえなく倒されてしまった。

 戦闘が終わったことでサイレンスが解除され、部屋に音が戻る。
 ジャイアントもノーマルも同じバットなので処理の仕方は同じだ。その処理をしている間にフリアが部屋の奥へと入り込んでいく。
「宝箱発見、鍵あり、今度は罠はなし」
「開けていいぞ」
 顔を上げたクリストの言葉に、わーいという感じでフリアが鍵を外し、箱の蓋に手をかけそれを開けた。そして中を見てにんまりとする。
「お、いい物が出たか?」
「うん、宝石、いっぱい」
「え、宝石? たくさんあるの?」
 宝石という言葉に飛びついたカリーナが箱をのぞき込む。確かに色とりどりの宝石が7個、箱の中には収まっていた。
「赤、青、緑、黄、橙、白、黒。全部色が違っているわね。指先くらいの大きさだけど、どれもきれいよ」
「それは金額が期待できるやつだな。分かりやすくていいぞ」
 武器だとか防具だとか、不思議な魔道具だとかはそれはそれで楽しいものだ。だが見ただけでは価値が分からないことも多い。その点でいうと宝石というものは見ただけで価値が分かる。これは探索のモチベーションという点ではやはり良い。宝石が出た、金になる、という喜びだ。
「これで地図も埋まったか? 埋まったな。あとは最初の通路の先にあった扉だけか。もう階段も見つかっているし、そこは残してもいいかもな」
 踏破することは目的ではない。実際のところ階段が見つかったところでこのフロアでの探索は終了でも良かったくらいなのだ。
「階段からの通路にあった扉が3つ、そのうち2つはこれで埋まったね。残り1つ。広さを見ると、あと3分の1残っていると思っていいかもしれないよ」
 フェリクスが地図を見ながら答える。
「そうか、十分だな。残りは後続の楽しみに取っておこう」
 地下2階にまだ未踏破のエリアがあるとなれば、後に続く冒険者たちも楽しめるだろう。きっとそこにも魅力的な宝が待っているのだ。
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