転生した愛し子は幸せを知る

ひつ

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本編

冒険者たちの喝入れ

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「俺たちは冒険者だぜ?魔物を相手にするのが生業とも言える。そんな俺らが魔物から逃げ、世話になってるパッチーナを見捨てたりなんかしねぇよ。なぁ、テルボーさん、これは依頼でいいよな?」


「勿論だ。報酬もしっかり払う。」


「聞いたか野郎ども!!ビビってんじゃねぇぞ!!冒険者の意地を見せろっ!」


「「「うぉおおお!!!」」」


「俺らに混じって裏切ってる奴は容赦しねぇぞ!冒険者としての名が廃る。そんな奴は1人残らず根性叩きのめしてやる!」


「「「そうだそうだ!!!」」」


「攻撃、防御、支援、どんな形でもいい。自分の出来る範囲でこの街を守るぞぉ!!!」


「「「おぉおおおお!!!」」」




 すごい。あの人の存在が冒険者たちの士気を高めてる。祭りの如く響き渡る冒険者たちの雄叫び。



「流石、Aランク冒険者の方ですね。彼は相変わらずリーダーシップに長けていますね。皆の信頼が高く喝入れが上手い。」


「モッサさん!?起きてきて大丈夫なの⁉︎」


「これでは部屋でゆっくり眠れませんしね。サブマスとして把握はしておく必要がありますから。それに防衛隊を任されていますからね。」


 モッサさんは私の近くにやってくると一緒に冒険者たちを見る。


 ねぇ、モッサさん、なんでそんなに彼らを眩しそうに見つめているの??まるでそこに自分の居場所はないみたいに…ねぇ、どうしてなの?
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