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【絵図】
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信長が元服する頃には、尾張の大うつけと民百姓や家臣にまで陰口を言われる様になっていた。
城での生活が息詰まる信長は、鷹狩りにいくと言っては城下町で傾奇者(ホモセクシャル)達と遊んでいた。その中に前田利家と言う同性愛の恋人がいた。
ここでは誰も信長を叱らない、むしろやりたい放題だ。
女装に脇差し姿の信長!その周りには厚化粧で信長の様に女装をした男達や、大槍や大鉈を持って毛皮を羽織る男装の女達がたむろしてる。信長は町の傾奇者達のカリスマだ。
信長が城下町に行くと傾奇者以外にも権力に媚を売る悪党が群がる…そんな連中と城下町でやりたい放題の信長は自らの心をどす黒く染めていく…
信長に祈祷師を連れて来るよう命じられた前田利家が不機嫌な顔をする…
「信長様あの祈祷師はまがい物です、あんなもの会う価値ありませんよ」
利家は信長に祈祷師だろうが何だろうが男が近付くのが気に入らない嫉妬深いたちだ。
「価値があるか無いかは私が決める事!さっさと連れて来て。貴方にも協力して貰うわよ、大切な仕事だから」
協力して貰う“大切な仕事”と言われ気を良くした利家は直ぐに祈祷師を連れて来た。
この祈祷師達は詐欺集団だが、尾張ではまだ詐欺だとバレて無いので何かの祈祷依頼だと思いにやけ顔の祈祷師は信長から大金を稼げると思っている。
「若様何かお話があるとの事で」
信長が何時になく真剣な表情をして利家に尋ねる…
「私達以外は誰も居ないな…」
「はい、すでに人払いもしてありますので」
「…みな近くによれ」
大うつけから大金を稼げると思いにやけている祈祷師に予想外の話を始めて脅す信長。
「この話に拒否権は無い!あるのは、必ず成功させると言う事のみ…裏切り者は殺す!」
信長の狂気に満ちた眼差しが祈祷師に突き刺さる…金縛りにあった様に固まる祈祷師。
「だが仕事の報酬は相応の金を払う。そして殿様の側近として我が物顔で尾張を歩ける…」
断れば殺される…引き受ければ夢の様な報酬。祈祷師もそれだけヤバい仕事だと悟り話を聞き入る。
「貴方達にやって貰う仕事は…
“織田信秀の暗殺”だ…」
!!!!!!!!!
皆が驚いて息を飲む…辺りを静寂が支配する。
… うつけだと思っていたが、とんでもない…自分が殿様に成る為なら実の親も殺すのか恐ろしいヤツだ …
祈祷師は信長が殿様に成るための計画だと思っているが、これは父親信秀への復讐のような物だ…
いっぽう利家の方はと言えば信長に愛されたいだけの恋の奴隷…文字通り言いなりである。
「なるほど…若様の狙いは分かりました、しかし…」
目的は分かったが疑問をぬぐえない祈祷師が尋ねる…
「この様な重大な計画に何故我々を選んだのか…」
小さく微笑んで信長が祈祷師に答える。
「貴方達が詐欺集団だから…」
!!!!!!
ざわつく祈祷師達……
「私がその気になれば虚偽の罪で打ち首よ…」
信長の言葉に祈祷師達は顔を引き吊らせて反論する。
「お待ち下さい、私達は咎められる事は何もありません!神仏と同化して神力を得る…その為の修業を日夜努めてます…何故その様な事を言われますか…」
「そんな建前はどうでもいい、私の目は節穴じゃないの」
「…しかしそんな根も葉もない事を…どうして」
「まぁ待て、話を最後まで聞け…要するに貴方達は犯罪者だ罪を犯すのにためらいが無い、共犯者として頼もしい! …そして貴方達は嘘偽りを暴かれたく無いから裏切ったり密告したりしない…」
… 確かに若様からすればそうかも知れないそこは納得がいく、こちらとしても共犯者ならお互いが弱味を持つため表面上は五分の関係になれる次期殿様と共犯…だから金も権力も手に入ると言う訳か …
「話は分かりました…ですが暗殺は我々の専門外です…剣豪で知られた信秀様を我々の手で葬るとなると、何か良い策でもあれば…」
弱気な祈祷師の発言を聞いて自分を売り込む利家。
「信長様、俺なら一刀両断にして見せますよ!何もこいつらに頼まなくても…」
「こいつらだと‼ガキが舐めた口聞くじゃねぇか…若様の言う通り我らは詐欺集団だ今までに何人殺した事か分かりゃしねぇ…てめぇもぶっ殺すぞ!!」
利家が刀に手を掛ける!
祈祷師達も仕込み杖に手を掛ける!
信長がいきり立つ両者を制する!
「利家!!! 暗殺だと言ったでしょ…信秀にはあくまでも病気で死んでもらう… この計画には祈祷師が相応しい…確かに信秀は強いまさに尾張の虎!しかしイクサの前などに戦勝祈願などを欠かさない…縁担ぎが好きらしい…」
信長の意図を祈祷師が理解した…
「…! なるほど我々祈祷師が近付き易いと…」
「そう言う事…でも、先ずは尾張で一番の祈祷師になってもらう、信秀の信用を買うために」
信長の綿密な計画に感服した祈祷師が頷く。
「利家、みんなにも手伝わせて…有ること無いことを事実として広め祈祷師達の評判を上げるの、ただし暗殺の件は皆にも一切内密よ!祈祷師達で大金を稼ぐ為だとか適当に言っといて」
利家は信長の言った皆には内密を“二人だけの秘密”と恋する乙女チックに解釈して鼻息を荒くする。
「任・せ・て・下・さ・い!!!」
必要以上のボリュームで返事をする利家に唖然とする祈祷師達…
「あと、ヤラセの神隠しをやるから小さい子供の居る大店に目星を付けといて」
「分かりました。直ぐに皆を動かします!」
俄然ヤル気の利家が屋敷を飛び出した。
「貴方達は直に来る尾張での祈祷依頼をどんどんこなしてもらう…一流の祈祷師としてね」
「お任せ下さい!」
信長の号令で傾奇者や行き場の無い浪人達はあちこちに口コミで祈祷師達の評判をあげ予定通り尾張で一番の祈祷師をでっち上げた。
中でも一番効果的だったのは、信長の狙い通りヤラセの神隠しだった…
大店の子供を天狗の面を被って拐い、町中に“天狗の神隠しだ”と騒ぎ立て場を盛り上げたところで祈祷師様の登場!“神の御告げがあった”とあらかじめ知っていた子供の居場所を言い当ててこの神隠し事件を解決!皆が称賛した。
晴れて、祈祷師達は織田信秀のお気に入りになり、城の出入りが許される様になった。
信秀が祈祷師と神事を共にする様になると、信長は祈祷師達に酒席などに呼ばれたら信秀に毒を盛るよう指示した。
少しずつ体調を崩す信秀…最後は哀れなものだった…毒を盛っていた祈祷師達に心の中では早く死ねと逆の事を祈られながら死んでいった。
織田信秀 葬儀
織田信秀の葬儀で喪主を勤めるのは家督を継ぐ信長だ。
名のある僧侶達を数多く招き盛大に行われているのに喪主の信長がまだ来ない…
家臣達が焦りだし、弟の信行に挨拶をさせようとした時…真っ白な天女の衣装で信長があらわれ真っ直ぐに仏前に行き抹香を鷲掴みにして位牌に投げつけた‼
… 良い様ね。父上…これからは私が織田家の当主…酒に毒を盛られたら剣術なんてなんの役にも立たないわねフフフッ …
あまりの奇行に静まり返る葬儀場…信長はなに食わぬ顔でその場を立ち去った。
これを見ていた参列者達は大うつけが殿様じゃ織田家もおしまいだと口々に話し出し葬儀場はどよめき出す。
尾張国 某所
祈祷師隠れ屋敷
信長は鉄砲隊80人を引き連れ、祈祷師達を住まわせて居る屋敷に向かう。信秀暗殺の証拠隠滅の為に祈祷師達の口封じをするつもりだ。
祈祷師達を処刑する大義名分は信秀の体調を偽りの祈祷で悪化させたり町民達をまやかしの神事で惑わしたため。
屋敷の近くに鉄砲隊を待機させ、何食わぬ顔で門をくぐり屋敷の中へ入っていった…
信長の訪問が突然だったため祈祷師達が慌てて出迎える。
「これはこれは信長様わざわざお越し頂かなくともこちらから伺いましたのに…何か急ぎの用でも?」
今回の件が上手くいったのは貴方達のお陰ですと、一人一人に丁寧に礼を言う信長に祈祷師達は信長様の計画のお陰だとお互いを称え成功に酔いしれるが、信長のこの行動は全員が居る事を確認する為だった…
「今日は報告に来ました。貴方達の希望通りこの屋敷を本堂に建て直します、もちろん費用は織田家が持ちます…明日からはしばらく城に泊まりなさい」
私達は仲間だと言わんばかりに本堂が尾張に出来る事を祈祷師達と喜んで見せる信長。
「しかし、こうも上手く行くとは流石信長様です」
「貴方達のお陰です」
「信長様のお役に立てて何よりです」
「ありがとう。じやー私はこれで城に戻るから」
腹黒い祈祷師は先ず本堂の建設を要求していた…信長の弱味を握っていると高を括りその冷酷さを見謝って身の安全を確保する事を怠っていた。
「お送りします」
「大丈夫、護衛を連れてるの」
「そうですか、お城の護衛が居れば安心ですね」
「もう夜も遅いしゆっくり休みなさい」
「それではお言葉に甘えて休ませてもらいます」
… 貴方達はもう用済み、ゆっくり休みなさい。永遠にだけどフフッ …
屋敷から出てきた信長は連れて来た80人の鉄砲隊に攻撃の合図を出した!
一斉に撃ち込まれる弾丸!!轟音と火花が祈祷師達の断末魔…最後の祈り声をかき消した。
城での生活が息詰まる信長は、鷹狩りにいくと言っては城下町で傾奇者(ホモセクシャル)達と遊んでいた。その中に前田利家と言う同性愛の恋人がいた。
ここでは誰も信長を叱らない、むしろやりたい放題だ。
女装に脇差し姿の信長!その周りには厚化粧で信長の様に女装をした男達や、大槍や大鉈を持って毛皮を羽織る男装の女達がたむろしてる。信長は町の傾奇者達のカリスマだ。
信長が城下町に行くと傾奇者以外にも権力に媚を売る悪党が群がる…そんな連中と城下町でやりたい放題の信長は自らの心をどす黒く染めていく…
信長に祈祷師を連れて来るよう命じられた前田利家が不機嫌な顔をする…
「信長様あの祈祷師はまがい物です、あんなもの会う価値ありませんよ」
利家は信長に祈祷師だろうが何だろうが男が近付くのが気に入らない嫉妬深いたちだ。
「価値があるか無いかは私が決める事!さっさと連れて来て。貴方にも協力して貰うわよ、大切な仕事だから」
協力して貰う“大切な仕事”と言われ気を良くした利家は直ぐに祈祷師を連れて来た。
この祈祷師達は詐欺集団だが、尾張ではまだ詐欺だとバレて無いので何かの祈祷依頼だと思いにやけ顔の祈祷師は信長から大金を稼げると思っている。
「若様何かお話があるとの事で」
信長が何時になく真剣な表情をして利家に尋ねる…
「私達以外は誰も居ないな…」
「はい、すでに人払いもしてありますので」
「…みな近くによれ」
大うつけから大金を稼げると思いにやけている祈祷師に予想外の話を始めて脅す信長。
「この話に拒否権は無い!あるのは、必ず成功させると言う事のみ…裏切り者は殺す!」
信長の狂気に満ちた眼差しが祈祷師に突き刺さる…金縛りにあった様に固まる祈祷師。
「だが仕事の報酬は相応の金を払う。そして殿様の側近として我が物顔で尾張を歩ける…」
断れば殺される…引き受ければ夢の様な報酬。祈祷師もそれだけヤバい仕事だと悟り話を聞き入る。
「貴方達にやって貰う仕事は…
“織田信秀の暗殺”だ…」
!!!!!!!!!
皆が驚いて息を飲む…辺りを静寂が支配する。
… うつけだと思っていたが、とんでもない…自分が殿様に成る為なら実の親も殺すのか恐ろしいヤツだ …
祈祷師は信長が殿様に成るための計画だと思っているが、これは父親信秀への復讐のような物だ…
いっぽう利家の方はと言えば信長に愛されたいだけの恋の奴隷…文字通り言いなりである。
「なるほど…若様の狙いは分かりました、しかし…」
目的は分かったが疑問をぬぐえない祈祷師が尋ねる…
「この様な重大な計画に何故我々を選んだのか…」
小さく微笑んで信長が祈祷師に答える。
「貴方達が詐欺集団だから…」
!!!!!!
ざわつく祈祷師達……
「私がその気になれば虚偽の罪で打ち首よ…」
信長の言葉に祈祷師達は顔を引き吊らせて反論する。
「お待ち下さい、私達は咎められる事は何もありません!神仏と同化して神力を得る…その為の修業を日夜努めてます…何故その様な事を言われますか…」
「そんな建前はどうでもいい、私の目は節穴じゃないの」
「…しかしそんな根も葉もない事を…どうして」
「まぁ待て、話を最後まで聞け…要するに貴方達は犯罪者だ罪を犯すのにためらいが無い、共犯者として頼もしい! …そして貴方達は嘘偽りを暴かれたく無いから裏切ったり密告したりしない…」
… 確かに若様からすればそうかも知れないそこは納得がいく、こちらとしても共犯者ならお互いが弱味を持つため表面上は五分の関係になれる次期殿様と共犯…だから金も権力も手に入ると言う訳か …
「話は分かりました…ですが暗殺は我々の専門外です…剣豪で知られた信秀様を我々の手で葬るとなると、何か良い策でもあれば…」
弱気な祈祷師の発言を聞いて自分を売り込む利家。
「信長様、俺なら一刀両断にして見せますよ!何もこいつらに頼まなくても…」
「こいつらだと‼ガキが舐めた口聞くじゃねぇか…若様の言う通り我らは詐欺集団だ今までに何人殺した事か分かりゃしねぇ…てめぇもぶっ殺すぞ!!」
利家が刀に手を掛ける!
祈祷師達も仕込み杖に手を掛ける!
信長がいきり立つ両者を制する!
「利家!!! 暗殺だと言ったでしょ…信秀にはあくまでも病気で死んでもらう… この計画には祈祷師が相応しい…確かに信秀は強いまさに尾張の虎!しかしイクサの前などに戦勝祈願などを欠かさない…縁担ぎが好きらしい…」
信長の意図を祈祷師が理解した…
「…! なるほど我々祈祷師が近付き易いと…」
「そう言う事…でも、先ずは尾張で一番の祈祷師になってもらう、信秀の信用を買うために」
信長の綿密な計画に感服した祈祷師が頷く。
「利家、みんなにも手伝わせて…有ること無いことを事実として広め祈祷師達の評判を上げるの、ただし暗殺の件は皆にも一切内密よ!祈祷師達で大金を稼ぐ為だとか適当に言っといて」
利家は信長の言った皆には内密を“二人だけの秘密”と恋する乙女チックに解釈して鼻息を荒くする。
「任・せ・て・下・さ・い!!!」
必要以上のボリュームで返事をする利家に唖然とする祈祷師達…
「あと、ヤラセの神隠しをやるから小さい子供の居る大店に目星を付けといて」
「分かりました。直ぐに皆を動かします!」
俄然ヤル気の利家が屋敷を飛び出した。
「貴方達は直に来る尾張での祈祷依頼をどんどんこなしてもらう…一流の祈祷師としてね」
「お任せ下さい!」
信長の号令で傾奇者や行き場の無い浪人達はあちこちに口コミで祈祷師達の評判をあげ予定通り尾張で一番の祈祷師をでっち上げた。
中でも一番効果的だったのは、信長の狙い通りヤラセの神隠しだった…
大店の子供を天狗の面を被って拐い、町中に“天狗の神隠しだ”と騒ぎ立て場を盛り上げたところで祈祷師様の登場!“神の御告げがあった”とあらかじめ知っていた子供の居場所を言い当ててこの神隠し事件を解決!皆が称賛した。
晴れて、祈祷師達は織田信秀のお気に入りになり、城の出入りが許される様になった。
信秀が祈祷師と神事を共にする様になると、信長は祈祷師達に酒席などに呼ばれたら信秀に毒を盛るよう指示した。
少しずつ体調を崩す信秀…最後は哀れなものだった…毒を盛っていた祈祷師達に心の中では早く死ねと逆の事を祈られながら死んでいった。
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織田信秀の葬儀で喪主を勤めるのは家督を継ぐ信長だ。
名のある僧侶達を数多く招き盛大に行われているのに喪主の信長がまだ来ない…
家臣達が焦りだし、弟の信行に挨拶をさせようとした時…真っ白な天女の衣装で信長があらわれ真っ直ぐに仏前に行き抹香を鷲掴みにして位牌に投げつけた‼
… 良い様ね。父上…これからは私が織田家の当主…酒に毒を盛られたら剣術なんてなんの役にも立たないわねフフフッ …
あまりの奇行に静まり返る葬儀場…信長はなに食わぬ顔でその場を立ち去った。
これを見ていた参列者達は大うつけが殿様じゃ織田家もおしまいだと口々に話し出し葬儀場はどよめき出す。
尾張国 某所
祈祷師隠れ屋敷
信長は鉄砲隊80人を引き連れ、祈祷師達を住まわせて居る屋敷に向かう。信秀暗殺の証拠隠滅の為に祈祷師達の口封じをするつもりだ。
祈祷師達を処刑する大義名分は信秀の体調を偽りの祈祷で悪化させたり町民達をまやかしの神事で惑わしたため。
屋敷の近くに鉄砲隊を待機させ、何食わぬ顔で門をくぐり屋敷の中へ入っていった…
信長の訪問が突然だったため祈祷師達が慌てて出迎える。
「これはこれは信長様わざわざお越し頂かなくともこちらから伺いましたのに…何か急ぎの用でも?」
今回の件が上手くいったのは貴方達のお陰ですと、一人一人に丁寧に礼を言う信長に祈祷師達は信長様の計画のお陰だとお互いを称え成功に酔いしれるが、信長のこの行動は全員が居る事を確認する為だった…
「今日は報告に来ました。貴方達の希望通りこの屋敷を本堂に建て直します、もちろん費用は織田家が持ちます…明日からはしばらく城に泊まりなさい」
私達は仲間だと言わんばかりに本堂が尾張に出来る事を祈祷師達と喜んで見せる信長。
「しかし、こうも上手く行くとは流石信長様です」
「貴方達のお陰です」
「信長様のお役に立てて何よりです」
「ありがとう。じやー私はこれで城に戻るから」
腹黒い祈祷師は先ず本堂の建設を要求していた…信長の弱味を握っていると高を括りその冷酷さを見謝って身の安全を確保する事を怠っていた。
「お送りします」
「大丈夫、護衛を連れてるの」
「そうですか、お城の護衛が居れば安心ですね」
「もう夜も遅いしゆっくり休みなさい」
「それではお言葉に甘えて休ませてもらいます」
… 貴方達はもう用済み、ゆっくり休みなさい。永遠にだけどフフッ …
屋敷から出てきた信長は連れて来た80人の鉄砲隊に攻撃の合図を出した!
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